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最近、ネットの使い方がどんどん「外」に広がってきました。
自宅だけでなく、カフェのフリーWi-Fiでブログを書いたり、ホテルのWi-Fiで動画を観たり、海外から日本のサービスにログインしたり──気づけば、けっこう重要なことも外の回線でやっています。
そのたびに頭をよぎるのが、
「このWi-Fi、本当に大丈夫かな……?」
という不安です。
そこで名前をよく聞くのがVPN(Virtual Private Network)ですが、正直なところ、少し前までは
- ITに詳しい人が使うもの
- なんとなくセキュリティによさそうだけど、仕組みはよく分からない
というイメージでした。
そこで今回は、VPNほぼ初心者の立場から、PCとスマホにNordVPNを入れてしばらく使ってみた感想をまとめています。
この記事では、
- そもそもVPNとは何なのか
- NordVPNで「実際に何ができるのか」
- しばらく使ってみて感じたメリットと、気になったポイント
を、できるだけ専門用語を減らして、「使ってみた人の目線」で紹介していきます。
※ 本記事にはPRが含まれますが、評価や感想は、実際の使用感に基づき本音で記載しています。

ガジェットブロガー
バビ
東京在住のガジェット好き会社員ブロガー。
デザイン性の高いガジェット・スマホ・PC周辺機器を、実体験にもとづき200本以上レビューしています。
経験を活かした専門的かつ正直なレビューをお届けします。
Lit.Link
そもそもVPNとは?超ざっくり解説
インターネット通信のざっくりイメージ
ふだん私たちは、スマホやPCから「インターネットの大通り」にそのまま出ていって、あちこちのサイトを見たり、サービスを使ったりしています。
- 自宅のWi-Fi
- カフェやホテルのフリーWi-Fi
- モバイル回線(4G/5G)
など、入口はさまざまですが、途中の経路は基本的に「外からのぞき見可能な道」だと思っておいた方が安全です。
もちろん、httpsで暗号化されているサイトも多いので、全部が丸見えなわけではないのですが、
- どのサイトにアクセスしたか
- どのくらいデータをやりとりしているか
といった情報は、本来ならあまり見られたくない相手にも見えてしまう可能性があります。
特に、フリーWi-Fiは「誰が管理しているのかよく分からない」ケースも多いのが怖いところです。
VPNがやってくれること
そこで登場するのが VPN(Virtual Private Network) です。
VPNをざっくり言うと、
インターネット上に、自分専用の「秘密のトンネル」を作ってくれるサービス
というイメージがいちばん近いです。
VPNを使うと、
- 通信が暗号化される
→ カフェやホテルのフリーWi-Fiを使っていても、中身をのぞき見されにくくなる - IPアドレス(ネット上の住所)がVPNサーバーのものになる
→ 「どこからアクセスしているように見えるか」を変えられる
といった効果があります。
VPNでできること・できないこと
VPNを入れれば何もかも完全に守られる魔法のツール……というわけではありません。
- 公共Wi-Fi利用時の「盗み見・盗聴」のリスクを下げる
- 海外から日本のサービス(自分のアカウント)にアクセスしやすくする
- 位置情報やIPアドレスをある程度ぼかすことで、プライバシーを高める
- すべての行動が完全に匿名になるわけではない
- どんなサイトでも必ず見られるようになるわけではない
- ウイルス対策ソフトの代わりになるわけではない
あくまで「通信経路を守る」「見え方を変える」ためのツール、という理解でいると、変に期待しすぎずに付き合えると感じました。
NordVPNってどんなサービス?
世界的に使われている定番VPN
NordVPNは、世界的に利用者が多いVPNサービスのひとつです。
個人向けVPNを探すと、かなり高い頻度で名前が挙がるので、「VPNといえばとりあえず候補に入る存在」という印象を持っていました。
- 個人向けのVPNサービス
- Windows / Mac / iOS / Android など、主要なデバイス向けにアプリを提供
- 世界各地に多数のサーバーを持っていて、接続先の国を選べる
といったあたりが基本の特徴です。
スマホやPCへNordVPNアプリをインストールして使用します。
NordVPNでできること
1. 通信を暗号化して、公衆Wi-Fiを「安全寄り」にする
NordVPNをオンにすると、端末とNordVPNサーバーのあいだに暗号化されたトンネルが作られます。
- カフェやホテル、空港などのフリーWi-Fi
- 管理者がよく分からないWi-Fi
といったネットワークを使うときでも、通信内容をのぞき見されにくくすることができます。
また、NordVPNは「ノーログポリシー(通信内容を記録しない方針)」やDNSリーク対策など、プライバシー周りの仕組みも用意されています。
2. IPアドレス/仮想ロケーションを切り替える
アプリ上で接続先の国・地域を選ぶと、その国のサーバー経由でインターネットに出ていく形になります。
これにより、
- 海外から日本のサービスにアクセスしたい
- 日本から海外サイトを、その国に近い環境で確認したい
といったときに、「どこからアクセスしているように見えるか」をある程度コントロールできます。
また、Netflix などの動画配信サービスは国ごとにラインナップが違うことが多く、NordVPNはストリーミング向けの機能(SmartPlayなど)も用意されています。
ただし、地域制限の回避やVPN利用を禁止しているサービスもあるので、実際に利用する際は各サービスの利用規約を必ず確認し、その範囲内で使う前提になります。
3. 複数デバイスをまとめて保護する
1つのNordVPNアカウントで、同時に最大10台までのデバイスを接続可能です(PC・スマホ・タブレットなど)。
- 自宅PC
- ノートPC
- スマホ
- タブレット
といった日常使いの端末をまとめてVPN経由にできるので、「スマホだけ」ではなく生活全体を守るイメージで使うことができます。
さらに、メッシュネットワークという機能を使うと、離れた場所にある自分の端末同士を仮想LANのように直接つなぐこともできます。
(リモートアクセスやファイル共有などに便利な機能です。)
4. 追加のセキュリティ機能で「周辺」もまとめて強化
プランによって内容は異なりますが、NordVPNにはVPN本体に加えて以下のような機能もあります。
- 脅威対策Pro
危険なサイトやマルウェアの可能性があるファイルをブロック
迷惑な広告やトラッキングを減らす - ダークウェブモニタリング
メールアドレスがダークウェブ上の流出アカウントリストに載っていないかを見張り、見つかったら教えてくれる早期警報システム - パスワード管理
複雑なパスワードを一元管理し、情報漏えいもチェック - 暗号化クラウドストレージ
写真や書類を暗号化した状態でクラウドに保存・共有
ざっくり言うと、
「VPNで通信経路を守りつつ、周辺のセキュリティ(広告・マルウェア・パスワード・ファイル)も一気に固められる」
というのがNordVPNでできることのイメージです。
プランごとの違い
ざっくり言うと、
どのプランでも「VPN本体」は同じで、違うのは「+αのセキュリティ機能」だけ
です。
そのうえで、今のNordVPNは、日本向けだとベーシック/プラス/コンプリート の3段階になっています。
- 安全・高速なVPN本体(暗号化通信・IPアドレスの非表示など)
- 世界中のサーバーへの接続
- 最大10台まで同時接続
- DNSベースの「脅威対策」(悪質ドメインや一部広告のブロック)
そのうえでの違いがこちら👇
| 機能 | ベーシック | プラス | コンプリート |
|---|---|---|---|
| コアVPN機能 | ✅ | ✅ | ✅ |
| 10台同時接続 | ✅ | ✅ | ✅ |
| 脅威対策(DNSレベル) | ✅ | ✅ | ✅ |
| 脅威対策Pro(ダウンロードファイルのマルウェアチェック、高度なフィッシング防御、強力な広告・トラッカーブロックなど) | - | ✅ | ✅ |
| NordPass(パスワード管理アプリ+情報漏洩スキャナー) | - | ✅ | ✅ |
| NordLocker 1TB(暗号化クラウドストレージ) | - | - | ✅ |
料金はキャンペーンで変動しますが、同じ契約年数なら「ベーシック < プラス < コンプリート」の順に月額が数百円ずつ上がるイメージです。
私が確認した2025年12月4日時点では、ベーシックプランが28か月分の契約で月額370円でした。
アプリが使えるデバイス
NordVPNアプリはざっくり以下のような環境で利用できます。
- PC:Windows / Mac
- スマホ・タブレット:iPhone / iPad / Android
- その他:一部のテレビやルーター、FireTV Stickなど
わたしは今回、
- 自宅のデスクトップPC
- 持ち歩き用のiPad
- iPhone
の3種類にインストールして試してみました。
初心者目線で「推しポイント」に見えたところ
公式サイトやアプリを触ってみて、初心者目線で「ここはよさそう」と感じた点は、
- ワンクリック(タップ)で接続できるシンプルさ
- 自動接続機能があるので、一度設定すれば意識せずに使える
- 最大10台まで同時接続できる
このあたりは後半の「使ってみた感想」のところでも触れていきます。
VPN初心者がNordVPNをセットアップしてみた
アカウント作成〜アプリインストール


まずはNordVPN公式サイトから「NordVPNを購入」へ進み、プランを選択してアカウントを開設し、購入手続きを行います。
その後、各デバイスにアプリをインストールし、登録したメールアドレスとパスワードでログイン。
以下のリンクからNordVPNアプリをダウンロードしてインストールします。
➡︎ VPNをダウンロード
インストールしたら登録したメールアドレスとパスワードでログインします。


正直、ここまでは普通のサブスクサービスとほとんど変わりません。
アプリにログインすると、最初にざっくりしたチュートリアルが表示され、
- 「このボタンを押すと自動で接続できます」
- 「接続先の国を変えたいときはここから」
といった説明があるので、ちょっと身構えていたのですが、VPNが初めてでもめちゃくちゃ簡単だと感じました。
最初に触った設定
私が最初にいじったのは、
- 自動接続(常にON)
- 接続先のデフォルトの国
(最初は日本。後に自動接続を「最速サーバー」に。) - 脅威対策をオン(スマホのみ)
この3つだけ。


正直、その他の細かい設定は初心者の段階ではよく分からないので、基本的にはデフォルトのままでも問題なく使えました。
VPNの機能だけでも設定しようと思えばかなり細かな設定も可能ではあるようです。
それから、今回私が使わせていただいた「プラス」のプランでは、Windows / macOS向けのPCアプリで使用できる「脅威対策Pro」というセキュリティフィルターがついているので、こちらもオンに設定してみました。

体感としては、ふつうのセキュリティソフトにかなり近い安心感があります。
セキュリティ対策を重視するなら個人的にはプラスプラン以上がおすすめです。
(ただ、脅威対策ProがONだと画像多めのウェブサイトの読み込みが遅めでした。)
スマホではワンタップでオン/オフを切り替えできる
ちなみに、iPhoneだとVPN接続中はコントロールセンターの回線の表示の横に「VPN」と表示されます。


また、「通信」からVPNのオン/オフもワンタップで行うことができます。


Androidの場合は、右上の回線状況の横に鍵のマークが出てきます。
また、クイック設定パネルの中に、ワンタップでオン/オフを切り替えられるNordVPNのウィジェットを設置することができます。
私はスマホから自宅のNASに接続することもあるので、オンオフの切り替えも簡単なのでかなり便利です。
「難しそう」というイメージとのギャップ
「VPN」と聞くと、どことなくエンジニア向けのツールっぽい印象があったのですが、実際にセットアップしてみると、
「ふだんのアプリとそこまで変わらない」
というのが率直な感想でした。
「細かいチューニングは後から」「最初はとにかくワンタップ接続だけ覚える」で十分スタートできると思います。
普段のネット生活でNordVPNを使ってみた感想
ここからは、実際の利用シーンごとに感じたことを書いていきます。
回線速度に違いがあるのか、計測してみた
VPNをONにしている間は、
デバイス(スマホやPC) → VPNサーバー → Webサイト(NetflixやGoogleなど)
という順番でアクセスします。
VPNサーバーを経由する分、通信は通常よりも遅くなるはず。
なので、まずは実際にNordVPNをONにしてインターネット速度をテストしてみました。
まずは自宅のWi-Fi(10Gbps回線契約)で試してみます。
VPNオフ(自宅Wi-Fi)

すごい、1Gbps超えです。
自宅のWi-Fi速度を測ったことがなかったので、ちょっとびっくりしましました。
これがNordVPNをONにしたらどう変わるのか。
東京サーバー(自宅Wi-Fi)

VPNはサーバーの場所が遠いと遅くなるとのことなので、まずは1番近い東京サーバーに接続してみました。
ダウンロードは1145Mbps ➡︎ 801Mbpsに、アップロードは865Mbps ➡︎ 297Mbpsになりました。
多少遅くはなっていますが、元の速度が高速なので、普通に使う分には全く影響はありません。
一方でレイテンシは2ミリ秒に改善、という面白い結果に。
別の日にもやってみましたが、私の環境ではVPNオンで東京サーバーに接続した方がレイテンシは良くなる、という結果でした。
ゲームサーバーや特定のクラウドでは、VPN業者のほうがうまくピアリングしている場合があって、そこにハマるとレイテンシが改善しやすいこともあるそうです。
なので、
ping(レイテンシ)は良くなった、でも 実効速度(下りMbps)はあまり変わらない/むしろ微妙に低下
みたいなパターンもありえます。
台北サーバー(自宅Wi-Fi)

続いて、比較的近い、台湾の台北サーバーに接続。
ダウンロードは5分の1、アップロードは8分の1にまで低下しています。
ベルリンサーバー(自宅Wi-Fi)

最後に遠いヨーロッパのドイツ、ベルリンサーバーに接続してみました。
どちらも100Mbps以下まで低下で、レイテンシは20msに。
元の速度が高速なのでこれでも普通に使えますが、速度を優先するなら遠いサーバーは避けたほうが良さそうです。
カフェのフリーWi-Fiで使ってみた
一番「VPNが欲しい」と感じていたのが、カフェやホテルのフリーWi-Fiです。
カフェでブログを書いたり、自宅NASストレージのデータを触ったり、動画配信サービスやSNSをチェックしたり
といった場面で、NordVPNをONにして使ってみました。
体感速度に関しては、
- 通常のWeb閲覧やSNS → まったく違いを感じない
- 画像の多いサイト → わずかに読み込みが遅く感じることがある
- 動画視聴 → 解像度が自動で調整される範囲なら問題なく視聴可能
という印象で、「確かに通信経路を1段階かませているんだな」くらいの差はあるものの、作業に支障が出るレベルではありませんでした。
何より、「フリーWi-Fi+VPN ON」という組み合わせは、精神的な安心感が大きいです。
ID・パスワードを入力するような作業のときは、特にONにしておきたいと感じました。
自宅の回線で常時ONにしてみた
次に、自宅の光回線+Wi-Fi環境で、PCとスマホのNordVPNをほぼ常時ONにして生活してみました。
- ブログ執筆
- NASストレージのファイル閲覧
- YouTubeや動画配信サービスの視聴
- オンラインミーティング
など、普段の作業はほぼすべてVPN ONのままで試しました。
結果としては、
- 通常の作業:ほぼ気にならない
- 大容量ファイルのダウンロード:若干時間が伸びたかな?という程度
- オンライン会議:特別問題は感じなかった
という感じで、「言われなければVPN経由だと意識しないレベル」で使えました。
スマホ+PCなど、複数端末での使い勝手
NordVPNは、1つのアカウントで複数デバイスにインストール可能なので、
- 自宅PC
- ノートPC
- スマホ
と、ふだん使う端末にはひと通り入れておくのが前提になってきます。
良かったのは、
- それぞれの端末で「自動接続」を設定しておけば、意識せずにVPN環境を保てること
- 接続先の国を合わせたいときは、アプリ上で同じ国を選べばOKなシンプルさ
一度環境を整えてしまえば、「VPNを使うぞ」と意識しなくても、いつの間にか常時VPN生活になっていた、という感覚でした。
使ってみて良かったところ
実際にしばらく使ってみて、「これは良いな」と感じたポイントをまとめてみます。
① フリーWi-Fiでの安心感
やはりフリーWi-Fi利用時の安心感は段違いでした。
- いつも通り作業してるけど、通信は暗号化されてる
- ID・パスワードを入力するときのモヤモヤ感が軽くなる
- ブログやNASの管理画面に入るときも、心理的なハードルが下がる
「セキュリティ的に絶対安全」と言い切れるわけではないものの、「何もしていない状態」と「VPNを通している状態」の差は大きいと感じます。
② アプリの分かりやすさ・操作の少なさ
PCアプリもスマホアプリも同じで、
- 接続ボタンを押すだけで良い
- 国を変えたいときはリストから選ぶだけ
- 難しい専門用語が前面に出てこない
といった点は、初心者にとってかなり大きなメリットです。
「セキュリティ関連のツールは、よく分からないから後回し」
となりがちですが、NordVPNに関しては
「とりあえずインストールしてワンタップ接続」
から始められるので、ハードルはかなり低めだと感じました。
③ 常時ON運用しやすい
- 自動接続
- Kill Switch
- 起動時に自動で立ち上がる設定
などを組み合わせると、「基本的にずっとON」という使い方がしやすいです。
VPNを「意識してON・OFFする」のではなく、
「ふだんはオンにしておいて、必要なときだけオフにする」
という逆転した運用に切り替えられたのは、個人的にかなり楽でした。
気になったところ・注意した方がいい点
① 通信速度は環境によって差が出る
VPN経由になる以上、まったく速度低下がない、ということはありません。
- 回線がもともと混み合っている時間帯
- サーバーとの距離が遠い国を選んだとき
などは、体感でも明らかなに「遅いな」と感じる場面がありました。
普段使いには問題ないレベルですが、
- 大容量の動画ファイルを頻繁にアップロードする
- オンラインゲームで最小限の遅延が重要
といった用途では、VPN OFFのほうが快適な場合もあると思います。
② 一部サービスではVPN接続が嫌われることも
これはNordVPNに限った話ではなく、VPN全般に言える注意点ですが、
- 不正利用防止のため、VPN経由のアクセスを制限しているサービス
- ログイン時に追加認証が求められやすくなるサービス
なども存在します。
そのため、
- ログインがうまくいかない
- いつもより認証が多い
と感じた場合は、一時的にVPNをOFFにして試してみる、という運用も必要です。
幸にして私は今のところそうしたサービスには当たっていません。
③ プランの選び方は少し迷う
初めてVPNを契約する立場から見ると、
- 期間:月契約/1年/2年以上
- オプション:VPN単体、セキュリティ機能付きなど
といった選択肢があり、「どれを選べばいいのか最初は少し迷う」と感じました。
詳しい料金や最新のプラン構成は公式サイトに任せるとしますが、期間は長ければ長いほど1月あたりの金額は下がります。
初心者としては「まずは1年くらいで様子を見る」という選び方が現実的かな、という印象です。
NordVPNをおすすめできる人・そうじゃないかもしれない人
おすすめできる人
実際に使ってみて、「このあたりの人には特に向いていそう」と感じたのは、
- カフェやホテルのフリーWi-Fiで作業する機会が多い人
- 海外旅行や出張で、現地から日本の自分のサービスにアクセスしたい人
- 難しい設定は苦手だけれど、「最低限のセキュリティ対策はしておきたい」と思っている人
- 仕事・プライベート問わず、クラウドサービスやオンラインバンキングをよく使う人
このあたりです。
そこまで必要ないかもしれない人
逆に、
- そもそも外出先のWi-Fiをほとんど使わない
- オンラインで重要な情報を扱うことがあまりない
- ほんの少しの速度低下も絶対イヤ
という人にとっては、VPN自体の優先度がそこまで高くない可能性もあります。
とはいえ、ネットの使い方は今後さらに変化していくので、「必要になったらいつでも導入できるように情報だけ押さえておく」というスタンスもアリだと思います。
NordVPNの始め方とプラン選びのざっくりガイド
詳しい手順や料金は公式サイトに任せるとして、初心者目線での「流れ」と「考え方」だけ簡単にまとめておきます。
始めるときのざっくりステップ
- 期間(短期/1年/それ以上)
- VPN単体か、追加機能付きか
ここまで来れば、ひとまずVPN生活のスタートです。
プラン選びの考え方(初心者目線)
- まず「VPNを試してみたい」段階なら
→ いきなり最長2年プランではなく、1年程度のプランがバランス良く感じました。 - しっかり腰を据えて使うつもりなら
→ 2年プランのほうが月あたり料金が下がる傾向があるので、おサイフと相談。
多くのVPNサービス同様、返金保証期間が用意されているので、
「使ってみたけどやっぱり合わなかった」
というときも、一定期間内なら解約しやすいのは安心材料です。
(※具体的な日数や条件は変更される可能性があるので、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。)
まとめ:VPN初心者としてNordVPNを使ってみて
VPNというと、これまでは
専門家やITに詳しい人が使うもの
というイメージをぼんやり持っていましたが、実際にNordVPNを入れてみると、
- ワンタップでONにできるセキュリティの一枚目の盾
- カフェやホテルのフリーWi-Fiでの不安を少し軽くしてくれる保険
- 海外でも、自分のいつものインターネット環境に近づけてくれるツール
として、思っていたよりも日常に馴染むサービスだと感じました。
もちろん、VPNを入れたからといってすべてが解決するわけではありませんが、
- パスワードをしっかり管理する
- 怪しいリンクは開かない
- 公開Wi-Fiでは最低限の対策をする(+VPN)
といった「自分の身は自分で守るための一つの習慣」として、NordVPNを取り入れてみるのはアリだな、というのが現時点での率直な結論です。



