ごきげんよう。ワイヤレス充電にドハマり中のバビ(@shikamori_p)です。
iPhone12のスマホ本体にくっつくMagSafeの登場で、面倒なケーブルの抜き差しがいらないワイヤレス充電に注目が集まっています。

私もMagSafe充電やりたさにiPhone 12 miniを購入してしまいましたw
ものぐさな私は、家でのワイヤレス充電だけでは飽き足らず、外出先でもワイヤレス規格のQi認証を搭載したワイヤレスモバイルバッテリーを使用しています。
以前に比べると充電の出力も上がっているので、スマホを上に乗せるだけで急速充電が可能。
もちろん有線ポートもついているので、普通にケーブルで有線充電もできて、複数のデバイスを同時に充電することもできます。
今後もどんどん進歩してより便利に、より簡単になっていくこと間違いなし。
このページでは、そんなワイヤレスモバイルバッテリーを選ぶポイントと使い方、おすすめの製品を紹介しています。
ワイヤレスモバイルバッテリー選びの参考にどうぞ。
CONTENTS
Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーを選ぶポイント
ワイヤレスモバイルバッテリーを使っていて「これは大事」と思うポイントは以下の4つです。
- 自分の持っているデバイスに合った充電出力か
- ポートの種類と数
- パススルー対応かどうか
- すべり止めの性能
①自分の持っているデバイスに合った充電出力か
まずは充電速度を左右する充電出力がどのくらいか。
充電の出力はW(ワット)で表します。
今のところワイヤレスモバイルバッテリーでのワイヤレス充電の出力は最大で10W。
W=V×Aなので、5V/2A(5V=2A、5V×2A)のように表記されている場合もあります。
そもそもワイヤレス充電をするためには、スマホなどのデバイスも「Qi(チー)認証」という規格に対応している必要があります。
また、ワイヤレス充電の出力が高くても、デバイス側が対応していないとその出力での充電はできません。
例えば主なスマホと対応わっと数を表にすると以下のとおりとなります。
15W | iPhone 12/12Pro、Pixel5、Pixcel4/4XL、LG V50/V40 V30+/V30、LG G7/G8、Sony Xperia XZ3 |
10W | iPhone 12mini、Xperia 1Ⅱ、Galaxy S10+/S10/S10e、S9+/S9、S8+/S8、Note10/9/8 |
7.5W | iPhone 11/11Pro、iPhone 8以降 |
5W | その他Qi認証スマホ |
例えばiPhone11の場合、ワイヤレス充電器が最大10W出力だとしても、受け取れるのは最大7.5Wなので、7.5Wでしか充電できません。
ワイヤレスモバイルバッテリーは、もちろん有線ポートもあって、有線のほうが出力は大きめ。
なので、普段はワイヤレス充電で、急ぎのときは有線で充電するような使い方ができるように、有線での最大出力も確認しておくといいでしょう。
②ポートの種類と数
ワイヤレスモバイルバッテリーとはいいますが、もちろん有線充電にも対応しています。
特にQi(チー)認証対応のスマホとワイヤレスイヤホンなど、複数デバイスを同時に充電したいようなときは、有線ポートの種類と数も重要です。
有名メーカー製であれば、少なくともUSB-AとUSB-Cがそれぞれ1つずつ設置されています。
充電したいデバイスの数、用途に合わせて選びましょう。

PD(パワーデリバリー)3.0、QC(クイックチャージ)3.0といった最新の急速充電規格に対応しているかどうかも重要です。
③パススルー対応かどうか
パススルーは、モバイルバッテリー本体を充電しながらデバイスを充電できる機能のこと。

個人的にこの機能の有無は1番気にするポイントです。
この機能があると、例えば電源のあるカフェや会社で、本体の充電残量を気にせずワイヤレス充電することができます。
ということはつまり、据え置きのワイヤレス充電器と同じように使用できるということ。
製品によっては、ワイヤレスと同時に有線充電ができるものもあります。
④すべり止めの性能
使用していて意外と気になるのがすべり止めがしっかりきいているかどうかということ。

ワイヤレス充電は意外と繊細で、ちょっとのズレで知らないうちに充電が止まってしまうことも。
モバイルバッテリー全体または一部がシリコンで覆われているものや、中心にシリコンリングのすべり止めがあるものなど、メーカーによって様々です。
個人的にはデバイスを乗せる面が全部ラバー加工されている製品のほうが、デバイスをしっかりグリップしてズレにくいのでおすすめです。
Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーの使い方
ワイヤレスモバイルバッテリーでワイヤレス充電を始める方法は大体同じで、本体のどこかのボタンを押して、ランプが点いている間に、Qi認証対応デバイスを置けばワイヤレス充電が開始されます。
(製品によっては、そのまま置くだけで充電が開始されるものもあります。)
スマホの場合、モバイルバッテリーに合わせるように縦に置いても、クロスするように横に置いても変わらず充電することができます。
ケーブルで繋げば複数デバイスを同時に充電することもできます。
有線で充電するときはボタンを押す必要はありません。
おすすめのQi対応ワイヤレスモバイルバッテリー3選
AUKEY PB-Y32
「AUKEY PB-Y32」は、AUKEYの10,000mAhワイヤレスモバイルバッテリーです。
ワイヤレス充電の最大出力は10W。
デバイスを置く表面は全面シリコン素材でデバイスをしっかりグリップするので、ワイヤレス充電しながらでもスマホを操作することができます。
側面と裏面はAppleのスペースグレイに似た色のアルミ素材なので、デザインもスタイリッシュ。
出力ポートは、QC対応のUSB-AとPD対応のUSB-Cで、どちらも最大18Wでの急速充電が可能です。
モバイルバッテリー本体を充電する入力側はUSB-Cと、最近では珍しいMicro-USBの2つ。
ワイヤレス充電しながらでも有線充電できるので、最大3台のデバイスを同時充電することができます。
また、パススルー充電にも対応。
モバイルバッテリー本体を充電しながらワイヤレス充電できるだけではなく、同時に有線で充電することもできます。

他のワイヤレスモバイルバッテリーでは、パススルー充電はワイヤレス充電のみであることが多いので、これは結構凄いです。
さらに、一部のスマートウォッチやワイヤレスイヤホンなど、通常充電できない低消費電力デバイスも充電できる低電流(60mA未満)充電モードも搭載。

AUKEY PB-Y32は、ワイヤレス充電だからこそ必要なしっかりとしたすべり止め、コンパクトでスタイリッシュな高いデザイン性、低電流充電モード搭載と、細かな点までしっかりと作り込まれたモバイルバッテリーです。
Anker PowerCore III 10000 Wireless
「Anker PowerCore III 10000 Wireless」は、Ankerの10,000mAhワイヤレスモバイルバッテリーです。
元々Ankerには、「Anker PowerCore Slim 10000 PD」というモバイルバッテリーがあって、そこにワイヤレス充電機能をプラスしたのがこの製品です。
表面はAnker特有の汚れにくく傷のつきにくいメッシュ加工で、中央にすべり止めのシリコンリングを設置。
ワイヤレス充電の最大値は10Wと高速。

入出力可能なPD対応のUSB-Cポートと、出力のみ可能なQC3.0対応のUSB-Aを備え、有線でも最大18Wで急速充電することができます。

もちろんワイヤレス充電をしながら2つのポートでの有線充電も可能。
ワイヤレス×1、有線×2で同時に3台のデバイスを充電することができます。

おまけ的な機能としてスマホスタンドになるフックもあり、ワイヤレス充電しながらは使えませんが、有線で充電しながら電池残量を気にせず動画を楽しむことができます。

ワイヤレス充電だけですが、パススルー充電にも対応しているので、出力18W以上のUSB充電器に繋げば、卓上ワイヤレス充電器としても利用することができます。
Anker PowerCore III 10000 Wirelessは、充電性能はもちろん、Anker独自の多重保護システムで安全性も高いワイヤレスモバイルバッテリーに仕上がっています。
Anker PowerCore III 10000 Wirelessレビューはこちら
NATIVE UNION JUMP+ WIRELESS POWERBANK
「JUMP+ WIRELESS POWERBANK(ジャンプ ワイヤレス パワーバンク)」は、イギリスのガジェットブランドNATIVE UNIONのデザイン性の高さが魅力のワイヤレスモバイルバッテリーです。
基本的なデザインは上のブラックですが、私が使っているのはファッション・ライフスタイルブランドの「MAISON KITSUNÉ(メゾンキツネ)」とコラボしたコチラ↓のデザイン。
デザイン性では間違いなくNo.1のワイヤレスモバイルバッテリーです。
AnkerやAUKEYに比べると大きくて重いですが、バッテリー容量も12,000mAhと大きめ。
全面シリコンでおおわれていてグリップ力があるため、サイズの割に手になじみやすい作りになっています。
もちろんデバイスを置いてもズレにくく、大きい分安定感もあります。
ワイヤレス充電の出力は5Wと、他に比べるとやや遅め。
ポートはQC3.0対応のUSB-A(出力)と、PD対応のUSB-C(入出力)の2つを搭載。
ワイヤレスと合わせて3台のデバイスを同時充電できます。
パススルー充電にも対応。本体を充電しながら、ワイヤレス充電も有線充電もすることができます。
デザイン性が高いので、そのまま卓上ワイヤレス充電器と併用してもいいかも。
あわただしい平日はコンパクトでサッと急速充電できるタイプが便利ですが、余裕を楽しみたい休日のお供には、多少不便でもおしゃれでカッコいいNATIVE UNION JUMP+ WIRELESS POWERBANKをおすすめします。
NATIVE UNION JUMP+ WIRELESS POWERBANKレビューはこちら
おすすめのQi対応ワイヤレスモバイルバッテリーまとめ
おすすめのワイヤレスモバイルバッテリーをご紹介しました。
今回紹介した機種を一覧にまとめると以下のとおりです。
AUKEY PB-Y32 | Anker PowerCore III 10000 Wireless | NATIVE UNION JUMP+ WIRELESS POWERBANK | |
外観 | ![]() | ![]() | ![]() |
Qi出力 | 10W | 10W | 5W |
ポート | USB-C(18W入出力,PD3.0) USB-A(18W出力,QC3.0) Micro-USB(18W入力) | USB-C(18W入出力,PD3.0) USB-A(18W出力,QC3.0) | USB-C(18W入出力,PD3.0) USB-A(18W出力,QC3.0) |
容量 | 10,000mAh | 10,000mAh | 12,000mAh |
重さ | 約227g | 約243g | 約340g |
サイズ | 約144×67×17mm | 約 152×68×19 mm | 約149×74×22mm |
パススルー | 〇 | 〇 ※ワイヤレスのみ | 〇 |
「ワイヤレスモバイルバッテリー」とはいうものの、有線での出力は通常のモバイルバッテリーと変わりません。
違いは、ワイヤレス充電できることと、サイズが一回り大きいこと。
私は仕事にもワイヤレスモバイルバッテリーを持っていって、仕事中はデスクに置いているんですが、スマホをポンと置くだけで充電できるのは本当に便利です。

ケーブルの抜き差しもいらないし、そもそも持ち歩く必要もないので、めっちゃ楽。
スマートに充電したい人にも、ずぼらな人にもおすすめです。