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ヘッドホン選びでは、つい「解像度が高いか」「音がクリアか」に目が行きがちです。
私もそうでした。
ですが、今回使ったEarFun Wave Pro Xは、その物差しだけでは測れないヘッドホンでした。
音が細かく聴こえるというより、音がそこで鳴っている。
ボーカルの息づかいまで生々しく、まるでスタジオで聴いているような感覚です。
しかも価格は税込16,990円。
同軸デュアルドライバー、LDAC、aptX Lossless、ハイブリッドANC、最大90時間再生と、機能面もほぼ全部入りです。
この記事では、家・通勤・作業中に使って感じた音質、ノイズキャンセリング、装着感、使い勝手を、良い点も気になった点も含めて正直にレビューしていきます。
- ボーカルの息づかいまで伝わる生音感と臨場感
- 音楽を流せば周囲がほぼ無音になるANC
- 軽くて締め付けが弱く、疲れにくい装着感
- 6時間使っても残量95%のスタミナ
- アルミとファブリックで価格以上の高級感
- 外音取り込みは静かな場所で「サー」というノイズが聞こえる
- 装着検知には非対応
PR この記事はメーカーから商品提供を受けて作成しています。とはいえ、使って感じたことは良い点も気になった点も含めて正直に書いています。
EarFun Wave Pro Xを実際に使って感じた結論

EarFun Wave Pro Xは、音のクリアさよりも、生音感と臨場感で聴かせるヘッドホンでした。
解像度の高さを前面に押し出すタイプではありません。
その代わり、ボーカルや楽器が目の前で鳴っているような生々しさがあり、音楽のダイナミックさがしっかり伝わってきます。
何度も聴いてきた曲なのに、今まで気づかなかったコーラスやギターの音が聴こえてくる。
そんな発見があるヘッドホンです。
デフォルトやiPhoneでは生音感寄りですが、AndroidのLDAC接続で聴くとクリアさも一段加わります。
ANCも優秀で、電車や交通量の多い道路でも音楽に没入できます。
装着感は軽く、バッテリーは最大90時間。4万〜7万円台が当たり前のANCヘッドホン市場で、これだけ揃って2万円を切るのはかなり攻めています。
一方で、装着検知には非対応など、惜しいところもあります。
このあたりも含めて、順番にレビューしていきます。
EarFun Wave Pro Xがおすすめな人 / おすすめしない人
- ボーカルや楽器の生々しさ、臨場感を重視する人
- 2万円以下で本格的なANCヘッドホンがほしい人
- 長時間つけても疲れにくいヘッドホンを探している人
- 充電の手間をできるだけ減らしたい人
- AndroidスマホなどでLDACを使いたい人
- 低音の量感や迫力を最優先する人
- 装着検知による自動再生・停止がほしい人
- シャープでキレのある、分析的な音が好みの人
EarFun Wave Pro Xの特徴とスペック
- 独自開発のDCAA同軸デュアルドライバー(40mm DLC+10mm LCP)で、力強い低音と繊細な高音を両立
- Qualcomm QCC3095チップとBluetooth 6.0で、高速かつ安定した接続
- ワイヤレス・有線の両方でハイレゾ再生に対応、Snapdragon Sound認証取得
- LDAC、aptX Lossless、aptX Adaptive、aptX HDに対応
- ANC専用マイク8基によるAdaptive Hybrid ANC、4段階のノイズキャンセリング調整
- 最大90時間再生、15分の充電で最大10時間再生の急速充電
- USB AudioとAUXの有線接続、マルチポイント、低遅延ゲームモード、LE Audio、Auracast、Google Fast Pairに対応
- 航空機用アルミニウム合金外装、90°回転&折りたたみ設計、キャリングケース付属
- 専用アプリ「EarFun Audio」でパラメトリックEQに対応
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カラー | ブラック |
| タイプ | オーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン |
| ドライバー | DCAA同軸デュアルドライバー(40mm DLC振動板+10mm LCP振動板) |
| チップ | Qualcomm QCC3095 |
| ハイレゾ | Hi-Res Audio Wireless/Hi-Res Audio(有線) |
| Snapdragon Sound | 対応 |
| Bluetooth | 6.0 |
| プロファイル | A2DP/AVRCP/HFP |
| 対応コーデック | LDAC/aptX/aptX HD/aptX Adaptive/aptX Lossless/LC3/AAC/SBC |
| LE Audio/Auracast | 対応 |
| ノイズキャンセリング | Adaptive Hybrid ANC(ANC専用マイク8基、4段階調整) |
| 通話ノイズ低減 | AI cVc |
| マルチポイント | 対応(2台) |
| Google Fast Pair | 対応 |
| ゲームモード | 対応 |
| 有線接続 | USB Audio/3.5mm AUX(電源オン時のみ) |
| バッテリー容量 | 800mAh |
| 再生時間 | ANCオフ:最大90時間/ANCオン:最大50時間 |
| 充電時間 | 約2時間 |
| 急速充電 | 15分の充電で最大10時間再生 |
| 最大通信距離 | 15m(障害物なし) |
| サイズ | 188 × 168.3 × 86.7mm |
| 重量 | 約259g |
| 保証 | 18か月(製品登録で計24か月) |
| 価格 | 16,990円(税込) |
| 受賞 | VGP 2026 SUMMER 金賞/Red Dot Design Award 2026 |

- ヘッドホン本体
- キャリングケース
- USBケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 取扱説明書

説明書もしっかり日本語対応なので安心です。
同軸デュアルドライバー、aptX Lossless、ANC専用マイク8基、最大90時間再生がまとめて2万円以下に収まっているのは、スペックだけ見てもかなり強いです。
デザイン・装着感|259gの軽さと価格以上の質感
アルミのハウジングと編み込みファブリックのヘッドバンドで高級感がある

ハウジングには航空機用アルミニウム合金を採用し、表面にはCDパターン加工が施されています。
光の当たり方で同心円状の模様が浮かび上がり、マットなブラックのボディとのコントラストがかなり上品です。

個人的に気に入っているのが、ヘッドバンドの外側が編み込みのファブリックになっているところ。
樹脂やレザー調だけで仕上げるより手触りが良く、一気に高級感が増しています。正直、この価格のヘッドホンとは思えない仕上がりです。

イヤーカップは90°回転し、折りたたむこともできます。


キャリングケースも付属しているので、通勤・通学など外出先の持ち運びも安心です。


L側には充電・オーディオ兼用のUSB-Cポートが、R側には電源、音量、ノイキャンボタンと3.5mmジャックが設置されています。
たっぷりのクッションで締め付けが弱く、長時間でも疲れにくい

実測の重量は260.5g。
実際に装着しても、ヘッドホンとしてはかなり軽く感じます。

イヤーパッドはクッションがたっぷりで、耳まわりを柔らかく包み込んでくれます。
側圧も強くないので、頭を締め付けられる感じがありません。
家での作業中や通勤中に長めに使っていても、耳や頭が痛くなることはありませんでした。
音質レビュー|クリアさより生音感。スタジオで聴いているような臨場感

Wave Pro Xの最大の特徴が、独自開発のDCAA同軸デュアルドライバーです。
低音担当の40mm DLCドライバーと、高音担当の10mm LCPドライバーを同じ軸上に配置。
低音と高音が同じ位置から鳴るので、音のつながりが自然で定位感も良くなる設計です。
実際の音は、クリアさよりもダイナミックさ、臨場感、ナチュラルさが際立つ音。
音を細かく分解して聴かせるというより、音楽全体が生き生きと鳴ります。
とくにボーカルの生音感が印象的です。

低音・中音・高音の印象
- 低音:しっかり響きます。ただ、低音好きの私としては、もっとずんずん響いてほしいところもありました。物足りなければアプリのパラメトリックEQで調整できます。
- 中音:息づかいまで聴こえる精細な表現。ボーカルの生々しさは、この中音の描写力によるところが大きいです。
- 高音:伸びが良く、ピアノやヴァイオリンの音がかなり気持ちいい。刺さる感じもありません。
どの帯域も突出せず、全体のバランスは良好です。
聴き慣れた曲に、気づかなかった声やギターが聴こえてくる
一番驚いたのが、何度も聴いてきた曲に新しい発見があったことです。
キタニタツヤの「聖者の行進」では、メインボーカルの裏に時々入ってくる男性や女性の複数の声が、しっかり聞き分けられました。
何度も聴いていたのに、こんな声が入っていることに今まで気づいていませんでした。
ツインギターの曲でも同じです。
今まで一つのかたまりとして聴いていた音が、ちゃんと2本のギターとして浮かび上がってきました。
解像度で押し切るタイプではないのに音の重なりがきちんとほどけるのは、同軸デュアルドライバーの定位感の良さが効いているのだと思います。
デフォルトは若干こもり気味。でも不自然さはない
EQをいじらないデフォルトの状態だと、曲によっては若干こもった感じがあります。
ただ、不自然さはありません。
むしろこの少し落ち着いたトーンが、生音感や臨場感につながっている印象です。
キラキラしたクリアな音を求める人には物足りないかもしれませんが、長く聴いても疲れにくい音です。
LDACで聴くと、クリアさと解像度が一段上がる

iPhone 17 ProとGoogle Pixel 10の両方で使ってみると、Pixel 10の方が音はクリアで、解像度も高く感じました。
さらにPixel 10でLDACをオン・オフして比べたところ、ハイレゾではない曲でも、LDACオンの方がはっきり音質が良くなります。
iPhoneでも生音感は十分楽しめますが、スマホでWave Pro Xの実力を引き出すなら、LDAC対応のAndroidスマホとの組み合わせがおすすめです。
バンドサウンドとクラシックとの相性が抜群
生音感が強いので、とくに相性が良いのがバンドサウンドとクラシックです。
バンドサウンドでは、ボーカル、ギター、ドラムがそれぞれの場所で鳴っている感じがあり、スタジオの空気感が伝わってきます。
クラシックでは、ピアノやヴァイオリンの響きが本当に気持ちいい。
生楽器の多い音楽をよく聴く人ほど、このヘッドホンの良さを実感できると思います。
ノイズキャンセリング・外音取り込み
ANC:音楽を流せばほぼ無音の没入感
Wave Pro Xは、ANC専用マイク8基を使ったAdaptive Hybrid ANCを搭載しています。
家や作業中に加え、通勤の電車や交通量の多い道路でも、ANCを最大にして試してみました。

何も再生していない状態だと、外の音がすべて消えるほどではありません。
それでも周囲の音はかなり小さくなります。
そして音楽を流すと、そこまで大きな音量でなくても、周りの音はほぼ聞こえなくなります。
電車の走行音や車の音に邪魔されず、音楽だけに集中できる没入感は、この価格帯ではかなり優秀です。
外音取り込み:音は自然。ただ静かな場所では「サー」が気になる
外音取り込みモードでは、周囲の音が自然に聞こえます。
ヘッドホンをつけたままでも、人の声やアナウンスに違和感がありません。
ただ、静かな場所では常に「サー」というノイズが聞こえてしまいます。
屋外や電車内ではそれほど気になりませんが、静かな室内で使う場合は少し気になるかもしれません。
使い勝手|アプリ・有線接続・バッテリー
EarFun Audioアプリは設定項目が多く、地味に便利な機能も

専用アプリ「EarFun Audio」は設定項目が多く、ANCモードの切り替えやEQ、各種設定を細かくカスタマイズできます。
Wave Pro Xでは、周波数ごとに細かく調整できるパラメトリックEQも新たに搭載されました。

地味に便利なのが、デュアルデバイス接続の画面。
いま接続中のデバイスが一覧で確認でき、アプリ側で接続のオン・オフも切り替えられます。
マルチポイントを使っていると「今どのデバイスにつながってるんだっけ?」となりがちなので、これは助かります。

自動電源オフの設定があるのもありがたいポイント。
電源を切り忘れても、バッテリーを無駄に消費しません。
ただ、電源オフになる時間は最短でも30分とやや長め。
個人的には15分の選択肢も欲しいなと思います。
購入後はアプリを入れて、ファームウェアを最新にしておくのがおすすめです。
USB Audioの有線接続にも対応。ただ音は無線の方が好みだった
USB Audioで有線接続も試してみました。
問題なく使えますが、ワイヤレス接続でのEQやモードの設定などがオフになるので、音質はむしろ無線の方が良いと感じました。
有線だから音が良くなると期待しすぎず、バッテリーを気にせず使いたいときやBluetoothが使えない環境での選択肢と考えるのがちょうどいいと思います。
6時間使っても残量95%。最大90時間は伊達じゃない
バッテリーは800mAhの大容量で、ANCオフなら最大90時間、ANCオンでも最大50時間の連続再生に対応しています。

実際、フル充電から6時間くらい使っても、残量は95%でした。
毎日の通勤や作業で使っても、充電はほとんど意識しなくて済みそうです。
15分の充電で最大10時間再生できる急速充電にも対応しているので、うっかり充電を忘れても安心です。
EarFun Wave Pro XとWave Proの違い


Wave Pro Xは、2024年に登場したEarFun初のヘッドホン「Wave Pro」の上位モデルです。
Wave Proは執筆時点の公式ストアで8,990円と手頃なので、どちらにするか迷う人も多いと思います。主な違いはこちらです。
| 項目 | Wave Pro X | Wave Pro |
|---|---|---|
| ドライバー | 40mm DLC+10mm LCP 同軸デュアル | 40mm DLC シングル |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4 |
| 対応コーデック | LDAC/aptX Lossless/aptX Adaptive/aptX HD/LC3/AAC/SBC | LDAC/SBC |
| LE Audio/Auracast | 対応 | 非対応 |
| ANC | Adaptive Hybrid ANC(ANC専用マイク8基、4段階調整) | ハイブリッドANC(最大45dB) |
| 再生時間(ANCオフ/オン) | 最大90時間/最大50時間 | 最大80時間/最大55時間 |
| 急速充電 | 15分で最大10時間 | 10分で最大10時間 |
| 有線接続 | USB Audio/3.5mm AUX | 3.5mm AUX |
| パラメトリックEQ | 対応 | 非対応 |
| シアターモード | 非対応 | 対応 |
| 重量 | 約259g | 約268g |
| カラー | ブラック | ブラック/オフホワイト |
| 価格(税込) | 16,990円 | 8,990円(公式ストア、執筆時点) |
進化の中心は、同軸デュアルドライバーへの刷新と、Bluetooth 6.0やaptX Lossless、LE Audioに対応した接続まわり。
ANCも専用マイク8基のAdaptive Hybrid ANCに強化され、本体はむしろ軽くなっています。
一方で、ANCオン時の再生時間とシアターモードはWave Proに分があります。
- 音質、ANC、質感まで妥協したくない人 → Wave Pro X
- 予算を抑えてLDAC対応のANCヘッドホンがほしい人 → Wave Pro
EarFun Wave Pro Xのデメリット・気になったところ
- 外音取り込みで「サー」というノイズが聞こえる
静かな室内で使うときに気になります。 - 装着検知に非対応
ちょっと外して会話するときに、自動で一時停止してくれるとさらに便利でした。 - 低音好きには量感がやや控えめ
迫力重視ならEQでの調整が前提になります。
どれも致命的な欠点ではありませんが、使い方によっては気になるポイントなので、購入前に押さえておくと安心です。
EarFun Wave Pro Xレビューまとめ

ということで、EarFun Wave Pro Xをレビューしました。実際に使った私の評価はこんな感じです。
EarFun Wave Pro Xは、クリアさや解像度で押し切るのではなく、生音感と臨場感で音楽を楽しませてくれるヘッドホンでした。
聴き慣れた曲に新しい音を見つけさせてくれる体験は、なかなか他では味わえません。
そこにANCの没入感、疲れにくい装着感、なかなか減らないバッテリー、上質な外観まで揃って税込16,990円。
この完成度はかなりお買い得です。
ヘッドホンに解像度より「音楽を聴く楽しさ」を求める人に、ぜひ試してほしい一台です。
公式サイト:https://www.myearfun.com/jp
Amazon公式ストア:https://amzn.to/4xJF1US
EarFun楽天市場店:https://a.r10.to/hP6DyP
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