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※記事内の料金・仕様は2026年3月20日時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
2018年にエックスサーバーからConoHa WINGに乗り換え、以来8年間ConoHa WINGでWordPressサイトを運営しています。
複数サイトで何度か移行した経験をもとに、ブランク期間(サイトが表示されない時間)なしで乗り換える手順をまとめました。
2026年現在の管理画面・料金プランに合わせて内容を更新しています。
- 料金(WINGパック+ドメイン2つ無料で総コストが安い)
- 管理画面の使いやすさ
- 表示速度
の3点で移行を決めました。
8年経った今も使い続けています。
→ 両社の詳しい比較は「ConoHa WINGとエックスサーバーの比較記事(準備中)」をどうぞ。
この記事で分かること
この記事では、エックスサーバーからConoHa WINGへWordPressサイトを移行する手順を解説しています。
サーバー移行中もサイトが表示されない期間(ブランク期間)が発生しないやり方で、移行後に起きやすいエラーの対処方法もまとめています。
作業全体の流れはこうです。
- ConoHa WINGに申し込む
- 移行前の準備・注意点を確認する
- ConoHa WINGにドメインを登録する
- ブランク期間なしの設定をする(DNS書き換え)
- ConoHa WINGにWordPressをコピーする(かんたん移行)
- ネームサーバーを変更する
- 独自SSLを設定する
- DNSの設定を元に戻す
- サイトの表示を確認する
作業時間の目安は、慣れていれば1〜2時間程度。
ただしネームサーバーの反映待ちがあるため、全体では1〜3日を見ておくと安心です。
かんたん移行が使えないケース(先に確認)
ConoHa WINGの「かんたん移行」を使って移行しますが、以下に該当する場合はかんたん移行が使えません。
先に確認してください。
- WordPressのバージョンが3.8.5より古い
- PHPのバージョンが5.3より古い
- マルチサイト機能を使用している
- ダッシュボードにBasic認証をかけている
- プラグインインストール時にFTP情報を必要とする設定になっている
- WordPress.comで運営しているサイト
該当する場合は、All-in-One WP Migrationなどのプラグインを使った手動移行を検討してください。
また、以下のプラグインが有効になっているとエラーが出やすいため、移行前に停止が必要です。
- Yet Another Related Posts Plugin
- WassUp Real Time Analytics
- WordPress Popular Posts
- wp-slimstat
- Broken Link Checker
- count per day
上記以外でもエラーになるケースはあります。
キャッシュ系・セキュリティ系プラグインは全般的に停止しておくのが安全です。
WordPress移行代行サービスについて
ConoHa WINGでは以前、WordPress移行代行サービス(7,678円〜)を提供していましたが、2026年3月時点では新規受付を停止しています。
移行作業は、この記事で解説する「かんたん移行」を使えば自分でできます。
どうしても自力では不安な場合は、「サイト引越し屋さん」等のWordPress専門の移行業者に依頼する方法もあります。
1.ConoHa WINGに申し込む
すでにConoHa WINGを契約済みの方はこのステップを飛ばしてください。
まずはConoHa WINGに申し込みます。
個人ブログなら「WINGパック」の「ベーシック」がおすすめです。
WINGパックにすると、独自ドメインが2つ永久無料で使えます。
無料ドメインの選び方はこちら⬇︎
12ヶ月以上の契約ならキャンペーン割引が適用されることが多く、月額1,000円を下回ることもあります。
契約期間は12ヶ月がバランスが良いです。
36ヶ月が月額料金が最も安くなりますが、初めてなら12ヶ月で様子を見るのが無難です。
なお、月初に申し込むと、申し込み月の翌月から契約開始となるため、最大31日間無料で利用できます。

料金は変動するため公式をご確認ください
2.移行作業の前に
移行作業を始める前に、以下を確認してください。
- ネームサーバー切替後は大きな更新を控える
ネームサーバーの反映には数時間〜最大72時間かかります。反映が安定するまで、記事の編集や設定変更は控えてください - 画像のファイル名が日本語だと画像が消える
画像ファイル名に日本語が含まれていると、移行時に正しくコピーされません。事前に英数字のファイル名に変更しておきましょう - キャッシュ系・セキュリティ系プラグインを停止する
かんたん移行時にエラーの原因になります。移行が完了したら元に戻します - 念のためWordPressからログアウトしておく
ログイン状態だとエラーが出るケースがあります。
3.ConoHa WINGにドメインを登録する
ConoHa WINGにログインし、上部メニューの「WING」をクリックしてから、左側メニューの「サーバー管理」→「ドメイン」を開きます。

右上の「+ドメイン」をクリックします。

「新規ドメインを追加」を選んで、その下にドメイン名を入力します。
無料独自SSLは、ここでは「利用しない」を選択して「保存」をクリックしてください。

数秒待つと「成功しました。」と表示され、ステータスが「稼働中」に変わります。

4.ブランク期間なしで移行するための設定
ここがこの記事のポイントです。
通常のサーバー移行では、ネームサーバーの反映待ちの間にサイトが表示されない期間が発生します。
これを回避するための設定を行います。
なぜ移行中にサイトが表示されなくなるのか?
サーバーを移行すると、ネームサーバーの設定をConoHa WINGでやり直します。
この設定が反映されるには数時間〜最大72時間かかり、その間は旧サーバーと新サーバーのどちらに繋がるか不安定な状態になります。

新サーバー側はまだSSL設定が終わっていないため、新サーバーに繋がった場合はサイトが表示されません。
これを回避するために、ConoHa WINGのDNS設定を一時的にエックスサーバーのIPアドレスに向けます。
こうすると、設定が反映されるまでの間もエックスサーバー上のサイトが表示され続けます。
エックスサーバーのIPアドレスを確認する
※エックスサーバーの管理画面は現在のバージョンと異なる場合があります
まずは設定に必要なエックスサーバーのIPアドレスを確認します。
ConoHa WINGの画面は開いたままエックスサーバーを開き、「サーバーパネル」にログインしてください。

「アカウント」の中から「サーバー情報」を開きます。

開いた画面のIPアドレス(例:183.181.98.XXX)をメモしておきましょう。

ConoHa WINGのDNS設定を書き換える
ConoHa WINGの画面に戻り、左メニューから「DNS」を開きます。

ドメインリストから登録したドメインを選択します。
ここで必ずConoHa WINGのIPアドレスをメモしてください。
タイプ「A(通常)」、名称「@」の「値」欄にあるIPアドレスです。

後で元に戻すときに使います。
右上の鉛筆(編集)マークをクリックし、以下の2つを先ほどメモしたエックスサーバーのIPアドレスに変更します。

- タイプ: A(通常)、名称: @ の「値」 → エックスサーバーのIPアドレス
- タイプ: A(通常)、名称: www の「値」 → エックスサーバーのIPアドレス
さらに下の「+」をクリックして、以下の設定を追加します。
- タイプ: A(通常)
- 名称: *
- TTL: 3600
- 値: エックスサーバーのIPアドレス

「保存」を押して設定完了です。
これで、ConoHa WINGのネームサーバーに接続した場合でも、エックスサーバー上のサイトが表示されるようになりました。
5.ConoHa WINGにWordPressをコピーする
ConoHa WINGの「かんたん移行」を使ってWordPressサイトをコピーします。
プラグインを停止する
移行前に、エラーが出やすいプラグインを停止しておきます。
WordPressの管理画面からプラグイン画面を開き、左上の「プラグイン」にチェックを入れて全選択。
「一括操作」から「停止」を選んで「適用」を押します。


すべてのプラグインを停止する必要はないかもしれません。
私は「Table of Contents Plus」や「Rinker」をONのまま移行しましたが、特にエラーにはなりませんでした。
ただし、Jetpack、キャッシュ系、セキュリティ系のプラグインは必ず停止してください。
プラグインを停止したまま移行すると、ConoHa WING側もプラグインが停止した状態でコピーされます。
移行完了後に元に戻すのを忘れないようにしてください。
また、念のためWordPressからログアウトしておきましょう。
テスト移行を行う(2026年版の推奨手順)
ConoHa WINGの管理画面で、上部メニュー「WING」→ 左メニュー「サイト管理」→「サイト設定」→「WordPress」タブ を開きます。
右上の「+WordPress」をクリックします。

以下のように設定します。
- インストール方法:「かんたん移行」を選択
- テスト移行:「利用する」を選択
- 移行元URL:自分のサイトのアドレス(https://〜)を入力
- アクセス制限ユーザー名:テスト移行先URLにアクセスする際に必要なユーザー名を任意で入力
- アクセス制限パスワード:テスト移行先URLにアクセスする際に必要なパスワードを任意で入力
- 移行元ユーザー名:移行するWordPressサイトのユーザー名
- 移行元パスワード:移行するWordPressサイトのパスワード
- データベース名:分かりやすい名前を自由に設定
- ユーザー名:データベース用。自由に設定
- パスワード:データベース用。自由に設定
ここで入力した情報は大事なのでメモしておきましょう。
「保存」をクリックすると、テスト環境(test-wing.comドメイン)への移行が始まります。ステータスが「構築中」から「稼働中」になれば完了です。
テスト環境でサイトの表示を確認し、問題がなければ「本番移行」をクリックして本番環境に移行します。

サイトがインストールできているか確認する
ステータスが「稼働中」になったら、きちんと移行できているか確認します。
「サイト管理」→「サイト設定」→「基本設定」→「動作確認URL」を開き、利用設定を「ON」にします。

表示されたテスト用URLをクリックして、自分のサイトのトップ画面が表示されればOKです。
テストURLなので、多少のレイアウト崩れがあることがあります。
6.ネームサーバーを変更する
ドメインサービス(ここではお名前.comの例)のネームサーバー設定を変更します。
お名前.comにログインし、ネームサーバー設定画面を開きます。

対象のドメインを選択し、「その他のネームサーバーを使う」を選んで、以下のとおり入力します。
- ネームサーバー1: ns-a1.conoha.io
- ネームサーバー2: ns-a2.conoha.io
入力したら「確認」をクリックし、確認画面で「OK」を押します。
「完了しました。」と表示されれば設定完了です。

ネームサーバーの反映には数時間〜最大72時間かかります。
次のSSL設定はすぐにやっても失敗することがあるため、少し時間をおいてから行ってください。
7.独自SSLを設定する
無料独自SSLの設定
ConoHa WINGの管理画面で「サイト管理」→「サイトセキュリティ」を開きます。
「無料独自SSL」を開いて「ON」をクリックします。

「設定中」と表示されます。しばらく待つと「利用中」に変わります。

もし失敗した場合は、ネームサーバーの反映がまだ終わっていないので、時間をおいてから再度試してください。
かんたんSSL化
かんたん移行で「http」のままインストールされているため、WordPress内のURL設定を「https」に変更する必要があります。
ConoHa WINGにはこれを自動で行う「かんたんSSL化」機能があります。
「サイト管理」→「サイト設定」→「WordPress」の中のサイトURLをクリックし、展開された画面の「SSL有効化」をクリックします。


画面左下に「成功しました。」と表示されたら完了です。
8.ConoHa WINGのDNS設定を元に戻す
ステップ4でエックスサーバーのIPアドレスに変更したDNS設定を、元のConoHa WINGのIPアドレスに戻します。
左メニューから「DNS」を開き、ドメインを選択して、鉛筆(編集)マークをクリックします。
以下の3つを、ステップ4でメモしておいたConoHa WINGのIPアドレスに戻してください。
- A(通常): * → ConoHa WINGのIPアドレス
- A(通常): @ → ConoHa WINGのIPアドレス
- A(通常): www → ConoHa WINGのIPアドレス

これで、サイトURLにアクセスしたときにConoHa WING上のサイトが表示されるようになります。
この状態でも、ネームサーバーの反映が完了するまでは旧サーバーと新サーバーのどちらに繋がるか不安定です。反映が安定するまでは記事の編集や設定変更は控えてください。
プラグインを停止していた場合は、元に戻すのを忘れずに。
9.サイトの表示を確認する
トップページだけでなく、記事ページもいくつか開いて確認してください。
URL横の鍵マーク(SSL)がきちんと表示されているかも確認しましょう。
記事ページが「Not Found」になったら
記事ページを開いて「Not Found」エラーが出ることがあります。
この場合、WordPress管理画面から「設定」→「パーマリンク設定」を開き、何も変更せずに「変更を保存」をクリックするだけで解決します。


トップページだけでなく、記事ページも確認してみてください。
それから、SSL(https)化をやり直したので、URL横の鍵マークがきちんと出ているかも確認しましょう。
移行後8年使ってどうだったか
エックスサーバーからConoHa WINGに乗り換えて8年が経ちました。
管理画面の操作は直感的で、WordPressのインストールやSSL設定も簡単です。
表示速度も安定していて、大きなトラブルなく運営できています。
私は複数サイトを運営していて、そのほとんどをWordPressで運営していますが、UIがわかりやすく、何かやりたいとき「どう進めばいいの?」と悩むことがありません。
サーバー落ちも私が覚えている限り8年で1、2回しか発生しておらず、安定しています。
「不便やちょっとしたストレスを感じない」というのが、バックグラウンドを支えるサーバーとして大きなメリットだと感じてます。
個人的に不満を感じたことはほとんどありませんが、強いて挙げるなら、エックスサーバーに比べると運営歴が短い点は気にする人もいるかもしれません。
エックスサーバーは2003年からの運営で、ConoHa WINGは2018年開始です。
長期運営の実績を重視する方はその点を考慮してもいいと思います。
総合的には、個人ブログの運営にはConoHa WINGで十分満足しています。
エックスサーバーとConoHa WINGで迷っている方は、「ConoHa WINGとエックスサーバーの比較記事(準備中)」も参考にしてみてください。
よくある質問
- 本当にサイトが表示されない期間なしで移行できる?
- はい。この記事のステップ4で解説しているDNS設定を行えば、移行中もエックスサーバー上のサイトが表示され続けます。筆者も複数サイトでこの方法を使い、ブランク期間なしで移行できています。
- テスト移行は必須?
- 必須ではありませんが、強くおすすめします。テスト環境で表示や動作を確認してから本番移行に進む方が安全です。テスト移行で問題があった場合、本番環境には影響しません。
- かんたん移行でエラーが出たらどうする?
- まずプラグインが全て停止されているか確認してください。特にキャッシュ系・セキュリティ系プラグインが有効だとエラーになりやすいです。それでも解決しない場合は、All-in-One WP Migration等のプラグインを使った手動移行を検討してください。
- お名前.com以外のドメインサービスでもできる?
- はい。ネームサーバーの変更はどのドメインサービスでも可能です。ConoHa WINGのネームサーバー(ns-a1.conoha.io / ns-a2.conoha.io)を設定すればOKです。
- エックスサーバーの契約はいつ解約すればいい?
- 移行が完全に完了し、ConoHa WING上のサイトが問題なく表示されていることを確認してからにしてください。少なくとも1週間は様子を見ることをおすすめします。
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