うさぎのソアホック対策と予防法(なかなか治らないときの自宅での治療法)

ソアホックは足裏の毛が抜けて皮膚炎を起こすことです。

ですが、たかが皮膚炎と侮ってはいけません

傷口から雑菌が入り、最終的には骨髄炎や滑膜炎になって、歩けなくなってしまうことも

また、高齢うさぎは抵抗力も落ちているので、雑菌が体内に入り込むことで他の病気にもかかりやすくなってしまいます

気を付けていてもなってしまうことがあるので、予防してあげることはもちろん大事ですが、なってしまったときにすぐ対処できるように準備もしておきましょう。

このページでは、ソアホックの対策と予防法について解説しています。

高齢うさぎ向けですが、もちろん若いうさぎさんにもおすすめの対策&予防法です。

治療については、あくまでも私が行った民間療法です。

症状が見られたらまずは医師に相談することをおすすめします。

うさぎのソアホックの原因

ソアホックの原因には主に以下のことが考えられます。

  1. 生まれつき足底の毛が薄い
  2. 肥満で足の裏に負担がかかる
  3. スタンピング行為を多く行う
  4. 爪が長いためかかとに体重がかかっている
  5. 床が平らで移動するときに足の同じ場所がいつもあたっている
  6. 床が硬い
  7. いつも同じ姿勢でいて足の同じ個所に負担がかかっている
  8. おしっこなどで床が湿っている

高齢うさぎにありがちなのが上の6~8の原因です。

元々うさぎの皮膚は弱いので、若いころは平気だった床材が、年をとったことでうさぎにとって硬くなってしまうことがあります。

また、高齢になるとじっとしていることが多くなり、足裏の同じ箇所に負担がかかることが多くなります。

トイレの失敗も増えて、おしっこで足裏が汚れたままになってしまうことも。

これまで大丈夫だったとしても、年をとって身体が弱くなっているため、これらが負担になってソアホックになってしまうんです。

うさぎのソアホックの予防と対策

  1. 爪の長さを確認
  2. 住環境を見直す
  3. まめにグルーミングする

爪の長さを確認

爪が長すぎていませんか?

後ろ足の爪が長すぎると、重心が後ろにいってかかとに体重がかかりすぎることがあります。

爪が長すぎないかチェックしましょう。

うさぎさんが座っているときの姿勢が左右に傾いていないか注意してみてください。

傾いている場合は、どちらかの足に体重をかけすぎているかもしれません。

住環境を見直す

年をとったことでこれまでの住環境が合わなくなっているのかもしれません。

例えば木製すのこは、金網やプラスチックに比べるとしならず衝撃吸収しないので高齢うさぎの足には負担になっていたりします。

若いときには平気だった段差も、高齢うさぎには高すぎて足に負担がかかっているのかも。

なるべく段差の少ないフラットな環境にしてあげることと、柔らかいクッション性の床にして足への負担をやわらげてあげましょう。

私のおすすめはこういった低反発のバスマットを敷くことです。

衝撃を吸収するだけでなく、トイレに失敗しておしっこをしてしまってもすぐに吸収してくれるので、足裏が汚れることがありません。

複数枚購入して毎日洗濯してあげてください。

かじり癖がなければ、↓こういうマットもおすすめです。

こちらのほうが洗濯も簡単ですし、間にう●ちが入るので、より清潔に保てます。

トイレを一段下にして、完全にフラットにできるこうしたケージもあります。

高齢うさぎにおすすめのケージ。住環境の整え方のコツやポイントを紹介。

まめにグルーミングする

高齢になると関節が弱ってきて、お尻周りや後ろ足の毛づくろいが自分では上手にできなくなっています。

そのため足裏の汚れがとれず、皮膚が炎症を起こしてしまうことがあります。

定期的なグルーミングで足裏もケアしてあげることが大事です。

市販のグルーミングスプレーを使うと、乳酸菌などの微生物が皮膚の腐敗菌を抑え込むので、雑菌から皮膚を守り、ソアホックになりにくくなります。

乳酸菌なので、なめても大丈夫どころか、胃腸の調子まで整えてくれるのでおすすめです。

スリッカーはすでに持っている方がほとんどだと思うのですが、汚れをとるなら、ステンレス製のコームも持っておきましょう。

食糞に失敗した盲腸糞を踏んで固まったりしたものも取りやすいです。

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うさぎのグルーミング、ブラッシングで気を付けること

自宅でできるうさぎのソアホック・ケア

まずは獣医さんに診てもらう

足裏の毛が抜けて地肌が見えているようであれば、まずは獣医さんに診察してもらって、指示を仰ぎましょう。

治療費は症状の程度によりますが、1,000円~3,000円くらいです。

でも、うちの子がそうだったんですが、病院に行くのがストレスすぎるなど、どうしても病院に行けないこともあると思います。

そんなときに有効な対処法をご紹介します。

もちろん獣医さんに診せた後の回復にも使える方法です。

自宅でできるソアホック・ケア

用意するものはこちら。

用意するもの
  1. キャリーバッグ(布製不可)
  2. タオル2~3枚
  3. 洗面器(バケツでも)
  4. イソジン
MEMO

動物用のイソジンもありますが、内容は人間用のイソジンを10倍くらいに薄めたものなので、人間用でもOKです。

続いて、以下のやり方で毎日ケアしてあげます。

まず、イソジンを洗面器に入れて水で10倍くらいに薄めてタオルに染み込ませます。
これをゆるく絞ってキャリーバッグの床に敷きます。

指で押して水が染み出すくらいびちょびちょでいいです。

キャリーバッグにうさぎを入れて、15~20分そのままにして足裏にイソジン水を染み込ませます。

その後、キャリーから出して乾いたタオルで拭いてください。

これを毎日繰り返します。

イソジンで除菌されて足裏が清潔になり、硬くなった足の皮膚に水が染み込んで柔らかくなります。

このサイトで知って、私も試してみましたが、みるみる良くなっていきました。

傷口になっている場合は軟膏や化粧水もおすすめ

傷になっているようなら、この後にペット用の軟膏を塗るのがおすすめ。

傷口をガードできますし、傷の治りも速くなります。

100%天然成分のペット用軟膏なら、犬猫だけでなくうさぎなどの小動物にも使用できるのでおすすめです。

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