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2025年7月21日〜25日のあいだに発表・報道されたスマホ&ガジェット関連で押さえておきたいニュース、新製品リリース情報をざっくりまとめました。
気になるところだけつまみ食いしても、ぜんぶ読んでも OK。
どうぞ週末のおともにどうぞ。

ガジェットブロガー
バビ
東京在住のガジェット好き会社員ブロガー。 デザイン性の高いガジェット・スマホ・PC周辺機器を、実体験にもとづき200本以上レビューしています。 経験を活かした専門的かつ正直なレビューをお届けします。
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- モバイルバッテリー発火事故が相次ぐ(山手線 7/20・中央線 7/24・水戸駅 7/25)
- Apple、米国で「AppleCare One」を開始(7/22)
- KDDI「povo AI」を提供開始(7/22)
- Nothing「CMF Phone 2 Pro」と「CMF Watch 3 Pro」発売(7/23)
- Apple 梅田がグランフロント大阪にオープン(7/26)
- Anker史上最薄のマグネット式ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)」発売(7/24)
- WPC、「Qi 2.2.1=“Qi2 25W”」を正式発表(7/24)
- Amazon、ついにカラー表示に対応した「Kindle Colorsoft」を発売(7/24)
- オーディオテクニカ、新ブランド「audio-technica MIMIO」を発表(7/24)
モバイルバッテリー発火事故が相次ぐ(山手線 7/20・中央線 7/24・水戸駅 7/25)
今週はモバイルバッテリーの安全問題がクローズアップされました。
まず7月20日にJR山手線でcheero製10,000 mAhバッテリー(リコール対象)が発煙し乗客 5 人が軽傷。
続く7月24日にはJR中央線快速で同型番が発火し、列車が緊急停車。
さらに7月25日、水戸駅では別メーカー品が紙袋ごと炎上しました。
消防庁は「セル膨張による内部短絡が原因」と暫定結論を発表し、国交省は PSE 表示の有無を含めた緊急点検を鉄道各社に要請。
暑さで車内温度が上がる季節でもありますので、モバイルバッテリーは“充電しながらバッグへ放り込まない” を合言葉にしたいところです。
怖かったのでモバイルバッテリーの発火原因と安全対策、発火しにくいモバイルバッテリーをまとめていますので、ご覧ください。
Apple、米国で「AppleCare One」を開始(7/22)

Appleは7月22日、複数端末をひとまとめに補償する新サービス「AppleCare One」を米国限定でスタートしました。
月額19.99ドルで最大3台、事故・盗難・紛失までカバーし、追加1台ごとに5.99ドルを支払えば台数を増やせます。
加入は Apple ID に紐づくため、機種変更後も保証を持ち越せるのがポイントです。
さらに iCloud+ 200 GBがバンドルされるので、写真を大量に撮るユーザーには朗報ですね。
今のところ日本導入は未定ですが、家族でApple 製品を使っているご家庭なら「早く来てほしい!」と思わずにはいられません。
KDDI「povo AI」を提供開始(7/22)

KDDIと沖縄セルラーは、povo 2.0アプリ内で生成AIチャットを無料で使える新機能 「povo AI」 をリリースしました。
GPT-4o、o3-mini、GPT-3.5、そして Perplexity Sonar Pro まで、計4モデルを回数制限なしで利用できるのが大きな特徴です。
アプリ下部の「povo AI」アイコンをタップし、利用するAIモデルを選択──あとは「旅行プランを作って」などのお題を選ぶか自由入力するだけで、即座に回答が返ってきます。
対応バージョンは 1.55.0 以上。
通信トッピングの購入・残量確認は従来どおりですが、AIが日常の疑問解決や仕事の下調べにも応えてくれるので、“0円から始めるスマホ回線+AIアシスタント” という全く新しい体験が加わりました。
今後はライフスタイル提案や学習サポートなど、アプリ内サービスの拡充も計画しているとのことです。
参考 https://povo.jp/news/newsrelease/20250723_01/
Nothing「CMF Phone 2 Pro」と「CMF Watch 3 Pro」発売(7/23)

Nothing のカジュアルライン CMF から、注目の「CMF Phone 2 Pro」が日本上陸しました。
Dimensity 8300 Ultra と 6.7 インチ 120 Hz AMOLED を搭載しながら、8 GB+128 GB モデルが 4 万 2,800 円(税込) からと価格は控えめ。
販路は Nothing 公式ストアに加え、楽天モバイル(8 GB+256 GB:47,800 円)とIIJmio(8 GB+128 GB:42,780 円)でも販売されます。
楽天モバイルなら最大16,000ポイント還元、IIJmioなら MNP で2万円台前半になるなど、おトクに手に入れるチャンスも盛りだくさん。
面のオレンジダイヤルをくるっと回せば音量やカメラズームを直感操作できるのが楽しく、見た目も機能も遊び心たっぷりの 1 台です。

一方の CMF Watch 3 Pro は 1.96 インチ有機 EL、デュアルバンド GPS、心拍&血中酸素計を備え、こちらは13,800円で販売。
バッテリーは最大 13 日間持続し、IP68 でランニングにも安心です。
「価格は抑えたいけれど、ちょっと人とは違うギミックを楽しみたい」──そんな欲張りにはうってつけの組み合わせかもしれません。
Apple 梅田がグランフロント大阪にオープン(7/26)

アップルは7月26日(土)10時、JR大阪駅直結のグランフロント大阪南館に直営店「Apple 梅田」をオープンします。
竹林を思わせる木製ルーバー天井とトップライトからの自然光が印象的で、店内電力は100%再生可能エネルギーを使用。
スタッフは171名体制で、英語や中国語にも常時対応します。
前日の25日にはメディア・インフルエンサー向けのプレオープンが実施され、国内初となるApple Vision Pro体験ブース「SPACES」や、修理受付を最短30分で完結できる「Genius Bar Express」などが披露されました。
グランドオープン当日は先着来店者にトートバッグやピンバッジなどの記念ギフトが配布予定で、前夜から行列ができるとみられています。
Today at Appleの特別セッションや中小企業向けワークショップも順次開催されるとのこと。
大阪初訪問の方はもちろん、仕事帰りに一息つきたい地元ユーザーにとっても、新しい“テックとカルチャーの交差点”になりそうです。
Anker史上最薄のマグネット式ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)」発売(7/24)

Anker から厚さわずか 8.6 mm、重量 99 g の MagSafe 対応バッテリーが登場しました。
容量は 5,000 mAh、ワイヤレス15 W+USB-C 20 W 入出力に対応し、パススルー機能も搭載。
背面パッドはしっとりしたシリコンで iPhone にぴたりと密着します。
税込 6,990 円なら「毎日持ち歩くお守りバッテリー」に良さそうです。
WPC、「Qi 2.2.1=“Qi2 25W”」を正式発表(7/24)

ワイヤレス充電規格を管轄するWPC(Wireless Power Consortium) は、これまで “Qi 2.2.1” と呼ばれてきた拡張仕様を 「Qi 2 25W」 のブランド名で展開すると発表し、新しい製品ロゴも公開しました。
要は「Qi 2 の磁気アライメントはそのままに、出力上限を 15→25 W に引き上げたバージョンですよ」という宣言です。
ロゴには “25 W” の文字が入るため、店頭で箱を見ただけで高速版かどうかが判別できるようになります。
WPC は
「既存の MagSafe 対応スマートフォンの多くは、ファームウェアアップデートだけで 25 W 充電に対応できる」
と説明しており、iPhone 16 シリーズや次期 Pixel/Galaxy が最初の対応機になる見込みです。
すでに UGREENなどが “Qi 2 25 W 対応” を謳うモバイルバッテリーを発表済みで、今回のネーミング確定により、これらの製品が正式にロゴを掲げて販売できる環境が整いました。
ワイヤレスと有線の速度差がさらに縮まることで、車載ホルダーやゲーム用冷却ドックなど周辺機器側のアップデート競争もヒートアップしそうです。
Amazon、ついにカラー表示に対応した「Kindle Colorsoft」を発売(7/24)

Amazonは7月24日、Kindleシリーズ初のカラーE-Inkモデル 「Kindle Colorsoft」 を発表・発売しました。
従来の300ppiモノクロ表示・最大約8週間駆動・USB-C充電・IPX8防水といった長所はそのままに、新パネル「E Ink Gallery 3」を採用し、マンガや雑誌のカラーページを150ppiで鮮やかに表示できます。
国内価格はベーシックモデル 39,980円、ワイヤレス充電と自動輝度調整を備えた「シグニチャーエディション」が 44,980円、12か月のAmazon Kids+付きキッズモデルが 42,980円。
「白黒で十分」と思っていたKindle派も、カラーで映えるコミックを見れば印象が変わるかもしれません。
オーディオテクニカ、新ブランド「audio-technica MIMIO」を発表(7/24)

オーディオテクニカは “聴こえをサポートする” 新ブランド「audio-technica MIMIO」を立ち上げ、第1 弾としてヒアリングアシストイヤホン 「MIMIO ASSIST ONE」 と手元テレビ用スピーカー 「MIMIO SOUND MOVE」 を発表しました。

ASSIST ONEは片側7gの軽量ボディにMEMSマイクを内蔵し、対面している人の声をピンポイントで収音しつつ周囲ノイズを低減します。
専用アプリで周波数ごとの聞こえ方を調整でき、セルフケア感覚で“自分に合う補聴”を作れるのが魅力です。
直販価格は49,500円。

一方、SOUND MOVEはテレビのセリフを強調する「はっきり音」ツマミや置くだけ充電クレードルを搭載し、キッチンや寝室など 30m以内をワイヤレスで自由に持ち歩けます。
こちらは21,780円。
どちらも 8 月 1 日から順次発売予定で、「補聴器はまだ抵抗があるけれど、最近ちょっと聞き取りづらい……」というライト層にも手に取りやすい価格とデザインになっています。
参考 https://www.audio-technica-mimio.com/news/detail/3