gadgetlogyでは、USB充電器やモバイルバッテリーをレビューする際、メーカーの公称スペックを確認するだけでなく、USBテスターや電子負荷装置、実際のスマートフォン・PCを使って検証しています。
最大出力だけでなく、対応する充電規格や出力プロファイル、実際の端末での充電出力、複数ポート使用時の挙動、高出力を続けた際の安定性などを確認します。
ただし、すべての製品で同じテストを機械的に行うわけではありません。
製品の仕様や特徴に応じて、必要な項目を選んで検証しています。
検証に使用している機材
対応する充電規格や出力を確認する際は、主に「ChargerLAB Power-Z KM003C」を使用しています。

USB PDのPDOをはじめ、PPSやAVSなど、その製品がどのような出力に対応しているのかを確認します。
実際に端末を接続した際の電圧・電流・電力の測定にも使用しています。
そのほか、測定内容や接続方法に応じて以下のUSBテスターも使用しています。
- YEREADW Type-C パワーメーター
- AVHzY CT-3 USB3.1テスター
- Satechi USB-C パワーメーターテスター
一定の負荷を継続してかけたい場合には、電子負荷装置も使用します。
スマートフォンやPCはバッテリー残量や温度などによって要求する電力が変わるため、高出力時の安定性を確認する場合などは、電子負荷装置を使って条件を一定にします。
測定機器だけでなく、iPhone、Google Pixel、MacBookなど、実際に普段使っている端末での充電も確認しています。
レビューで確認していること
USB充電器・モバイルバッテリーでは、製品に応じて主に以下の項目を確認しています。
対応する充電規格と出力

USBテスターを使って、USB PDのPDOやPPS、AVSなどの対応状況を確認します。
「最大65W」といった最大出力だけでなく、どの電圧・電流の組み合わせに対応しているのかも確認し、メーカー公称仕様と照らし合わせます。
実際の端末での充電出力

iPhoneやGoogle Pixel、MacBookなどを実際に接続し、どの程度の電力で充電されるのか測定します。
充電器やモバイルバッテリー側が高出力に対応していても、接続する端末やバッテリー残量などによって実際の充電電力は変わります。
そのため、公称最大出力だけで性能を判断しないようにしています。
複数ポート使用時の出力

複数のUSBポートを備える製品では、2台以上を同時に接続した際の出力配分も確認します。
単ポートでは高出力でも、複数ポートを使うと出力が大きく変わる製品もあるため、実際の使用を想定した組み合わせで確認しています。
高出力時の安定性や発熱

必要に応じて電子負荷装置を使い、高い出力を一定時間継続した際の挙動も確認します。
出力が大きく低下しないか、給電が停止しないか、不自然な挙動がないかといった点に加え、使用中の発熱傾向も確認します。
サイズ・重量・使いやすさ

充電性能だけでなく、サイズや重量、プラグの構造、ケーブルの取り回しなど、実際に使ったときの扱いやすさも評価します。
モバイルバッテリーでは、持ち運びやすさや本体への充電速度、スマートフォンと重ねて使ったときの扱いやすさなども確認します。
製品固有の機能も確認
最近の充電製品には、単純なUSBポート以外にもさまざまな機能があります。
たとえば、
- 巻き取り式・内蔵USB-Cケーブル
- Qi2によるマグネット式ワイヤレス充電
- スマートフォンへ直接挿すタイプ
- ACプラグを備えたコンセント一体型
- 出力やバッテリー残量を表示するディスプレイ
- Apple Watchなどのワイヤレス充電機能
といった機能です。
こうした製品では、スペック表だけでは判断しにくい使い勝手や挙動を、実際に使用して確認します。
レビュー項目を完全に固定するのではなく、その製品を選ぶうえで重要だと考えられるポイントを追加して検証しています。
実測値とレビュー方針について
レビューに掲載している充電出力などの数値は、gadgetlogyで使用した製品個体と検証環境における実測値です。
実際の充電電力は、端末のバッテリー残量や温度、使用するケーブル、OS・ファームウェアなどによって変化する場合があります。
そのため、掲載した数値がすべての環境で同じになることを保証するものではありません。
また、メーカーから製品提供を受けた場合でも、検証方法や評価基準は変更しません。
提供品や広告を含む記事の扱いについては「レビュー・編集方針」にまとめています。
実際に検証した製品は、以下のカテゴリから確認できます。