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高齢になってくると、関節や筋肉が弱ってきて姿勢が維持できないため、食糞の失敗が目立つようになります。
「また失敗しちゃったのね。うふふ。」
なんて笑っている場合ではありません!
食糞にはうさぎにとって重要な栄養素が多く含まれていて、中でもビタミンB12はものすごく大事なんです。
食糞に失敗してしまう場合は、本来必要な栄養素をサプリやフードから摂取する必要があります。
今回は食糞についての簡単な説明と、盲腸糞を食べないことで不足するビタミンB群を補うおすすめのサプリやフードをご紹介します。
まず最初に:それ、本当に「食糞できていない」?
盲腸便は、普通のうんち(硬い丸い便)と違って、飼い主が「見かけにくい」ものです。
だからこそ、最初に「盲腸便を食べていない」のか、「たまたま目に入っただけ」なのかを切り分けると、判断が一気に楽になります。
盲腸便(食糞)の特徴(見た目・時間帯・におい)
盲腸便は、一般的に以下のような特徴があります。
- 房状(ブドウの房みたい)で、普通の便より柔らかめ
- においが強め
- 夜〜早朝に出やすい(うさぎが静かにしている時間帯に食べることが多い)
- そもそも、うさぎは排泄した盲腸便をそのまま食べるので、本来は床に落ちて残りにくい
逆に、昼間にコロコロした普通の便が落ちているのは自然なことなので、盲腸便と混同しないように注意してください。
「たまに残る」と「頻繁に残る」の違い
盲腸便が1回だけ落ちているのを見つけた場合、すぐに「食糞できていない」と決めつけなくても大丈夫なことがあります
たとえば、タイミング的に食べる前に落ちてしまった、足についたものがたまたま取れた、ということもあります。
一方で、次のような状態が続くなら「食糞がうまくいっていない」可能性が高くなります。
- 盲腸便がほぼ毎日落ちている
- お尻の周りにべたつき・汚れが増えた
- 盲腸便が柔らかすぎる/臭いが強すぎる感じがする
- 普通の便も、小さくなったり形が崩れたりしている
この場合、原因は「栄養が足りない」より前に、食事バランス(ペレットやおやつが多い、繊維が足りない)や、肥満・関節・痛みで姿勢がとれないなど、別のところにあることが多いです。
ここを見誤ると、サプリを足しても解決しないので、後ほどで原因と対策を整理していきます。
受診優先のサイン(ここだけは様子見しない)
盲腸便を食べないこと自体よりも、次の症状があるときは緊急性が上がります。
サプリやフード調整で様子を見る前に、早めに動いたほうが安全です。
- 食欲が落ちた/急に食べなくなった
- うんちが出ない、または極端に小さい
- 元気がない、じっとして動かない
- お腹が張っている・触ると嫌がる・歯ぎしり
- 下痢、急な体重減少、明らかな痛がり方
- 急なお尻の汚れ(皮膚炎になりそうなレベル)
うさぎは我慢強いので、「いつもと違う」が見えた時点で早めに相談するのが基本です。
食糞の失敗を栄養の問題だけで片付けず、体調全体のサインとして扱うのがいちばん安心だと思います。
そもそも食糞(盲腸便)はなぜ必要?
うさぎは草食動物で、主食の牧草は「繊維のかたまり」です。
ところが、その繊維は食べた瞬間に全部が吸収できるわけではありません。
そこで重要になるのが、うさぎの消化器官の特徴である「盲腸発酵」です。
盲腸のはたらき(繊維の分離→盲腸発酵→栄養産生)
うさぎの腸は、食べたものをただ流して終わりではなく、途中で「ふるい分け」のような処理をします。
ざっくり言うと、粗い繊維はそのまま腸を進んでコロコロの便になり、細かい繊維や栄養になりやすい部分は盲腸に送られます。
盲腸では、腸内細菌がその材料を発酵させて、体に役立つものを作り出します。
代表的なのが揮発性脂肪酸(VFA)で、これはエネルギー源として使われます。
さらに、発酵の過程でアミノ酸やビタミンB群、ビタミンKなども関わってきます。
つまり食糞は「変わった癖」ではなく、草だけで生きるために必要な、うさぎの体の仕組みそのものなんです。
食糞で再摂取する意味(吸収効率の話)
盲腸で作られた栄養は、そこで完結するのではなく、盲腸便(柔らかい便)として出して、もう一度食べて回収することで、ようやく効率よく取り込めるようになります。
盲腸便は、普通の便と違って「栄養や菌体が詰まったパッケージ」のようなもの。
だからうさぎは、排泄した瞬間に食べてしまうのが自然です。
これができているうちは、牧草中心の食生活でもバランスを取りやすくなります。
逆に言うと、盲腸便を食べない状態が続くと、「盲腸がせっかく作った栄養を回収できない」状態になりやすい、ということでもあります。
食糞できないと何が困る?不足しやすい栄養
食糞ができない=即危険、という単純な話ではありません。
ただ、頻繁に盲腸便が残る状態が続く場合、うさぎの体にとっては「本来回収できるはずの栄養が回収できていない」可能性が出てきます。
ここを知っておくと、対策の方向性がブレにくくなります。
不足しやすいのは「ビタミンB群」と「ビタミンK」
盲腸便で補っているものの中でも、まず意識したいのがビタミンB群とビタミンKです。
B群はエネルギー代謝や神経・皮膚などに関わる栄養で、盲腸内の細菌活動とセットで語られることが多い領域です。
もちろん、ペレットが「総合栄養食」として設計されている場合は、食糞が一時的に乱れてもすぐに欠乏するとは限りません。
ですが、シニア期や体調が揺らいでいる時期は、もともとの余力が少ないので、食糞の乱れが続くと影響が出やすくなります。
中でもB12は要注意(食糞がうまくいかない時に話題になりやすい)
ビタミンB群の中でも、盲腸便とセットでよく話題に上がるの>ビタミンB12です。
B12は体の中で作れないため、基本的には外から入れる必要があります。
ただ草食動物のうさぎは、食性の都合上「食糞で回収する」仕組みと相性が良く、ここが崩れると不安材料になりやすい、というイメージです。
ここは「サプリで何とかなる」というより、まずは食糞が崩れた原因を見つけて、盲腸便の質と食糞の流れを戻すことが大前提になります。
(このあと原因・対策の章で詳しく書いていきます。)
不足が続くと起こりうること(ただし「疑わしいなら受診」が前提)
栄養の不足は症状として分かりにくく、しかも「食糞できない原因そのもの(痛み・歯・消化不良・ストレス等)」が同時に体調を落としていることも多いです。
そのため、ここは断定ではなく「目安」として見てください。
- なんとなく元気がない、動きが鈍い
- 食欲が落ちやすい、体重が落ちてきた
- 便が安定しない(小さい・形が崩れるなど)
- 被毛や皮膚のコンディションが落ちた気がする
こういった変化が食糞の失敗とセットで続く場合は、「栄養が足りていない」以前に、体のどこかに負担がかかっているサインかもしれません。
サプリで粘るより、早めに獣医師に相談した方が結果的に安心です。
食糞できない「原因」チェックリスト
盲腸便(食糞)を食べないとき、つい「栄養が足りないのかな?」と考えてしまうのですが、実際はそれ以前に「食べられない/食べたくない状況」になっていることが多いです。
ここでは原因を大きく分けて、家で確認しやすい順にチェックできるようにまとめます。
① 盲腸便が柔らかすぎる(=盲腸便の質が崩れている)
一番多いのがこれです。
盲腸便は本来、やわらかいけれど「房状でまとまって」いて、排泄した瞬間に食べられる形をしています。
ところが、食事内容や腸内環境が崩れると、盲腸便がベチャッとして形にならない、または臭いがきつい状態になり、うさぎ自身が食べたがらなくなります。
目安としては、ケージや床に盲腸便が頻繁に残る、お尻が汚れる、踏んで毛に付く、という状態。
このタイプは「食糞できない」というより、まず盲腸便の質が乱れていると考えた方が近いです。
② ペレット・おやつが多い(繊維不足/糖分過多)
盲腸便の質が崩れる原因として多いのが、食事のバランスです。とくに、
- 牧草よりペレットの比率が高い
- 乾燥フルーツや甘いおやつが習慣化している
- 野菜や果物を多めに与えている(体質によっては合わないことも)
こういう場合、盲腸内の発酵バランスが乱れやすく、盲腸便が柔らかくなって残りやすくなります。
「シニアで食が細いから」とペレットを増やすと、逆に盲腸便が崩れて悪循環になることもあるので要注意です。
③ 体が届かない(肥満・関節・痛み・加齢)
盲腸便の形は悪くないのに食べ残す場合は、「食べたくない」より「物理的に届かない」ケースがあります。
- 体重が増えて丸くなり、口が届きにくい
- 後ろ足や腰が弱って、姿勢がとれない
- 関節や背中が痛くて丸まれない
- 足裏が痛い(ソアホックなど)
このタイプは、盲腸便がきれいな房状で落ちていることが多いです。
また、お尻周りの毛づくろいが減る、動きがぎこちない、ジャンプしなくなる、という変化も出やすいので、合わせて観察すると判断しやすいです。
我が家の場合は、晩年、「後ろ足や腰が弱って、姿勢がとれない」ことで食糞ができなくなっていました。
④ 歯・口のトラブル(食べにくい/噛みにくい)
食糞は一瞬で口に入れる動作ですが、口が痛いとそれ自体が負担になります。
- 牧草を食べる量が減った
- ペレットは食べるが牧草は避ける
- よだれ、涙目、顔を気にする仕草
- 体重が落ちてきた
こういう変化がある場合、歯(不正咬合、臼歯の問題など)が絡んでいる可能性があります。
歯は家庭では判断が難しいので、疑わしいなら早めに診てもらうのが安心です。
⑤ うっ滞・消化管の不調/ストレス・環境変化
盲腸便は、腸の動きや体調の影響を受けやすいです。
- 便が小さい、減った
- お腹が張る、歯ぎしり、じっとしている
- 気温差が大きい、換毛期
- 同居動物・引っ越し・騒音などストレス要因
こういったタイミングで食糞の失敗が増えることは珍しくありません。
この場合は「食糞の問題」というより、体調全体が揺れているサインなので、サプリで粘るより、まず体調の立て直し(保温・水分・受診)を優先した方が安全です。
対策:まず整えるべき土台(サプリの前に)
食糞がうまくいかないとき、いきなりサプリに頼るより、まずは「盲腸便の質が戻りやすい環境」を作る方が、結果的に近道になることが多いです。
ここでは基本の優先順位で整理します。
① 牧草を最優先に戻す(食事の土台)
うさぎの胃腸を動かす主役は、何より牧草です。盲腸便が柔らかい、残る、お尻が汚れる、というときはまず、
- 牧草を常に食べられる状態にする
- 可能なら新鮮な牧草に替える(香りが立って食いつきが変わることも)
- ペレットやおやつを「一度リセット」する気持ちで量を見直す
これだけで改善する子もいます。
ペレットは悪者ではないですが、盲腸便が崩れているときは一時的に「主食の比率」を牧草側に寄せる方が安定しやすいです。
② ペレットとおやつを「減らす」より「整える」
急にゼロにするのは難しいので、現実的にはここが落としどころです。
- ペレットは「総合栄養食」として必要量に絞る
- 乾燥フルーツや甘いおやつは控える(盲腸便が柔らかい時期は特に)
- 与えるなら低糖・高繊維寄りのものを少量に
「食糞できない=栄養不足が怖い」→「だからペレットや栄養系おやつを増やす」
この流れに入ると、盲腸便がさらに崩れて悪循環になりやすいので、ここは意識してブレーキをかけるポイントです。
③ 水分を取りやすくする(脱水は地味に効く)
腸の動きが落ちると、食糞も崩れやすくなります。水分は軽視されがちですが、効きます。
- 給水ボトル+水皿の併用
- ぬるめの水を用意する
- 葉物は軽く濡らして与える
- 体調が落ちている時は電解質水を補助に使う(飲める範囲で)
ただし、飲まない・尿が少ない・元気がないなどがある場合は、家で粘らず受診を優先してください。
④ 体が届かない場合は「環境」と「ケア」を先に変える
盲腸便が普通の形で落ちているのに食べない場合は、体勢がきつい可能性があります。まずは、
- 床が滑らないようにする(踏ん張れないと姿勢がとれない)
- 段差を減らして動きやすくする
- 体重管理(急激に痩せさせるのではなく、食事の質と量を整える)
- お尻周りが汚れる場合は、皮膚炎になる前にケアする
このタイプは痛みが隠れていることもあるので、動きの違和感があるなら獣医さんに相談した方が安心です。
様子見していい範囲を決める(悪化サインは最優先)
盲腸便が残るだけなら、食事調整で様子を見られることもあります。
でも、次の症状が絡むなら話が変わります。
- 食欲低下、便が小さい/出ない
- 歯ぎしり、元気がない、お腹が張る
- 下痢、急な体重減少
- お尻の汚れが急にひどい
この場合は、サプリで立て直すより、まず受診・保温・水分補給を優先してください。うっ滞が絡むとスピードが重要です。
対策:盲腸便を食べないうさぎにおすすめのフード&サプリ
盲腸便(食糞)は、盲腸で発酵して作られた栄養(ビタミンB群やビタミンK、微生物たんぱく等)を「もう一度食べて回収する」ための仕組みです。
だから食糞が続けてできない状態だと、体調の波が出やすくなります。
私は獣医さんからビタミンB12の粉末を処方していただいていました。
ただ、通院はうさぎのストレスにもなるので、なるべくならサプリやペレットで採りたいところ。
ここでは「原因の調整(牧草・体重・環境)」を進めつつ、足りなくなりやすい部分を「食事として」補助しやすいものを、まとめます。
フード(ペレット):まず候補にしたいもの
1)WOOLY |ブルームラボ スペシャル
食糞がうまくいかない子は、まず「腸が回る前提」の食事に戻すのが先で、その上で不足しやすい栄養を底上げしたいです
ウーリーの「ブルームラボ スペシャル」は、原材料にチモシー等の牧草系を含み、ビタミンB12を含むビタミン類も配合されています。
「まずペレットで補助したい」場合の第一候補に置きやすいタイプです。
2)OXBOW|エッセンシャル シニア ラビット
チモシーを主原料に、オーツ外皮など3種の高繊維原料で、ビタミン12サプリメントも含まれています。
輸入品ですが流通が安定しており、シニア向けの設計として選びやすい基礎ペレット枠です。
3)ハイペット|恵 シニア
国内で買いやすく、原材料がチモシー(牧草)主体で、粗繊維も高め(公式表記で粗繊維21.0%以上など)です。
「ペレットを変えたいが、できるだけクセが少ない方がいい」「入手性を重視したい」場合に置きやすいです。
サプリ:不足分の「底上げ」に使いやすいもの
1)アニマストラス(※残す枠)
個人的に高齢うさぎにぜひお勧めしたいのが「アニマストラス」です。
アニマストラスは、ハーブで培養した酵母をベースにした栄養補助で、ビタミンB群(B12を含む)やアミノ酸、ミネラルなどを幅広く補いやすいのが特徴。
犬や猫にも使える、ヨーロッパではテレビCMまであるメジャーな動物用サプリです。
他のうさぎ飼いの方のブログなんかでも紹介されてますがこれは凄いです。
一時期ほんとに元気がなく寝てばっかりいた時期もあったのですが、アニマストラスをあげて数か月したら目に見えて元気になりました。
必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸がほとんどすべて含まれています。
食糞がうまくいかない時期の「体調の底上げ」枠として取り入れやすく、シニア期のサポートにも向きます。
液体と顆粒があり、アルコールが気になる場合は顆粒を選ぶと安心です。
まずは少量から試し、体調に不安があるときは獣医師に相談してください。
2)三晃商会|リキッドエイド マルチビタミン(小動物用)
飲み水に混ぜるタイプのマルチビタミン。
ビタミンB1/B2/B6/B12に加えて、A・D3・E・C、ナイアシン、パントテン酸、葉酸なども含みます。
- 向いているケース:水をしっかり飲む子/日々の底上げを“薄く広く”やりたい
- 注意:水の味が変わると飲水量が落ちる子もいるので、飲む量を必ず観察(飲水量が落ちたら中止・変更)
3)フィード・ワン|カーフマンナ for RABBIT
カーフマンナ for RABBITは、50年以上アメリカのブリーダーやショーラビットに愛用されているサプリメントです。
元はアメリカですが、日本の会社が日本で製造しています。
「サプリ系おやつ(補助食品)」の位置づけで、原材料にビタミンB1/B2/B6/B12が含まれています。
- 向いているケース:水に混ぜるタイプが不安/「確実に口に入る形」で補助したい
- 注意:ペレット(主食)やおやつ全体のバランスは崩さない(与え過ぎると主食の牧草摂取に影響しやすい)
うさぎが盲腸便(食糞)を食べないとき:まとめ
食糞(盲腸便)はうさぎに必要な栄養を回収する大事な仕組みなので、シニアの食糞失敗は「かわいい」で終わらせず、体調のサインとして見てあげるのが安心です。
まずは本当に食糞できていないのか、たまに残るだけか、毎日のように残ってお尻が汚れるのかを確認してください。
頻繁に続く場合は、栄養不足より先に「盲腸便の質の乱れ」「食事バランス」「肥満や関節で届かない」「歯や痛み」などの原因が隠れていることが多いです。
食欲低下や便の異常、歯ぎしりがあるなら受診を優先しましょう。
対策は、牧草中心に戻す・ペレットとおやつを整える・水分を取りやすくする・環境とお尻ケアで負担を減らす、が基本。
その上で必要なら、ビタミンB群(特にB12)を意識して、ペレットやサプリで不足分を補助します。
増やしすぎず、少量から一つずつ試して、便・食欲・体重を見ながら合う組み合わせを作っていくのがおすすめです。
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