ごきげんよう、バビです。
先日新しいノートPCを購入したのですが、ストレージが512GBしかなかったので、追加でPCに挿入するM.2 SSDを購入しようと思って色々探していました。
で、Amazonで安いSSDを探していて見つけたのが、M.2 SSD外付けケースという商品。
これが既製品の外付けSSDよりも安くて高スペック!
M.2 SSDは従来型のSSDよりも小型で転送速度も速い次世代のストレージです。
M.2 SSD外付けケースは、本来PCに内蔵するM.2 SSDをケースに入れて外付けSSDにすることができるという優れもの。

容量も自分で選べるし、余った内蔵M.2 SSDを外付けSSDにすることだってできちゃいます。
私が購入したのは従来方式のSATA接続ですが、NVMe接続なら、さらに圧倒的な転送速度での読み込み/書き込みが可能に。
動画などの大容量データを保存して持ち運ぶのに最適な外付けストレージです。

「自作」といっても組み立てはめちゃくちゃ簡単で、誰でもできます。
ということで、このページでは、M.2 SSD外付けケースについて解説。
私が実際に使用しているTranscendのTS-CM80Sという製品についてレビューします。
CONTENTS
なぜM.2 SSD外付けケースで自作するのがおすすめなのか
M.2 SSDは従来のSSDと何が違う?
これが一般的なM.2 SSD(type2280)です。「エムドットツー」と読みます。
22×80mmと超小型ですが、従来のSSDと同等以上の性能です。

さらに小型の「type2242(22×42mm)」や「type2260(22×60mm)」もありますが、細長いtype2280が一般的です。
さらにM.2 SSDには「めちゃくちゃ高速」の規格と「高速」の規格に分かれます。
- SATA接続(SATA3.0接続)
- NVMe接続(PCIe3.0×NVMe接続)
という2種類があり、NVMe接続はSATA接続のおよそ7倍の速度でデータの読み込み/書き込みが可能です。
理論上の転送速度は以下のとおり。
SATA3.0接続 | 6Gbps( 600MB/秒) |
PCIe3.0×NVMe接続 | 40Gbps(4,000MB/秒) |
NVMeは1秒間に2GBの書き込み/読み込みができるということ。
なので、最近のPCはデスクトップもノートもOSがインストールされるストレージは、M.2 SSDが主流となっています。
昔はPCの電源ボタンを押して、トイレに行ったり、冷蔵庫から飲み物を取り出して戻ってきたらちょうどデスクトップ画面が起動していたものですが、今はそんな暇なく瞬時に立ち上がるのもこれのおかげということ。
既製品よりも安くて高性能
既製品の外付けSSDというと、↓こんなタイプが現在の主流です。
500GBで1万円くらいですが、中身は従来のSATA規格のSSDなので、転送速度は最大540MB/秒。
一方、M.2 SSD外付けケースでNVMe規格を使用して自作すれば、同じ価格・容量でも、7倍高速で小型のSSDが自作可能です。
これなら、わざわざ高い既製品を買う理由はあまりありません。
自作外付けSSDのメリットとデメリット
M.2 SSD外付けケースで自作する外付けSSDのメリットとデメリットをまとめると以下のとおりです。
- サイズが小さい
- 普通の外付けSSDより安い
- 転送速度が高速
- 容量・スペックを自分で決められる(増やすのも簡単)
- 組み立てなど初期設定が必要
- 発熱量が大きい
- 衝撃に弱い(普通の外付けSSDに比べて)
M,2 SSD外付けケースは、22×80mmのM.2 SSDをアルミケースに入れるだけなので、驚くほどの小ささ。
中身のM.2 SSDも自分で選べるので、同じ容量のSSDでも、より安く作成することができます。
中のM.2 SSDは自分で選ぶことができるので、500GBでも1TBでも、自分の用途や予算に合わせて選ぶことができます。
もちろん後で増やしたいと思ったら簡単に交換することも可能。
一方でデメリットとしては、既製品と違って自分で組み立てて、ドライブを設定する手間がかかります。

組み立てといっても、挿してねじでとめるだけなので誰でもできます。また、このページでも設定のやり方を解説しています。
M.2 SSD、特にNVMeは発熱量が大きいというデメリットもあります。
基本的に熱伝導率の高いアルミ製なのでしっかり放熱はされますが、長時間使用していると思ったより熱を持ちます。
特により高速なNVMeは発熱量も大きいので、熱にはやや注意が必要です。
といっても、触れないほど熱くなるわけではないですし、発熱量は既製品でもあまり変わりません。
それから、緩衝材のようなものは入っていない(製品による)ので、やや衝撃に弱いです。
金属製なのでよほどの衝撃でもない限り破損はしないと思いますが、雑には扱わないほうがいいでしょう。

というか、ストレージはどれも雑に扱っちゃダメです。
Transcend TS-CM80Sの外観・サイズ・重量

ここからは私が購入したTranscendのTS-CM80Sという外付けケースをレビューしていきます。
ここまでで超高速のNVMeを推してきましたが、私は速度よりも価格の安さ重視だったので、TS-CM80SはSATA規格用の外付けケースを購入しています。
ケースによってSATA用とNVMe用があるので、購入するときはよく確認するようにしてください。
外観はアルミボディのシンプルなマットシルバー。
サイズは約12×3.36cmで、薄さはわずか7.5mmしかありません。
比重の軽いアルミ製なので重さも41g。M.2 SSDを装着しても100gもありません。
以前購入した古いタイプの外付けSSDと比べる同じ500GBでもこんなにサイズに違いがあります。
もちろん容量は250GBでも1TBでも、中に挿入するM.2 SSD次第なので、自分で自由に選ぶことができます。
ノートPCで使用してもこんなにすっきりしています。
接続インタフェースはUSB-CのUSB 3.1 Gen 1規格に対応。

青い差込口で高速通信が可能なのがUSB3.0以上です。
こんな小さいのに1TB、2TBも入れられるんですからUSBメモリがばからしくなりますね。
Transcend TS-CM80Sの使い方
組み立て
本体以外にUSB TypeAーCケーブルと、ふたなどの固定用のねじ、ドライバーが付属しています。
ここにM.2 SSDを挿入するんですが、私が用意したのはWestern DigitalのWD BLUE 250GB SATA。
価格は4,980円と激安のM.2 SSD。
ブログの画像を保存するだけなので、250GBで十分です(ケチった)。

もっと安いのもあるにはあるんですが、さすがによく知らないメーカー製は怖かった…
まずは外付けケースの中からSSDをセットする基盤を引っ張り出します。
そこへSSDをこんな感じで差し込むだけ。
浮いてるところは付属のねじで固定します。
あとはケースに戻してふたをネジどめするだけ。
ふたをネジでとめた上からテープ式のカバーを貼り付けて完成です。

ね?めちゃくちゃ簡単でしょ?
誰でも3~5分でできちゃいます。
かなりシンプルなつくりなのが分かりますね。
SSDのフォーマットと初期設定
「つないだけどSSDが認識されない!」
と、慌てなくても大丈夫。

私は最初よく分かってなくてちょっと慌てましたけど。
既製の外付けSSDと違って、接続後にフォーマットと初期設定が必要です。
といっても、これもそんなに難しくはありません。
まずは画面左下のWindowsのスタートボタンを右クリックして、「ディスクの管理」を開きます。
フォーマットされていないディスクがある場合、「ディスクの初期化」の画面が開かれます。
データ保存用として使用だけなら「MBR(マスターブートレコード)」のままでOKです。
「ディスクの管理」画面が表示されます。
下に「未割り当て」となっているディスクが表示されているので、右クリックします。
「新しいシンプル ボリューム」を開きます。
「新しいシンプル ボリューム ウィザードの開始」画面が立ち上がるので、「次へ」で進みます。
「ボリューム サイズの指定」に進みます。
「シンプル ボリューム サイズ」には「最大ディスク領域」と同じ数字が入っているので、そのまま「次へ」でOK。
「次のドライブ文字を割り当てる」では、好きなアルファベットを割り当てられますが、デフォルトのままでいいので、そのまま「次へ」で進みます。
「パーティションのフォーマット」の画面が表示される場合は、以下のように選んでフォーマットします。
表示されない場合もありますが、問題ありません。
以上で設定は完了です。
最初「未割り当て」になっていたディスクが「ボリューム(〇;)」に変わっています。
あとは既製品の外付けSSDと同じように使うことができます。
Transcend TS-CM80Sを使ってみた感想
邪魔くさいのが嫌なので、サイズが小さいのが特に気に入っています。
ノートPCのキーボードの上のスペースに置いてみたり。
発熱は結構大きめ。
触るとぬるめのカイロくらいにはなってます。
小型で基盤とケースの隙間がほとんどなく、熱伝導率の高いアルミケースなので多少熱を持つのはしょうがないかなと。
それだけ外に熱を発散して冷却できているんだと思います。
私のPCはCドライブしか割り当てていないので、外付けSSDは普通にDドライブとして使用しています。
外付けSSDだからといって読み込みや書き込みが極端に遅いということもなく、内蔵SSDと使い勝手に全く差はありません。
あと、個人的にはデフォルトのUSBケーブルよりも、差込口がL字タイプのケーブルのほうがおすすめ。
より省スペースに使用できます。
25cmなら千円くらいで買えちゃいます。
一応ベンチマーク(書き込み/読み込み速度)も計測してみました。
私の使っているのはWestern DigitalのWD BLUE 250GB SATAという、SATA規格のM.2 SSDです。
415MB/秒なら十分じゃないでしょうか。
せっかくなのでPC内蔵のM.2 SSD NVMe規格も計測してみました。

2GB/秒!!
とんでもないスピードです。
ということは、NVMe規格ならこれに近い転送速度の外付けSSDになるということですね。
ちなみに同じWestern DigitalのNVMe規格500GBのSSDで7,980円くらいなので、ケース本体と合わせて1万円ちょっとで高速な外付けSSDを作成することができます。
既製品でだとこの価格で同じスペックの外付けSSDは売っていないので、コスパで選ぶなら絶対に内蔵M.2 SSD外付けケースでの自作がおすすめです。
私の紹介したTranscend以外にもM.2 SSD外付けケースは色んな種類があるので、外付けSSDを検討中の人は、ぜひ一度チェックしてみてください。

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