へやんぽの時間になるとケージの扉をガジガジしていたうさぎさん。
高齢になると扉を開けて外に出してあげても、くるっと一周したらもうまったりモードということが増えてきます。
うさぎは実は好奇心旺盛ではあるのですが、ケージの中でも十分楽しめているので、必ずしもへやんぽが必要なわけではありません。
ただ、適度に運動したほうが足腰が弱りにくくなるので、できれば一緒に遊んでうさぎさんの運動を手助けしたいところ。
とはいえ、うさぎはどんな遊びをしたら楽しんでくれるのでしょう?
今回は、高齢うさぎさんとの遊び方と、高齢ならではの注意点などを解説します。
もちろん若いうさぎさんの場合でも同じ遊びができるので、参考にしてみてください。
高齢うさぎは特に遊びが必要
その理由は以下の3つです。
- 足腰が衰えないよう適度な運動が必要
- 好奇心を刺激して老化を防止
- 一緒に遊ぶことで異変にも気付ける
高齢になるとあまり運動せずにぼんやり寝ている時間が増えてきます。
普段からケージの外を走り回る環境の子ならいいですが、一日中ケージの中にいるうさぎは筋肉も関節も衰えてしまいがち。
一緒に遊んであげることで運動になって、足腰の衰えを防げます。
うさぎは好奇心が旺盛な反面、飽きっぽい生き物なので、同じ一人遊びを繰り返していると飽きてしまいます。
刺激がないとぼんやりする時間が増えて老化が進んでしまうので、うさぎさんの好奇心を刺激してあげるような工夫も必要になってきます。
また、うさぎは体に異常があっても隠す生き物なので、ケージの中にいるときには気付かなかったりします。
ケージの外で一緒に遊ぶことで足を引きずっていたり、体が傾いていたりといった異常にいち早く気付くこともできます。
うさぎ一人での遊び
基本的にはうさぎは一人で遊ぶことができます。
ケージから広い場所に出たときは、自分の縄張りの様子を確認して回りたい子が多いです。
そんな子はすぐにかまおうとすると、飼い主さんを邪魔そうにするので、最初しばらくは様子を見てひとしきり一人で遊びに飽きるのを待ってあげてください。
トンネル遊び
うさぎさんの一人遊びといえばこれですよね。
この先に何があるんだろう?と好奇心を刺激して、うさぎさんは先へ先へと進んでくことで運動にもなります。
蛇腹式のトンネルなら形も変えられるので飽きがこないのでおすすめです。
壊して遊ぶ
うさぎは破壊活動も大好き!
私の飼っていたうさぎは、「わらっこ倶楽部」シリーズを与えると1日で壊してしまう破壊王でしたw
うさぎさんにもよりますが、ときどきそっと置いておくと、かじって壊して遊びます。
こうした、牧草などの天然素材でできたおもちゃはたくさんあるので、色々な種類のものをあげて好奇心を刺激してあげましょう。
ほりほり(穴掘り)
ほりほりもストレス解消と運動におすすめです。
どちらかというとハムスターなどに使われるのですが、小動物用のおがくずがおすすめです。
箱におがくずを入れてあげると、うさぎは狂ったようにほりほりします。(もちろん個体差があります。)
私もやったのですが、後ろに大量のおがくずが舞うので対策と掃除が大変です。
毛布やタオルでも代わりになります。
ほりほりするだけでなく、トンネルとしても遊べます。
できれば、爪が引っかかったり、かじったりしにくいフランネル素材の毛布にしてあげてください。
色々な場所におやつや牧草を仕込む
うさぎの好奇心を刺激して、動き回るように仕向けますw
例えばうちの場合、トンネルの中とか、サークルの端なんかにおやつやチモシー(高いやつ)を置いてました。
見つけると「あった!」といった感じで目を輝かせて食べてました。
同じ牧草でも食べる場所が変わることで気分も変わることもあります。
高齢になって食欲が落ちているときにもおすすめの方法です。
うさぎと一緒に遊ぶ
うさぎと一緒に遊ぶ中でコミュニケーションも取れますし、チモシーなどを使えば遊びの延長で牧草も食べてくれます。
おかしな様子がないか観察することで、いち早く異常にも気付いてあげられます。
追いかけっこ
自分の足元に駆け寄ってくる子なら、それを繰り返して追いかけっこをしましょう。
足元まで走ってきたら、褒めちぎりながら撫でてあげて、反対側へ移動します。
うさぎさんが駆け寄ってきたらまた撫でながら褒めちぎるというのを繰り返しましょう。
無限ループですw
ボール遊び
一人でもボール遊びはできますが、一緒にやってあげたほうが繰り返し遊んでくれます。
ボールを遠くに投げると思うので、飼い主さんが拾ってまたうさぎさんの前に置いてあげてください。
遠くに転がしたらべた褒めしてあげると得意げに何度もやってくれます。
わらのボールでもいいですし、松ぼっくりや布製のボール、ビニール製のボールでもOKです。
引っ張りっこ
これはもう本当に簡単です。
手で牧草をあげて、かじりだしたらちょっとだけ引っ張ります。
うさぎは
「おい!引っ張ってんじゃねーよ」
と、ぐいっと引っ張り返してくるので、その後また引っ張ってを繰り返します。
大事なのは最終的にはうさぎさんに勝たせてあげること。
やりすぎると嫌われるので、本当にちょっとだけ引っ張りっこしましょう。
もちろんここでもうさぎさんが引っ張り勝ち(八百長ですが)したらベタ褒めしてあげてください。
遊ぶときの注意点
うさぎの様子を見て嫌がっているときは無理をさせないようにしてください。
高齢になるとへやんぽ中の粗相が増えるので、すぐに拭いて消臭スプレーなどで臭いを消しましょう。
臭いが残っていると、そこがトイレだと思って粗相を繰り返してしまいます。
うさぎさんが一人遊びをしているときも、かじってはいけないものに気を付けてあげてください。
特に高齢のうさぎは、消化機能が低下していて、異物を飲み込んだ時にうまく排出できずにうっ滞などの機能障害を起こしてしまうことがあります。
十分気を付けましょう。
うさぎに毛球症という病気はない?うさぎの消化器障害について整理しました。高齢うさぎとの遊び方まとめ
今回は、高齢うさぎの遊び方と注意点について紹介しました。
- トンネル遊び
- 壊して遊ぶ
- ほりほり
- 色々な場所におやつや牧草を仕込む
- 追いかけっこ
- ボール遊び
- 引っ張りっこ
ケージの中でまったりすることが多くなった高齢うさぎさんも、工夫次第では目を輝かせて遊びに夢中になってくれれます。
いつまでも元気で長生きしてもらうためにも、色々な方法で遊んであげるようにしてみてください。
うさぎさんは年を取ってどんどん賢くなっているので、飼い主さんが喜んで褒めてくれると、そのことをちゃんと分かっています。
そしてそれに答えようと元気に遊んでくれます。
遊びの間は何かできたらとにかくベタ褒めするのもおすすめです。
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