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評価:4.5
ここ2、3年で急速に広まったオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン。
耳を塞がない設計で、音楽や動画などの音声を楽しみながらでも自然と外部の音が聞こえるので、ジョギングなどのワークアウトや、自宅でインターホンを聞き逃したくないときなどに便利です。
当初は2〜3万円する製品も多かったオープンイヤー型ですが、最近は1万円以下でも音質が良く、クオリティの高い製品が増えています。
今回レビューする「TRUEFREE EarFit DS1」は、その中でも約5千円という破格のイヤホンです。
安いからと侮るなかれ。
軽量設計な上に独自の人間工学設計で快適で安定感のある付け心地。
大口径12×17mmのデュアル磁気ダイナミックドライバーが、深みのある重低音と繊細な高音を両立。
さらに、最新Bluetooth 6.0を採用し、低遅延で安定感のある接続を実現しています。
しかもマルチポイント対応なので2台のデバイスとの同時接続もできちゃいます。
正直、5千円のイヤホンということで、完全に舐めていたのですが、使ってみて、そのクオリティの高さに驚かされました。
この価格帯でオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンを探しているなら、このレビューを読まずに買ってしまって大丈夫です。
価格以上の十分な満足感を得られるはずです。
それでもまだ悩むという方のために、コスパ神クラスのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「TRUEFREE EarFit DS1」をレビューしたいと思います。
〇 ここがよかった
- イヤホンをしながらでも周囲の音がしっかり聞こえる
- 圧迫感のない軽い付け心地
- 5千円とは思えないクリアな音質
- ダイナミックEQオンだけで難しい調整はいらない
△ ここは注意
- 音漏れするので電車等には不向き
- アプリになかなか繋がらないことがある
- うまく調整しないと長時間利用で耳が痛くなることも
PR この記事はメーカーから商品提供を受けて作成しています。が、忖度なく本音で自由にレビューさせてもらっています。

ガジェットブロガー
バビ
東京在住のガジェット好き会社員ブロガー。
デザイン性の高いガジェット・スマホ・PC周辺機器を、実体験にもとづき200本以上レビューしています。
経験を活かした専門的かつ正直なレビューをお届けします。
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TRUEFREE EarFit DS1の特徴とスペック
- 耳を塞がないオープンイヤー+耳掛けフックで長時間でも快適、交換式導管(イヤーピース)で音漏れを大幅に抑制
- 片耳約8.9g&TPUソフトシリコンとチタン合金ワイヤーのフックで快適かつ安定した付け心地
- 12×17mmデュアルマグネットドライバーと空間サウンド対応で、重低音も高音もしっかり広がる
- 4マイクと風雑音低減で通話がクリア
- イヤホン単体最大約10時間・合計最大約40時間、10分の急速充電で約2時間再生
- マルチポイント接続と専用アプリのEQ調整に対応し、Bluetooth 6.0で安定接続
項目 | 仕様 |
---|---|
カラーバリエーション | ブラック |
ドライバー | 12mm×17mm デュアル磁気ドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—20KHz |
対応コーデック | AAC/SBC |
接続 | Bluetooth6.0 |
最大持続時間 | 単体:10時間 ケース込み:40時間 ※AAC、60%音量、正常モード。ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF |
重量 (片側) | イヤホン片側:8.9g ケース込み:75.05g |
サイズ | イヤホン:45.7×34.3×18.5mm 充電ケース:79.5×59.5×30.8mm |
充電時間 | イヤホン:1H 20min 充電ケース:1H 50min |
内蔵マイク | 片側2基 |
防水性能 | IPX5 |
その他 | ダイナミックEQ、マルチポイント、ムービーモード、ゲームモード(66ms 低遅延)、風切り音低減 |

- イヤホン本体×1
- 充電ケース×1
- USB-C to USB-Aケーブル×1
- イヤーピース(S/M)
- 着脱式ネックバンド
- 取扱説明書×1
- アプリガイドカード×1
TRUEFREE EarFit DS1の外観

箱を開けた瞬間から驚かされたのがこのケースのデザイン。
サランネット(メッシュの布)を思わせる凹凸と、中央にきらりと光るブランドロゴはスピーカーやアンプのよう。
深くてマットなブラックカラーで高級感が漂います。

ケースサイズが大型になりがちなオープンイヤー型ですが、79.5×59.5mmとポケットに楽々収まるコンパクトさです。

厚みは30.8mmで、前面にはバッテリー残量が%で表示され一目で分かるLEDディスプレイ付き。

その裏側、背面に充電用のUSB-Cポートが付いています。

フタを開けると無駄なスペースなくイヤホンがおさまっています。

フタにはスペックや認証表示と、両脇にイヤホンに装着されているのとは別のタイプのイヤーピースが用意されています。

イヤホンもケースと同じくマットブラックの樹脂でコーティングされていますが、フックの部分はソフトシリコンの柔らか質感。
マットシルバーのロゴの部分はタッチセンサー内蔵で、イヤホンからスマホの音楽や通話の操作が可能です。
操作 | 右 | 左 |
---|---|---|
1回タッチ | 音量を上げる | 音量を下げる |
2回タッチ | 再生/一時停止 着信受話/通話終了 | 再生/一時停止 着信受話/通話終了 |
3回タッチ | 音声アシスタント起動 | ゲームモード オン/オフ |
1.5秒長押し | 曲送り 通話拒否/通話切替 | 曲戻し 通話拒否/通話切替 |
また、接続状態を確認できるLEDランプも付いています。

スピーカー横のシルバーの2つの点は、ケースに入れたときに充電用の接触部です。
イヤホン内側には12×17mmのダイナミックドライバーを搭載。
また、クリアな音声通話を可能とする4基のマイクも配置されています。
ちなみにイヤホンの防水性能はIPX5レベルなので、雨や汗を気にせず使うことができます。

イヤホンをケースに収めた状態での重さは実測で75.4g。
見た目重厚ですが、手に持った感じはカナル型のイヤホンとそれほど変わりません。
専用アプリで初期設定

TRUEFREE EarFit DS1の性能を100%引き出すためには、TRUEFREE専用アプリが必須。
まずはアプリをダウンロードして設定・ペアリングを進めていきます。

アプリをインストールしたら、まずはメールアドレスとパスワードを入力してユーザー登録。

ユーザー登録後にデバイスの接続画面が出てくるので、TRUEFREE EarFit DS1のフタを開けて近くに置きます。

スマホのBluetoothデバイスの接続画面が表示されるので「TRUEFREE EarFit DS1」と接続。

接続するとアプリの画面が開きます。
設定項目は色々あるのですが、まずは製品アップデートをしておきましょう。

その他の機能 > デバイス情報 > ファームウェアの更新(製品アップデート)と進みます。

「ダウンロード」のボタンが出ていれば、最新ではないので、ダウンロードして最新の状態にしておきましょう。
とりあえずの初期設定はここまでで完了です。
TRUEFREE EarFit DS1レビュー
軽量&圧迫感の少ない付け心地

公称のイヤホン重量は8.9g。
イヤーピースをつけての実測は9.2gと、想像以上の軽量設計です。

耳掛けはTPUソフトシリコンに“0.6mmチタンメモリーワイヤー”を内蔵。
極薄でもしなやかに曲がって復元するため、耳の曲線に沿って圧力を分散します。
軽さと相まって痛みやズレを抑え、眼鏡やマスクとも干渉しにくいのが特長です。
ランニングなど動きの大きい場面でも安定し、フックのカーブを微調整して自分好みのフィット感に仕上げられます。


実際に装着してみると、軽い付け心地で、フックが柔らかく細径なので重さ・接触面圧が抑えられ、また、カーブの微調整がしやすいのでしっかり耳にフィットします。
フックが細いのでメガネやマスクにも干渉しません。
その反面、フィットする位置をうまく調整しないと、細い分耳裏に変な圧がかかって、2時間弱経ったところで耳裏が痛くなることがありました。

フックは柔軟に曲げ伸ばしできるので、フィット確認をしっかりやるのが大事です。


また、TRUEFREE EarFit DS1には着脱式ネックバンドが付いていて、フックの先端にシリコン製のバンドを差し込んで簡単に使うことができます。
耳から外して首に掛けることができ、また、激しい運動をしているときに耳から外れて飛んでいってしまうのも防げます。
12×17mmデュアル磁気ドライバーで深い重低音と繊細な高音を両立

オープンイヤーながら、TRUEFREE EarFit DS1は“12×17mm”の楕円形ダイナミックドライバーを搭載し、しかもデュアルマグネット構造で駆動力を高める設計です。
これにより量感のある重低音と、にじみにくい中高域の抜けを両立し、ロックからポッドキャストまでバランスよく楽しむことができます。
さらに空間サウンド対応で音場の広がりも自然に感じられ、開放型でも物足りなさを抑えたリスニングが可能です。
色々なジャンルの音楽、映画で試してみましたが、特に弱点という弱点は見当たりません。
特に低音がよく響き、空間サウンドによる映画での臨場感もしっかり感じられました。
それでもあえて気になる点をあげるなら、気持ち音がこもり気味で、クリア度はそこまで高くないかな、というくらい。
とはいえそれは1万円以上のイヤホンと聴き比べてやっと分かるレベルで、5千円という価格を考えると、十分以上の音質だと思います。
専用アプリでEQ設定やイヤホンを探すなどの機能が使える



アプリ上でEQプリセットの切替や好みに合わせた細かな調整ができ、ジャンルに応じて低音〜高音のバランスを追い込むことができます。
また、ファームウェア更新・バッテリー残量表示・ホワイトノイズ・聴力テストなどのユーティリティも用意され、使い勝手を底上げします。
マルチポイントの有効化やタッチ操作のカスタマイズもアプリ側で設定でき、シーンに合わせた最適化が容易です。

個人的に絶対にオンにすることをおすすめしたいのが「ダイナミックEQ」です。
ダイナミックEQは、音量や入力信号の変化に合わせて“自動で効き方が変わる”イコライザー。
オープンイヤー特有の低域不足/大音量時の破綻を補い、深い低音と繊細な高音の両立を現実的にサポートします。
イコライザーを設定するよりも、圧倒的に音が良くなります。
逆にオンにしていないと音質は結構落ちるかなという印象でした。
そのほか、イヤホン紛失時にイヤホンを鳴らして「イヤホンを探す」機能や、イヤホンが水に濡れたときにスピーカーから振動で水を排出する「排水機能」など、多彩な機能を使用することができます。
1点気になったのが、iPhone(iOS)でアプリとイヤホンを接続しようとしたときに、いつまでも接続できないことが何度かありました。
アプリに繋がらないと、設定変更や豊富な機能は使えなくなってしまうので、アプリとの接続はもう少しスムーズになって欲しいところです。
最新Bluetooth 6.0搭載&マルチポイント

TRUEFREE EarFit DS1は、最新のBluetooth 6.0を搭載し、省電力化と帯域効率の向上によって混雑したオフィスや駅構内でも安定したワイヤレス接続をキープします。
また、マルチポイントによりスマホとPCなど2台同時に接続でき、通知や通話が来た側へ素早く自動切替が可能。
さらに「ゲームモード」では約0.06秒の超低遅延を達成。
実際にゲームモードのオン/オフを試してみましたが、動画視聴でも体感ではっきりと分かるほど、遅延のなさを感じます。
ペアリングは、ケースを開けてすぐに、とはいきませんが、イヤホンを両耳に装着するのと同時くらいにはペアリング済みになるくらいの速さでした。
4マイクと風雑音低減で通話がクリア
TRUEFREE EarFit DS1は、片側2基の計4マイク構成を採用し、口元の声を捉える指向性マイクと周囲ノイズを検出するリファレンス用マイクを組み合わせて、ビームフォーミング+ノイズ抑制で“声はくっきり、雑音はすっきり”を実現します。
とくに屋外で問題になりやすい風切り音は、マイク開口部のレイアウトと風雑音低減アルゴリズムにより低域のゴーという成分を重点的に抑制。
オープンイヤーでも声が遠くならず、駅のホームや交差点、ランニング中の逆風下でも聞き返しが少ないのが魅力です。
オンライン会議でもキーボード打鍵や空調音の影響を受けにくく、相手に届く音声は自然でクリア。
移動中の短い通話から長時間のミーティングまで安心して使えます。
イヤホン単体最大約10時間・合計最大約40時間再生可能
TRUEFREE EarFit DS1は、イヤホン単体で最大約10時間、充電ケース併用で合計最大約40時間のスタミナを実現し、通勤・在宅会議・ワークアウトまで一日を余裕でカバーします。

イヤホンの充電状況は、イヤホンをケースにしまった際、ケース正面のディスプレイで確認することができます。
オープンイヤー設計でも省電力化が進んでおり、Bluetooth 6.0の効率的なリンク維持とあいまって長時間の連続再生が可能です。
さらに10分の急速充電で約2時間再生できるため、出発前や休憩中にサッと補充すれば電池切れの不安を最小化。
片耳のみの運用にも対応するので、左右を交互に使えば実質的な稼働時間をさらに延ばせます。
ケースはUSB-C充電に対応し、日々の充電習慣もシンプルです。
音漏れ抑制機能はあるが、静かな環境では音漏れする

EarFit DS1には、イヤーピースは、デフォルト以外に2つのイヤーピースが同梱されています。
これは、フィット感の調整が目的ではなく、出音の指向性を高め、音漏れを低減するためのもの。
このイヤーピース(導管)によるハード+ソフトの二段構えで音漏れ対策を行います。
同梱された特性の異なる交換式アコースティック導管は、出音の指向性を高めて耳側へ集中的に届けます(予備はケースのフタ裏にセット)。
さらに新開発の「アクティブ型音漏れ抑制アルゴリズム」が再生信号をリアルタイム解析し、自社測定では音漏れを最大40%低減。
ただし設計上、耳道を密閉しないオープンイヤーは遮音性が低く、電車やバスのように騒音が続く環境では音量を上げがち=結果的に漏れやすくなります。
静かな車内や図書館では“小さめ音量”が前提で、公共交通機関で「しっかり聴き込みたい」用途には不向きと考えるのが無難です。
まとめ:TRUEFREE EarFit DS1がおすすめな人

ということで「TRUEFREE EarFit DS1」をレビューしました。
私の評価は以下のとおりです。
おすすめ度 4.5
〇 ここがよかった
- イヤホンをしながらでも周囲の音がしっかり聞こえる
- 圧迫感のない軽い付け心地
- 5千円とは思えないクリアな音質
- ダイナミックEQオンだけで難しい調整はいらない
△ ここは注意
- 音漏れするので電車等には不向き
- アプリになかなか繋がらないことがある
- うまく調整しないと長時間利用で耳が痛くなることも
コンパクトで軽く、耳にフィットする圧迫感のない付け心地で、約5千円とは思えない音質の良さです。
これといった弱点はないのですが、あえて言えばアプリとの繋がりの悪さは気になるところ。
また、うまくフィット感を調整しないと、細型のフックが当たっている場所が痛くなることがある点も注意が必要です。
それを差し引いても、ダイナミックEQをオンにしたときの低音の響き・高音の伸び・音の広がりが素晴らしく、遅延も少ないので個人的には音楽だけじゃなく、映画鑑賞にも向いていると感じました。
以上を踏まえてTRUEFREE EarFit DS1をおすすめしたいのはこんな人です。
- 安価で高品質なオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンを求めている人
- 室内で「ながら」で音楽を楽しみたい人
- ジョギングやウォーキングしながら音楽を楽しみたい人
- 耳の中に入れるタイプのイヤホンが苦手な人
オープンイヤー型が初めてで、高い製品は手が出しづらいという人は、TRUEFREE EarFit DS1から試してみるのがおすすめです。
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