ブログを運営していると、記事ごとのPVや、外部リンクがどのくらいクリックされているのかを確認したくなることがあります。
特に製品レビューの場合、メーカーから記事のPVや商品販売ページへのクリック率を聞かれることもあります。
こうしたデータはGoogleアナリティクス(GA4)で確認できますが、毎回GA4を開いて集計するのは少し面倒です。
そこで、GA4のPVや外部リンクのクリック数をWordPress管理画面で確認できるプラグイン「GA4 レビュー分析」をChatGPTと一緒に作成しました。
もともとは自分のブログ運営用に作ったものですが、同じような機能を必要としている方もいると思うので、無料で公開します。
必要な機能は一通り実装していますが、商用製品のような動作保証やサポートを提供するものではありません。
使いにくいところや追加したい機能があれば、各自でAIを使ってカスタマイズしていただければと思います。
GA4 レビュー分析とは
「GA4 レビュー分析」は、Google Analytics Data APIを利用し、GA4に記録されたPVや外部リンクのクリック数をWordPressの管理画面に表示する無料プラグインです。
記事別のPVやクリック数を一覧で確認できるほか、どのリンク先がクリックされたのかも調べられます。
また、レビュー商品の販売ページだけを集計対象にした、メーカー向けレポートの作成にも対応しています。
既存のGA4データを読み取る仕組みなので、GA4の計測タグを新たに追加する必要はありません。
ただし、プラグイン自体にクリックを計測する機能はなく、取得できるのはGA4ですでに計測されているデータに限られます。
GA4 レビュー分析でできること
サイト全体のPVと外部リンククリック数を確認

概要画面では、指定した期間のサイト全体のPV、外部リンクのクリック数、対PVクリック率を表示します。
集計期間は、今日・過去7日・30日・90日から選択でき、開始日と終了日を指定することもできます。
取得データは一定期間キャッシュされますが、手動で再取得することも可能です。
記事別のPV・クリック数を一覧表示

記事別分析では、公開済みの投稿ごとにPV、外部リンククリック数、対PVクリック率を確認できます。
初期状態では公開日が新しい順に並び、PVやクリック数の多い順への並べ替えにも対応しています。
記事タイトルやURLでの検索も可能です。
記事を選択すると、その記事からクリックされた外部リンクの詳細を確認できます。
どの外部リンクがクリックされたか確認

リンク別分析では、外部リンクのクリック数をドメイン別・URL別に集計します。
例えば、Amazonや楽天市場などの商品リンクだけでなく、メーカー公式サイトや参考サイトへのリンクも確認できます。
どのサイトへのリンクがよくクリックされているか、記事ごとに確認したい場合にも便利です。
メーカー向けの掲載実績レポートを作成

このプラグインを作った一番の理由が、この機能です。
ガジェットのレビュー記事を掲載すると、メーカーから記事PVや商品販売ページへのクリック率を求められることがあります。
本プラグインでは、記事内のリンクから報告対象の販売ページを選択し、記事PV・クリック数・クリック率をまとめて確認できます。
クリック率は、以下の計算式で算出しています。
クリック率(%)=対象販売リンクのクリック数 ÷ 記事PV × 100
同じユーザーが複数回クリックした場合もそれぞれカウントするため、クリックした人数の割合ではありません。
また、Amazonや楽天などのリンク先URLを個別に指定できるので、レビュー対象とは関係のない外部リンクを除外できます。
集計結果はCSV形式で出力することも可能です。
GA4 レビュー分析を無料ダウンロード
プラグインは無料で公開しています。
- バージョン:0.4.0
- 公開日:2026年10月24日
- 対応環境:WordPress 6.0以上/PHP 7.4以上
- ライセンス:GPLv2以降
- 対応:WordPressシングルサイト
PHPのOpenSSL拡張と、GoogleのAPIにHTTPS接続できるサーバー環境が必要です。
なお、対応バージョンは動作に必要な条件を示すもので、すべてのWordPress・PHP環境での動作を保証するものではありません。
インストール・初期設定の概要
プラグインを利用するには、Google Analytics 4とGoogle Cloudの設定が必要です。
基本的な流れは以下のとおりです。
- WordPressにダウンロードしたZIPファイルをアップロードして有効化する
- Google Cloudで「Google Analytics Data API」を有効にする
- サービスアカウントを作成し、JSON形式の認証キーを発行する
- GA4の「プロパティのアクセス管理」でサービスアカウントに「閲覧者」権限を付与する
- WordPressの「GA4 レビュー分析 → 設定」で、GA4プロパティIDと認証JSONを登録する
- 「概要」画面でデータが取得できることを確認する
GA4プロパティIDは数字のIDです。G-で始まる測定IDとは異なるので注意してください。
詳細な設定手順については、ZIP内の「README.md」にも記載しています。
なお、Google CloudやGA4の設定画面は変更されることもあるため、わからない部分はChatGPTやClaudeなどのAIに質問しながら進めてください。
設定やカスタマイズはAIを活用してください
今回のプラグインは、私自身がAIとやり取りしながら作成したものです。
プログラミングの専門知識がなくても、欲しい機能を伝えてコードを作成してもらい、実際に動かしながら修正を重ねることで、ある程度のものは形にできるようになりました。
今回配布するZIPファイルには、通常のREADMEに加えて、AIや開発者向けの「AI_GUIDE.md」も同梱しています。
ファイル構成やデータの保存先、カスタマイズ時に注意することなどを記載しているので、AIにプラグインの内容を理解してもらいやすくしています。
例えば、ZIPファイルをChatGPTなどに渡して、次のように質問してみてください。
このWordPressプラグインを使いたいです。README.mdとAI_GUIDE.mdを読んで、Google Analytics 4との接続設定を順番に教えてください。秘密鍵や認証情報の提出は求めないでください。
機能の追加やデザインの変更についても、同じように相談できます。
もちろん、AIが生成・修正したコードが必ず正しく動くとは限りません。
変更する場合は事前にバックアップを取り、可能であればテスト環境で確認してください。
また、Google CloudのJSON認証キーや秘密鍵などの機密情報は、AIに渡さないようにしてください。
利用上の注意事項
本プラグインは、自分用に開発したものを無料公開しています。
利用する際は以下の点にご注意ください。
- GA4が導入され、データが正常に計測されている必要があります。
- GA4で記録されていない外部リンクのクリックは取得できません。
- ぽちっぷ・Rinkerなどの商品リンクも、GA4にクリックイベントが記録されていることが前提です。
- GA4のデータは即時に反映されるわけではなく、後から数値が変動する場合があります。
- 記事別分析は公開済みの通常投稿が対象です。固定ページやカスタム投稿の個別分析には対応していません。
- クリック先URLは実際にGA4へ記録されたURLに基づいて集計します。短縮URLやアフィリエイトURLは通常の商品URLとは別に扱われます。
- プラグインの自動アップデート機能はありません。
動作保証や個別の技術サポート、継続的なアップデートは提供していません。
利用・改変・再配布はGPLv2以降のライセンス条件に従って行えます。
詳細はZIPに含まれる「LICENSE.txt」を確認してください。
また、本プラグインはGoogleおよびWordPressの公式製品ではありません。
まとめ
Google Analytics 4のPVや外部リンクのクリック数を、WordPressの管理画面でまとめて確認できる「GA4 レビュー分析」。
私の場合は、特にメーカーへのレビュー掲載実績の報告を簡単にしたかったことが、開発のきっかけでした。
まだ改善できる部分はあると思いますが、同じような用途で使いたい方がいれば、ぜひ活用してみてください。
必要に応じてAIでカスタマイズしながら、自分のサイトに合ったツールにしてもらえればと思います。
便利でいい感じのプラグインができたら、私にも教えてください。
そのほかの便利ツール
そのほか、レビュー記事を作成するときに役立つ便利ツールです。
ReviLD以外は無料です。



