高齢になると体が弱ってきて習慣も変わってきます。
今までは大丈夫だった段差でつまづいたり、床が合わなくてソアホックになったり。
視力も弱くなるのであまりケージ内の配置を大きく変えるのは望ましくありません。
なので、ケージ内の環境については早めの対策が必要です。
高齢うさぎのケージ内はフラットにしてあげる
高齢になると足腰が弱って、ちょっとした段差でも落ちたり転んだりしてケガをすることがあります。
ですので、ケージ内はできるだけ段差のないフラットな環境にしてあげるのがおすすめ。
私も2段になっているマルカン クリアケージを使用していたのですが、加齢にともなって段差を1段下げ、最終的には白内障で視力も弱り危険になったので撤去しました。
本来は、加齢とともにうさぎは視力も衰えるので、年をとってからはあまりケージ内の配置を変えるのはよくありません。
早めに段差のない、フラットな環境を整えてあげましょう。
高齢うさぎにおすすめのケージ
ジェックス ラビんぐ フラットフロア70
ジェックス ラビんぐ フラットフロアは、トイレをすのこの下に置くことができて、床とトイレの段差をなくすことができるケージです。
ミニウサギ・ロップイヤー用と、ネザーランドドワーフ用の2種類がありますが、ミニウサ・ロップ用はジェックスの正方形タイプのトイレ、ネザー用は三角形タイプのトイレを設置することができます。
キャスターを外せばケージの外ともフラットになるのでおすすめです。
マルカン うさぎのスッキリおそうじケージ
マルカにもフラットタイプのケージがあります。
すのことトイレが一体になったユニークな構造です。
こちらはジェックスよりも一回り小さいサイズ。
ですが、外側にラビットボックスを付けることができます。
犬猫用のサークル
完全フラットなら犬猫用のハウスサークルもおすすめです。
ただ、すのこ下のトレイなどがないため、犬猫用のトイレやペットシーツを下に敷くなどの工夫が必要です。
おしっこやうんちをそのままにしておくと衛生的によくないので、こまめに掃除する必要があるので、1日中見てあげられる人向けです。
トイレを失敗してもいいようにする
高齢になると、ほとんどのうさぎがトイレを失敗するようになります。
元々おしっこはトイレでしていて、うんちはどこでもしていた我が家のうさぎ。
ときどき別の場所にすることもあったのですが、高齢になったら全くトイレを使わなくなりました。
トイレに上るのが億劫なのか、習慣を忘れたのかは分かりませんが、もうケージ内のすべてがトイレ状態。
足元が濡れて汚れてしまうと、うさぎの健康にも良くありません。
うさぎのソアホック対策と予防法(なかなか治らないときの自宅での治療法)うんちはともかくおしっこ対策は必須です。
なので、本当はペットシーツを敷きたかったんですが、うちのうさぎはペットーシーツをかじって食べてしまうので、それもできません。
そこで導入したのが吸水性の高い低反発バスマットです。
おしっこを吸っても全部吸収してしまうので、表面が濡れません。
しかも低反発なのでうさぎの足腰にもいいという一石二鳥!
ただ注意点があって、毎日取り換えてあげることと、1,000円以下の商品はすぐダメになるということ。
なので複数枚まとめ買いするのがおすすめです。
うちは3枚用意して、毎日手洗いしていたのですが、試しに買った1,000円以下のマットは2、3回でぺらっぺらになりました。
その後導入したのがこの↓タイプ。なんかかじっちゃいそうで心配だったのですが大丈夫でした。
このタイプも吸水性・クッション性が良いのでおすすめです。
うんちが隙間に入って見えなくなって、振るとすっごい出てくるのが楽しかったです。
これのほうが洗濯後の劣化が少ないのでいいかもしれません。
高齢うさぎがトイレでしなくなったときの対処法水を飲みやすい位置に調整する
給水器の位置にも注意。
高齢になると顔を上に上げて飲む姿勢がつらくなることがあります。
できればディッシュタイプの給水器に変えてあげることをおすすめします。
カルシウム過多を気にするうさぎには、軟水カートリッジ付きのもあります。
うさぎの身体を支えてあげる
年をとると、香箱座りでぼーっとしている時間が増えるのですが、体を起こしているのもしんどくなるみたいで、ケージの柵によりかかっていることが多くなりました。
足腰が弱り食糞ができず、ビタミン不足からかやや斜頸気味にもなってしまったので、身体を支えるクッションを導入しました。それがこれ↓です。
人間用のネックピローです。
斜頸気味になったときに調べたこちらのサイトで紹介されていたので導入してみました。
これが凄く良かったです。
間に挟まってる姿を想像したんですがそれはやってくれず。
でも、身体をもたれさせたり、顎を乗せたりと、思いの他楽なのか気に入っていたようです。
こちらも汚れると健康に良くないので、カバーつきのタイプを選んでまめに洗ってあげることをおすすめします。
高齢うさぎのためのケージ内住環境:まとめ
高齢でなくても大事なことは
- 安全に気を付けること
- 清潔にすること
の2点ですが、高齢うさぎは今まで以上にこの2点に気を使う必要があります。
足腰の関節が弱っているのでちょっとした段差でけがをしたり、関節自体の負担にもなります。
どこでもトイレにしてしまうし、食糞もできずにそのままになってしまうので、おしっこや盲腸糞を踏んで汚れてしまうと、そこから感染症にかかってしまうなんてこともあります。
ケージ内をこまめに掃除してあげることと、グルーミングで汚れをとってあげることも大事です。(盲腸糞が足について固まるとなかなかとれません。)
見た目にはなかなか加齢が分からなかったりするので、新しい環境に慣れさせてあげるためにも早めに対策することをおすすめします。
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