1年使ったiPhone 16 Proを振り返る。良かったところ、悪かったところ、正直な感想

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2026年6月25日、iPadやMacBookなどのApple製品が値上げしました。
メモリ(DRAM)やSSDなど半導体部品のコスト高騰と円安の進行が主な原因ですが、幸いなことにiPhoneの値上げはこの時点では実施されませんでした。

実はまさにその前日、私はiPhone 17 Proを購入していました。
本当はスキップして18 Proを買うつもりでいたのですが、どう考えても数万円単位の値上げは避けられないだろうと思い、購入を決意。
16 Proのリセールバリューの高いうちに買い換えるのが得策だろうと判断したのもあります。

正直なところ1年使ったiPhone 16 Proには何の不満もありません。
私の使い方だとiPhone 15 Proとの差は微々たるもの、という印象でした。

最近のiPhone XX Proは、文字通り様々な分野の「プロ」の使用に耐え得る仕様に仕上がっていて、その人によって使い方がかなり違うように思います。

私もGoogle Pixel 10との2台持ちで使い分けていて、やや特殊な使い方をしている方だと思うので、私の個人的な感想が何かの役に立てば幸いです。

私のiPhone 16 Proの基本的な使い方

使っていたiPhone 16 Proのスペック

  • カラー:ナチュラルチタニウム
  • 容量:256GB
  • 使用開始:2025年6月

15 Proと同じく、チタン素材採用なのでチタンの素材感を感じられるナチュラルチタニウムをチョイスしました。

iPhone 16 Proは容量128GB〜ですが、15 Proから容量に余裕を持たせるために256GBにしていたので、今回も256GBを購入。
1年経過しましたが、使用量は200GB前後。
Log撮影した動画が残っていて、写真と合わせて全体の4分の1くらい使用している印象です。

使ったアクセサリ

メインで使っていたケースは韓国のGetriというブランドのクリアケース。
カメラコントロールのオレンジアクセントが気に入って購入。
さすがに1年経つと劣化により黄ばみが出ていますが、iPhone 16 Proをしっかり守ってくれました。

ガラスフィルムはTORRASのGlassGo Ultraを使用。
航空宇宙グレードの硬度9H超の日本製ガラスを採用していて、ガイド枠で貼り付けが信じられないくらい簡単です。
それ以上に、特殊なコーティングで指紋がほとんどつきません。
1年使うとさすがに指紋も多少つくようになりますが、それでも他のガラスフィルムと比べると軽微だと思います。

で、ここにMOFT Snap-On スマホスタンドを貼り付けて使用していました。

Google Pixel 10との使い分け

私はiPhoneもAndroidもどちらも使いたいのでスマホは2台持ち歩いていて、ずっとそれで使ってるのでもはや統合しにくくなっています。

もちろんどちらも回線契約をしていて、使用用途を微妙に分けています。

スマホ回線主な使用用途
iPhone 16 Pro楽天モバイルネット、動画撮影、写真撮影、PASMO、テザリング、音楽再生
Google Pixel 10Povo電話、LINE、Suica、投資・金融

楽天モバイルはどれだけ使ってもMAX月額3,278円(税込)なので、ネットは基本的にiPhone 16 Proを使用。
2026年にPixel 10側のキャリアを見直してワイモバイルからPovoに移行しました。
外ではほぼPixel 10を使わないので、月3GB/990円のでいいなと。
このトッピングという仕組みがめちゃくちゃ便利で、最近はそのトッピングすら購入せず、128kbpsで使ってますが、今のところ支障はありません。

あとは動画と写真を撮るときはiPhone 16 Proをメインで使っています。

イメージ的には、生活や仕事に関わる部分はPixel、趣味とか遊びにiPhoneと、使い分けている感じです。

よく使うアプリ

インスタとかThreadsとかXのようなSNSは当たり前によく使いますが、それ以外で言うと以下のようなアプリをよく使っています。

  1. Blackmagic Camera
  2. Lightroom
  3. PGYTECH
  4. ChatGPT / Claude
  5. Kindle
  6. RingConn / ヘルスケア
  7. ウェリー

ほぼカメラ関係のアプリです。

Blackmagic Cameraは、iPhoneで本格的な動画を撮影することのできる無料アプリ。

ISOとかシャッタースピードを調整できるので、シネマティックな動画を撮るのに必須のアプリです。
純正カメラだと細かな制御ができないので、動画はほぼBlackmagic Cameraでしか撮っていません。

ただ、最近は私の使い方だとProResもLog別にいらないのでは?と思い始めていて色々試し中です。
今のところ、ProRes Logなしで設定もフルオートだとしても、iPhone純正カメラよりもBlackmagic Cameraの方がホワイトバランスとか明るさがいい感じになる気がします。

Lightroomは、Adobeの写真編集アプリ。

写真を綺麗に仕上げたいなら、レタッチは必須。
私の場合、カメラで撮った写真もスマホで取り込んでLightroomで編集しています。

PGYTECHは、iPhoneでRAW撮影・4K動画・手動設定・フィルター・外部ストレージ保存などを使える、写真/動画撮影向けの高機能カメラアプリです。
一部有料ですが、ほぼほぼ無料で使えます。

フィルム風のフィルターの種類が多い上に優秀で、いい感じの写真を簡単に撮ることができます。

④ChatGPTとClaude、両方を使用しているので、iPhoneにもアプリを入れています。
アプリでは、どっちかというとChatGPTの方が使用頻度が高いかも。

⑤移動中とかに本を読むのにKindleを使ってます。

⑥睡眠などのヘルスケアにはスマートリングのRingConn Gen 3を使っていて、iPhoneのヘルスケアと連携しています。
RingConnアプリで健康状態などをチェックしています。
Apple Watchも併用しているので、統合した情報をヘルスケアで確認しています。

⑦ウェリーは、スマートバスマットで計測した体重などを確認するのに使用。
1年使ったら5kg痩せました。

1年使ったiPhone 16 Proの状態

本体の状態は中身も外観も非常に良好

ケースを使用していたので、外観はかなり綺麗です。

側面のチタンの変色などもありませんが、USB-Cポート周りは多少ケース跡が残っています。
たぶんちゃんとクリーニングすれば消えると思います。

画面側は幸い落としてガラスフィルムが割れるようなこともなく、画面自体もキレイなままです。
液晶のドット抜けや、動作の不具合も起きていません。

バッテリー最大容量は99%!

購入してすぐ、試しに充電上限を80%にして使用してきました。

結果、充放電回数は200回程度で、バッテリーの最大容量は99%と、劣化はかなり抑えられています。

スマホ2台で併用してはいますが、毎日使用していて、負荷のかかることはiPhone側でやっていたのでかなり優秀。
同じ日に使い始めて、充電上限を95%にしていたパートナーのiPhone 16 Proは最大容量91%だったので、80%上限は思ったより意味があるのかもしれません。

実際、私の場合は80%上限で使っていてバッテリー不足で困るような場面もありませんでした。
設定して最初の頃はバッテリー残量が減ると心許ない気がしていたのですが、慣れると気にならなくなります。
バッテリーの劣化を抑えたい人はしばらく試してみることをおすすめします。

iPhone 16 Proの良かったところ

カメラコントロールで優秀なスナップシューターになった

16 Proで新たに追加されたスライダーボタン、「カメラコントロール」。

これが個人的にめちゃくちゃ便利でした。
設定すればここをワンプッシュするだけでカメラが起動できるので、「これ撮りたい」からシャッターを切るまでがめちゃくちゃ速い。
カメラの立ち上がりはGRⅢがやっぱり速くて持ち歩くことが多かったのですが、iPhone 16 Proが来てからは使うことが明らかに減りました。

撮れる写真も15 Proより明らかに「スマホ感」がなくなっていました。

ここは新しいモデルが出るたびに驚かされるところ。

4K 120fpsをProRes Logで撮影できる

ぶっちゃけ使うことはほとんどないのですが、4K 120fpsをProRes Logで撮れるようになったのも、地味に嬉しいところ。

動画は静止画の連続ですが、fpsは要するに1秒をいくつの画像で動画にするか、という数字。
で、ProRes Logは後で動画編集しやすい形式でキレイに撮れる形式のことで、15 Proから採用されました。

fpsはテレビやYouTubeだと30、映画とかシネマティックなVlogだと24が主流です。
60とか120fpsだとスポーツの速い動きもキレイに撮れるのですが、私が使うのはスローにしたい時。
1秒間に120コマあるということは、30fpsが4秒分ある計算です。
つまりは4倍スローにしてもスムーズになるので、木漏れ日で風に揺れる木の葉のような場面を雰囲気のあるスローな動画にすることができます。

まあ、ProRes Logで撮ってがっつりカラグレしたい、という人以外には全くもっていらない機能ではあります。
だからこその「Pro」モデルなんでしょう。

iPhone動画撮影用のアクセサリが増えた

で、プロレベルのキレイな動画を撮りたいとき、必須ではないのですがあると良いのがNDフィルターという、サングラスのようなレンズフィルター。
あと、ProResはデータがとんでもなく重くなるのでSSDなどの外部ストレージは必須です。
できれば手ブレを抑えるためにカメラハンドルやグリップがあるといいかもしれません。

15 Proからすでに、NDフィルター用のレンズマウントや小型のSSD、伊iPhoneでもカメラアクセサリを使えるようにするケージが販売されてはいたのですが、選択肢が少なく、価格も高めでした。

16 Proの発売後は、動画撮影者が増えてこうした動画撮影用の周辺アクセサリが増え、価格も安いものが増えたのは嬉しい環境の変化でした。

VLOGなどを撮影するときはこんなセットを使ってました。
ケースはマグネット式のレンズフィルターの着脱が可能な、SUNEASTのSnapClickというケースと、ソフトフィルター(Black Mist)を使っていました。

ガッツリ撮影する時はUlanzi MA60をグリップハンドルにして、1TBの転送速度速めのSSDを、ライトに撮影する時は256GBの小さいSSDをと使い分けています。

iPhone 16 Proの気になったところ

120mm(5倍望遠)の使いどころがない

個人的に一番気になったのがここ。

5倍望遠がとにかく使いづらい。
望遠倍率が上がると手ブレが大きくなるので、動画メインで使ってる私にとっては非常に使いづらかったです。
そこまで望遠して撮ることが必要な場面もありませんし、画角的には3倍くらいがちょうどよかったんですよね。

12MPのせいなのか微妙に画質もよくないように感じました。

慣れれば写真もいい感じに撮れるのかもですが、この画角には慣れないまま17 Proに移行してしまいました。

カメラコントロールはカメラ起動ボタンとしてしか使わない

良い点で挙げたカメラコントロール。
確かにカメラをワンプッシュで起動できるようになって便利ではあるのですが、反面、撮影中に明るさやズームコントロールなどのスライダーや、シャッターボタンとして使うことはありませんでした。

慣れの問題かもしれませんが、正直使いづらいし、別に画面上でタッチ操作できるのであえて使う必要もありません。
ただ、ここを使いこなせると、iPhoneをカメラのように構えたまま、細かな操作ができるので、画角が崩れたり手ぶれしたりしにくくなるはず。
なので、iPhoneをもっと本格的な撮影機材として運用する人には便利なのかもしれません。

使って感じたiPhone 15 Proとの違い

まずは15 Proとの違いをざっくりまとめてみました。

項目iPhone 15 ProiPhone 16 Pro
発売年2023年2024年
チップA17 ProA18 Pro
画面サイズ6.1インチ6.3インチ
重量187g199g
本体素材チタニウムチタニウム
容量128GB〜1TB128GB〜1TB
メインカメラ48MP48MP Fusion
超広角12MP48MP
望遠3倍光学5倍光学
写真の最大デジタルズーム最大15倍最大25倍
フロントカメラ12MP TrueDepth12MP TrueDepth
カメラコントロールなしあり
動画4K Dolby Vision最大60fps4K Dolby Vision最大120fps
バッテリー:ビデオ再生最大23時間最大27時間
ストリーミング再生最大20時間最大22時間
MagSafe最大15W最大25W
Qi2最大15W最大15W
USB-CUSB 3 最大10Gb/sUSB 3 最大10Gb/s
SIMnano-SIM+eSIMnano-SIM+eSIM

iPhone 15 Proと比べると、画面が6.3インチに大型化し、チップはA18 Proに進化。
カメラ面では、超広角が48MPになったほか、15 Proでは3倍だった望遠が、16 Proでは12MPの5倍望遠に強化されています。

特に大きいのは、写真・動画まわりの進化です。
iPhone 16 Proではカメラコントロールが追加され、4K Dolby Visionの120fps撮影や、外部ストレージ使用時のProRes 4K/120fps撮影にも対応しました。
15 Proよりも、望遠撮影や動画撮影を重視する人に向いたモデルと言えます。

正直、実際使っていてカメラ周り以外で15 Proとの大きな差は感じませんでした。
多少音楽などをイヤホンで聴いている時の音質が良くなったかな?という程度です。

カメラ周りに関しても、先述のように、望遠が3倍から5倍になったことで逆に使いづらくなったように思います。

一方で、新たに追加されたカメラコントロールで、ワンプッシュでカメラが起動できるようになったのは良かったです。

あと、15 Proで感じていた熱くなりやすさ、バッテリーの劣化しやすさは感じなくなりました。

総じて、16 Proの方が良いスマホではありますが、カメラ周りにこだわりがないなら、実用上15 Proとの差はほぼないと思います。

iPhone 17 Proに買い替えてみて

こちらもまずは17 Proとの違いをさっとまとめてみます。

項目iPhone 16 ProiPhone 17 Pro
発売年2024年2025年
チップA18 ProA19 Pro
画面サイズ6.3インチ6.3インチ
重量199g206g
本体素材チタニウムアルミニウムUnibody
容量128GB〜1TB256GB〜1TB
メインカメラ48MP Fusion48MP Fusionメイン
超広角48MP48MP Fusion超広角
望遠5倍光学4倍光学相当+8倍光学品質
写真の最大デジタルズーム最大25倍最大40倍
フロントカメラ12MP TrueDepth18MPセンターフレーム
カメラコントロールありあり
動画4K Dolby Vision最大120fps4K Dolby Vision最大120fps+ProRes RAW
バッテリー:ビデオ再生最大27時間最大33時間
ストリーミング再生最大22時間最大30時間
MagSafe最大25W最大25W
Qi2最大15W最大25W
USB-CUSB 3 最大10Gb/sUSB 3 最大10Gb/s
SIMnano-SIM+eSIMeSIMのみ

17 Proは48MP望遠カメラを搭載し、4倍光学相当と8倍光学品質ズームに対応。
さらにProRes RAWやApple Log 2、18MPセンターフレームフロントカメラなど、よりプロ向けの撮影機能が強化されています。
また、本体素材がチタンからアルミに変更。
見た目もカメラ部分が横に広がる、いわゆるカメラバータイプになったのはかなり大きな変化です。

最初発表された時はこのカメラ部分に違和感しかなったのですが、今はむしろこれの方がカッコいいと感じているのは不思議です。

まだ17 Proを使い始めて数日ですが、使い勝手の面ではやはり16 Proからの差は感じていません。
カメラ周りは結構変わっているので、今後使っていく中で評価していこうと思っていますが、望遠が4倍48MPになったのは嬉しい変化だと感じています。

あと、17 Proは冷却性能が向上。
仕組み・構造から根本的に変更され、筐体のアルミから排熱される仕組みになっているので、カメラバーのパネル部分のアルミがほんのり温かくなって、しっかり放熱されていることを感じます。

こちらも総じて、当然17 Proの方が機能性は向上していますが、カメラ周りにこだわりがないなら、16 Proでも大きな差は感じないと思います。

まとめ

iPhone 16 Proを1年使用してみて感じるのは、世代が進めば進むほど「プロ仕様」の要素がどんどん増えていること。

17 ProでサポートされたProRes RAWやApple Log 2なんかはもはや一般ユーザーには完全にオーバースペックです。

そういう意味では、一般ユーザーがProモデルの高い性能を楽しめる最後のiPhoneが16 Proなんじゃないかと思います。