令和・万葉集ゆかりの地をめぐる、太宰府観光おすすめポイント

新元号「令和」は、万葉集巻五の「梅花の歌 三十二首」の序文に記された

『初春の月にして、気淑く風らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす』

に由来します。

この梅花の歌は、歌人で大宰府長官だった大伴旅人の邸宅の宴の様子を歌ったもの。

なので、太宰府は、「令和」ゆかりの地として今年訪れておきたい観光地ナンバーワンです。

このページでは、太宰府の令和・万葉集ゆかりの観光スポットを中心に太宰府観光のおすすめポイントをまとめました。

令和・万葉集ゆかりの太宰府観光スポット

坂本八幡宮

令和の由来ともなった「梅花の宴」が開かれた大伴旅人の邸宅跡と言われるのがここ、坂本八幡宮です。

坂本八幡宮出典:4travel.jp

それほど大きくない、のどかな普通の神社なのですが、4月1日に新元号が発表されてからは、令和ゆかりの地を一目見ようと、連日たくさんの参拝客が訪れています。

大宰府には、万葉歌碑が市内のいたるところにありますが、坂本八幡宮の境内にも大伴旅人の歌碑があります。

坂本八幡宮境内の歌碑出典:ひもろぎ逍遥

大宰府政庁跡

坂本八幡宮のすぐ近くには、大伴旅人が大宰帥(大宰府の長官)を勤めた、「大宰府政庁跡」があります。

「都府楼跡」の名でも親しまれる大宰府政庁跡は、現在は公園になっています。

大宰府政庁跡出典:太宰府観光マップ

1300年前、旅人も通勤したかもしれない大宰府政庁への道に歴史のロマンを感じずにはいられません。

大宰府政庁跡周辺にはたくさんの万葉歌碑がありますが、公園内にも4つの歌碑が点在。

万葉の歴史に思いを馳せ、ゆったり流れる情緒ある時間を楽しめます。

大宰府展示館

そして、大宰府政庁跡のすぐそばにあるのが「大宰府展示館」です。

大宰府史跡の発掘調査による出土遺物や模型などで大宰府の歴史と文化を紹介。

令和の由来ともなった「梅花の宴」の様子を再現した博多人形によるジオラマも展示されています。

太宰府観光で行くべき観光名所

福岡県の中部に位置する歴史深い観光都市太宰府市には、そのほかにも魅力的な観光スポットが数多くあります。

太宰府専用観光列車「旅人」

旅人

太宰府へ行くなら、西日本鉄道の観光列車「旅人たびと」がおすすめ。

普通運賃で予約もなく、福岡駅から太宰府まで直通で行くことができます。

「旅人」のネーミングはもちろん大伴旅人から。

外装だけでなく、内装も開運をテーマにしたデザイン・展示が施されていて、電車に乗っているだけでも大宰府を満喫することができます。

学問の神様「太宰府天満宮」

太宰府天満宮:楼門出典:MATCHA

太宰府といえばここを思い出す人も多いはず。

ご存知学問の神様、菅原道真が祀られた全国にある天満宮の総本宮です。

919年に道真公の墓所に醍醐天皇が社殿を造営。

次第に整えられ、現在の本殿は、1591年に筑前国主だった小早川隆景が造営したものです。

太鼓橋」や黒田官兵衛ゆかりの井戸など、みどころはたくさんありますが、万葉の歴史を感じるなら国指定天然記念物「夫婦樟めおとくす」を忘れずに。

夫婦樟出典:太宰府天満宮 観光・参拝ガイド

寄り添うように並び立つ2本のクスノキの樹齢1000~1500年ともいわれ、万葉の歌が詠われた時代から続く歴史の重みを感じずにはいられません。

福岡随一のパワースポット「天開稲荷社」

出典:太宰府天満宮 観光・参拝ガイド

太宰府天満宮での参拝を済ませたら、福岡随一の開運スポットともいわれる天開稲荷神社へ足を延ばすのをお忘れなく。

太宰府天満宮境内の奥から山の方へ進んだ先にあります。

ここでの参拝方法はちょっと変わっています。

なんと社前に並ぶ鈴がずらり12本。

12本の鈴それぞれに干支が書かれているので、自分の干支の鈴を鳴らして、その後奥の大きな鈴を鳴らしてお参りします。

さらに奥へと進んだ先にある石室のような造りの奥の院もパワースポットといわれるだけあって神秘的です。

縁結びで有名な「竈門神社」

竈門神社出典:宝満宮竈門神社

竈門かまど神社」は、創建1350年以上の歴史を誇る由緒ある神社で、古くから「縁結び」「方除け」「厄除け」にご利益がありといわれています。

2012年に「100年後のスタンダード」をコンセプトに建てられたお札お守り授与所は、インテリアデザイナーによる設計。竈門神社お札お守り授与所

近代的で可愛らしいデザインで、女性の人気を集めています。

販売されているお守りも可愛いデザインのものが多いのですが、特に目を引くのが「つがいの干支絵馬」。

毎年可愛らしい2頭のつがいの動物が描かれています。

恋守り むすびの糸恋守り むすびの糸

つがいの干支絵馬つがいの干支絵馬

アクセサリーにように身につけられる「恋守り むすびの糸」はおみやげにもおすすめです。

美しい庭園と「光明禅寺」

光明禅寺出典:じゃらん

光明禅寺は、鎌倉中期に開山した由緒ある禅寺。

地元では「苔寺」ともいわれ、前庭と奥庭の枯山水の庭園の美し和は四季を問いません。

前庭の石庭までは無料で見ることができ、大小15の岩が七・五・三のリズムで「光」の文字に配置されているんだとか。

拝観料200円を納めて本堂に入ると、苔は陸、白砂は大海を表す「一滴海庭」の庭が眼前に広がり、その美しさに思わず息をのみます。

夏は葉と苔の緑と石の白のコントラストが涼やかで、秋には紅葉が色づき色彩の美しさに目を時間を忘れてしまいます。

九州を代表する古寺「観世音寺」と天下三大戒壇「戒壇院」

観世音寺出典:Wikipedia

源氏物語にも登場する観世音寺の歴史は古く、7世紀後半に造営がはじまり、746年に完成したといわれています。

平安時代までは九州の寺院の中心的存在で、たくさんのお堂が建てられていたようです。

その後鑑真によって設けられた戒壇院は、奈良の東大寺・栃木の下野薬師寺とともに「天下三戒壇」の1つに数えられました。
(歴史の中で戒壇院は別宗派となり、隣接していますが別施設となっています。)

平安以降は徐々に衰退。

現在は江戸時代初めに再建された講堂と金堂の二堂があるのみとなっています。

今も残る梵鐘は、京都妙心寺の梵鐘と兄弟鐘といわれ日本一の古さ。

度重なる火災や災害での消失と復興を繰り返した寺院から、万葉から続く歴史の流れを感じずにはいられません。

九州一の博物館「九州国立博物館」

出典:LOTAS TOWN

東京・京都・奈良に次ぐ4番目の国立博物館「九州国立博物館」は、太宰府天満宮の裏手徒歩5分の距離にあります。

他3つの博物館は美術系ですが、九州国立博物館は、旧石器時代から開国までの日本文化について展示する歴史系博物館です。

アジア各地の民族美術の展示が行われたり、国宝や重要文化財も鑑賞することができます。

出典:九州国立博物館

太宰府天満宮から九州国立博物館へは、光が七色に変わる「虹のトンネル」と呼ばれる動く歩道で行くことができます。

4月28日からは金曜と土曜に夜8時までの夜間開館を実施。

夜の九博出典:九州国立博物館

近代的な建物が幻想的な雰囲気に包まれ昼間とは違った雰囲気を味わえます。

太宰府天満宮参道で食べたいおすすめグルメ

梅ヶ枝餅

出典:だざいふなび

太宰府名物といえば何といっても「梅ヶ枝餅」。

菅原道真が大宰府へ権帥として左遷され悄然としていた時に、安楽寺の門前で老婆が餅を売っていた。その老婆が元気を出して欲しいと道真に餅を供し、その餅が道真の好物になった。後に道真の死後、老婆が餅に梅の枝を添えて墓前に供えたのが始まりとされている。別の説では、菅原道真が左遷直後軟禁状態で、食事もままならなかったおり、老婆が道真が軟禁されていた部屋の格子ごしに餅を差し入れする際、手では届かないため梅の枝の先に刺して差し入れたというのが由来とされており、絵巻にものこっている。

出典:Wikipedia

太宰府天満宮参道にはいくつもの梅ヶ枝餅のお店が並びます。

いくつものお店があって迷ってしまいますが、おすすめは「かさの家」と「寺田屋」。

どちらも行列ですぐに分かるほどの人気のお店です。

外から梅ヶ枝餅を焼いている様子を見ることができますが、昔ながらの建物のかさの家が機械式なのに対して、建物の新しい寺田屋では職人が手で焼いているというのは何とも面白いですね。

どちらも店内での食事も楽しむことができます。

どちらが好みの味が、食べ比べてみてはいかがでしょうか。

筑紫庵の太宰府バーガー

太宰府バーガー出典:筑紫庵

筑紫庵は、バーガー・唐揚げの専門店です。

固めのバンズに地元糸島産地鶏から揚げを3つ挟み、大葉、キャベツ、揚げかぼちゃをトッピング。

さらに太宰府名物の梅と自家製タルタルで味付けた一風変わったバーガーです。

ジューシーなから揚げと濃厚なタルタルを梅風味でさっぱりと味わえます。

スターバックス太宰府天満宮表参道店

太宰府天満宮の表参道「かさの家」の向かいにある「スターバックス」も訪れておきたい人気スポットです。

こちらのスタバは全国に十数店舗あるコンセプトストアのひとつ。

建築家・隈研吾氏が「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトのもとに設計。

外観から内装まで、伝統的な木組み構造を用いた特徴あるデザインになっています。

太宰府観光まとめ

新元号「令和」ゆかりの地として注目を集める太宰府のおすすめスポットについてまとめました。

太宰府天満宮を中心にぎゅっとみどころが凝縮している太宰府ですが、令和から万葉集の魅力が再発見されたことで、大宰府政庁など他のスポットも再注目されること間違いなしです。

新しい時代の節目となる令和元年だからこそ、是非ともゆかりの地へ訪れて、そのご利益にあやかりたいものですね。

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