Notta Memo Pro レビュー|「録るだけ」で完結、自動モード認識&Wi-Fi自動同期に進化したカード型AIレコーダー

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Notta Memo Proは、AI文字起こしサービスでおなじみのNottaが手がける、カード型AIボイスレコーダー「Memo」シリーズの新モデルです。

薄型カード型というフォルムはそのままに、デザインを刷新。
シルバーグレーとスペースブラックの2色展開になり、本体はよりコンパクトなサイズへ。
内蔵ストレージも64GBへと拡張されました。

ただ、Proでいちばんの進化はスペックの数字ではありません。
「録音モードの自動認識」と「Wi-Fi自動クラウド同期」、この2つです。

AIボイスレコーダーはすっかり種類が増えましたが、「録ること」より「録ったあとの作業」に時間を取られている人は多いはず。
Notta Memo Proは、そこをさらに一歩、無くしにきたデバイスです。

発売は9月28日に予約販売がスタートし、10月13日に正式発売の予定です。

この記事では、Notta Memo Proの外観・録音まわりの使い勝手・自動化された2つの機能・従来モデルとの違い、そして気になった点まで、正直にレビューしていきます。

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4 / 5.0
良い点
  • 録音ボタンを押すだけ、モード切替を自動で判別してくれる
  • Wi-Fiにつなぐだけで、録音データが自動でクラウドへ同期
  • USB Type-C標準搭載で、普段のケーブルで充電&転送できる
  • ストレージ64GB・バッテリー600mAhと基本性能も底上げ
  • ネジを見せるメカニカルなデザインと、実測29.4gの軽さ
気になる点
  • 厚さが3.5mmから3.9mmへわずかに増加
  • 自動同期が便利なぶん、文字起こし枠の消費に気づきにくい
  • USBメモリのようにファイルを直接コピーできない

PR この記事はメーカーから商品提供を受けて作成しています。とはいえ、使って感じたことは良い点も気になった点も含めて正直に書いています。

Notta Memo Proを実際に使って感じた結論

Notta Memo Proを使って最初に感じたのは、「やることが減った」という感覚でした。

前モデルまでは、録る前にモードを確認して、録ったあとにアプリを開いて転送する必要がありました。
どちらも数秒の話ですが、毎回となると地味に効いてくるんですよね。

Proは、その両方を自動化。
骨伝導マイクの信号から利用シーンを判別して録音モードを自動で切り替え、登録したWi-Fiにつながればバックグラウンドで自動同期してくれます。

やることは録音ボタンを押すだけ。
席に戻る頃にはクラウドに音声が上がっていて、文字起こしと要約まで進んでいます。

ハードウェアも順当な進化で、ストレージ64GB、バッテリー600mAh、画面はカラーOLEDへ。
USB Type-Cが本体に直接載り、サイズは縦が約9mm縮んで実測29.4gになりました。

気をつけたい点もいくつかありますが(詳しくは後述します)、会議や商談、取材が続く人にとっては、録音まわりの思考と操作をまとめて肩代わりしてくれる一台だと感じました。

Notta Memo ProをiPhone 17 ProへMagSafe貼り付け

Notta Memo Proがおすすめな人 / おすすめしない人

おすすめな人
  • 会議や商談が多く、議事録づくりに時間を取られている人
  • モード切替や転送作業といった「ひと手間」を無くしたい人
  • 取材・インタビュー・講義を頻繁にテキスト化する人
  • チームで録音データを一元管理したい人(アップロード漏れを防ぎたい)
おすすめしない人
  • 文字起こしや要約は不要で、とにかく音声が録れればいい人
  • 録音ファイルをUSBメモリのように自分で管理したい人
  • 使う場所のWi-Fiが5GHz帯のみで、自動同期を活かせない人

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Notta Memo Proの特徴とスペック

  1. よりコンパクトになったカード型AIボイスレコーダー(シルバーグレー/スペースブラックの2色展開)
  2. 0.95インチのカラーOLEDディスプレイを搭載
  3. 利用シーンを自動で見分け、録音モードを自動で切り替え
  4. 事前登録したWi-Fiにつなぐだけで、録音データをNottaクラウドへ自動同期
  5. USB Type-C端子を標準搭載し、普段のケーブルで充電&PCへ直接転送
  6. 録音中のワンプッシュで重要ポイントを残せる「Bookmark」機能
  7. 内蔵ストレージ64GB、バッテリー600mAhにアップ
  8. 文字起こし・要約・議事録・ToDo化までNotta上で完結
項目内容
カラーシルバーグレー/スペースブラック
本体サイズ縦77.2mm × 横56mm × 厚さ3.9mm
重量実測29.4g(マグネットケース装着時:実測45.2g)
ディスプレイ0.95インチ カラーOLED(AMOLED)
マイク2基のマイク + 骨伝導マイク
集音距離推奨5〜6m(認識精度約95%)/最大8m(認識精度約90%)
録音モード利用シーンを自動認識して切り替え(通話録音/対面会議)
バッテリー容量600mAh
充電時間約90分で満充電
待機時間45日以上
オフライン累計録音45時間以上
内蔵メモリ64GB
BluetoothV5.4
端子・充電USB Type-C(USB 2.0 Full Speed)
データ同期方式Bluetooth/Wi-Fi/USB Type-C有線 + 同一Wi-Fi内で自動クラウド同期
転送速度(参考)USB有線:約2,000KB/s(約15Mbps)/Wi-Fi:約8Mbps/自動クラウド同期:約500KB/s(約4Mbps・10m以内)/BLE:iOS 1Mbps・Android 1.5Mbps
文字起こし精度最大98.86%
対応言語最大58言語
利用プランデバイス購入でStarterプランが無料(9月17日より月300分から600分へ拡大)
参考価格29,700円
発売日予約販売:9月28日/正式発売:10月13日
Notta Memo Pro同梱品
  • Notta Memo Pro 本体
  • マグネット式ケース
  • USB Type-C 充電・データ転送ケーブル
  • MagSafeリング
  • 取扱説明書類

Notta Memo Pro 使用レビュー

よりコンパクトになったボディと、見やすいカラーOLEDディスプレイ

Notta Memo Pro正面
Notta Memo Pro裏面

Notta Memo ProはNotta Memoからデザインが大きく刷新されています。

従来のNotta Memoは、細かなダイヤカット調の外装が特徴でしたが、Proは、その装飾的な凹凸を無くし、プロモデルらしいメカニカルな造形に。

パッと見の印象は、PCの内蔵HDD。
四隅と左右にネジが並んだ姿は、もはや完全に「機械の部品」です。

ネジは星型の特殊なタイプで、本体と同じカラーで塗装されていて、悪目立ちせずデザインに溶け込んでいます。
見た目には実際に締められそうですが、精密機器なので触らないのが吉でしょう。

Notta Memo Pro上部アップ

工業製品らしさをそのまま見せる無骨ながらもスタイリッシュなデザインで、前モデルの「侘び寂び」路線とは対照的。
Notta Memoが「和」の趣だったとすれば、Proは「ツール感」のあるプロダクトです。
好みは分かれそうですが、個人的にはメカ感がかなり好みでした。

素材はひんやりとしたアルミ合金に、マットな塗装。
手に取ったときの冷たい質感が心地よく、指紋も目立ちにくいので、扱いに神経を使わずに済みます。

サイズは縦77.2mm × 横56mm × 厚さ3.9mm、重さは実測29.4g(マグネットケース装着時で45.2g)。

Notta Memo Proの重さ
Notta Memo Proケースありの重さ

前モデルの86.1 × 55.1 × 3.5mmと比べると、縦が約9mm縮んで、より正方形に近いシルエットになりました。
前モデルを手にしたときは「とにかく薄い」ことに驚きましたが、今回驚いたのはその小ささです。

Notta Memo ProとNotta Memo Type-C

数字にすると9mmですが、並べてみると明らかに小さい。
縦がギュッと詰まったことで、手の中での収まりがぐっと良くなりました。

厚さは0.4mm厚くなったとはいえ、3.9mmは十分に薄いです。

Notta Memo Proの厚み
Notta Memo ProのOLEDディスプレイ

そして分かりやすい進化が、0.95インチのカラーOLEDディスプレイ。
前モデルの小型モノクロ画面から一新され、アイコンがカラーで表示されるようになりました。
録音中かどうか、バッテリーはどれくらい残っているか。 そうした状態が、ぱっと見で判断できます。

点灯するのは操作時のみですが、視認性は良好。
「ちゃんと録れているか不安」という録音デバイスあるあるのストレスが軽くなるのは、地味にうれしいポイントです。

Notta Memo ProのMagSafeケース装着側面

なお、Proにもマグネット式ケースが付属します。
こちらはプラスチック製で、マグネット装着に対応させるためのシンプルなもの。
スマホの背面にピタッと貼り付けて持ち運べるので、「レコーダーをどこにしまったか忘れる」ということが起きにくくなります。
ケース込みでも45.2gと軽いので、付けっぱなしでもスマホの操作に響きません。

録音ボタンを押すだけ、シーンを自動で見分ける「録音モード自動認識」

Proでいちばんの進化が、この録音モードの自動認識です。

従来のNotta Memoでは、通話を録るときと対面の会議を録るときで、集音モードを手動で切り替える必要がありました。
本体のスイッチを操作する方式なので、そもそも操作方法を覚えておかないといけないし、切り替え忘れたまま録ってしまうというミスも起こりがち。
録音デバイスとしては、地味に緊張感のあるポイントでした。

Notta Memo Proは、ここを丸ごと自動化してきました。

本体には2基のマイクに加えて、骨伝導マイクを搭載。
録音中、骨伝導マイクが拾う信号の強度をリアルタイムで検知して、いま自分が「スマホを顔に当てて話している」のか「机に置いて複数人と話している」のかを判別し、適した録音モードを自動で選んでくれます。

Notta Memo Pro録音モード
Notta Memo Pro 2つの録音モード
  • 通話録音モード:スマホに装着して、自分と相手の声を録る
  • 対面会議モード:デスクに置いて、複数人の会話を記録する

ユーザーがやることは、録音ボタンを押すだけ。
モードのことは、もう考えなくていいわけです。

会議室に入って慌てて録音を始めるような場面では、「押すだけで正しく録れている」という安心感が効いてきます。
モード切替という小さな操作を無くしただけに見えて、実際の使用感はけっこう変わる部分です。

骨伝導マイク+2基のマイクで、集音距離は5〜6mに

カードサイズとはいえ、録音性能はしっかり作り込まれています。

Notta Memo Pro上部マイク

搭載するのは、2基のマイクと骨伝導マイク。
前述の自動モード認識を支えているのがこの骨伝導マイクで、自分の声を骨の振動から捉えることで、通話時にも自分側の声をしっかり拾ってくれます。

集音距離は推奨5〜6mで、この範囲なら認識精度は約95%。
最大8mまで離れても約90%の精度を保つとされています。
前モデルの推奨3mから倍近く広がったことで、少し大きめの会議室や、席が離れたテーブルでも拾いやすくなりました。

会議室でのミーティングで試してみました。
人数は4人程度で、私の手元に置いて録音したのですが、全員の声がしっかりと拾えています。
音声はややこもって聞こえますが、十分聞き取れるクリアさでした。

Wi-Fiにつなぐだけ、録音データが自動でクラウドへ

自動モード認識と並ぶ、もうひとつの目玉がこれです。

従来のNotta Memoでは、Wi-Fi経由でデータを転送するとき、Nottaアプリを開いて手動で接続し、転送を開始する必要がありました。
しかもホットスポット接続中は、スマホの外部ネットワークが一時的に使えなくなることも。
「録ったはいいけど、転送するのが面倒で溜まっていく」という状態になりがちでした。

Notta Memo Proは、事前に登録しておいたWi-Fiネットワークに接続すると、オフラインで録音した音声データをNottaクラウドへ自動で同期します。

Nottaアプリホーム画面

同期はバックグラウンドで動くので、アプリを開く必要はありません。
会議が終わって席に戻る、あるいは帰宅する。
それだけで、録音データが勝手にクラウドに上がっている状態になります。

アップロード中の状態を見たくて何度か試してみましたが、録音停止後すぐにアプリを開いても、すでにアップロード済みになっていました。

地味な機能に見えますが、効いてくるのは「アップロードし忘れ」が構造的に起きなくなることです。

とくにチームや社内で録音データを一元管理したい場合、従来は各メンバーの手動アップロードに依存するため、反映が遅れたり、そもそも上げ忘れたりということが起こり得ました。
自動同期なら、その穴が塞がります。

なお、実際に使ううえで押さえておきたい仕様がいくつかあります。

  • 対応するのは2.4GHz帯のWi-Fiのみ。5GHz帯だけのネットワークは登録できません
  • 登録できる信頼済みWi-Fiは最大3件。4件目を追加すると、いちばん長く使っていないものが置き換わります
  • 同期が動くのは、バッテリー残量が20%を超えているか、電源につながっているとき
  • 録音が常に優先。同期中に録音を始めると同期は止まり、録音終了後に再開します
  • アップロードが完了した録音は、本体から自動で削除されます。64GBの空き容量が勝手に確保されていく仕組みです
  • USBでNotta Web版に接続している間は、自動同期が一時停止します

セキュリティ面で気が利いているのが、Wi-FiパスワードはMemo Pro本体に保存され、Nottaのクラウドには上がらないという点。
社内ネットワークの情報を外部に預けたくない環境でも、導入のハードルは低そうです。

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USB Type-C標準搭載で、普段のケーブルで充電&転送できる

Proでは、USB Type-C端子が本体に直接搭載されました。

シリーズの歴史をたどると、初代Notta Memoは専用のマグネット充電ケーブルが必須。
続くType-Cモデルは、マグネット端子をType-Cに変換するケース「MagBridge」を介する方式でした。
どちらも「専用の何か」を一緒に持ち歩く必要があったわけです。

Notta Memo Pro USB-Cポート

Proはそれが不要になりました。
スマホやPCで使っている手持ちのType-Cケーブルを挿すだけで充電できます。
出先で充電が切れても、スマホ用のケーブルで済む。
この安心感は大きいです。

付属のマグネットケースがシンプルな作りになったのも、変換の役割から解放されたからですね。

Notta Memo ProをノートPCに接続

データ転送についても、PCのWeb版(Notta Web)へUSBで直接転送が可能。
参考値としては約2,000KB/s(約15Mbps)で、Wi-Fi経由よりも高速です。
スマホを経由せずPCで完結させたい、セキュリティの厳しい職場でも使いやすい構成です。

録音中にワンプッシュ、あとで見返せる「Bookmark」機能

録音していると、「ここ、後で確認したい」と感じる瞬間があります。

そういうときに、録音ボタンを短く押すだけでその時点をBookmarkとして記録できるのがこの機能です。

効いてくるのは、録音したあと。
文字起こしが終わると、Bookmarkを付けた箇所が自動でハイライト表示されます。
1時間の会議を頭から聞き直す必要がなく、印を付けた場所にすぐ飛べるわけです。

Notta Memo Pro ブックマークアイコン

ボタンを押してマークが付くと本体が振動し、画面にブックマークアイコンが一瞬表示されます。
画面が消灯していても、ボタンを押せば約3秒だけ点灯して知らせてくれるので、暗い会議室でも「ちゃんとついた」ことが分かります。
1回の録音に複数のマークできます。

ひとつ注意点があって、RECボタンは「すばやく押して離す」のが正解です。
長押しすると録音そのものが終了してしまうので、ここは指が覚えるまで少し気を遣うかもしれません。

長い録音ほど「あの話、どこで出たっけ」と探す時間が発生しがちなので、その場でマークしておけるのは理にかなっています。

文字起こしから要約・議事録・ToDoまで、Notta上で一気に

このデバイスの真価は、録ったあとにあります。

クラウドに上がった音声は、Notta上で文字起こしされ、そこから議事録・要約・ToDoリストへと展開できます。
30種類以上のテンプレートが用意されているので、選ぶだけで数分後には整理されたテキストが出来上がります。
カスタムテンプレートを作れば「自社の議事録フォーマットに合わせたい」というニーズにも対応できます(こちらは有料プラン向けの機能です)。

Notta web 版の会議録テンプレート

文字起こしの精度は最大98.86%。
最大58言語に対応し、誰が話したかを自動で振り分ける話者識別にも対応しているので、複数人の会議やインタビューでも整理された形で残ります。

さらに、AIチャット機能「Notta Brain」を使えば、録音データをPPTやWordなどの資料に変換したり、過去の複数の録音をまたいで検索したりもできます。
「先月の打ち合わせで決まった納期は?」といった確認を、記録を探し回らずに聞けるわけです。

面白かったのが家で30分くらい録音を試したときの要約。

Notta Brainによる要約

ヤング・シェルドンを見た後に、アベンジャーズ:インフィニティ・ウォーを見ながら、家族と写真をAirDropする会話をしたのですが、それら全てがしっかり反映されています。

AIがこんなインフォグラフィックを作成したのもすごいなと思いました。

Notta Brainの作成したインフォグラフィック

インフィニティ・ウォーのその場面の状況をしっかり整理できていて面白いです。

スタータープランはハードウェアプランへ。月300分から600分に拡大

AIボイスレコーダーを選ぶとき、見落としがちなのがランニングコストです。
「本体は安いけど、文字起こしは月額サブスク必須」というデバイスも少なくありません。

その点、Notta Memoシリーズはデバイスを購入するだけでハードウェアプランがずっと無料。
しかも9月18日から、名称変更とともに月間の文字起こし時間が300分から600分へと倍に拡大されました。

ハードウェアプランに含まれる主な内容は以下の通りです。

  • 文字起こし時間:毎月600分
  • 1回の連続録音時間:最大5時間
  • AI要約:月100回まで
  • ファイルインポート:月100ファイルまで
  • 2か国語文字起こし・翻訳:月4回まで
  • 1か国語リアルタイム翻訳:月2回まで
  • カスタムテンプレート:1ワークスペースにつき5テンプレートまで

月300分だと「1時間の会議が5本」で使い切る計算でしたが、600分あれば10本。
週2〜3回の会議なら、無料の範囲でひと月回せる水準になりました。
サブスクなしで使い始められるハードルの低さは、初めてのAIボイスレコーダーとしても安心です。

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従来モデル(Notta Memo / Type-C)との違いを比較

Notta Memo ProとNotta Memo Type-C(ケース装着)

Notta Memo Proは、シリーズ3機種目にあたるモデルです。
まずは前2モデルと並べて、どこが変わったのかを整理しておきます。

項目Notta MemoNotta Memo Type-CNotta Memo Pro
本体サイズ86.1 × 55.1 × 3.5mm86.1 × 55.1 × 3.5mm77.2 × 56 × 3.9mm
本体デザイン凹凸のあるカード型凹凸のあるカード型ネジを見せるメカニカルなデザイン
カラーブラックブラックシルバーグレー/スペースブラック
ディスプレイ小型モノクロ小型モノクロ0.95インチ カラーOLED
集音距離推奨3m推奨3m推奨5〜6m
バッテリー470mAh470mAh600mAh
オフライン録音約30時間約30時間45時間以上
ストレージ32GB32GB64GB
BluetoothV5.3V5.3V5.4
充電端子専用マグネットケーブルマグネット+Type-C変換ケースUSB Type-C標準搭載
データ転送スマホから手動スマホ+PCへUSB直結スマホ+USB直結+Wi-Fi自動同期
録音モード手動で切り替え手動で切り替え利用シーンを自動認識

数字で見ると、ストレージが2倍、バッテリーは約1.5倍、画面はカラー化と、ハードウェアが順当に底上げされているのが分かります。

ただ、表のいちばん下2行に注目してください。
データ転送と録音モード、ここだけは他の項目と性質が違います。
性能が上がったのではなく、ユーザーがやらなくてよくなったという進化です。
スペック表の数字以上に、日々の使用感を変えてくるのはこちらの方でした。

どれを選べばいい?

  • Notta Memo Pro:これから買うならまずこれ。録音から転送までの手間を最小にしたい人、オフラインで長時間録る人向け
  • Notta Memo Type-C:PCへの有線直結が使えれば十分で、価格を抑えたい人向け
  • Notta Memo:シリーズ最初期モデル。現行で選ぶ理由は薄め

なお、前モデルのNotta Memo Type-Cについては別記事で詳しくレビューしています。

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Notta Memo Proの気になったところ

前モデルより厚さがわずかに増した(3.5mm→3.9mm)

縦が約9mm縮んでコンパクトになった一方で、厚さは3.5mmから3.9mmへと0.4mm増えています。

正直、手に持って分かる差ではありません。
ただ前モデルは「厚さ3.5mm」という数字そのものが売りだったので、スペックを並べたときに唯一「後退した」ように見える項目ではあります。

Notta Memo ProとNotta Memo Type-C(厚み比較)

引き換えに手に入れたのは、バッテリーの増量とType-C端子の直付け。
オフライン録音が約1.5倍に伸びて専用ケーブルからも解放されたと考えれば、割に合うトレードオフです。

自動文字起こしON時は、転送のたびに文字起こし枠を消費する

「自動文字起こし」をONにしていると、クラウドに転送された時点で、音声の長さに応じた文字起こし枠が消費されます(転送・保存だけなら消費されません)。

ここがProでは少し厄介で、Wi-Fi自動同期によって転送そのものが自動化されたぶん、消費のタイミングを意識しにくくなりました。
テスト録音や雑談のメモまで文字起こしされて枠を使っていた、ということが起こり得ます。

Starterプランは月600分あるので余裕はありますが、枠を計画的に使いたいなら自動文字起こしをOFFにして、必要なものだけ手動で回す運用も検討する価値ありです。

USBメモリのようにファイルを直接コピーできない

「PCに挿せばUSBメモリみたいにコピーできるのでは?」と思うかもしれませんが、これはできません。

Notta MemoシリーズのUSBインターフェースは独自の暗号化プロトコルを採用していて、読み取れるのはNotta WebとNotta Appのみ。
「エクスプローラー」や「Finder」にデバイスとして表示されることはありません。

不便に思えますが、これは不正コピーや無断読み取りを防ぐためのセキュリティ設計。
録音という機密性の高いデータを扱う以上、理にかなった仕様ではあります。
ただ「ファイルは自分で管理したい」という人には合わないので、把握したうえで選びたいところです。

Notta Memo Proレビューまとめ

Notta Memo Pro

ということで、Notta Memo Proをレビューしました。

Notta Memo Proは、「録音する」ことより「録音にまつわる面倒ごとを消してくれる」ことに価値があるAIボイスレコーダーでした。

  • 縦が約9mm縮んでコンパクトに。実測29.4gの軽さと、ネジを見せるメカニカルなデザイン
  • 利用シーンを自動で見分けて、録音モードを切り替えてくれる
  • Wi-Fiにつなぐだけで、録音データが自動でクラウドへ同期される
  • USB Type-C標準搭載で、専用ケーブルから解放
  • ストレージ64GB、バッテリー600mAhと基本性能も底上げ
  • Starterプランが月600分に拡大され、無料の範囲がぐっと広がった

シリーズを追ってきて思うのは、前モデルのType-Cが「転送を速くした」モデルだったのに対し、Proは「転送という作業自体を無くした」モデルだということ。
同じ進化でも、向いている方向が違います。

厚さが0.4mm増えたことや、自動同期ゆえに文字起こし枠を意識しにくくなる点など、いくつか気をつけたい部分はあります。
ただ、それを差し引いても、会議・商談・取材が多い人にとっては手間をまるごと肩代わりしてくれる一台です。

「録音デバイスの操作を覚えるのが面倒」「録ったデータが溜まったままになる」 そんな心当たりがある人ほど、Proの恩恵は大きいはずです。

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公式リンク

公式サイト:https://www.notta.ai

公式オンラインショップ:https://shop.notta.ai/ja-jp

Amazon公式ストア:https://amzn.to/4dIGbZA

楽天Notta Memoストア:https://a.r10.to/hgJjL7