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評価:4
ごきげんよう、バビです。
私がこれまでいくつかのワイヤレスイヤホンを試してみて感じたのは、
「ワイヤレスイヤホンの音質・性能は値段によらない」
ということ。
例えばAppleのAirPodsは、値段こそいまだ2万円するものの、発売から時間も経ち、性能的には最近の1万円以下のワイヤレスイヤホンに劣ります。
逆に5千円前後のものでも物凄い高音質のイヤホンもあったり。
今回、レビューする「UGREEN HiTune X5」も、安価ながら、驚くほど高音質のワイヤレスイヤホンです。
UGREEN HiTune X5の特徴は、
- Qualcomm最新チップ「QCC3040」搭載
- φ10mm PEEK+TPUの複合振動板のダイナミックドライバー
- 4マイク搭載&cVc8.0ノイズキャンセリングによる高い通話性能
- 最大28時間の音楽再生
- 70ms低遅延(ゲーミング)モード搭載
と、5千円台にもかかわらずハイクオリティなワイヤレスイヤホンとなっています。
このページでは、そんなUGREEN HiTune X5の詳しいスペックや気になる音質などについて、レビューしています。
5千円台とは思えない優秀なワイヤレスイヤホンでした。
〇 ここがよかった
- 低音の効いた再現性の高いサウンド
- 70ms低遅延(ゲーミング)モードを搭載
- 最新のチップやドライバで5千円台の高コスパ
△ ここがイマイチ
- 色がブルーしかない
- アクティブノイズキャンセリングは非搭載
- ワイヤレス充電非対応
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UGREEN HiTune X5 ワイヤレスイヤホン スペック
スペックと外観
UGREEN HiTune X5 イヤホン スペック
カラー | ブルー |
ドライバー | サイズ:φ10mm PEEK+TPUの複合振動板 |
周波数帯域 | 20 Hz – 20 kHz |
再生時間 | 28時間 イヤホン本体:7時間、ケース:21時間 |
充電時間 | フル充電1.5時間 (10分で1時間再生可能) |
充電方法 | USB-C |
チップ | Qualcomm QCC 3040 |
接続 | Bluetooth5.2 |
プロファイル | HSP, HFP, AVRCP, A2DP |
コーデック | aptX, AAC, SBC |
マイク | 4マイク cVc8.0ノイズキャンセリング |
サイズ | 幅5.5×奥行2.8×高さ4.0cm |
重さ | 約47.6g |
防水性能 | IPX5準拠 |
メーカー | UGREEN |
パッケージがカッコいい!
Apple製品のような厚みのある硬い箱で高級感があり、この製品へのメーカーの気合がうかがえます。
カラーはブルーのみの1色展開。
ケースの色味はブルーというより青みがかったメタリックグレーといった感じ。
ケース表面には3つのLEDランプがあり、各イヤフォンの充電状態やバッテリー残量を確認することができます。
裏面には丸いリセットキーがあるので、Bluetooth接続が上手くいかないときに10秒以上押すことでリセットすることができます。
ケース上部にはメーカーロゴをプリント。
充電は残念ながら有線のみで、底面にUSB-Cポートを備えています。
ケースサイズは幅5.5×奥行2.8×高さ4.0cmと、同価格帯のワイヤレスイヤホンのケースとしては小さくはありませんが、ポケットに入れても邪魔にはなりません。
イヤホン本体はメタリックなラメの入っていない、ブルーグレーとなっています。
イヤホンの形状がかなり特殊で、豆みたいな形をしています。
最初、耳に対してどの方向で入れたらいいのかちょっととまどいました。
搭載されているのは、Qualcommの最新チップ「QCC 3040」。
Bluetooth5.2による安定的な接続と、CDレベルの高い音質を実現しています。
(Bluetooth接続時は「UGREEN HiTune X5」と表示されます。)
左右個別にペアリングされるので、片耳だけでの使用も可能です。
コーデックはaptX、AAC、SBCの3つに対応。
iOSではAACでの接続となりますが、Android、Winの対応機種では、低遅延・高音質のaptXを利用可能です。
aptXで低遅延モードをオンにすれば70ms(0.07秒)の低遅延でゲームを楽しむことができます。
また、直径10mmのPU+PEEK複合駆動スピーカーを内蔵しているため、クリアな音質と強い低音を両立。
後述しますが、ダイナミックなサウンドを楽しむことができます。
通話用のマイクは各2つの合計4つ。
cVc8.0ノイズキャンセリングを搭載しているため、自分の声以外のノイズを軽減し、クリアな音声を相手に届けます。
イヤホン単体の連続再生時間は最大7時間で、ケースは21時間分充電できるので、合わせて最大28時間の連続再生が可能です。
私は毎日通勤時にしか使用しないので、週に1回充電するだけ。
防水性能もIPX5なので、運動中に使用して多少の汗をかいても故障の心配はありません。
イヤホン本体の重さは5.1g。
ケースにイヤホンを納めた状態では48.3gの重さ。
AirPods(第2世代)の40gと比べるとやや重めですが、8gなら持って分かるほどではありません。
豆みたいな特殊な形状なのでフィット感が心配でしたが、最初装着する向きに戸惑うものの、ハマる角度を発見するとしっかり耳にフィットします。
付属品
付属品はこちら。
- HiTune X5
- 充電ケース
- USB-A-USB-C充電ケーブル
- 1+3対のシリコンイヤーチップ(XS / S / M / L)
- マニュアル
珍しくイヤーチップが4種類も入っているので、自分の耳穴に合わせて細かく調整が可能。
マニュアルの表記も日本語に対応しているのが地味に嬉しい。
イヤホンの操作
タッチセンサーを内蔵しているため、イヤホンからスマホのオーディオ操作が可能です。
音楽再生
再生/一時停止 | 左 or 右を1回タップ |
次の曲 | 右を3回タップ |
前の曲 | 左を3回タップ |
音量+ | 右を2回タップ |
音量- | 左を2回タップ |
ゲーミングモード
通常モード/ゲーミングモード | 左 or 右を4回タップ |
通話
応答/終了 | 左 or 右を1回タップ |
通話拒否 | 左 or 右を2秒タッチ |
Siri /Googleアシスタント
音声コマンドを起動 | 左 or 右を2秒タッチ |
操作方法は特に難しいということもなく、反応も悪くありません。
イヤホンの位置を直すときにタッチしてしまう誤操作もときどきありますが、それはどのイヤホンも同じ。
ゲーミングモードの「4回タップ」も何回かやっていますが、一度も失敗していないのでセンサーの感度は良さそうです。
UGREEN HiTune X5 ワイヤレスイヤホンとAirPods Proの比較
せっかくなのでUGREEN HiTune X5をAirPods Proと比較してみました。
価格差はなんと約2万5千円www
ですが、AirPods Proも発売から時間が経っているので、イヤホン単体として単純なスペックを比較すると、UGREEN HiTune X5のほうが優れている点もあります。
UGREEN HiTune X5 | AirPods Pro | |
---|---|---|
ケースサイズ | 幅55mm 奥行40mm 高さ28mm | 高さ45.2 mm 幅60.6 mm 厚さ21.7 mm |
イヤホン重さ | 5.1g | 5.4g |
ドライバーサイズ | 10mm | 4-5mm |
Bletooth | 5.2 | 5.0 |
コーデック | aptX, AAC, SBC | AAC |
防水性能 | IPX5 | IPX4 |
ANC | × | 〇 |
再生時間 | 28時間 | 24時間 |
価格 | 5,599円 | 30,580円 |
例えば再生時間は4時間以上UGREEN HiTune X5が長く、AirPods ProはBluetoothのバージョンも古め。
特に気になるのは音質と遅延に影響するコーデック。
UGREEN HiTune X5がより低遅延・高音質のQualcommのaptX対応であるのに対して、AirPods ProはAACのみ。
AndroidスマホやWindowsPCで使用するときにより快適に動画や音楽を楽しむことができます。
(iPhoneだと同じAAC接続です。)
AACのほうがBluetooth接続は強いという話もあるので、一概にどちらがいいとは言えませんが。
UGREEN HiTune X5 ワイヤレスイヤホンの音質・通話チェック
低音強めのドンシャリ。ダイナミックで再現性が高い
オーディオに定評のあるXperia1ⅡでYouTube Musicを聴いてみました。
音質は高音域と低音域が強調された、いわゆるドンシャリ系。
サ行が時々ざらつくものの、気になるほどではなく、どちらかというと低音の方が少しだけ強めで好みの音質です。
全体的なバランスも良く、映画「竜とそばかすの姫」の「歌よ」は、映画館で聴いた時の感動に近いダイナミックさを感じました。
すかっと乾いたクリアな音というよりは、ふわりとちょうどいい湿り気のある音質です。
中音域の強いクリアな音に慣れている人には、こもっていると感じるかもしれません。
バンドサウンドとの相性が良く、SUPER BEAVERの「名前を呼ぶよ」がいつも以上の迫力で響きました。
個人的に好みの音質です。
デュアルマイクとノイズ除去で通話品質も〇
通話品質もチェックしてみました。
最近のワイヤレスイヤホンと同じく、UGREEN HiTune X5も2×2のデュアルマイクとcvc8.0ノイズキャンセリングを搭載。
なので、そこそこ交通量のある通り沿いからアプリでの通話を試してみましたが、自分の声以外のノイズが軽減され、クリアな音声で通話することができました。
通常の通話や、室内でのwebミーティングなら問題なく使用できると思います。
UGREEN HiTune X5 ワイヤレスイヤホンの遅延チェック
続いて動画再生時の音声の遅延(いわゆる音ズレ)をチェックです。
このためだけにプロジェクトセカイをインストールしましたw
UGREEN HiTune X5は、レイテンシ(遅延)70ms(±10ms)のaptX接続に対応。
イヤホンを4回タップすると、「gaming mode」という英語音声とともに「低遅延(ゲーミング)モード」がオンに。
ゲーミングモードでは、遅延を最小70ms(0.07秒)まで抑えることができます。
動画・ゲームどちらも試してみましたが、遅延はまったく感じません。
TPSのような音への反応も重要なゲームは別として、ライトゲームや動画視聴程度なら遅延を感じることなく楽しむことができます。
UGREEN HiTune X5 ワイヤレスイヤホンレビュー まとめ
UGREEN HiTune X5 ワイヤレスイヤホンをレビューしました。
しばらく使ってみた感想はこんな感じです。
4.0
〇 ここがよかった
- 低音の効いた再現性の高いサウンド
- 70ms低遅延(ゲーミング)モードを搭載
- 最新のチップやドライバで5千円台の高コスパ
△ ここがイマイチ
- 色がブルーしかない
- アクティブノイズキャンセリングは非搭載
- ワイヤレス充電非対応
ちょっと気になるポイントとしては、デザイン面。
安っぽさはないのですが、色が光沢のあるブルーのみなのは残念。
マットブラックもあってもいいなと。
また、ANC(アクティブノイズキャンセリング)とワイヤレス充電もあると嬉しかったですが、この価格帯でそこまで求めるのはちょっと贅沢というもの。
サウンド面では、低音が程よく効き、再現性の高いダイナミックな音質でオーディオを楽しむことができます。
aptX対応なだけじゃなく、ゲーミングモードへの切り替えで低遅延を自分でコントロールできるのも嬉しいですね。
最新のQCC3040チップとPU+PEEK複合駆動スピーカー内蔵で5千円台なので、とんでもなくコスパの高いイヤホンだと感じました。
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