UGREEN NASync DH2300 レビュー|はじめてのNASにちょうどいい2ベイ入門機。DXP2800・DH4300 Plusとの違いも解説

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PR この記事はメーカーから商品提供を受けて作成しています。が、忖度なく本音で自由にレビューさせてもらっています。

iPhoneの写真や動画、PCのバックアップ、家族で共有したいファイル。気づけばiCloudやGoogleフォトの容量がいっぱいになっていて、毎月のクラウド料金もじわじわ気になってきます。
かといって、外付けHDDに毎回手動で移すのは面倒ですし、どこに何を保存したか分からなくなることも。

そんな人に向いているのが、自宅に置ける「自分専用クラウド」として使えるNASです。

今回レビューする「UGREEN NASync DH2300」は、UGREEN NASyncシリーズの中でもシンプルな2ベイ入門モデル。
上位モデルのDXP2800のような高い拡張性や高速性はありませんが、そのぶん価格を抑えつつ、写真・動画のバックアップやファイル共有といった基本用途に使いやすいモデルになっています。

この記事では、UGREEN NASync DH2300を実際に使って感じたメリット・デメリット、DXP2800DH4300 Plusとの違い、どんな人におすすめなのかをレビューしていきます。

4 / 5.0
良い点
  • 2ベイNASとして価格を抑えて導入しやすい
  • スマホ写真・動画の自動バックアップ+AIアルバムで整理がラク
  • UGREEN NASアプリが分かりやすくNAS初心者向き
  • RAID 1対応で大切なデータを守りやすい
  • 本体がコンパクトで設置しやすい
  • DXP2800ほどの拡張性が不要な人にちょうどいい
気になる点
  • LAN 1GbE/M.2なし/メモリ増設不可/Docker・VM非対応など拡張性は最小限
  • 2ベイなのでRAID 5/6は使えない
  • HDDは別売りなので初期費用は本体価格だけでは済まない
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目次へ

UGREEN NASync DH2300を実際に使って感じた結論

UGREEN NASync DH2300は、NASで高度なことをしたい人向けというより、スマホの写真や動画、家族のデータを自宅にまとめて保存したい人向けの2ベイ入門NASです。

1GbE、M.2 SSDなし、メモリ増設なしという構成なので、DXP2800のような高速・拡張性重視のNASではありません。
一方で、UGREEN NASアプリの使いやすさ、写真・動画の自動バックアップ、RAID 1によるデータ保護など、家庭用NASとして欲しい機能はしっかり押さえています。

「iCloudやGoogleフォトの容量が足りない」
「NASを使ってみたいけど、いきなり高いモデルは不安」
「家族の写真や動画を自宅にまとめて保存したい」
という人には、現実的な選択肢だと感じました。

逆に、Dockerや仮想マシンを使いたい人、2.5GbEで高速転送したい人、M.2 SSDキャッシュを使いたい人は、最初からDXP2800以上を選んだ方が後悔しにくいです。

UGREEN NASync DH2300がおすすめな人 / おすすめしない人

おすすめな人
  • はじめてNASを導入する人
  • iCloudやGoogleフォトの容量不足が気になっている人
  • スマホの写真・動画を自動バックアップしたい人
  • 家族の写真やファイルをまとめて保存したい人
  • できるだけ価格を抑えて2ベイNASを導入したい人
  • Dockerや仮想マシンなどの高度な機能は使う予定がない人
おすすめしない人
  • 2.5GbE以上の高速転送を重視する人
  • M.2 SSDキャッシュやメモリ増設などの拡張性を求める人
  • Dockerや仮想マシンを使いたい人
  • RAID 5/6など、より柔軟なRAID構成を使いたい人
  • 動画編集や大容量データの作業用NASとして使いたい人
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UGREEN NASync DH2300とは?写真・動画バックアップ向けの2ベイ入門NAS

UGREEN NASync DH2300斜め前

UGREEN NASync DH2300は、2台の3.5インチ / 2.5インチ SATA HDD・SSDを搭載できる家庭向けの2ベイNASです。

NASとは、ざっくり言うとネットワークに接続して使うストレージのこと。
外付けHDDのように1台のPCに直接つなぐのではなく、自宅のルーターに接続して、スマホやPC、タブレットなど複数のデバイスからアクセスできる保存先を作れます。

「自分専用クラウド」として使える家庭向けNAS

DH2300の一番分かりやすい使い方は、自宅に置く「自分専用クラウド」です。
iCloudやGoogleフォトのように、スマホの写真や動画を保存したり、外出先からファイルにアクセスしたりできます。

もちろん、クラウドサービスとまったく同じではありません。
NASは自宅に本体を置くため、初期費用やHDDの用意、設定は必要です。
ただし、一度環境を作ってしまえば月額料金を気にせず、自分のストレージとして使えるのが大きな魅力。
スマホで写真や動画をたくさん撮る人にとっては、iCloudやGoogle Oneの容量不足をかなり解消しやすくなります。

DXP2800・DH4300 Plusとの位置づけの違い

UGREEN NASyncには、大きく分けてDXPシリーズDHシリーズがあります。
DXPシリーズはM.2 SSDスロットやメモリ増設、高速LAN、Dockerなど、より本格的な使い方をしたい人向け。
DHシリーズはそうした拡張性を抑えながら、写真・動画バックアップやファイル共有など、家庭用NASとして必要な機能に絞ったシリーズです。

DH2300はそのDHシリーズの中でも2ベイのエントリーモデル。
ざっくり言うと、DH2300は「安くシンプルに始めたい人」向け、DXP2800は「2ベイでも性能や拡張性が欲しい人」向け、DH4300 Plusは「4ベイで容量やRAID構成に余裕を持たせたい人」向けです。
詳しい比較は後述します。

UGREEN NASync DH2300の外観

UGREEN NASync DH2300正面

UGREEN NASync DH2300は、2ベイNASとしてはかなりスッキリしたデザインです。
NASというと、いかにも業務用機器っぽい黒い箱を想像しがちですが、UGREEN NASyncシリーズはどちらかというとガジェット寄りの見た目。
リビングやデスク周りに置いても、そこまで違和感はありません。

DH2300は、縦長でコンパクトな筐体です。
上位のDH4300 Plusと同じく、パッと見てハードドライブトレイが見えないシンプルなデザインで、NASっぽさが強すぎないのがいいところ。

UGREEN NASync DH2300デスクサイドに配置

本体サイズは長さ151×幅98×高さ213.7mm
横幅がかなりスリムなので、設置に必要なスペースはそれほど大きくありません。
4ベイのDH4300 Plusと比べると、2ベイのDH2300はさらに省スペースに置けるので、ルーターの近くやデスク横、棚の上にも設置しやすいです。

UGREEN NASync DH2300側面
UGREEN NASync DH2300背面

側面と背面もかなりシンプル。
背面上部には大きな吸気口があり、本体の底にある静音ファンによって、取り込んだ空気を側面と底面の排気口へ送り出してHDDを冷却します。

UGREEN NASync DH2300底面

底面は全面がエアフローのためのメッシュ構造。
DXPシリーズよりもメッシュの目が広いので、内部に埃が入りやすそうな点は気になります。

UGREEN NASync DH2300背面各種ポート

背面下部にはUSB-A(3.2 Gen1)×2、LAN、HDMI×1、電源ポートがまとまっています。
LANは1GbEなので、写真や動画のバックアップ、ファイル共有といった家庭用の基本用途向け。
2.5GbEや10GbEのような高速転送を期待するモデルではありませんが、スマホ写真の自動バックアップやPCからのファイル保存であれば十分使える構成です。

UGREEN NASync DH2300前面下部電源ボタン等

正面下部には電源ボタンとLEDランプ、USB-C(USB 3.2 Gen1 5Gb/s)ポート×1を搭載。
外付けストレージなどを一時的に接続したいときに、背面まで手を回さず使えるのは便利です。

UGREEN NASync DH2300蓋オープン

HDDの取り付けは、上部のフタをパカっと開けてハードドライブトレイを引き出す方式。
DH2300は2ベイなので、3.5インチ / 2.5インチ SATA HDD・SSDを最大2台まで搭載できます(HDDは別売り)。

UGREEN NASync DH2300の初期設定

UGREEN NASync DH2300の初期設定は、UGREEN NASアプリから進められます。
NASというと、IPアドレスを調べたり、PCのブラウザから管理画面に入ったりと、いかにも難しそうなイメージがありますが、UGREEN NASyncシリーズはスマホアプリ中心で進められるので、NAS初心者でもかなり分かりやすいです。

HDD準備とストレージの装着

DH2300にはHDDが付属していません。
使い始めるには、別途HDDまたはSSDを用意する必要があります。
NASは長時間動かし続ける機器なので、普通のPC用HDDではなく、NAS用HDDWestern Digital WD Red PlusSeagate IronWolfなど)を選ぶのがおすすめです。

私の場合は、UGREEN NASyncシリーズではWD Red Plusの4TBを使っています。
写真・動画の保存が中心であれば4TB×2台でも十分使いやすいですが、4K動画を多く撮る人や長く使いたい人は、8TB×2台以上を選んでもいいと思います。

UGREEN NASync DH2300内部ハードドライブトレイ

HDDの取り付けは、まず上のフタをパカっと開けて2つのハードドライブトレイを取り出します。1台あたり最大32TBまでのHDDに対応しているので、2つで最大64TBまで保存可能です。

UGREEN NASync DH2300ハードドライブトレイ引き出し
UGREEN NASync DH2300取り出したハードドライブトレイ

ハードドライブトレイは、両サイドのストッパーで固定されているので、グッと押しながら引き出します。
引き出したトレイはネジでHDDを固定するだけのシンプルな作りです。

UGREEN NASync DH2300ハードドライブトレイに3.5インチHDDを取り付け

トレイへのHDD装着は、左右3箇所ずつの計6箇所を付属のドライバーとネジでとめる必要があります。
工具は付属するのですが、DXPシリーズではネジ止めしなくても固定できる作りだったので、ここはちょっと残念なポイント。
ただ、こういうコストをカットしているからこその低価格でもあります。

UGREEN NASync DH2300にHDDを挿入

ネジ止めしたら、ハードドライブトレイをカチッと音が鳴るまでしっかりとNAS本体へ差し込めばOK。

UGREEN NASync DH2300に電源とLANケーブルを接続
Wi-Fiルーター

あとは本体背面下部に付属のLANケーブルと電源アダプタを接続し、LANケーブルのもう片方をWi-Fiルーターに差し込みます。
電源ボタンを押して「ピッ」と短く音が鳴り、LEDランプが白く点灯または点滅していればセットアップ準備完了です。

NFCタップで完結するスマホセットアップ

UGREEN NASync DH2300 NFCマーク

UGREEN NASync DH2300はPCからでもセットアップできますが、スマホからのほうが圧倒的にラクです。
DH2300は、スマホを本体にタップして接続できるNFC機能に対応しています。

UGREEN NASync DH2300 NFCをスマホで読み込み
UGREEN NASync DH2300 NFCで読み込んだUGREEN NASアプリダウンロードページ

ロゴの下にあるNFCマークにスマホを近づけるだけで、「UGREEN NAS」アプリをダウンロードしてセットアップをはじめられます。
「NASは難しそう」と感じている人でも、最初の接続でつまずきにくいのは大きなメリット。

UGREEN NASync DH2300フタの裏のQRコード

NFC非対応のスマホの場合は、蓋の裏面にあるQRコードからアクセスできます。

▶︎ UGREEN NAS公式ダウンロードページ

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アプリインストール後は、画面の指示に従って進んでいくだけでおおむね10〜15分ほどで初期設定が完了します。
実際の設定画面を見ながら進めたい方は、以下の記事で画像付きで解説しています。

RAID 1で大切なデータを保護

DH2300は2ベイNASなので、HDDを2台入れる場合はRAID 0またはRAID 1を選べます。
RAID 0は容量と速度を重視、RAID 1は安全性を重視する方式です。
写真・動画バックアップ用に使うなら、RAID 1がおすすめ。

RAID 1は、2台のHDDに同じデータを書き込む方式。
たとえば4TBのHDDを2台入れても、使える容量は4TBになります。
容量は半分になりますが、片方のHDDが故障してももう片方にデータが残るため、大切な写真や動画を守りやすくなります。

もちろん、RAID 1でも完全なバックアップとは言い切れません。
誤ってファイルを削除した場合や、NAS本体の故障、災害などには別の対策も必要です。
ただ、外付けHDD1台だけに保存するよりは、かなり安心して運用できます。

UGREEN NASync DH2300のメリット

ここからは、UGREEN NASync DH2300を使って感じたメリットを紹介します。

スマホ写真・動画の自動バックアップ+AIアルバムで整理がラク

DH2300の一番分かりやすいメリットは、スマホの写真や動画を自動でバックアップできることです。
iPhoneやAndroidで撮影した写真・動画を、Wi-Fi接続時にNASへ自動保存できます。

UGREEN NASアプリ写真アプリ画面
UGREEN NAS写真アプリ人物識別

最近のスマホは写真も動画も高画質なので、容量の増え方がかなり早く、気づいたらiCloudの容量がいっぱい、Googleフォトも有料プランが必要、という人は多いと思います。
NASに自動バックアップできる環境を作っておくと、写真や動画の保存先をかなり整理しやすくなります。

さらにDH2300は6 TOPS NPUを搭載しており、保存した写真をAIで自動整理できます。
人、場所、シーンなどをもとに写真を分類してくれるため、ただ保存するだけでなく、あとから見返しやすいのが便利。
スマホの写真って、撮った直後はいいのですが、数年分たまってくると目的の写真を探すのが大変になります。
家族写真、旅行写真、子どもの写真、ペットの写真などをまとめて管理したい人には特に向いています。

NAS初心者でも迷わないUGREEN NASアプリ

UGREEN NASyncシリーズの良いところは、アプリの分かりやすさです。
NASは便利な反面、メーカーによっては管理画面がかなり難しく、初心者にはハードルが高く感じることもあります。

UGREEN NASync DH2300 UGREEN NASアプリトップ画面

その点、UGREEN NASアプリはスマホから直感的に使えて、写真、ファイル、バックアップなどの機能にアクセスしやすい設計。
PCに詳しくない人でも、「写真を保存する」「ファイルを見る」「バックアップを設定する」といった操作が迷わずできます。

UGREEN NASアプリPC画面

DXP2800やDH4300 Plusを使ったときも感じましたが、UGREEN NASyncは初心者にかなり寄せた設計で、DH2300はその中でも機能がシンプルなので、はじめてNASを使う人には特に扱いやすいと思います。

2ベイ+RAID 1で家族のデータも安心して分けられる

DH2300は2ベイNASなので、HDDを2台入れてRAID 1構成にできます。
2台のHDDに同じデータを保存しておけば、片方のHDDが故障してもデータを失うリスクを減らせます。
家庭用の写真・動画バックアップとして考えると、2ベイ+RAID 1はかなり分かりやすい構成です。

UGREEN NASync DH2300の2ベイ

また、UGREEN NASync DH2300は、家族で共有するフォルダだけでなく、ユーザーごとのプライベートスペースも設定できます。
家族写真は共有フォルダにまとめつつ、個人の写真や書類は自分だけのスペースに保存する、といった使い分けが可能。
家族用NASとして使う場合でも、すべてのデータが丸見えになるわけではないので安心です。

DXPシリーズより価格を抑えて始めやすい、コンパクト設計

UGREEN NASync DXP2800は、2ベイNASとしてかなりバランスの良いモデルです。
ただ、M.2 SSDスロット、2.5GbE、Intel N100、メモリ増設など、初心者には少しオーバースペックに感じる部分もあります。

その点、DH2300はかなり割り切った構成。
M.2 SSDも、2.5GbEも、Dockerもありません。
ですが、そうした機能を使わない人にとっては、むしろシンプルで分かりやすいのがメリットです。
価格を抑えてUGREEN NASyncを試したい人には、DH2300はちょうどいい入口になると思います。

UGREEN NASync DH2300のデスクセットアップ例

本体サイズも2ベイなのでコンパクトで、ルーターの近く、デスク周り、棚の上などにも置きやすいサイズ。
見た目もシンプルなので、いかにも業務用機器という感じが少なく、リビングや書斎に置きやすいデザインです。

ローカル保存とセキュリティ機能でプライバシー面も安心

クラウドストレージは便利ですが、写真や動画、書類データを外部サーバーに預けることに不安を感じる人もいると思います。
UGREEN NASync DH2300なら、データを自宅のNASに保存できます。

RAIDによるデータ保護に加えて、TLS/SSL、RSA、AESなどの暗号化、2段階ログイン、脅威防御機能にも対応。
大切な写真や書類を、自分の手元で管理したい人にとって安心感のある仕様です。

UGREEN NASync DH2300のデメリット・注意点

続いて、UGREEN NASync DH2300の気になる点も正直に書いておきます。

ハード拡張性は最小限(1GbE/M.2なし/メモリ増設不可/Docker・VM非対応)

DH2300は、本体だけで完結する「シンプル設計」の反面、後から速くしたり盛ったりはできません

LANポートは1GbEのみで、2.5GbE対応のDXP2800やDH4300 Plusと比べると、大容量ファイルの転送速度は明確に劣ります。
M.2 NVMe SSDスロットがないためSSDキャッシュも使えず、HDD運用では「小さなファイルを大量に扱う」場面の伸びが限定的。
メモリは4GB固定で増設不可、DockerやVM(仮想マシン)にも非対応です。

動画編集や大容量データの作業用ストレージとして使いたい人、メディアサーバーや自宅サーバー的な使い方、Dockerコンテナの運用まで考えている人は、最初からDXP2800以上を選んだ方が後悔しにくいです。
DH2300は、あくまで写真・動画バックアップやファイル共有を気軽に始めるための入門NASと考えるのが向いています。

2ベイなのでRAID 5/6は使えない

DH2300は2ベイNASなので、RAID 5やRAID 6は使えません
RAID 5/6を使いたい場合は、最低でも3ベイ以上、実用的には4ベイ以上のNASが必要です。
UGREEN NASyncシリーズで言えば、4ベイのDH4300 Plusが候補になります。

写真・動画の保存が中心で、2台構成のRAID 1で十分ならDH2300で問題ありません。
一方で、将来的にHDDを増やしながら容量を拡張したい人、大容量データを長期保存したい人は、最初から4ベイモデルを選んだ方が安心です。

HDDは別売り。初期費用は本体価格だけでは済まない

DH2300本体は、UGREEN NASyncシリーズの中でも比較的手に取りやすい価格帯です。
ただし、NASは本体だけでは使えません。
特にRAID 1で安全に使うなら、同じ容量のHDDを2台用意することになります。
たとえば4TB×2台や8TB×2台で組むと、本体価格に加えてHDD代もそれなりにかかります。

クラウドの月額料金を減らしたい人には魅力的ですが、初期費用はクラウドより高くなりやすいのは把握しておきたいポイント。
短期的な安さではなく、長期的に写真や動画を自宅で管理したい人向けと考えるのがいいと思います。

UGREEN NASync DH2300の特徴とスペック

  • 2ベイ&最大64TB:写真・動画の保存に使いやすい家庭向けNAS
  • NFCタップ接続:スマホをかざしてアプリ導入まで進めやすい
  • スマホ写真・動画の自動バックアップに対応
  • AIアルバム:人物・場所・被写体ごとに写真を自動整理
  • 6 TOPS NPU搭載:AI画像認識をスムーズに処理
  • RAID 0 / RAID 1対応:容量重視・安全性重視で選べる
  • OneDrive / Google Driveとのハイブリッドクラウド同期に対応
  • HDMI搭載:保存した写真や動画をテレビなどに表示できる
  • 暗号化、2段階ログインなどのセキュリティ機能に対応
項目仕様
SATAドライブベイ2ベイ
M.2 SSDスロット非搭載
CPURockchip系 A72+A53 8コア
メモリ(RAM)4GB LPDDR4X(増設不可)
フラッシュメモリ(システムディスク)eMMC 32GB
OSUGOS Pro
OSストレージeMMC 32GB
RAIDJBOD/Basic/0/1
最大ストレージ容量64TB(32TB×2)
LANポート(RJ45)1GbE ×1
接続ポート正面:USB-C(USB 3.2 Gen1 5Gb/s)
背面:USB-A ×2(USB 3.2 Gen1 5Gb/s)、HDMI(4K対応)
サイズ151 × 98 × 213.7 mm
UGREEN NASync DH2300同梱品
同梱品
  • UGREEN NASync DH2300本体
  • 電源アダプター
  • LANケーブル
  • ネジ・ドライバーセット
  • 取扱説明書

UGREEN NASync DH2300の価格・販売情報

UGREEN NASync DH2300の定価は30,880円(税込)です。
ただし、HDDは付属していないため、実際に使い始めるには本体価格に加えてHDD代も必要になります。
セール時期によって価格が変わる可能性があるため、購入前に公式サイトやAmazonの最新価格を確認しておくのがおすすめです。

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UGREEN NASync DH2300・DXP2800・DH4300 Plusの違い

UGREEN NASync DXP2800
DXP2800
UGREEN NAS DH4300 Plus
DH4300 Plus

UGREEN NASync DH2300を検討するときに、迷いやすいのがDXP2800とDH4300 Plusです。
それぞれの違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

モデル向いている人ベイ数LANM.2 SSDメモリ増設特徴
DH2300安くNASを始めたい人2ベイ1GbEなし不可写真・動画バックアップ向けの入門機
DXP2800性能・拡張性もほしい人2ベイ2.5GbEあり最大16GBM.2 SSD、Docker、仮想マシン対応
DH4300 Plus容量と安心感を重視する人4ベイ2.5GbEなし不可4ベイでRAID 5/6/10に対応

どのモデルを選ぶべき?

選び方はシンプルです。

  • 安く写真・動画バックアップを始めたいなら → DH2300
  • 2ベイでも性能や拡張性が欲しいなら → DXP2800
  • 4ベイで容量やRAID構成に余裕を持たせたいなら → DH4300 Plus

価格だけ見るとDH2300が魅力的ですが、NASはあとから用途が広がりやすい機器でもあります。
「今は写真バックアップだけでいい」と思っていても、使っているうちにPCのバックアップ、動画保存、家族共有、自宅サーバーなど、やりたいことが増えてくる可能性も。
逆にそうした使い方をする予定がないなら、DH2300で十分です。

DXP2800、DH4300 Plusそれぞれの詳しいレビューは以下から確認できます。

UGREEN NASync DH2300はクラウドストレージの代わりになる?

DH2300を検討している人の多くが気になるのは、「iCloudやGoogleフォトの代わりになるのか?」という点だと思います。
結論から言うと、写真・動画のバックアップ先としては十分に代替できます
ただし、クラウドを完全に置き換えるというより、クラウドとNASを役割分担して使うのがおすすめです。

なお、UGREEN NASync DH2300はOneDriveやGoogle Driveとのハイブリッドクラウド同期にも対応しているので、「完全にクラウドをやめる」のではなく、クラウドとNASを組み合わせて運用することもできます。

クラウドよりNASが向いているケース

  • 写真や動画のデータ量が多い
  • クラウドの月額料金を減らしたい
  • 家族の写真や動画をまとめて保存したい
  • 自宅内で大容量データを共有したい
  • データを自分の手元に置いておきたい

特に、スマホで4K動画をよく撮る人は、クラウド容量がすぐに足りなくなります。
その場合、DH2300のようなNASを自宅に置いておくと、長期保存先としてかなり便利です。

クラウドの方が向いているケース

  • スマホの機種変更時に簡単に復元したい
  • どこからでも安定してアクセスしたい
  • 自宅に機器を置きたくない
  • HDD故障や停電などを気にしたくない
  • 災害時にもデータを守りたい

NASは自宅に本体を置くため、自宅のネットワーク環境や機器の状態に影響されます。
また、NASに保存したからといって、絶対にデータが安全になるわけではありません。
大切なデータは、NASだけでなく、別の外付けHDDやクラウドにもバックアップしておくのが安心です。

クラウドとNASを使い分けるのが現実的

クラウドを完全にやめるというより、写真・動画の長期保存先としてDH2300を使うのはかなり現実的です。
たとえば、

  • iCloudは最低限の同期用
  • DH2300は写真・動画の長期保存用
  • 本当に大事なデータは別のHDDにもバックアップ

というように役割を分けると、かなり使いやすくなります。
毎月のクラウド料金が気になっている人、家族の写真や動画をまとめて保存したい人にとって、DH2300はかなり良い選択肢だと思います。

UGREEN NASync DH2300のよくある疑問

HDDは付属している?

HDDは付属していません。
DH2300を使うには、3.5インチまたは2.5インチのSATA HDD/SSDを別途用意する必要があります。
写真・動画バックアップ用なら、NAS用HDDを2台用意してRAID 1で使うのがおすすめです。

外出先からアクセスできる?

UGREEN linkを設定すれば、外出先からNASにアクセスできます。自宅に置いたDH2300のファイルを、外出先のスマホやPCから確認できるのはかなり便利です。

初期設定やUGREEN linkの詳しい流れは、以下の記事で紹介しています。

MacのTime Machineバックアップに使える?

DH2300は、MacのTime Machineバックアップ先としても使えます。
Macのバックアップ先をNASにしておくと、外付けHDDを毎回つなぐ必要がなくなるので便利です。
ただし、バックアップ用の容量を決めておかないとNASの容量を圧迫する可能性があるので、Time Machine用の共有フォルダを作成し、容量上限を設定しておくと安心です。

Wi-Fiだけで使える?

DH2300本体にはWi-Fi機能はありません。
NAS本体はLANケーブルでルーターに接続する必要があります。
ただし、ルーターに接続したあとは、スマホやノートPCからWi-Fi経由でDH2300にアクセスできます。
つまり、DH2300本体は有線接続、スマホやPCはWi-Fi接続で使うイメージです。

DXP2800・DH4300 Plusとどちらを買うべき?

写真・動画の保存やファイル共有が中心なら、DH2300で十分。
2.5GbE・M.2 SSD・Docker・仮想マシンなどを使いたいならDXP2800、4ベイで容量やRAID 5/6に余裕を持たせたいならDH4300 Plusがおすすめです。

UGREEN NASync DH2300 レビューまとめ

UGREEN NASync DH2300デスクセットアップ例②

UGREEN NASync DH2300は、はじめてNASを導入する人に向いた、シンプルな2ベイ入門モデルです。
M.2 SSDスロットや2.5GbE、Docker、仮想マシンなどには対応していないため、上級者向けの高性能NASではありません。

ですが、スマホ写真・動画の自動バックアップ、UGREEN NASアプリの分かりやすさ、RAID 1によるデータ保護、コンパクトな本体など、家庭用NASとして欲しいポイントはしっかり押さえています。
特に、iCloudやGoogleフォトの容量不足に悩んでいる人、自宅に写真や動画をまとめて保存したい人には相性がいいモデルです。

個人的には、DH2300は「NASで何でもしたい人」ではなく、「NASを難しく考えずに使い始めたい人」に向いた製品だと感じました。

  • より高速な転送や拡張性を求めるなら → DXP2800
  • 4ベイで長く使いたいなら → DH4300 Plus
  • できるだけ価格を抑えて写真・動画バックアップを始めたいなら → DH2300

NASは一度使い始めると、スマホやPCのデータ管理がかなりラクになります。
クラウドの容量不足や、外付けHDDの管理に悩んでいる人は、UGREEN NASync DH2300を候補に入れてみてください。

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