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セールのたびにとんでもない値引きがされているAmazonのタブレット「Fire HD」。
あれだけ値下げされてると、気になってしかたなくないですか?
こんな値段でホントにまともに使えるのか?
iPadでもAndroidでもないタブレットどうなのよ?
あまりにも気になりすぎるので、ブラックフライデーで購入してみました。
問題なく使えるようなら、義母にプレゼントする予定です。
8インチだとKindle本も読みやすいし、スタンドと合わせることでEcho Showみたいに使えるので、義実家をスマートホーム化するのに最適なのです。
この、スマートディスプレイにできる「Showモード」は、Fire HD 8 “PLUS”のほうだけ。
Amazon Echoも検討しているなら、まさに一石二鳥。
しかも、スタンドに立てておけば自動でワイヤレス充電もしてくれるので、充電のわずらわしさもありません。
実際に使用してみて、Amazonサービスを中心に使うなら簡単でめちゃくちゃ便利なタブレットだと感じました。
このページでは、Amazonのタブレット「Fire HD 8 PLUS」をレビューしています。
自分で使うのにも、実家の家族にプレゼントするのにもおすすめなので、チェックしてみてください。
〇 ここがよかった
- セール時なら1万円以下で買える
- 読書や動画視聴に十分なスペック
- 専用スタンドでワイヤレス充電できる
- スタンドと合わせてスマートディスプレイのように使える
△ ここがイマイチ
- デザインがカッコ悪い
- YouTube公式アプリなどが使えない
- ワイヤレスイヤホンの音ズレがある(対処可能)
- ブラウザの反応が鈍い
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Fire HD 8 PLUSのスペックと外観
ディスプレイ | 8インチ HD |
解像度 | 1280 × 800 (189ppi) |
サイズ | 202 × 137 × 9.7mm |
重さ | 355g |
CPU、RAM | 2.0GHz 4コア、3GB RAM |
容量 | 32 / 64GB+1TBまでの micro SDカード対応 |
接続 | WiFi、Bluetooth |
稼働時間 | 最大12時間 |
入出力 | USB-C(2.0) |
オーディオ | 3.5mmステレオジャック、ステレオスピーカー |
カメラ | 2MPフロントカメラ&リアカメラ |
カラー | スレート |
本体サイズはおよそ20×14cmと、ハードカバーの本よりちょっと大きいくらいです。
ディスプレイサイズは8インチ。
ベゼル(縁)はおよそ1.2cm。
かなり広く見えますが、実はiPad mini(第6世代)でも8mmなので、1万円前後と考えればまあこんなもんでしょう。
本体素材はさらさらした樹脂素材で、カラーはスレート1色のみ。
正直、いかにもプラスチックっぽくて安っぽい印象です。
スピーカーはタブレットとしては珍しく、縦向きにしたときの左側面のみについています。
確かに、音を鳴らす場面は動画を見るときなど、横向きで使うときが多いので、このほうが効率がいい気がしますね。
また、厚みに関しては9.7mmと1cmを切っていて、値段の割には薄い印象を受けました。
ボタンやプラグの差し込みはすべて上部に集約。
たぶん、充電用のUSB-Cポートが上にくるというのも不思議な感じです。
こういうところでコストカットをしてるのかもしれません。
スピーカーの反対側側面にはMicro SDポートがついています。
最大1TBまで対応しています。
Fire HD 8 PLUSは容量が32GBと64GBの2種類あって、値段が2千円違うのですが、最近は128GBのMicro SDが2千円以下で買えるので、32GBのほうで十分かも。
一応外側にも内側にもカメラがついてますが、当然スマホなどに比べると画質はかなり悪いです。
インカメラは、echo showなどのAlexaデバイスを使っている友人や家族とビデオ通話するのに使うことはあるかもしれませんが、あえてFire HDでアウトカメラを使う機会はなさそう。
重さは約355g。
iPad mini 6が300g弱なので、思ったより軽いです。
手で持って動画を見たり、Kindleで漫画を読んだりしていても、重くてすぐに疲れるというようなことはありません。
Fire HD 8 PLUSの同梱品
- Fire HD 8 Plusタブレット
- USB-C(2.0)ケーブル
- 9W電源アダプタ
- スタートガイド
本体と合わせてスタートガイドと充電用のアダプタがついています。
充電用のプラグはUSB-C to USB-Aタイプで、充電器は9W出力のものが付属。
ただ、スマホなんかで使っている20W出力の充電器での充電出力を計測してみたところ、13.5W程度で充電できていたので、付属の充電器を使わないほうが速く充電できると思います。
実際に使ったUSB急速充電器のおすすめ12選|iPhone・AndroidスマホからMacBookなどのノートPCまでFire HD 8 PLUS レビュー
片手で読書できるちょうどいいサイズ感
8インチタブレット全般に言えることですが、なんと言ってもサイズ感が絶妙。
片手で楽に持つことができて、スマホだとちょっと小さいけれど、本格的な10インチ以上のタブレットだと大きすぎる、というときにこのサイズ感が実にちょうどいいのです。
Fire HD 8 PLUSで特に良かったのが、Kindle本での読書。
値段的にモニターの文字が読みにくいかもと思ったんですが、全くそんなことはありません。
iPhoneのようなハイ・エンド機種と比べてしまうと見劣りしますが、それでも十分明るく、はっきりと読むことができます。
10インチ以上のタブレットは、ノートPCに近い感覚で使えて、大画面での作業を必要とする場合には便利なのですが、電子書籍を読むには重いし、大きくて取り回しにくいんですよね。
Kindleなどの電子書籍をよく読む人には特におすすめです。
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値段の割に画質は悪くない
正直、1万円台のタブレットなんて、画面も荒くて暗いんだろうと思ってたんですが、別に普通に明るくて、思ったよりもキレイです。
映画やアニメもスムーズで、普通に見るには何の問題もない画質です。
ちなみにiPhone 12 Proと並べてみるとこんな感じ。
iPhoneのほうがキレイではありますが、そこまで大きな違いは感じません。
動画や読書、ちょっとしたゲームなど、軽いエンタメ用に使うなら十分な画質でしょう。
Aamzon以外のアプリももちろん使える
デフォルトではAmazon関連のアプリが並びますが、当然、Amazon以外のアプリも「Amazonアプリストア」からダウンロードすることで使用可能です。
AndroidやiOSほど種類は多くありませんが、Twitter、Instagram、TikTok、Netflix、Huluなど、一般的なアプリはほぼそろっています。
ほとんどのアプリは使用できるのですが、Amazonアプリには、YouTube公式アプリはありません。
(どうやらAmazonとGoogleが昔もめたからみたいです。)
といっても、見られないというわけではなく、ブラウザを使えば普通に見られます。
また、非公式ではありますが、「YouTube.com」というアプリを使用して視聴することもできます。
Webサイトを閲覧するには「Silkブラウザ」と書かれた「Amazon Silk」という、Amazon独自のブラウザを使用します。
アプリストアには他のブラウザはなく、絶対にSilkを使用しないといけません。
といっても、Fireタブレット用に作られているため、Fire HD上では、他のブラウザよりも使いやすいと感じました。
+ワイヤレス充電スタンドの「Showモード」で一石二鳥
Fire HD 8 Plusを最大限生かすなら、ぜひとも合わせて購入してほしいのが、このワイヤレス充電スタンド。
いちいちケーブルを挿さなくても、スタンドに置くだけでFire HD 8 Plusを充電することができます。
この点だけはiPad miniよりも優秀ですね。
画像のとおり、横置きでも縦置きでもO.K。
また、4mmまでの厚みのケースを装着したままでもワイヤレス充電することができます。
スタンドとアダプタのセットで、裏側にアダプタケーブルを挿して使用します。
面白いのが、Fire HD 8 Plus本体付属の充電器が最大9W充電なのに対して、ワイヤレス充電は最大10Wと、ワイヤレス充電のほうが高速なんですよね。
さらに便利なのが「Showモード」。
スタンドに装着するだけで、Alexaによるスマートディスプレイとして使用することができます。
Echo Showと同じように使用できるので、まさに一石二鳥。
Echoシリーズでスマートホーム化を考えているなら、ワイヤレス充電スタンドはぜひ一緒に購入しましょう。
買うなら1万円以下になるセール時を狙うべき
定価11,980円のFire HD 8 PLUSですが、セール時は1万円を切ることが多々あります。
↓これは、AmazonのFire HD 8 PLUSの価格の推移をグラフ化したものです。
「Keepa」という、ChromeやFirefoxなどのPCブラウザの拡張機能(プラグイン)で、Amazonの商品の価格の推移を確認できるツールで確認することができます。
これを見ると、2か月に1回くらい価格が9千円前後まで下がっているのが分かります。
どうせ買うなら、定期的に開催されるタイムセール祭りやプライムデー、ブラックフライデーといったセール時期を狙うようにしましょう。
セールによっては、ポイントアップキャンペーンなどで、さらにお得に購入できすこともあります。
Fire HD 8 PLUSのイマイチな点
値段を考えると、かなり使い勝手のいいFire HD 8 PLUSですが、そこはやはり1万円台のタブレットなので、ちょっとだけ気になる点がいくつかあります。
- 外で使うには抵抗がある
- YouTube公式などのGoogle Playアプリが使えない
- ワイヤレスイヤホンで音ズレがある
- ブラウザの反応が鈍い
外で使うには抵抗がある
背面に思いっきりAmazoのにっこり矢印入っているのもそうですし、筐体がプラ製なのもあって、見た目が安っぽく、電車やカフェで取り出すのにちょっと気が引けます。
YouTube公式などのGoogle Playアプリが使えない
Fire HDシリーズでは、Googleともめたせいか、YouTube公式アプリなどの、Google Play上のアプリは使うことができません。
Androidの「Google Play」やiOSの「App Store」に当たる「Amazonアプリストア」には、Twitter、Instagram、TikTok、Netflix、Huluなど、一般的なアプリはほぼそろっています。
また、ブラウザを使えば普通にYouTubeも見ることができるので、特に不便は感じないと思いますが、やはりAndroid/iOSと比べると使えるアプリは少ないので、色んなアプリを使いたいという人には物足りないかもしれません。
ワイヤレスイヤホンで音ズレがある
音ズレ確認のためにワイヤレスイヤホンをして動画を再生してみたら、今まで経験したことがないくらい、動きと音がズレていて驚きました。
0.5秒以上ズレてたんじゃないですかね。
幸い、使用したワイヤレスイヤホンに低遅延モードがついていて、オンにすることで改善して普通に視聴可能に。
なので、低価格帯の低遅延モードやゲームモードなどがついていないワイヤレスイヤホンだと音ズレが酷くて使えないんじゃないかと思います。
ブラウザの反応が鈍い
Fire HDでは、「Silkブラウザ」と書かれた「Amazon Silk」という、Amazon独自のブラウザを使用します。
操作は特に難しいということはなく、普段のブラウザと同じように使用することができます。
ただ、タップしてからページを開くまでがやや遅いです。
許容できないほどではない、絶妙な鈍さです。
普段のスマホのブラウジングに慣れているとちょっとイラっとするかもしれません。
Fire HD 8とFire HD 8 PLUSの違い
PLUSがあるのとないので、何が違うのか、気になる人が多いと思うので、表にまとめました。
Fire HD 8 | Fire HD 8 PLUS | |
ディスプレイ | 8インチ HD | 8インチ HD |
解像度 | 1280 × 800 (189ppi) | 1280 × 800 (189ppi) |
重さ | 355g | 355g |
CPU | 2.0GHz 4コア | 2.0GHz 4コア |
RAM | 2GB | 3GB |
容量 | 32 / 64GB | 32 / 64GB |
バッテリー | 最大12時間 | 最大12時間 |
ワイヤレス充電 | × | 〇 |
Showモード | × | 〇 |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト | スレート |
価格 | ¥9,980~ | ¥11,980~ (スタンド付き¥16,580~) |
まずはRAM(メモリと考えてOK)が3GBと、1GB増えています。
RAMが多いと、同時に処理できることが多くなるイメージです。
3GBというとiPadと同じくらいなので、何をするんでも負荷による遅延などのストレスはほぼないでしょう。
もうひとつの大きな違いは、ワイヤレス充電スタンドに対応しているか否かです。
Fire HD 8 PLUSは、ワイヤレス充電が可能な上に、Echo Showのように使用できる「Showモード」が搭載されています。
ワイヤレス充電スタンドを考えないなら、RAM、カラー、値段の3点で比較することになりますが、私は、2千円の価格差なら、RAMが3GBのFire HD 8 PLUSをおすすめします。
Fire HD 8 PLUS タブレット レビューまとめ
Fire HD 8 PLUSをレビューしました。
実際に使用した感想をまとめるとこんな感じです。
3.5
〇 ここがよかった
- セール時なら1万円以下で買える
- 読書や動画視聴に十分なスペック
- 専用スタンドでワイヤレス充電できる
- スタンドと合わせてスマートディスプレイのように使える
△ ここがイマイチ
- デザインがカッコ悪い
- YouTube公式アプリなどが使えない
- ワイヤレスイヤホンの音ズレがある(対処可能)
- ブラウザの反応が鈍い
セール時には1万円以下で買えてしまうタブレットですが、自宅でライトに動画や電子書籍を楽しむにはちょうどいい性能です。
ただし、当然といえば当然ですが、Amazon Primeをはじめ、KindleやPrime VideoなどのAmazon関連のサービスを利用しない人には不向きです。
外に持ち歩くのには向かないので、iPad miniなどの高性能タブレットの代わりにはならないかなと。
単体だと操作も簡単な普通に使える普通のタブレットですが、ワイヤレス充電スタンドと組み合わせることで、スマートディスプレイ化できるのは、他タブレットにはない魅力です。
この状態だと、アレクサ同士で簡単にビデオ通話することもできるので、離れた家族へのプレゼントにも向いているんじゃないかと感じました。
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