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評価:4.5
SOUNDPEATSがまた、とんでもない化け物を生み出しました。
「SOUNDPEATS Air5 Pro+」このワイヤレスイヤホン、1〜1.5万円クラスで買えてはいけない性能でヤバいです。
xMEMS+10mmダイナミックのハイブリッド構成で、中高域の輪郭がまっすぐ立ち上がり、低域は10mmとは思えないどっしりとした重みで支えてくれます。
「静けさの質」がよく、オンにしても詰まる感じが少ないANCは、最大-55dBの静けさで、音量を上げなくても自然に没入できます。
2週間ほど、作業用BGMから動画視聴、外出時まで普段通りに使ってみて感じたのは、価格帯を超える完成度のとんでもない高さ。
シティポップやLo-Fiではグルーヴとボーカルの抜けが心地よく、ライブ音源や映画は音場の広がりが一段豊かに。
この記事では、実際に使ってわかった音の傾向とANCの効き、装着感・操作性、接続安定性やバッテリー、そしてCapsule3 Pro+との違いまで、要点を絞ってレビューします。
〇 ここがよかった
- 1万円台とは思えない化け物級の音質の高さ
- xMEMS+10mmハイブリッドでクリアな中高域とヘッドホン並みに重厚な低音
- ANCの騒音低減効果が高い
- 動画や映画のBGMの臨場感が高い
△ ここは注意
- 着脱時に誤タップで音量操作してしまう
- ワイヤレス充電非対応
PR この記事はメーカーから商品提供を受けて作成しています。が、忖度なく本音で自由にレビューさせてもらっています。

ガジェットブロガー
バビ
東京在住のガジェット好き会社員ブロガー。
デザイン性の高いガジェット・スマホ・PC周辺機器を、実体験にもとづき200本以上レビューしています。
経験を活かした専門的かつ正直なレビューをお届けします。
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SOUNDPEATS Air5 Pro+の特徴とスペック

- xMEMS「Cowell」+10mmダイナミックのハイブリッドで、低域の量感と中高域の解像感を両立
- XAA-2000 Aptosアンプ採用で、微小音や立ち上がりを鮮明に再現
- QCC3091(Bluetooth 5.4)搭載+Snapdragon Sound対応で高S/N&低遅延
- LDAC/aptX Lossless/aptX Adaptive/LC3対応で、ストリーミングからローカルまで高音質
- 最大55dB低減+AI適応型ANCで、騒がしい環境でも音量を上げずに聴ける
- 6マイク通話ノイズリダクション+風ノイズ低減で、屋外通話もクリア
- マルチポイント&ゲームモード(約60ms)で、仕事と娯楽の切り替えがスムーズ
- 最大6時間(単体)+30時間(ケース)&10分充電で約2時間再生のスタミナ設計
- 片側約5g&IPX5で、長時間装着と日常使いに強い
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| カラー | ブラック |
| タイプ | カナル型 |
| ドライバー | MEMSドライバー「Cowell」 10mmダイナミックドライバー(デュアル銅線、PU +PEEK) |
| パワーアンプ | XAA-2000 Aptos |
| 再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz |
| ノイズキャンセリング | AI適応型(アダプティブ)ANC (最大55dBのノイズ低減) |
| 再生時間 | 最大30時間(イヤホン単体6時間) |
| 充電方法 | USB-C |
| 接続 | Bluetooth5.4 |
| Bluetoothチップ | QCC3091 |
| コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless |
| マイク | 片側3基 |
| 通話用ノイズキャンセリング | SOUND+ |
| サイズ | イヤホン:34.60×19.87×23.50mm ケース:66.88×48.33×26.92mm |
| 重さ | イヤホン:約5g ケース:約51.11g |
| 防水性能 | IPX5 |
| その他 | Snapdragon Sound:〇 LE Audio:〇 装着検知:× 片耳モード:〇 低遅延モード:〇(60ms 低遅延) マルチポイント:〇 音声アシスタント対応:〇 風ノイズ低減機能:〇 ワイヤレス充電:× |
| 受賞 | VGP 2025 SUMMER 金賞 |
| メーカー | SOUNDPEATS |

- SOUNDPEATS Air5 Pro+本体
- USB-A to USB-Cケーブル×1
- 3種のイヤーチップ
- 多言語 取扱説明書×1
- アプリ説明書
- ピーツくんステッカー
技術的な進化:Air5 Pro+はSOUNDPEATSの集大成
SOUNDPEATSが掲げる「Hear the Difference(違いを聴け)」という言葉は、単なるキャッチコピーでありません。
ブランドが長年追い求めてきた「手に届く価格で本気の音を届ける」という信念の象徴です。
Air5 Pro+は、その信念が技術として結実した、まさにSOUNDPEATSの集大成といえるモデル。
最大の革新は、xMEMSスピーカーの採用です。
従来のドーム型振動板では物理的に難しかった超高速なレスポンスを可能にし、音の立ち上がりや減衰の制御が桁違いに向上しています。
結果として、ハイハットやアコースティックギターの弦、ボーカルの息遣いまでもが「空気の粒」として感じられるほど精密になりました。
これを正確に駆動するために搭載されたのが、専用パワーアンプ「XAA-2000 Aptos」。
xMEMSに必要な高電圧を安定供給し、歪みを抑えながら高域の伸びと低域の締まりを両立しています。
さらに、心臓部にはQualcomm最新SoC「QCC3091(Bluetooth 5.4対応)」を採用。
Snapdragon Sound、LDAC、aptX Lossless、aptX Adaptive、LC3といった現行主要コーデックをすべてカバーし、転送帯域の広さと遅延の低減を同時に実現しています。
加えて、AIアダプティブANCは周囲の騒音環境をリアルタイムで検知し、最大−55dBのノイズ低減を自動制御。
電車・街中・カフェといった環境ごとに最適な遮音レベルを保ちます。
つまりAir5 Pro+は、ドライバー、アンプ、チップ、ノイズ制御という音作りの全工程を刷新し、これまでのSOUNDPEATSカナル型イヤホンの「総決算」として完成したモデルと言えます。
軽快な装着感に反して、鳴る音は驚くほど情報量が多く、まさに「違いが聴こえる」体験を実現しました。
SOUNDPEATS Air5 Pro+レビュー
デザインと質感:Airシリーズらしい軽快さと上質感の両立

ケースはつやを抑えたプラ素材のマットブラック。
(SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンは基本マットブラックなのですが、個人的にはたまにホワイトも出して欲しいところ。)
かなり丸みのある形で、ポケットから取り出すのに引っかかりにくくなっています。
さらりとした手触りですが、ほどよく指に吸い付くので手からつるっと滑り落ちることはなさそう。
ベタベタ触りまくってみましたが指紋跡もつきません。

ケース裏面のヒンジ部分には「SOUNDPEATS」のメーカーロゴがきらりと光ります。

充電用のUSB-Cポートとマルチボタンは正面向かって下側に配置。

ケースのフタは最近流行りの斜めカットのタイプで、開くとイヤホンのほぼ全体が見えます。
これだとイヤホンを手前にスッと引き出せるから、従来の引き抜くタイプより出し入れが楽なんですよね。
それほど固くもないので、フタの開閉は慣れれば片手でもできます。

さりげなく「Hear the difference」スローガンも印字されています。
文字の下のLEDランプは色でバッテリー残量を示すタイプ。
バッテリーが減ると、緑→黄→赤と色が変化します。


イヤホンはカナル型のスティックタイプ。
ケースと違ってこちらのブラックは光沢のあるタイプですが、個人的にはマットの方が好みでした。
SOUNDPEATS Air5 Proと形状はほぼ同じですが、ブロンズっぽいカラーから上品なゴールドに変更されています。
SOUNDPEATS Capsule3 ProがPro+になったときも、同じカラー変更がありましたが、何となくCapsule3 ProシリーズとAir5 Proシリーズには共通するものがある気がします。
ブラックとゴールドの組み合わせは重厚になりがちなのですが、抜け感のあるゴールドなので程よい軽快さあります。

イヤホン本体の内側にもさりげなく「Hear the difference」のメッセージを印字。
「進化を耳で体感せよ」という、メーカーの自信と信念を感じます。
音質:xMEMS+10mmダイナミックのハイブリッドで、解像感と厚みを両立

最初に強く感じたのは、中高域のクリアさと直線的な輪郭です。
いわゆる”シュッとした”伸び方で、ハイハットやギターのエッジ、ボーカルの子音がにじまずまっすぐ立ち上がります。
対して低域は10mmとは思えないヘッドホン級の重厚さがあり、量感だけでなく下支えのトルクがしっかり乗る——それでいて膨らまず、芯の位置がブレない印象です。

このキャラクターを作っているのが、xMEMS「Cowell」+10mmダイナミックのハイブリッド構成。
xMEMSが超高速のトランジェントで「輪郭の直線性」と空気の微細なニュアンスを描き、10mmダイナミック(PU+PEEK振動板/デュアル銅線コイル)が質量感のある低域を担当。
ここに専用パワーアンプ「XAA-2000 Aptos」が高電圧を安定供給してxMEMSを正確にドライブすることで、上は鋭く、下は太いという「速さ×厚み」の両立に結びついています。
結果、左右の広がりだけでなく前後の奥行きも素直に感じられ、小音量でも情報が崩れにくいです。
接続まわりはQCC3091(Bluetooth 5.4)× Snapdragon Soundで、LDAC/aptX Lossless/aptX Adaptive/LC3まで網羅。
対応端末でハイレゾ系コーデックを選ぶと、直線的なエッジがより明瞭に、低域の重心もより見通し良く分かります(AACでも音のキャラクター自体は保たれます)。
サ行の刺さりは抑えめで、艶を残しつつエッジが立つ——そんなバランスです。
総じて、「解像感(シャープさ)」と「厚み(重厚さ)」を同時に満たすチューニング。
BGM用途の小音量から腰を据えたリスニングまで守備範囲が広く、この後の「ジャンル別の相性」にそのままつながる”聴きやすいのに物足りないところがない”仕上がりだと感じました。
シティポップやLo-Fi系との相性が抜群。ジャンル別に聴き比べてみた
前章で触れた「輪郭のシャープさ×低域の土台の強さ」は、ジャンルを跨いでも破綻がありません。
クラシック、ロック、ジャズと一通り聴き比べても、特に目立った得手・不得手は感じず、ただただ音の良さに驚く——というのが正直なところです。
音量を上げなくても情報が立ち上がり、混み合ったパートでも見通しが崩れません。
そのうえで、エレクトロ系や、落ち着いたシティポップ、Lo-Fi系は特に相性が良いと感じました。
ベースのグルーヴが気持ちよくうねり、リズムの芯がぶれないまま、ボーカルがスッと前に出る。
余白のあるアレンジでは、ハイハットや鍵盤の余韻がきれいに伸びて、夜のBGMにも合う落ち着いたトーンで鳴ってくれます。
また、ライブ音源では臨場感がさらに際立ちます。
会場の反射音が自然で、ステージの前後の奥行きまで感じ取りやすく、ノイズキャンセリングで外部の音もほぼ聞こえないので、長時間の流し聴きでも没入を保てました。
それから、動画視聴との相性も良好です。
セリフはBGMに埋もれず、音場の広がりがシーンのスケール感を後押し。
とくにBGMの鳴り方が秀逸で、”ミニシアター感”のある包まれ方が楽しめます。
普段の動画視聴でも空気感が一段リッチになり、「音がいいと画までよく見える」タイプの仕上がりです。
ANC/外音取り込み:ブランド史上最大-55dB+AI適応型の自然な静けさが凄い
ANCは、オンにしても耳が詰まる感じがしないの良いなという印象です。
圧迫感が少なく、BGM感覚の小音量でも音が曇らないので、そのまま作業に入りやすいです。
公称は最大−55dB+AI適応型。
数字の説得力どおり、環境ノイズの底がスッと下がり、音楽や動画への没入感が一段上がりました。

モードは「室内/屋外/屋外交通」に加えて適応型が選べますが、結論としては適応型を常用でOK。
室内ではエアコンの風切りやPCファンのサー音ほぼ聞こえなくなり、屋外は雑踏のガサつきがかなり薄れて足音や自分の動作音も過度に強調されません。
電車・バスなどでも低周波のゴー音がしっかり抑え込まれ、車内アナウンスは必要なレベルで残ります。
外音取り込みは、以前のモデルより明らかに自然寄り。
人の声は素の耳より少しシャープに聞こえる補正で、コンビニの会計や呼びかけに気づきやすい一方、空調や加湿器の広帯域ノイズは「ノイズっぽさ」が強調される感じがします。
ここは好みが分かれるところかもしれません。
総じて、静けさの「質」が良いANCです。
強力な低減量でも閉塞感が出にくく、音楽のエッジやボーカルの抜けを損なわない。
外音取り込みは「声の聞き取りやすさ優先」のチューニングで、生活導線における実用度が高い——そんな仕上がりでした。
通話:6マイク+ノイズリダクションで、屋外や会議でも明瞭に伝わる

Air5 Pro+は、片側3基・計6マイクのビームフォーミングに通話専用ノイズリダクション「SOUND+」と風ノイズ低減を組み合わせ、声を優先的に抽出します。
通話開始時はアルゴリズムが自動最適化されるため基本は設定不要。
マルチポイント接続でも着信側へ即切替。
私は普段はワイヤレスイヤホンで通話しないのですが、レビュー用に試した範囲では、室内はキーボードや空調音が目立たず、屋外も雑音が一段下がって相手に声がまっすぐ届く感覚でした。
装着感:片側約5gの軽量設計で、長時間でも痛くなりにくい安定フィット


SOUNDPEATS Air5 Pro+の重さは、イヤホンを収納したケースの状態で約54.5g、イヤホン本体は片耳約5gでした。
手に持ってみても軽さを感じますが、装着するとさらに軽い装着感です。

筐体は小ぶりで耳からの飛び出しが控えめ。
3サイズのイヤーチップが同梱していますが、私はMサイズを使用しています。
フィット感もジャストで、詰まった感じもなく、かといって緩すぎることもありません。
装着したまま激しめに頭を振ってみても、イヤホンは全くずれませんでした。
マスクの着脱でも干渉しにくく、家で長時間の作業と動画視聴で数時間つけっぱなしにしていましたが、肩が凝るなどの疲れもなく、ずっと快適なまま。
ステムをつまんでの着脱も簡単です。
操作性:直感タッチ操作

SOUNDPEATS Air5 Pro+はイヤホン側面にタッチセンサーを内蔵。
操作方法は以下の表のとおりです。
| 電源オン | 自動:ケースを開ける |
| 電源オフ | 自動:イヤホンをケースに戻して閉じる |
| 再生/一時停止 | 左 or 右を素早く2回タップ |
| 音量+ | 右を1回タップ |
| 音量- | 左を1回タップ |
| 次の曲 | 右を1.5秒長押し |
| 応答/終了 | 左 or 右を素早く2回タップ |
| 着信拒否 | 着信中、左 or 右を1.5秒長押し |
| 通話切替 | 通話中、左 or 右を2秒長押し |
| ペアリングモード | ケースのボタンを3秒長押し |
| 音声アシスタント | 左 or 右を素早く3回タップ |
| ANC・外音取込変更 | 左を1.5秒長押し |
タッチの感度は良好なのは良いのですが、イヤホンを耳に押し入れる時に触れてしまい、誤操作になることがあります。
専用アプリ:「PeatsAudio」でEQ・ANCを細かく管理

SOUNDPEATS Air5 Pro+を使うなら、SOUNDPEATS専用アプリ「PeatsAudio」のインストールは必須です。
インストール後、メールアドレスを登録してログインするとアプリが使用できるようになります。



イヤホンをペアリングした状態でアプリを開いてデバイスを追加すれば、以降、自動的にイヤホンが表示され、各種操作・設定が可能になります。
アプリを入れたらまずは「ファームウェアアップデート」を確認して、イヤホンを最新の状態にアプデしましょう。

ファームウェアアップデートは、ホーム画面右上の三本線のメニューを開いて実行します。

「その他の機能」の中に「ファームウェアアップグレード」があるので、アップグレードがあれば、ここからアップデートできます。
また、イヤホン内に水が入った時に振動で水を排出する「排水」機能や、「LE-Audio」のオンオフ、「イヤホンを探す」など、多彩な機能がここから操作可能です。

便利な「イヤホンを探す」は、iPhone・Android両方に対応。
「その他の機能」からと、最初のデバイス選択画面の🔍をタップしても起動できます。
地図の文字は中国語(?)と英語ですが、位置は十分分かります。
あまり大きな音ではないですが、イヤホンから音を鳴らすこともできるので、部屋の中でイヤホンを紛失した時も簡単に探すことができます。


「イコライザー」では、EQを自分好みにカスタマイズすることができます。
個人的にはプリセットの「HIFI」がおすすめ。
Hi-Fiは、「High Fidelity(高忠実度)」の略語で、録音された元の音に限りなく忠実に、ノイズや歪みを極力抑えて再現するオーディオの再生品質のこと。
なのですが、ここでのHIFIは、本物の「Hi-Fi」ではなくて、単に「高忠実度をねらったチューニング」の意図で名付けられたプリセットです。
とはいえ、わずかにSOUNDPEATS Air5 Pro+の持つ音の臨場感が増したような気がします。
接続/遅延:Bluetooth 5.4とマルチポイントで安定、動画視聴も快適な低遅延モード
QCC3091(Bluetooth 5.4)× Snapdragon Soundの効果で、通勤時の人混みの駅などでも途切れにくく、ケースから出しての再接続も素早いです。
マルチポイントは、PC+スマホなどの2デバイス同時待受に対応し、着信時は通話側へ自動フォーカス。
音楽は再生/一時停止の操作でスムーズに切り替わります。
動画の口元ズレは低遅延モード(約60ms)でさらに小さくなりますが、普段のYouTubeやNETFLIXはオフでも違和感は少なめ。
音ゲーやFPSのように「反応速度が命」の用途だけオンにすれば、電池持ちとのバランスが取りやすいです。
バッテリー/充電:最大6時間+30時間の実用スタミナ、10分充電で「ちょい外出」をカバー

イヤホン単体の連続再生時間は最大6時間、ケース併用で最大30時間の使用が可能です。
ANCオンだとさらに短くなりますが、外で移動時などに使用する分には十分な長さ。
便利なのは10分のクイック充電で約2時間再生できる点。
イヤホンをケースに戻してわずか10分で2時間使えるようになるので、急ぎで必要な時も安心です。
ちなみにバッテリー残量は、ケース前面のLEDランプで確認することができます。
フタを閉じている場合はケースの残量が表示され、フタを開けるとイヤホンの残量が表示されます。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+との比較

SOUNDPEATS Air5 Pro+の購入にあたって、スペックと価格帯で迷うのは、Capsule3 Pro+なのではないかと思います。
そこで、Air5 Pro+とCapsule3 Pro+の違いをまとめてみました。
まずは見た目。


左がAir5 Pro+で右がCapsule3 Pro+です。
デザインがかなり似た印象ですが、Air5 Pro+が光沢のあるブラックなのに対し、Capsule3 Pro+はマットブラック。
私はCapsule3 Pro+の外観の方が好みではあります。
続いてスペック面。
| Air5 Pro+ | Capsule3 Pro+ | |
|---|---|---|
| 形式 | カナル型 | カナル型 |
| 本体操作 | タッチ | タッチ |
| ドライバー方式 | MEMSドライバー「Cowell」 10mmダイナミックドライバー(デュアル銅線、PU +PEEK) | MEMSドライバー「Cowell」 12mmダイナミックドライバー |
| ハイレゾ認証 | 認証済み | 認証済み |
| パワーアンプチップ | 搭載(XAA-2000 Aptos) | 搭載(XAA-2000 Aptos) |
| Snapdragon Sound | 対応 | × |
| LE Audio | 対応 | × |
| 再生周波数帯域 | 20Hz~40KHz | 20Hz~40KHz |
| 対応コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless | SBC/AAC/LDAC |
| Bluetoothチップ | QCC3091 | WQ7034AX |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.3 |
| Bluetoothプロファイル | HSP 、HFP 、 A2DP、AVRCP | HSP、HFP 、A2DP、AVRCP |
| 最大持続時間 | 単体:6時間、本体:30時間 | 単体:6.5時間、本体:43時間 |
| 重量 | 単体:5g、本体:51.11g | 単体:5g、本体:48g |
| サイズ (本体) | 66.88×48.33×26.92mm | 67.31×50.07×25.9mm |
| 充電時間 (単体) | 単体:1時間、本体:2時間 | 単体:1.5時間、本体:2時間 |
| 急速充電 | 対応(10分→2時間) | × |
| 内蔵マイク | 片側3基 | 片側3基 |
| Adaptive ANC | 対応(-55dB) | 対応(-45dB) |
| 通話用ノイズキャンセリング | SOUND+ | ENC |
| 風切り音低減 | 対応 | 対応 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 |
| ゲームモード | 対応(60ms 低遅延) | 対応(70ms 低遅延) |
| 防水性能 | IPX5 | IPX4 |
| 通常価格 | 15,380円 | 13,880円 |
xMEMS「Cowell」+ダイナミックのハイブリッドは実はCapsule3 Pro+が先。
Capsule3 Pro+の方がダイナミックドライバーの径は大きいのですが、音質ははっきり分かるほどAir5 Pro+の方が良いです。
また、Air5 Pro+はSnapdragon SoundとLE Audioに対応し、aptX系のコーデックにも対応しています。
そのほか、ANCは最大55dB軽減、最新Bluetooth 5.4対応で、防水性能もIPX5にアップグレード。
10分で約2時間分の急速充電も可能になったのは、かなり便利です。
価格差は2千円なら、間違いなくAir5 Pro+の方をおすすめします。
SOUNDPEATS Air5 Pro+レビューまとめ:こんな人におすすめ

と、いうことでSOUNDPEATS Air5 Pro+をレビューしました。
実際に使用した私の評価はこんな感じです。
4.5
〇 ここがよかった
- 1万円台とは思えない化け物級の音質の高さ
- xMEMS+10mmハイブリッドでクリアな中高域とヘッドホン並みに重厚な低音
- ANCの騒音低減効果が高い
- 動画や映画のBGMの臨場感が高い
△ ここは注意
- 着脱時に誤タップで音量操作してしまう
- ワイヤレス充電非対応
xMEMSの「直線的でにじまない」中高域と、10mmダイナミックのしっかり沈む低域が両立し、音量を上げなくても情報が立ち上がるのが魅力。
AI適応型ANCは圧迫感が少なく、作業用BGMでも音が曇りにくい静けさです。
Bluetooth 5.4×Snapdragon Soundで接続は安定、低遅延モードは動画の口元ズレをさらに抑制。
10分のクイック充電で約2時間再生できる使い勝手も、日常の「ちょい外出」と好相性。
いっぽうでワイヤレス充電には非対応、ステムを触る角度によっては誤タップしやすい点は好みが分かれるところ。
総じて、価格帯を超える”解像感×厚み”のバランスが光る、化け物級のワイヤレスイヤホンです。
- クリアで輪郭の立ったボーカル/ハイハットを重視しつつ、低域の量感も妥協したくない
- シティポップやLo-Fi、エレクトロなど「余白のある編成」で立体感を楽しみたい
- 作業中は小音量で流し、移動中はANCで没入したい
- 通勤ラッシュや駅ナカでも途切れにくい接続安定性を重視する
- YouTube/映画で口元ズレを減らしたい(必要時のみ低遅延モードをONにしたい)
- こまめに充電する習慣がなく、10分充電→約2時間の復帰力を活用したい
- AndroidでLDAC/aptX Adaptive/aptX Losslessなどコーデックの選択肢を広く持ちたい(iPhoneでもキャラクターは十分活きます)
Amazonクーポンコードでさらにお得に
SOUNDPEATS様から、Amazonで使える8%オフのクーポンコードをいただきました。
クーポンコード:SPA5P25BF19
利用期間:2025年11月21日(金)00:01~12月21日(日) 23:59
クーポンコードは、Amazonのセール価格やクーポンと併用可能なので、ブラックフライデーのセール価格からさらに8%オフで購入することができます。
この機会にぜひこのモンスター級のイヤホンを試してみてください。



