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語学学習やWEB会議など、オンラインでの通話のときって、相手の声をちゃんと聞き取りたいから、たぶんほとんどの人がヘッドホンやイヤホンを使っているんじゃないでしょうか。
私は仕事で時々WEBミーティングをすることがあって、イヤホンで参加するんですが、集中して聴こうとすると、これが意外とストレスで終わった時にどっと疲れるんですよね。
こうやって負荷をかけるのは、なんとなく耳にも良くない気がします。
かといって、スピーカーだと細かな発音のニュアンスまではよく聞こえないので余計にストレスだったり。
語学学習に使えるレベルのクリアな音声は、かなり高額なスピーカーじゃないと再現できません。
音声の出力に特化した手頃なスピーカーはないものか。
はい。あるんです。
PCモニターメーカーで有名なあのBenQが、語学学習に特化したBluetoothスピーカーを開発。
それが、今回レビューする「treVolo U」というBluetoothスピーカーです。
手軽に持ち運べるほどコンパクトなサイズながら、人の声のみに特化した仕組みで、生音に近いレベルのクリアな音声を再現。
ヘッドホン・イヤホンいらずで、まるで目の前に相手がいるかのような臨場感のある音声で会話することができます。
ということで今回は、ありそうで、意外となかった、BenQ初の語学学習専用Bluetothスピーカー「treVolo U」をレビューします。
使ってみて音声のあまりのクリアさに驚かされました。
〇 ここがよかった
- 声がクリアで目の前にいるみたい
- 聴力を守るいくつもの技術を搭載
- 自分専用サウンドを設定できる
- こちらの声もクリアに届く
- カフェミュージック向けのサウンド
△ ここがイマイチ
- 音楽再生の音質はクリアだがクセがある
- 値段が高め
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treVolo Uの特徴・スペック・同梱品
- treVolo U本体
- 保証書
- クイックスタートガイド
- 5V/ 2A USB アダプター
- USB-C to USB-A ケーブル
- 4 pin 3.5mm オーディオケーブル
- 2種類のスピーカーで人の声をリアルに再現
- クリアなサウンドで細かな発音もはっきり聴こえる
- 高性能マイクとエコーキャンセラーでこちらの声もクリアに届ける
- 動画学習、ライブ学習、音楽の3つのモードを搭載
- 音量を自動調整して聴力を守る
- 専用アプリで簡単操作
サイズ | 横174 × 高さ95.34 × 幅81.36 mm |
重さ | 約760g |
スピーカー数 | 2 |
ウーファー直径 | 2.25インチ |
周波数帯域 | 60-20K Hz |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
通信距離 | 10m(障害物がない場合) |
インターフェース | Φ3.5mm4極ミニプラグ(CTIA) USB-C & USB2.0(充電用) |
連続再生可能時間 | 12時間 |
マイク | 全指向高感度マイク×1、全指向性環境音マイク×1 |
電源 | DC5V/ 2A(10W) Type Cケーブル |
音声コントロール | あり |
センサー距離 | 1.5m以内 |
専用アプリ | あり |
使用モード | 音楽モード、動画学習モード、ライブ学習モード |
メーカー | BenQ |
クリアで原音のような音声を再現するスピーカー
treVolo Uの外装はホワイトがベースで、正面のスピーカー部分はメタリックな質感の爽やかなブルーを採用。
素材・デザインともに高級感があり、全体的に上品な印象を受けます。
treVolo Uは、元の音により近い音声を表現するため、中低音と高音の2つのスピーカーを搭載して異なる音域を再現。
実際、使ってみると、私が今まで使ったことのあるスピーカーの中では、圧倒的にサウンドがクリアです。
特に人の声の聴こえ方が凄くて、カメラの前で話す系のYouTubeなんかは、まるで目の前で話しているような臨場感が感じられます。
背面側の内部には、独自のパッシブプレートを配置。
背面の無数の穴と、底面の2箇所に配置された穴からナチュラルな低音を響かせます。
基本的にステレオスピーカーではないのでジャンルや楽曲は選ぶのですが、この低音が音楽再生時になかなか良くて、静かなピアノジャズみたいな曲だと程よく響きます。
音のクリアさと相まって、とても心地よいサウンドに。
スピーカーに付いている微妙な傾斜は12度。
これは、音響心理学に基づく設計で、実際に対面で話しかけられているかのような臨場感のある音の実現を可能としています。
さらに、treVolo Uは、異なる地域、性別、年齢の200人以上の音声を分析し、独自のチューニング「Clear Sound技術」を搭載。
可聴周波数帯域を広げ、音量を上げずに音をクリアにすることで正しい発音を真似できるようにしています。
底面は全面がシリコンラバーになっているため、ぶつかってデスクから落としてしまう心配もありません。
わかりやすく大きめにデザインされたボタンは上部に配置。
それぞれの記号がしっかり浮き出しているので、目で見なくてもどのボタンか簡単にわかるようになっています。
音声モードには、
- 音楽モード:高低音どちらのバランスも良い音楽鑑賞用
- 動画学習モード:人の声を強化してはっきり聴こえる
- ライブ学習モード:人の声がはっきり聴こえてエコーキャンセラーで会話がスムーズに
の3種類があり、シーンに合わせて適切に選択することでさらに再現性の高いサウンドでtreVolo Uを活用することができます。
エコーキャンセラー技術で相手にもクリアな声が届く
前面左上にある2つの穴は、ボイスマイク(左)と、距離検知センサー(右)。
ボイスマイクは、人の声を明確・正確に集音する全指向性高感度マイクを搭載。
さらに、内蔵のエコーキャンセラー技術によって、声以外の外部の雑音やスピーカーからの音を拾って発生しているエコーを軽減。
通話相手にもクリアな音声を届けてくれるので、対面で会話しているかのようなクリアな品質で会話することができます。
充電式&Bluetooth接続で最大12時間どこでも使える
スマホやPC、タブレットとは、Bluetoothで接続することができます。
Bluetooth非対応のデバイスでも、付属の3.5mm オーディオケーブルで有線接続することも可能。
本体への電力供給はUSB Type-Cケーブルに対応。
実はtreVolo Uは充電式なので、電源に接続していなくても、最大12時間使用することができます。
なので、家中場所を選ばずどこでも語学学習やWEB会議することが可能に。
充実の機能は専用アプリで簡単設定
treVolo Uの機能を最大限生かすなら、専用アプリのインストールをお忘れなく。
treVolo U
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使用モードの切り替えや、「安心モード」のオン・オフ、専用サウンドの作成などの機能設定を行うことができます。
また、treVolo Uの使用状況やバッテリー残量、機能まで把握することもできます。
スマートイヤープロテクト技術で聴力を守る
音が聴こえづらいと、ついつい音量を上げてしまいます。
耳が大きな音に慣れてしまって、その状態が長く続くと過度な負荷がかかった状態になり、内耳の有毛細胞が損傷して聴力の低下につながります。
treVolo Uは、音量を上げなくてもクリアな音声ではっきりと聞き取れるため、音量を過度に上げることはありません。
さらに、「安心モード」という、音量の自動調整機能を搭載。
独自に開発した赤外線センサーと全指向性マイクによって、本体とユーザーの距離・環境音などの情報をスマートチップのアルゴリズムがデータ解析。
耳に心地よく、聴こえやすい音量に自動調整してくれます。
これ、使用してみたら、どこにいても同じ音量で聴こえるのがなんだか不思議な感じです。
自分に最適なサウンドと設定を作成できる
クリアなサウンドにも驚かされましたが、これも凄いと思ったのが、自分の耳に合ったサウンドを簡単なテストから作成できる機能。
環境テストを開始すると、6種類の周波数の音が再生されます。
その音が「聞こえる」か「聞こえない」かを選択していくだけ。
意外と周波数によって聞こえづらい音があって、私は一つの周波数の音が聞こえませんでした。
正直、この設定変更で聞こえ方が変わったのか、違いはすぐには実感できませんでしたが、長く使い続けることで違いが出てくるような気がします。
treVolo Uで海外ニュースを再生して文字起こしを試してみた
確かに聴こえはクリアなのですが、正直、発音が正しいのかどうか、私のヒアリング力ではよくわからないので、Google Pixel 6のレコーダー機能を使って、YouTubeのBBCニュースを文字起こししてみました。
何度か繰り返し聞いてみたのですが、かなりの精度の高さです。
これ、語学学習にはもちろんおすすめですが、WEBの会議とかセミナーを文字起こしして後で確認するのにもかなり使えそうですね。
BenQさんの公式YouTubeでは、もっとちゃんとした環境でtreVolo Uの有無での聞こえの違いを検証しているので、チェックしてみてください。
音楽モードは音質にクセがあるが、カフェミュージックには良い
これだけクリアなサウンドなので、「音楽モード」はどうなのか気になるところ。
で、実際使ってみた感想は、「ジャンルによって全然違う」という感じ。
treVolo Uは、人の声をクリアにしてくれるので、ヴォーカルはとんでもなくクリアに聞こえて、歌詞や息遣いまではっきり分かるようになります。
ですが、J-POPとかバンドサウンド、デジタル系のジャンルだとクリアさにちょっと違和感を感じます。
そもそもステレオスピーカーではないので、音楽再生はあくまでもサブといった印象かなと。
ただ、カフェで流れてそうなピアノジャズみたいな曲だと、透明感のある旋律と、ナチュラルに響く低音がマッチして、このサイズの一般のスピーカー以上の音質になっていると感じました。
このあたりのジャンル限定なら、このサイズ感ではトップクラスだと思います。
また、映画視聴はステレオじゃないので微妙ですが(声ははっきり聴こえて良いですけど)、YouTubeを見るには向いています。
東海オンエアを見てたんですけど、声が聞き取りやすくなるだけじゃなく、ちゃんとカメラから人物に応じた距離での音声が再現されているので、無駄に臨場感を感じました。
treVolo Uレビューまとめ:優れた音声処理機能を持つ声用スピーカー
BenQ初の語学学習専用Bluetothスピーカー「treVolo U」をレビューしました。
実際に使用してみた感想はこんな感じです。
4.0
〇 ここがよかった
- 声がクリアで目の前にいるみたい
- 聴力を守るいくつもの技術を搭載
- 自分専用サウンドを設定できる
- こちらの声もクリアに届く
- カフェミュージック向けのサウンド
△ ここがイマイチ
- 音楽再生の音質はクリアだがクセがある
- 値段が高め
さすが、語学学習専用スピーカーだけあって、音声のクリアさはかなりのもの。
音が目で見えるなら上等なレースみたいに透き通って見えてしまいそう。
人の声は唇の動きの微妙なニュアンスから息遣いまで聞こえてしまうほど。
私が個人的に気に入ったのは、簡単な音域テストで自分専用のサウンドにカスタマイズできること。
これによってより聴こえ方が良くなるということに、音声への並々ならぬこだわりを感じます。
お子さんの学習用に購入を検討されている方には、自動的に適切な音量に調整してくれる「安心モード」が備わっているのは、他のスピーカーにはないポイントかなと思います。
ただ、人の声だけでなく、サウンド全体が恐ろしくクリアなため、音楽再生にはジャンルによって向き不向きがあって、なかなかにクセが強いです。
バンドサウンドやデジタルミュージックにはあまり向いていません。
一方で、ピアノ中心のジャズやボサノバのような、カフェで流れてそうな音楽は、逆に通常のスピーカーよりも良いサウンドになるので、勉強や作業のBGMを流すのに向いていると感じました。
語学学習やWEBミーティング以外でも、例えば歌手や声優、役者の勉強をしている、人の声をよく聴き取りたい目的のある方にもおすすめの優れた音声処理機能を持った声用スピーカーではないかと思います。
- ネットで英会話などの語学学習をしている人
- お子さんの聴力を守りながら語学学習をさせたい親御さん
- WEBミーティングなどでヘッドホン・イヤホンから解放されたい人
- 歌手や声優、役者など、音声に特化した音響を利用して勉強したい人
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