スピーカーとヘッドホンのいいとこどりをした、「ながら聴きオーディオ」のウェアラブルネックスピーカー。
耳をふさがず、臨場感あふれるステレオサウンドを楽しめるので、
- ステレオのサウンドを楽しみたいけれど音量が気になる
- 映画や音楽を楽しみたいが周りの音が聞こえないと困る
- ヘッドホンやイヤホンの圧迫感が苦手
スピーカーとヘッドホンのいいとこどりをした、「ながら聴きオーディオ」のウェアラブルネックスピーカー。
耳をふさがず、臨場感あふれるステレオサウンドを楽しめるので、
という人に人気です。
最初に発売したSONYのSRS-WS1は、生産が追い付かないため受注が休止する事態に。
その後各メーカーから様々な特徴あるネックスピーカーが発売されています。
今回は、おすすめのウェアラブルネックスピーカーとその特徴、性能の比較をまとめました。
自分だけの臨場感あるサウンドを手に入れましょう。
ウェアラブルネックスピーカーの特徴
ウェアラブルネックスピーカーの特徴を一言でいえば、
「スピーカーとヘッドホンのいいとこどり」
です。
以下のような特徴があります。
- ヘッドホンに比べて音の広がりが良く、臨場感がある
- スピーカーに近い音質を比較的に小さな音で楽しめる
- 音楽や映画を楽しみながら、外部の音も聞くことができる
- 機種によっては「音の遅延」がある
- 人間工学に基づくデザインで疲れない
ヘッドホンに比べて音の広がりが良く、臨場感がある
もちろん開放的なステレオ感はスピーカーに比れば劣りますが、音が包み込むように耳の周りに広がります。
耳元近くで響くことによる音圧で空気が震動するため、まるで映画やゲームの中に入り込んだような臨場感を味わうことができます。
また、スピーカーと違い、どこにいても左右の音が均一に聞こえるという点では、スピーカーよりも便利です。

ゲームでは左右の音声が大事なので、臨場感を味わいつつ左右の音も聴き分けれるのはいいですね。
スピーカーに近い音質を比較的に小さな音で楽しめる
スピーカーで同じような臨場感を味わおうとすると、それなりの音量を出さなくてはいけません。
ですが、大きな音は家族や近所に迷惑になってしまいます。
ネックスピーカーは、スピーカーほど大きな音がするわけではないので、隣室を気にせず映像や音楽を楽しむことができます。
音楽や映画を楽しみながら、外部の音も聞くことができる

引用元:SONY
例えばお子さんが寝ている部屋の横で映画や音楽を楽しみたいとき、ヘッドホンやイヤホンをする方法があります。
ですが、それだと耳をふさいでしまうのでお子さんが泣き出したときに気付くことができません。
ネックスピーカーは、耳をふさがないので、外部の音も聴くことができます。
逆に、テレビを見ているときにそばで掃除機をかけられても、問題なくテレビを見続けることができます。
機種によっては「音の遅延」がある
デメリットとしては、基本的にワイヤレス接続なので、接続方法などによっては、音声が映像より遅れてしまうことがあります。
ネックスピーカーのほとんどは、Bluetooth接続で音声データを受信しますが、このときの音声の圧縮方式(コーデック)によって、音声に遅延が生じます。
音楽ならいいですが、ゲームや映画だと映像と音がズレで楽しめないので、用途によって慎重に選んだほうがいいでしょう。
コーデック | 音質 | 遅延 |
---|---|---|
SBC | あまり良くない | あり |
AAC | 良い | 少ない |
aptX | 高音質 | なし |
LDAC | ハイレゾ | なし |
人間工学に基づくデザインで疲れない

引用元:SONY
肩にかけるものなので、長時間の使用は首や肩が疲れそうですよね。
その点、各メーカーとも、人間工学に基づいたデザインで長時間の使用も快適です。
SHARPとJVCのネックスピーカーは88gと極限まで軽量化して肩にかかる負担を減らしています。
また、ヘッドホンやイヤホンは耳に直接音を送るので耳への負担が大きく「聴くこと」に疲れてしまいますが、据置きのスピーカー同様、「聴くこと」への疲れが出にくいのも特徴です。
ウェアラブルネックスピーカーおすすめ7機種
SONY SRS-WS1
重さ | 335g | 充電時間 | 約3時間 |
連続再生時間 | 約7時間 | 通信方式 | 独自通信規格 |
コーデック | — | 遅延 | ほぼなし |
「ウェアラブルネックスピーカー」の代名詞といえばSONYのSRS-WS1です。
2018年のアメトーーク!の家電芸人で紹介され、予想外の大ヒットで売り切れが続出しました。
一番の特徴は、独自の通信規格(Wi-Fi)で接続するため、他の製品に比べて音の遅延がないこと。
また、空気の振動によって低音を補う「パッシブラジエーター」を搭載しているため、音に合わせてネックスピーカーが振動して、さらなる臨場感を味わうことができます。
デメリットは、Bluetooth対応ではないため、スマホとの接続は有線接続になってしまうこと。
そもそもスマホは手元で操作するものなので、そこまでネックではないかなと思います。
遅延がなく、耳を包み込み振動する臨場感あふれるサウンドを楽しめるので、特にゲームや映画の視聴におすすめです。
BOSE SOUNDWEAR
重さ | 260g | 充電時間 | 約3時間 |
連続再生時間 | 約12時間 | 通信方式 | Bluetooth |
コーデック | SBC | 遅延 | あり |
低音のきいた重厚なサウンドで音楽を楽しみたいならBOSEのSOUNDWEARがおすすめです。
BOSEのスピーカーをまんまネックスピーカーにしたような品質で、さすがはBOSEといったクオリティ。
音質に関しては間違いなくNo.1といえます。

デザイン性と合わせてフィット感にもこだわっていて、全体を曲げて調整することができるため、つけていることに対するストレスがありません。

今回紹介する中では唯一の防滴仕様で、別売りで専用のカバーも用意。
スピーカーが耳側を向いているため音漏れも大きくなく、しっかりフィットします。
なので、室内で家事をしながらや、散歩・ジョギング時にも安全に高品質の音楽を楽しめます。
また、Bluetooth接続なのでスマホとの連携が可能。
マイクも内蔵されていて、着信時にバイブレーションで知らせてくれるため、音楽再生中もすぐに通話をすることができます。
唯一のネックは音の遅延が大きいこと。
このため、音楽を聴く以外の用途には不向きです。
ヘッドホンの圧迫感なく、スピーカーのような開放感あるサウンドを楽しみたい方におすすめです。
JBL SOUNDGEAR
重さ | 350g | 充電時間 | 約2時間 |
連続再生時間 | 約6時間 | 通信方式 | Bluetooth |
コーデック | SBC/aptX LL | 遅延 | 少ない |
JBLのSOUNDGEARは、「そこそこの音質でゲームも音楽もどちらも楽しみたい!」という人におすすめ。
付属のトランスミッター(音声を変換して送る装置)を使えば、ほとんど音の遅延なく、テレビ・映画やゲームを楽しめます。
BOSEのような低音域よりも中音域に強いので、音の「聞き取りやすさ」が優れています。
このため、テレビやゲームに向いているといえます。
少し重めなのと、バッテリーのもちが悪いのがネックですが、その分価格は抑えめなので、
「テレビもゲームも音楽も楽しめて、高くないもの」
を探している人におすすめです。
SHARP AQUOSサウンドパートナー AN-SS1
重さ | 88g | 充電時間 | 約2.5時間 |
連続再生時間 | 約14時間 | 通信方式 | Bluetooth4.1 |
コーデック | SBC | 遅延 | 少ない |
SHARPのAQUOSサウンドパートナー AN-SS1は、名前のとおりテレビ視聴にぴったりのネックスピーカーです。
88gとかなり軽量なため疲れにくく、中音域の会話などの音が聞き取りやすいので、テレビや映画の視聴に向いています。
クリアな音声が特徴なので、耳の遠いお年寄りへ、テレビの音量サポートとしての使用をおすすめしているのが、総合家電のSHARPらしい心遣いですね。

軽量な分、重厚な音質での音楽鑑賞には不向きですが、2.5時間の充電で最大14時間も使用可能な上に、スマホと連動して17時間の連続通話も可能です。
耳をふさがず音がクリアなので、運転中の通話などにも向いているのではないかと思います。
SHARP AQUOSサウンドパートナー AN-SX7A
重さ | 280g | 充電時間 | 約5時間 |
連続再生時間 | 約13.5時間 | 通信方式 | Bluetooth5.0 |
コーデック | SBC/aptX | 遅延 | 少ない |
AN-SS1の重低音を強化したのがこちらのAN-SX7Aです。
独自の「ACOUSTIC VIBRATION SYSTEM」というシステムを搭載。
低音を反射して増幅する「バスレフ型構造」と、空気の振動によって低音を補う「パッシブラジエーター型振動ユニット」を組み合わせています。
引用元:SHARP
このため、低音域から中高音域まで臨場感あふれる高音質を楽しむことができます。
AN-SS1では満足できない!という人におすすめです。
JVCケンウッド NAGARAKU SP-A10BT
重さ | 88g | 充電時間 | 約3時間 |
連続再生時間 | 約20時間 | 通信方式 | Bluetooth4.1 |
コーデック | SBC/aptX | 遅延 | 少ない |
SHARPのAQUOSサウンドパートナー AN-SS1と同じく88gと軽量な上に、連続再生時間約20時間と、今回紹介する製品の中では最軽量・最長連続再生です。
やはり軽量な分低音域は弱いですが、中・高音域に強く、人の声がクリア聞こえるのでテレビの視聴などに向いています。
マイクも内蔵されており、スマホの通話にもおすすめです。
SHARPのAN-SS1とスペックも価格帯も近いのでどちらにするか迷いますね。
ここまで近いとどちらがいいかは好みの問題。
ウェアラブルネックスピーカー比較&まとめ
というわけで、おすすめのウェアラブルネックスピーカーを紹介しました。
改めて今回した商品を一覧にまとめました。




