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iPhone 18 Pro / Pro Maxでは、有線での急速充電がさらに高速化されました。
Appleによると、対応する電源アダプタを使用した場合、約15分で最大50%まで充電可能。
iPhone 17 Proの約20分から、5分短縮されています。
ここで気になるのが、
「iPhone 18 Proは最大60W充電に対応したのか?」
そして、
「AVS対応充電器でなければ、この速度は出ないのか?」
という点です。
Appleは有線高速充電について、60W対応USB-Cケーブルと、USB PD 3.1以降のAVS(可変電圧供給)対応電源アダプタでサポートされると説明しています。
また、約15分で最大50%というテストには、最大60W対応の「Apple 40Wダイナミック電源アダプタ」が使用されています。
参考 https://www.apple.com/newsroom/2026/09/apple-debuts-iphone-18-pro-and-iphone-18-pro-max
ただし、AppleはiPhone 18 Pro本体の最大受電電力を60Wとは公表していません。
さらに、AVSが実際の高速充電に技術的に必須なのかも、現時点では分かっていません。
実はiPhone 17 Proでも、Appleの新しいAVS対応充電器の登場から「AVSが高速充電の鍵ではないか」と考えられていましたが、発売後の検証ではiPhone 17 Pro自体はSPR AVSを利用していないことが確認されました。
そのためこの記事では、
- iPhone 18 Proは本当に60Wで充電するのか
- Appleが示す高速充電の条件
- AVSとは何なのか
- AVSは本当に必要なのか
- Apple公称条件を満たすAVS対応充電器
- 手持ちの充電器を買い替える必要があるのか
を、現時点で分かっている情報から整理します。
iPhone 18 Proの充電は最大60W?
まず結論からいうと、iPhone 18 Proが最大60Wで受電することは、現時点では確認できません。
Appleが公表しているのは、iPhone 18 Pro / Pro Maxが約15分で最大50%まで高速充電できることと、そのテスト・サポート条件です。
Appleが示している主な条件をまとめると、次のとおりです。
| 項目 | iPhone 18 Pro / Pro Max |
|---|---|
| 有線高速充電 | 約15分で最大50% |
| 電源アダプタ | 60W以上 |
| USB PD | USB PD 3.1以降 |
| 可変電圧供給 | AVS対応 |
| USB-Cケーブル | 60W対応 |
ここで区別しておきたいのが、
「60W以上の充電器を使用する」=「iPhoneが60Wで受電する」
ではないことです。
Appleが高速充電テストに使用した「Apple 40Wダイナミック電源アダプタ」は、必要に応じて最大60Wまで出力できるAVS対応充電器です。
しかし、充電器側が60Wを供給できるからといって、iPhone 18 Proが実際に60Wまで受電するとは限りません。
したがって現時点では、
「iPhone 18 Proは最大60W充電対応」と断定するのではなく、「Appleは約15分で50%の高速充電に60W以上のAVS対応電源アダプタを使用している」
と捉えるのが正確です。
なお、AppleがiPhone 18 Pro / Pro Maxの高速充電テストに使用しているのは、Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)です。
製品名は「40W」ですが、必要に応じて最大60Wまで動的に出力でき、AVSにも対応しています。
iPhone 17 Proより50%までの充電が5分高速化

iPhone 18 Proで明確に進化したのが、50%までの公称充電時間です。
iPhone 17 Proでは約20分で最大50%でしたが、iPhone 18 Proでは約15分に短縮されています。
| iPhone 17 Pro | iPhone 18 Pro | |
|---|---|---|
| 最大50%まで | 約20分 | 約15分 |
| Appleが示すアダプタ条件 | 40W以上 | 60W以上 |
| AVSの明記 | なし | あり |
公称時間では5分、割合にすると約25%の短縮です。
ただし、「必要な充電器が40Wから60Wになったので、充電速度も1.5倍になった」という意味ではありません。
スマートフォンの充電電力は一定ではなく、バッテリー残量や本体温度などに応じて変化します。
実際、iPhone 17 Pro MaxではApple純正40Wアダプタを使用してもピークは約36〜37Wで、70W以上の充電器でもほぼ同等でした。
iPhone 18 Proについても、実際のピーク受電電力が何Wになるのかは、発売後の実測を待つ必要があります。
AVSとは?
AVS(Adjustable Voltage Supply)は、日本語では「可変電圧供給」と呼ばれるUSB PDの仕組みです。
簡単にいうと、接続した機器に合わせて充電器の出力電圧を細かく調整できる技術です。
一般的なUSB PDでは、5V・9V・15V・20Vといったあらかじめ用意された電圧から、端末と充電器が適切なものを選択します。
AVSでは、それに加えて対応範囲内の中間的な電圧を機器側から要求できるため、接続したデバイスに合わせてより柔軟に電力を供給できます。
イメージとしては、
- 従来の固定電圧
→ 用意された電圧から選ぶ - AVS
→ 対応範囲内で電圧をより細かく調整する
という違いです。
PPS対応とAVS対応は別
AVSと似た仕組みに、PPS(Programmable Power Supply)があります。
PPSも接続機器に合わせて電圧を細かく変更できますが、PPSとAVSは同じものではありません。
そのため、
- USB PD対応
- PPS対応
- 最大65W
という充電器であっても、必ずしもAVS対応とは限りません。
ただし後述するように、AVS非対応だからiPhone 18 Proを高速充電できない、と現時点で断定することもできません。
ここはAppleが公表している条件と、実際の充電挙動を分けて考える必要があります。
PD 3.2でなければ使えない?
AppleはiPhone 18 Proの有線高速充電について、USB PD 3.1以降のAVS対応電源アダプタでサポートすると説明しています。
そのため、Appleの公表条件上はUSB PD 3.2が必須とはされていません。
一方、60W・65Wクラスの充電器で関係するSPR AVSはUSB PD 3.2で追加された仕組みです。
USB PD 3.1では高出力のEPR向けにAVSが導入され、その後USB PD 3.2で100W以下のSPRにもAVSが拡張されました。
SPR AVSでは27〜100Wの範囲を対象に、9〜20Vまでの電圧を細かく調整できます。
そのため、60W・65WクラスでAppleの公表条件を確実に満たす充電器を探す場合、USB PD 3.2・SPR AVS対応は分かりやすい目印になります。
ただし、USB PD 3.2に対応していない充電器ではiPhone 18 Proを充電できない、という意味ではありません。
AVSは本当に必要?iPhone 17 Proでは必要なかった
ここが今回、最も注意したいポイントです。
AppleはiPhone 18 Proの高速充電条件としてAVS対応電源アダプタを明記しています。
そのため、Appleが公称する約15分で最大50%という条件を確実に再現したいなら、現時点ではAVS対応充電器を選ぶのが最も安全です。
一方で、
「AVS非対応充電器では約15分・50%を実現できない」
とまでは、まだ確認されていません。
実はiPhone 17シリーズでも似た状況がありました。
iPhone 17と同時期に登場した「Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)」がUSB PD 3.2・SPR AVSに対応していたため、発売当初は「iPhone 17の40W級高速充電にはAVSが必要なのではないか」と考えられていました。
しかし、発売後にChargerLABが確認したところ、iPhone 17シリーズはPD 3.2のSPR AVSを利用しておらず、従来のUSB PDで充電していました。
iPhone 17 Pro Maxでは、Apple純正40Wアダプタだけでなく、多くのサードパーティー製USB PD充電器でも約36Wまで到達しています。
つまりiPhone 17世代では、
「Apple純正充電器がAVS対応」=「iPhoneの高速充電にAVSが必須」
ではありませんでした。
iPhone 18 Proは17 Proと状況が少し違う
ただし、iPhone 18 ProについてもAVS不要と考えるのはまだ早いでしょう。
iPhone 17 Proのときと異なるのは、今回はApple自身が有線高速充電についてAVS対応電源アダプタを明記していることです。
そのため現時点では、
- Apple公称の約15分・50%の条件にはAVSが含まれている
- iPhone 18 Proが実際にAVSを利用するかは未確認
- AVS非対応の60W以上のUSB PD充電器で同等の速度が出るかも未確認
という状況です。
iPhone 17 Proの前例を考えると、AVS非対応の充電器でも十分な速度が出る可能性はあります。
しかし、実測結果が出るまでは断定できません。
60W・65W充電器なら何でも高速充電できる?
現時点での答えは、「まだ分からない」です。
市場には、
- USB PD 3.0・最大65W
- USB PD 3.0・PPS対応・最大65W
- USB PD 3.2・SPR AVS対応・最大65W
など、さまざまな65W充電器があります。
Apple公称の高速充電条件をそのまま満たすのはAVS対応製品ですが、AVS非対応の60W・65W充電器で実際にどの程度の速度が出るのかは、iPhone 18 Proでの検証が必要です。
そのため、すでに60W以上のUSB PD充電器を持っている人が、iPhone 18 Proのためだけに急いでAVS対応充電器へ買い替える必要はないと思います。
発売後の充電テストを確認してから判断しても遅くありません。
一方、これから新しく60W・65Wクラスの充電器を購入するのであれば、AVS対応製品を選んでおけばApple公称条件にも対応できるため、選択肢としては合理的です。
iPhone 18 Proの高速充電条件を満たすAVS対応充電器
現時点で、60W以上かつAVSへの対応を確認できる主な充電器をまとめました。
ここでいう「条件を満たす」とは、Appleが公表している電源アダプタ側の条件に合致するという意味です。
iPhone 18 Proで必ず約15分・50%になることを実機で確認した、という意味ではありません。
| 製品 | 最大出力 | AVS | 確認方法 | 高速充電条件 |
|---|---|---|---|---|
| Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応) | 60W | ○ | Apple公式 | ○ |
| UGREEN Nexode Air 65W | 65W | ○ | 実機測定 | ○ |
| TORRAS FlexLine Pro 60W | 60W | ○ | メーカー確認 | ○ |
| Google Pixel Flex デュアルポート 67W USB-C 急速充電器 | 67W | ○ | Google公式 | ○ |
| Anker SafeCharge Pro+ | 65W | ○ | 中国Anker公式 | 確認中 |
Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)

まず基準になるのが、Apple純正の40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)です。
通常は40W級ですが、必要に応じて最大60Wまで動的に出力でき、AVSにも対応しています。
AppleがiPhone 18 Pro / Pro Maxの高速充電テストに実際に使用した製品なので、Apple公称の約15分で最大50%という条件を確実に狙うなら最も分かりやすい選択肢です。
ただし、前述のとおり、この充電器を使うからiPhone 18 Proが60Wまで受電するという意味ではありません。
UGREEN Nexode Air 65WはPD 3.2・AVS対応を実機で確認

私が実際に確認したのが、UGREEN Nexode Air 65W急速充電器です。
Nexode Air 65Wは、USB-Cポートから単ポート最大65Wを出力できるコンパクトなGaN充電器です。
UGREENの商品ページではPD 3.2やAVSへの対応が明確に記載されていませんが、製品をテスターで確認したところ、USB PD 3.2、AVSへの対応が検出されました。

そのため、60W以上+AVSというApple公称の電源アダプタ側の条件に合致します。
TORRAS FlexLine Pro 60WはメーカーにPD 3.2・AVS対応を確認

TORRAS FlexLine Pro 60Wは、最大60W出力に対応したUSB-Cケーブル一体型の急速充電器です。
TORRAS日本公式ではAVS制御技術への対応が案内され、Amazonの商品情報にも「PD3.2・PPS・AVS」と記載されています。
さらに今回TORRASに直接確認したところ、USB PD 3.2およびAVSに対応しているとの回答を得ました。
その後、実機をテスターで確認したところ、USB PD 3.2、AVSへの対応が検出されました。

ケーブル内蔵タイプならTORRAS FlexLine Pro 60Wもかなりおすすめの製品です。
Google Pixel Flex デュアルポート 67W USB-C 急速充電器
GoogleのPixel Flex デュアルポート 67W USB-C 急速充電器も、AVSへの対応が公式仕様で明確な製品です。
GoogleはUSB PD 3.2に加えて、
- 9~15V / 4A
- 15~20V / 3.35A
- 最大67W
と具体的な出力範囲を公開しています。
単ポート最大67Wなので、Appleが示す60W以上+AVSという条件を仕様上満たしています。
Ankerは国内で分かりやすい対応モデルがまだ少ない
Ankerは日本でも65W以上のUSB-C充電器を多数販売していますが、現時点では60W級のSPR AVS対応を明確に確認できる国内販売モデルが少ない状況です。
中国ではAVS対応の新型65W充電器「Anker SafeCharge Pro+」がすでに登場しており、今後日本でもAVS対応モデルが増える可能性があります。
既存のAnker製充電器を持っている場合も、AVS非対応だからといってすぐ買い替える必要はありません。
iPhone 18 Proでの実際の充電速度を確認してから判断するのがよいでしょう。

AVS対応充電器を選ぶならどこを見る?
Apple公称条件を満たすAVS対応充電器を選びたい場合は、
- USB-C単ポートで60W以上を出力できる
- USB PD 3.1以降に対応している
- USB PD規格上のAVSに対応している
- 60W対応USB-Cケーブルを使用する
あたりを確認するとよいでしょう。
60W・65Wクラスでは、USB PD 3.2・SPR AVS対応と明記された製品が分かりやすい選択肢です。
ただし、「AVS対応でなければiPhone 18 Proを高速充電できない」と現時点で考える必要はありません。
これはあくまで、Appleが公表している高速充電条件を確実に満たすための選び方です。
iPhone 18 Pro用に充電器を買い替える必要はある?
すでにUSB PD対応の高出力充電器を持っているなら、現時点では買い替えを急ぐ必要はないと思います。
iPhone 17 ProではAVSが必須ではなく、一般的なUSB PD充電器でもピークに近い充電速度が出ていました。
iPhone 18 Proでも同じような互換性を持つ可能性があります。
そのため、
- すでに60W以上のUSB PD充電器を持っている
→ まずはそのまま使用し、実機検証の結果を確認 - これから新しく60W・65W充電器を買う
→ AVS対応製品を選んでおけばApple公称条件もカバーできる
という考え方がよいでしょう。
一方、30W前後の充電器ではAppleが公称する約15分・50%の条件には届かないため、短時間でできるだけ多く充電したい場合は高出力モデルへの買い替えに意味があります。
まとめ|Apple公称条件ではAVS対応。ただし本当に必須かはまだ分からない
iPhone 18 Pro / Pro Maxでは、有線高速充電によって約15分で最大50%まで充電可能になりました。
Appleが示している主な条件は、
- 60W以上の電源アダプタ
- USB PD 3.1以降
- AVS対応
- 60W対応USB-Cケーブル
です。
ただし、ここから「iPhone 18 Proは最大60Wで受電する」「AVS非対応充電器では高速充電できない」とまでは判断できません。
Appleは最大受電電力を公表しておらず、AVS非対応充電器との速度差もまだ確認されていないためです。
特にiPhone 17 Proでは、発売当初AVS対応が注目されたものの、後の検証でSPR AVSを使用しておらず、一般的なUSB PD充電器でもピークに近い速度で充電できることが分かりました。
iPhone 18 ProではApple自身がAVSを高速充電条件として明記しているため、17 Proとまったく同じとは限りません。
現時点では、
Apple公称の約15分・50%を確実に狙うなら60W以上のAVS対応充電器。すでに60W以上のUSB PD充電器を持っているなら、買い替えは実機検証が出てからでも遅くない。
というのが最も現実的な判断だと思います。
iPhone 18 Pro発売後、AVS非対応充電器を含む実測結果が確認できれば、この記事にも追記します。





