
ごきげんよう、充電大好きのバビです。
「移動中、暇つぶしに動画見てたら思ったよりスマホの電池減っちゃった。帰るまでもたないかも。」
なんてときにバッグにひとつ忍ばせておくと便利なモバイルバッテリー。
ひとつ持っておけばスマホだけでなく、ワイヤレスイヤホンやタブレットにゲーム機、果てはノートPCなど、手持ちのデバイスの思わぬ電池切れを防ぐことができます。
ただ、モバイルバッテリーって、どれも同じに見えて、値段が安いからと良く調べずに購入するとやたら充電が遅かったり、デバイスをフル充電できなくて後悔してしまうことも。
そんな失敗を防ぐために、このページでは、私がこれまで使用したモバイルバッテリーの中からおすすめの製品を種類別にご紹介。
また、容量や出力の選び方といった、モバイルバッテリーを選ぶときにチェックしているポイントも分かりやすくまとめてみました。
モバイルバッテリーを購入する際の参考のひとつとしていただければ幸いです。
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モバイルバッテリー選びのポイント(選び方)
私がモバイルバッテリーを選ぶときは、この5つポイントを意識しています。
- メーカー
- 容量
- 最大出力
- デザイン
- +αの機能
①メーカー:最低限の性能と安全を保証
大前提なんですが、メーカー名もないような怪しい製品は買いません。
最近はさすがに発火したりする危険なものはほとんどありませんが、公称どおりの性能ではない製品がまだあります。
当たり前のように規格違反をしている製品もあったりするので、少なくともそれなりのメーカー製を選ぶのが無難です。
Amazonの場合、商品名にメーカー名が入っていないものは怪しいので避けましょう。
②容量:しっかりフル充電できるか

メーカー名の次に考えるのがバッテリー容量。
バッテリーの容量は「mAh(ミリ・アンペア・アワー)」で表します。
だいたい5,000mAh、10,000mAh、20,000mAhの3つが一般的です。
(もちろんこれ以外に2,500mAhとか12,500mAhなんかもあります。)
おおざっぱに言うと、5,000mAhでだいたいスマホ1台分をフル充電できるくらい。
なので、スマホ1台と合わせて毎日持ち歩くなら5,000mAhで十分で、外出先でそのほかのデバイスも充電することがあるなら10,000mAhあれば安心です。
ただ、当然容量が大きくなればそれに比例してサイズも大きく、重くなっていきます。
私はスマホ2台とワイヤレスイヤホン、日によってタブレットを持ち歩くので、10,000mAhのモバイルバッテリーを1つポーチに入れて持ち歩いています。
自分の持ち歩くデバイスの数や、旅行やデイリーなど、どの場面で使いたいのかなどを考えて選びましょう。
③最大出力:どのデバイスが急速充電できるか

充電の速さは、モバイルバッテリーの出力「W(ワット)」で決まります。
充電される側のデバイスにも受け取れる電力(W)の上限が決まっています。
例えば最新のスマホならだいたい20~30Wに対応しているので、最大出力20W以上のモバイルバッテリーであれば急速充電が可能。
また、MacBookなどのノートPCを充電するなら少なくとも45Wは欲しいところです。
ただ、出力が大きくなると、その分サイズと重さが増していくでの、やはり自分の充電したいデバイスに合わせた出力の製品を選ぶのがいいと思います。
一般的に販売されている最近の製品なら最大20W出力のものがほとんどです。
私は基本的にスマホ用に持ち歩くので、20~30Wのモバイルバッテリーを使っています。
④デザイン:やっぱり見た目もこだわりたい

モバイルバッテリーをAmazonなんかで見ていると、黒いプラスチックのものばっかりなので、デザイン性の高い製品があると、(スペック次第で)思わず買ってしまいます。
普通はそんなに買い替えるものでもないので、スペックはもちろんですが、デザインもこだわったものを選びたいですよね。
NATIVE UNIONやSatechi、belkinなどの製品はデザインにも強いこだわりがあるのでおすすめです。
⑤+αの機能:便利・おもしろい機能があるか

モバイルバッテリーはデバイスを問題なく充電できればいいだけの製品なので、どの製品も大きな違いはないのですが、中には+αの便利な機能や面白い機能を搭載した製品もあります。
たとえば、ワイヤレス充電に対応したものや、iPhoneのMagSafeに対応してマグネットでピタっとくっつくもの、ケーブルとモバイルバッテリーが一体となったものなどなど。
どれも同じで決め手に欠けるときは、そんな+αの機能を持ったモバイルバッテリーを選ぶのも面白いと思います。
おすすめのモバイルバッテリー 10000mAh
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W

カラー | ブラック |
サイズ | 約 107 × 52 × 27 mm |
重さ | 194g |
入力 | USB-C:5V=3A, 9V=2A(最大18W) |
出力 | USB-C :5V=3A, 9V=2.75A (最大20W) USB-C PPS:3.3-6V=3A, 3.3-11V=2.78A(最大25W) USB-A:5V=3A, 9V=2A, 12V=1.5A (最大18W) USB-A Protocol 出力:4.5V=5A, 5V=4.5A USB-A+USB-C:5V=3A (最大15W) |
プロトコル | USB-C:PD3.0, QC4+/3.0/2.0, Apple 5V2.4A, Samsung 5V-2A ,USB BC DCP ,PPS USB-A:QC3.0/2.0, Apple 5V2.4A, Samsung 5V-2A, Samsung AFC, USB BC DCP |
容量 | 10,000mAh(3.7V) |
定格容量 | 6,600mAh(定格電圧5V) |
バッテリーセル | リチウムイオンポリマー |
メーカー | Anker |
同系統の旧機種Anker PowerCore 10000 PD Reduxの最大18W出力から20Wをすっ飛ばして、なんと最大25W出力での高速充電に対応しています。
さらに、Ankerのモバイルバッテリーでは初めてとなる、PPSにも対応。
大幅にアップグレードされているにも関わらず、サイズ・重さは旧機種とほぼ同じ。
価格にいたってはむしろ安くなっているというから驚きです。

最大20Wで充電できるiPhone12、13だけでなく、最大25W充電対応のGalaxy S20、S21シリーズも最大出力で充電することができます。
これだけパワフルなのに重さ200g以下のコンパクトな設計なので、カバンの中でもかさばりません。
バッテリーを100%→0%まで放電して実際に使用できる電力量を計測しました。

実際に使用できるバッテリー容量は、34,827mWh ÷ 3.7V = 9,412mAh。
10,000mAhとの差はバッテリーの電圧を変換するために使われるロスです。
つまり、Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wは変換効率94%以上ということ。
一般的なモバイルバッテリーの変換効率が70~85%程度なので、94%はとんでもなく優秀。
iPhone13やGalaxy S21などの最新スマホも2回以上の充電が可能です。
ただし、付属のケーブルがゴミです。

USB-C & USB-CにUSB-Aコネクタを接続できる、2-in-1タイプの一見便利そうなものですが、USB-Cに取り付けるUSB-Aのコネクタは、危険な規格違反です。
接続している機器が故障したり、場合によっては発火の原因になる可能性も。
それ以外は何の問題もない素晴らしい製品なので、本当に残念。

私も普段持ち歩いている、10,000mAhクラスでは1番おすすめのモバイルバッテリーです。
UGREEN 20W 10000mAhモバイルバッテリー(PB178)

カラー | ブルー&ブラック |
サイズ | 約 105.2 × 52.8 × 24.7mm |
重さ | 約185g(実測) |
入力 | USB-C:5V=3A, 9V=2A(最大18W) |
出力 | USB-C :5V=3A, 9V=2.20A,12V=1.5A (最大20W) USB-A:5V=2.4A, 9V=2A, 12V=1.5A (最大18W) USB-A+USB-C:5V=3A (最大15W) |
プロトコル | USB-C:PD3.0/2.0, QC3.0/2.0, FCP, AFC, Apple 5V2.4A,/5V2A, BC1.2 USB-A:QC3.0/2.0, FCP, AFC, Apple 5V2.4A, 5V2A, BC1.2 |
容量 | 10,000mAh(3.82V) |
バッテリーセル | リチウムイオンポリマー |
メーカー | UGREEN |
UGREEN 20W 10000mAhモバイルバッテリーも同クラスでおすすめのモバイルバッテリーです。

ブルーのボディと丸みのあるデザインもおしゃれですが、1番のポイントはATL製の高品質なバッテリーセルを搭載していること。
ATLは香港にあるTDKの子会社で、その品質を認められiPhoneのバッテリーセルにも採用されている信頼性の高いメーカーです。
最近はバッテリーセルのメーカーを公表していない製品も多い中で、きちんとどこの製品を使用しているのかを公表しているというだけでも好感が持てます。

実際に計測してみた電力量は36,107mWh
36,107mWh ÷ 3.82V = 9,452mAh が、実際に使用できるバッテリー容量なので、変換効率94%以上。
同クラスの一般的なモバイルバッテリーと比べると実際に使える容量が20%は変わってきます。

Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wとの違いは、Ankerが最大22.5Wに対してUGREENは20Wであることと、PPS非対応であること。
「PPS(Programmable Power Supply)」は、電流・電圧を状況に応じて細かく調整することでより効率的に充電することができる機能。
ですが、今のところGalaxyのS20、S21などでしか対応していないので、Galaxy以外を使っていて、デザインが気に入ればこちらもおすすめです。
おすすめのMagSafeモバイルバッテリー
Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)

カラー | ブラック /ホワイト /ブルー /グリーン /パープル |
サイズ | 縦:10.5 cm 横:6.7cm 厚さ:1.3cm |
重さ | 約140g |
ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
USB-C出力 | 5V = 2.4A(最大12W) |
容量 | 5,000mAh |
その他 | MagSafe対応 |
Anker PowerCore Magnetic 5000

カラー | ブラック |
サイズ | 縦:9.3 cm 横:6.3cm 厚さ:1.6cm |
重さ | 約133g |
ワイヤレス出力 | 5W |
USB-C出力 | 5V=2A (最大10W) |
容量 | 5,000mAh |
その他 | MagSafe対応 |
MagSafe対応のモバイルバッテリーでiPhone 12/13 miniに1番のおすすめはAnker PowerCore Magnetic 5000です。
iPhone13 mini

iPhone12 Pro


Baseus MagSafeモバイルバッテリー

カラー | ブルー(ブラック) |
サイズ | 約 145 × 71 × 16.9 mm |
重さ | 約230g |
入力 | USB-C:5V=3A, 9V=2A(最大18W) |
出力 | ワイヤレス:5W/7.5W/10W/15W(最大15W) USB-C :5V=3A, 9V=2.20A, 12V=1.5A (最大20W) PPS:5.0-5.9V=3.0A, 5.0-11.0V=2.0A USB-A:5V=3A, 9V=2A, 12V=1.5A (最大18W) USB-A+USB-C:5V=3A (最大15W) |
容量 | 10,000mAh(3.7V) |
定格容量 | 5,800mAh(定格電圧5V) |
変換効率 | ≧75% |
メーカー | Baseus |



サイズ的にはiPhone12/13(Pro)とほぼ同じ大きさなのできれいにぴったり重なります。

おすすめのワイヤレスモバイルバッテリー
AUKEY Basix Pro(PB-WL02S)

カラー | ブラック |
サイズ | 約 155 × 75 × 16mm |
重さ | 約242g(実測232g) |
入力 | USB-C:(PD 3.0) 5V=3A, 9V=2A (最大18W) |
出力 | ワイヤレス:5W / 7.5W / 10W USB-C: (PD 3.0) 5V=3A / 9V=2.22A / 12V=1.5A (最大20W) USB-A:(QC 3.0) 5V=2.4A / 9V=2A / 12V=1.5A (最大18W)、 (SCP) 4.5V=5A / 5V=4.5A(最大22.5W) |
容量 | 10,000mAh(3.7V) |
パススルー | 〇 |
メーカー | AUKEY |
「AUKEY Basix Pro(PB-WL02S)」は、AUKEYの10,000mAh「スタンド式」ワイヤレスモバイルバッテリーです。
スマホを立てかけて充電する、ちょっと珍しいスタンドタイプ。
ワイヤレス充電の最大出力は10W。
スマホを置く下部のフックは抱え込むように湾曲している上に、全面すべり止めのラバーが貼り付けられているので、ちょっとの衝撃でもズレることはありません。

出力ポートは、QC3.0対応のUSB-AとPD3.0対応のUSB-Cが1つずつ。

有線では、最大22.5Wでの急速充電が可能です。
ワイヤレスと有線×2合わせて最大3台の同時充電が可能で、パススルー充電にも対応しています。
スタンドタイプの利点は、スマホをワイヤレス充電しているときに、いちいち覗き込まなくてもスマホの通知を横目で確認でき、そのままさっと操作ができること。

平置きのQiモバイルバッテリーだと、充電しながらの操作が難しいですが、AUKEY Basix Proはワイヤレス充電中もスマホがぐらつくことがないので、操作してもズレて充電が中断することがありません。
外出先で動画視聴したり、WEBミーティングなどをする人におすすめです。
Anker PowerCore III 10000 Wireless

カラー | ブラック |
サイズ | 約 152 × 68 × 19 mm |
重さ | 約243g |
入力 | USB-C(Power Delivery 3.0): 5V=3A / 9V=2A (最大18W) |
出力 | ワイヤレス:5W / 7.5W / 10W USB-C(Power Delivery 3.0): 5V=3A / 9V=2A (最大18W) USB-A(Quick Charge 3.0):5-6V=3A / 6-9V=2A / 9-12V = 1.5A (最大18W) |
容量 | 10,000mAh |
パススルー | 〇 |
メーカー | Anker |
「Anker PowerCore III 10000 Wireless」は、Ankerの10,000mAhワイヤレスモバイルバッテリーです。
元々Ankerには、「Anker PowerCore Slim 10000 PD」というモバイルバッテリーがあって、そこにワイヤレス充電機能をプラスしたのがこの製品です。
表面はAnker特有の汚れにくく傷のつきにくいメッシュ加工で、中央にすべり止めのシリコンリングを設置。
ワイヤレス充電の最大値は10Wと高速。

入出力可能なPD対応のUSB-Cポートと、出力のみ可能なQC3.0対応のUSB-Aを備え、有線でも最大18Wで急速充電することができます。

もちろんワイヤレス充電をしながら2つのポートでの有線充電も可能。
ワイヤレス×1、有線×2で同時に3台のデバイスを充電することができます。

おまけ的な機能としてスマホスタンドになるフックもあり、ワイヤレス充電しながらは使えませんが、有線で充電しながら電池残量を気にせず動画を楽しむことができます。

Anker PowerCore III 10000 Wirelessは、充電性能はもちろん、Anker独自の多重保護システムで安全性も高いワイヤレスモバイルバッテリーに仕上がっています。
AUKEY PB-Y32

カラー | ブラック |
サイズ | 約 144 × 67 × 17mm |
重さ | 約227g |
入力 | USB-C:(Power Delivery 3.0) DC 5V=2A, 9V=2A (最大18W) Micro-USB:DC 5V=2A, 9V=2A (最大18W) |
出力 | ワイヤレス:5W / 7.5W / 10W USB-C: (Power Delivery 3.0) DC 5V=3A, 9V=2A, 12V=1.5A (最大18W) USB-A:(Quick Charge 3.0) DC 5–6V=3A, 6–9V=2A, 9–12V=1.5A (最大18W) |
容量 | 10,000mAh |
パススルー | 〇 |
メーカー | AUKEY |
「AUKEY PB-Y32」は、AUKEYの10,000mAhワイヤレスモバイルバッテリーです。
ワイヤレス充電の最大出力は10W。
デバイスを置く表面は全面シリコン素材でデバイスをしっかりグリップしてくれます。
側面と裏面はAppleのスペースグレイに似た色のアルミ素材なので、デザインもスタイリッシュ。

出力ポートは、QC対応のUSB-AとPD対応のUSB-Cで、どちらも最大18Wでの急速充電が可能です。

モバイルバッテリー本体を充電する入力側はUSB-Cと、最近では珍しいMicro-USBの2つ。
ワイヤレス充電しながらでも有線充電できるので、最大3台のデバイスを同時充電することができます。

また、一部のスマートウォッチやワイヤレスイヤホンなど、通常充電できない低消費電力デバイスも充電できる低電流(60mA未満)充電モードも搭載。
全面ラバーの製品は他にないので、ちょっとやそっとではズレないワイヤレスモバイルバッテリーを求めている人におすすめです。
おすすめのケーブル内蔵モバイルバッテリー
Anker PowerCore III Slim 5000 with Built-in USB-C Cable

サイズ | 約137.7 × 66.5 × 7.5 mm |
重量 | 約110g |
容量 | 5,000mAh |
合計最大出力 | 10.5W |
Power Delivery | × |
内蔵ケーブル | USB-C 10cm |
スマホとセットで持っておきたいケーブル内蔵モバイルバッテリーならこの「Anker PowerCore III Slim 5000 with Built-in USB-C(Lightning) Cable」がおすすめ。
容量5,000mAhならスマホを1回分フル充電することができます。

2020年グッドデザイン賞を受賞したデザインも素敵ですが、7.5mmという薄さなので、スマホと重ねても片手で操作することができます。

ただし、急速充電には対応していないので、充電出力は最新の製品の半分程度しかないため、充電は遅め。
MagSafeのないAndrodスマホの予備バッテリー的な使い方に向いています。
恐ろしく薄く、軽く、しかもケーブルの持ち運びも不要なので、デイリーで身軽にモバイルバッテリーを持ち歩きたい人におすすめです。
Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable

サイズ | 約145 × 66.5 × 15 mm |
重量 | 約198g |
容量 | 10,000mAh |
合計最大出力 | 18W |
Power Delivery | 〇 |
内蔵ケーブル | USB-C 6cm |
10,000mAhクラスのケーブル内蔵モバイルバッテリーなら「Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」がおすすめ。
こちらはスマホ2台分くらい充電できるケーブル内蔵モバイルバッテリーです。
PD(Power Delivery)対応で出力も18Wなので、急速充電も可能になっています。

ただし、容量と出力が大きい分、厚みも増しているので、スマホと重ねると片手での操作はギリギリかも。
複数デバイスを持ち歩く私の場合、5,000mAhだと少し心許ないので、こちらのほうが便利でした。