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評価:4
このワイヤレスイヤホン、マジでヤバいです。
世界初、インナーイヤー型なのにハイレゾ音源に対応したとんでもない製品をSOUNDPEATSがリリース。
最初は高額製品だったハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンも、徐々に1万円以下で買える製品が増えてきていますが、それらは全部カナル型。
インナーイヤー型でハイレゾ(LDACコーデック)対応のワイヤレスイヤホンなんて聞いたことがありません。
一般的にインナーイヤー型というと、カナル型に比べて音質が劣るのが普通ですが、ハイレゾ音源で再生できるので、音質を諦める必要がありません。
耳穴に押し込むカナル型の圧迫感が苦手な人でも、音質を諦めることなく好きな音楽を楽しむことができます。
しかもまさかの1万円以下。
いや価格設定がバグりすぎです。
ということで、世界初Hi-Res Wireless認証を取得したインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」をレビューします。
記事の最後に限定クーポンもありますので、ぜひご活用ください。
〇 ここがよかった
- ハイレゾ(LDAC)対応でクリアで高音質
- 爽快感のあるダイナミックなサウンド
- 専用アプリでイコライザーをカスタマイズできる
- 装着センサーがある
- 1万円以下でコスパが良い
△ ここがイマイチ
- カナル型と比べると没入感が劣る
- ケースに指紋がつきやすく安っぽい
- iPhoneでは高音質を発揮できない
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SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの特徴・スペック・同梱品
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの特徴をまとめるとこんな感じです。
- 軽くて開放感のあるインナーイヤー型
- LDAC高音質コーデックでハイレゾ音源にも対応
- 14.2mmダイナミックドライバーによる自然で繊細なサウンド
- イヤホン単体最大5時間、最大20時間の音楽再生
- ENCノイズキャンセリングマイク×4でクリアな声で通話
- 装着検知機能搭載
- 低遅延ゲームモード搭載
カラー | ミッドナイトブラック / ホワイト |
ドライバー | サイズ:φ14.2mm |
ノイズキャンセリング | なし |
再生時間 | 約20時間(イヤホン単体5時間) |
充電方法 | USB-C |
接続 | Bluetooth5.2 |
コーデック | LDAC, AAC, SBC |
マイク | 高感度MEMSマイク×4 ENCノイズキャンセリング |
サイズ | ケース:60×22.5×48mm |
重さ | イヤホン:約4g ケース:約36.3g |
防水性能 | IPX4準拠 |
受賞 | VGP2023 金賞・コスパ大賞 |
その他 | 装着検知:〇 片耳モード:〇 音声アシスタント対応:〇 ワイヤレス充電:× |
メーカー | SOUNDPEATS |
- SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS本体
- USB-C充電ケーブル
- マニュアル
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、世界初のHi-Res Wireless認証を受けたインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン。
SONYの開発した高音質のLDACコーデックに対応しています。
これまでのワイヤレスイヤホンでは聴くことのできなかった、CD音質を超えるより原音に近いハイレゾ相当の音源も楽しむことができます。
コーデック:Bluetoothでイヤホンに音データを送るときの圧縮形式のこと
ハイレゾ:従来のCDを超える情報量を持つ高音質音源
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSレビュー
光沢感のあるケースはイマイチ
ケースはAirPodsと同じく、ピッカピカの光沢あるタイプ。
カナル型のCapsule3 Proはマットタイプで高級感があったのですが、こちらはそれと比べるとやや安っぽく見える気がします。
触感はややベタつく感じで、ブラックだと指紋がやたら目立ってしまうのもマイナスポイント。
Capsule3 ProではUSBポートの横にひっそりとあったマルチボタンも正面ど真ん中に配置。
分かりやすくはあるのですが、スマートではありません。
ブランドロドは背面ヒンジ部分に配置。
うーん、ロゴの背景の枠の境界部分の処理が雑な感じがします。
充電用のUSB-Cポートは底面に配置。
全体的に丸みの強い形状で、底面にもカーブがあるため自立はしないタイプです。
落ち着いた印象のマットなイヤホン
フタは硬くはないのですが、本体の質感的にやや滑り気味なので、片手での開閉には少し力を入れる必要があります。
テッカテカのケースと対照的に、イヤホン本体は落ち着きのあるマットな仕上がり。
イヤホン形状はスティックタイプで、側面タッチでの操作に対応。
また、内側に装着センサーがあるため、イヤホンを着脱するだけで自動で音楽が一時停止/再生されます。
タッチコントロールを兼ねたゴールドのロゴと、それを囲んでステムへスッと伸びたラインのデザインがシャープな印象で、どことなくサイバーパンクを思わせます。
スピーカーには、大口径の14.2mmダイナミックドライバーを搭載。
イヤホンの音質はドライバーサイズで左右されると言われていて、インナーイヤー型はカナル型と比べて口径が大きいのですが、その中でもSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのドライバーサイズは大きめです。
通話時に使用するマイクは音声入力用とノイズフィルター用の2つずつ、計4基搭載。
ノイズフィルター用マイクで通話中の背景ノイズを除去し、ENCノイズキャンセリング機能で環境音を低減することで、通話相手に自分の声をクリアに届けることができます。
装着感はカナル型と比べると驚くほど軽く、圧迫感もないので、音楽を止めると付けているのを忘れてしまいそうになるほど。
耳に引っ掛けているだけのようで、耳にぴったりフィットしているので付けたまま歩いていても外れることはありません。
ペアリング方法
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはペアリングも簡単です。
- 接続する端末のBluetooth設定を開く
- SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSをケースから取り出す
- 画面に表示された「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」を選択
- ペアリング完了
一度ペアリングしてしまえば以後はイヤホンをケースから取り出すたけで、ペアリングした端末と接続されます。
ケースを開けて、片耳を装着すると同時にペアリングが完了するくらいの速さ。
全く待つことなく、すぐにハイレゾサウンドを楽しむことができます。
ペアリングがうまくいかない場合や、他の端末と接続しなおしたい時は、ケースのボタンを3秒長押しすると、ペアリングモードになります。
世界初のハイレゾ対応インナーイヤー型
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの対応コーデック(データ圧縮方式)は、従来型のSBC、主にiPhoneで使われるAAC、そしてハイレゾ相当に対応するLDACの3つ。
ハイレゾとは、従来のCDの約6.5倍の情報量を持つ高音質な音源のこと。
この図のようにCDより細かく音を描画することができるため、ほぼ原音に近い音質を聴くことができます。
ただ、そのためには再生する機器だけでなく、イヤホンもハイレゾに対応している必要があり、有線よりデータ量の少ない無線接続のワイヤレスイヤホンでは、これまでハイレゾ音源を楽しむことはできませんでした。
そこでSONYが開発したのが、LDACという音データの圧縮方式で、これによってハイレゾ相当の音をワイヤレスイヤホンでも楽しめるようになりました。
ですが、LDAC対応のワイヤレスイヤホンは高音質の分値段も1万円を超える高額なものばかり。
しかも、インナーイヤー型でハイレゾ音源に対応する製品はありませんでしたが、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、インナーイヤー型イヤホンとして世界で初めてハイレゾ相当の音源に対応。
それも1万円以下の低価格帯でLDAC対応という貴重な製品の一つとなっています。
ただし、LDACコーデックは、再生機器側も対応している必要があります。
私の使用しているGoogle Pixel 7は対応していますが、iPhoneではLDAC非対応のため、従来どおりのAACでの接続となります。
開放的で爽快感のあるサウンド
2023年2月現在、ハイレゾ音源を配信しているサブスク(ストリーミング)は、Amazon Music UnlimitedとApple Musicのみ。
Amazon Musicで、UltraHD(ハイレゾ相当)を試してみました。
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音質の傾向はフラットでややボーカルが強調されたクセのないサウンド。
1万円以下とは思えないほどクリアでダイナミックです。
特に違いを感じたのはバンド系のサウンド。
ELLEGARDENのThe End of Yesterdayを聴き比べていたんですが、カナル型と比べると音の広がりがあって、臨場感と爽快感が増していると感じました。
ハイレゾなので音の解像度も高く、ボーカル、ギター、ベース、ドラムといったそれぞれの楽器の音をリアルに感じ取ることができます。
一般的にインナーイヤー型はカナル型と比べると音質が劣ると言われているのですが、バンドサウンドに限っては、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの方が向いている気がします。
専用アプリでイコライザーも細かくカスタムできるので、自分好みのサウンドを楽しむことができます。
ただ、iPhoneではAACコーデックにしか対応していないからか、Androidに比べるとやや音質が劣る印象でした。
それでも14.2mmの大型ドライバを搭載しているため、同価格帯の製品と比べて音質は良い方だと思います。
イヤホンの操作方法
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはイヤホンのサイドのセンサーのタッチで、再生や一時停止といった操作が可能です。
操作方法は以下のとおり。
電源オン | 自動:ケースの蓋を開ける 手動:左 or 右を1.5秒ロングタップ |
電源オフ | 自動:イヤホンをケースに戻して蓋を閉める 手動:左 or 右を10秒ロングタップ |
再生/一時停止 | 自動:左 or 右のイヤホンを外す 手動:左 or 右を素早く2回タップ |
音量+ | 右を1回タップ |
音量- | 左を1回タップ |
曲送り | 右を1.5秒ロングタップ |
曲戻し | 左を1.5秒ロングタップ |
応答/終了 | 左 or 右を素早く2回タップ |
着信拒否 | 着信中、左 or 右を1.5秒ロングタップ |
通話切替 | 通話中、左 or 右を2秒ロングタップ |
ペアリングモード | ケースのボタンを3秒ロングタップ |
音声アシスタント | 右を素早く3回タップ |
低遅延(ゲーム)モード | 左を素早く3回タップ |
イヤホンの操作は、他のワイヤレスイヤホンに比べると難しいと感じます。
というのも、センサーの有効範囲が狭いのか、2回タップが難しく、再生/一時停止しようとしたときにタップの位置がズレて音量が変わることがしばしば。
あと、操作時のアナウンスがちょっと独特で、ホールでのライブのようなエコーの効いた女性の声。
確かに普通にしていて耳に入る声と区別しやすいので、これはこれで分かりやすくて良い気がします。
充電方法は有線(USB-C)のみで最大5時間再生できる
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS本体の充電は、USB-Cによる有線充電のみ。
残念ながらワイヤレス充電には対応していません。
フル充電状態ならイヤホン単体で最大5時間、ケースのバッテリーと合わせれば最大20時間の再生が可能です。
とはいえこれはあくまでも”最大”での時間。
ゲームモードのオン/オフや音量の大きさなど、使用環境によって使用できる時間は変動します。
私は通勤の往復と昼の休憩時間、毎日2〜3時間ANCオンで使用していますが、1週間以上充電することなく使用することができています。
低遅延のゲーミングモードも搭載
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、ワイヤレスイヤホンで起こる音声と映像のズレを小さくする、ゲームモードも搭載。
60msという超低遅延でFPSゲームなどもストレスなく楽しむことができます。
左側のイヤホンのマルチボタンを3回タッチするだけで、ゲームモードが有効に。
ただ、ゲームモードがオンのままだと通信距離は短くなってしまうので注意が必要です。
ゲームモードを使用せずに動画を見ていたのですが、体感で分かるほどの遅延はないので、通常使用ではオンにする必要はないと思います。
SOUNDPEATS専用アプリ
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのポテンシャルを100%引き出すためには、SOUNDPEATS専用アプリのインストールがおすすめです。
SOUNDPEATS
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インストール後、メールアドレスを登録してログインするとアプリが使用できるようになります。
あとはイヤホンをペアリングした状態でアプリを開くだけで、自動的にペアリングしているイヤホンが表示され、各種操作・設定が可能になります。
ファームウェアアップデート
アプリを入れたらまずは「ファームウェアアップデート」を行ってSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを最新の状態にアプデしましょう。
ホーム画面左上のメニューを開きます。
ファームウェアアップデートを選んで開始すると、数分程度でイヤホンへデータを転送。
イヤホンをケースに戻してフタを閉じた後、再度SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを取り出せばファームウェアアップデートは完了です。
カスタマイズ
また、SOUNDPEATSアプリでは、イヤホンのイコライザーなどの設定をカスタマイズすることができます。
まずはホーム画面左下のカスタマイズアイコンをタップ。
カスタマイズ画面に移動します。
イヤホンタップによる操作だけでなく、ここからもゲームモードのオン・オフなどを操作することができます。
イコライザー(EQ)では、自分好みの音質へのカスタマイズも可能に。
プリセットでは、デフォルトを含めた全9種類の設定から好みのサウンドを選択することができます。
また、「イコライザー(EQ)カスタマイズ」では、1分ほどの聴力テストを行うことで、AIが自分の聴こえ方に合ったサウンドに自動調整してくれる機能も搭載。
やり方は簡単で、周波数を変えた音が何回か流れるので、音が聞こえた回数を選択していくだけ。
面白そうだったのでやってみたのですが、私のやり方が悪いのか、出来上がったサウンドは正直今ひとつでした。
私はプリセットの低音強調の方が好みです。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはこんな人におすすめ(こんな人はNG)
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSをおすすめしたいのはこんな人。
- カナル型の圧迫感が苦手
- 音楽を聴きながら周囲の音も確認したい
- LDACコーデック対応Androidスマホを使っている
- Apple MusicかAmazon Music Unlimitedを利用している
- コスパのいいインナーイヤー型イヤホンを探しいる
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの最大の特徴はやっぱりインナーイヤー型でハイレゾ対応なこと。
CD以上のクオリティの音質を楽しめるので、LDACコーデックでBluetooth接続できるAndroidスマホなどのデバイスを使っている人にこそ試してみてほしいですね。
逆におすすめしないのは、iPhoneユーザーの方。
残念ながらiPhone単体ではハイレゾに対応していないため、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの性能を十分生かすことができません。
とはいえ、1万円以下のインナーイヤー型ワイヤレスイヤホンとしては、爽快感・臨場感の高い音質で、コスパもいいイヤホンなので、ハイレゾほど音質にこだわらないのであれば、iPhoneユーザーでも損はしない製品だと思います。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSレビューまとめ
ということで、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSをレビューしました。
私の個人的な評価はこんな感じです。
4.0
〇 ここがよかった
- ハイレゾ(LDAC)対応でクリアで高音質
- 爽快感のあるダイナミックなサウンド
- 専用アプリでイコライザーをカスタマイズできる
- 装着センサーがある
- 1万円以下でコスパが良い
△ ここがイマイチ
- カナル型と比べると没入感が劣る
- ケースに指紋がつきやすく安っぽい
- iPhoneでは高音質を発揮できない
インナーイヤー型にハイレゾって、あんまり意味ないんじゃないかなーと、使う前は思ってました。
そもそも私はイヤホンはカナル型派なんですが、例えば自宅で音楽を聴きながら作業している最中に、インターホンが鳴ったり、家族から話しかけられたりした時に、カナル型だと外部の音が聞こえないので、気づくのが遅れることがあります。
インナーイヤー型なら周囲の音も聞こえやすいのでそういう心配はないのですが、カナル型に比べると音質が良くないのがデメリットでした。
ですが、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、LDACコーデックでハイレゾに対応しているので、インナーイヤー型とは思えないほど高音質。
おまけに14.2mmの大口径ドライバーを採用しているため広がりのある臨場感溢れるサウンドを楽しむことができます。
ハイレゾサウンドはむしろインナーイヤー型にこそ搭載されるべきものなのかもしれません。
ハイレゾ音源対応ワイヤレスイヤホンとしては世界初の製品ですが、初出しでこれほどのクオリティとコスパの良さ実現しているのは本当に驚きです。
インナーイヤー型のイヤホンでこの製品以上のものを見つけるのはなかなか難しいと思うので、インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンをお探しの方には是非ともSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSをおすすめしたいと思いました。
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