Rokid Glasses(スマートAIグラス)レビュー|「Hi Rokid, これは何?」が楽しすぎる。近未来を先取りできる49gのAIグラス

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「AIグラス」と聞くと、いかにもガジェットガジェットした、ちょっと近寄りがたい見た目を想像する人も多いと思います。

私もそのひとりでした。

でも、実際に手にした「Rokid スマートAIグラス(Rokid Glasses)」は、そのイメージを静かに裏切ってくるデバイスでした。

見た目はほぼ普通の黒縁メガネ。
それでいて、目の前のものを「Hi Rokid, これは何?」と聞けば答えてくれて、相手の言葉が視界に字幕で流れ、通知がスッと視界に浮かぶ。
スマホを取り出す前に、答えがもう目の前にある——そんな体験ができるメガネです。

普段から黒縁の太フレームメガネをかけている私にとっては、見た目の違和感もほとんどなく、「気づいたら未来のデバイスを日常でかけている」という不思議な感覚がありました。

この記事では、Rokid スマートAIグラスを実際に使って感じた良かったところ・気になったところを、機能ごとに正直にレビューしていきます。
「最先端のガジェットは気になるけど、自分に使いこなせるのかな?」という人の判断材料になれば嬉しいです。

4 / 5.0
良い点
  • 見た目はほぼ普通の黒縁メガネでかけていても不自然さがない
  • 「Hi Rokid, これは何?」で目の前のものを調べられるのが楽しすぎる
  • 相手の言葉が視界に字幕で流れる字幕・翻訳機能が実用的
  • スピーカーの音が良く、オープンイヤーイヤホン代わりになるレベル
  • 装着・取り外しの検知で自動電源ON/OFFされるのが楽
  • AIの声が落ち着いていて聞き取りやすく、読み上げもかなり自然
気になる点
  • 画面を明るくすると電池の減りは速め(スポット使いが向いている)
  • 長時間かけていると、普通のメガネより少し疲れてくる
  • スピーカーが剥き出しのため、音漏れはしっかりする
  • AIショートカットの操作や「Hi Rokid」の呼びかけは、慣れとコツが必要

PR この記事はメーカーから商品をお借りして作成しています。とはいえ、使って感じたことは良い点も気になった点も含めて正直に書いています。

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Rokid スマートAIグラスを実際に使って感じた結論

先に結論から言うと、Rokid スマートAIグラスは「誰もが絶対に必要」というタイプのデバイスではありません。

ただ、こう言い切れます。
最先端のテックにいち早く触れたい人には、最高に楽しい一本だと。

特に印象的だったのは、「Hi Rokid, これは何?」と話しかけるだけで目の前のものを調べられるところ。
この体験は、素直に未来を感じてワクワクしました。
落ち着いたAIの声で答えが返ってくるので、近未来感もたっぷりです。

翻訳や字幕、テレプロンプターといった実用的な機能も一通り揃っていて、使う人のアイデア次第でどんどん便利になっていく、そんな懐の深さがあります。

一方で、画面の輝度を上げたときや、ナビ中、翻訳中のバッテリー消費はかなり速く、「ずっとかけっぱなしで一日中使う」というよりは、必要な場面でスポット的に使うデバイスだと感じました。
センサーやネット接続まわりで、たまに動作が安定しないこともあります。

とはいえ、このあたりは今後のファームウェアアップデートで良くなっていきそうな印象。
現時点でも「近未来を日常で先取りできる楽しさ」は十分に味わえるデバイスです。

Rokid スマートAIグラスはこんな人におすすめ / おすすめしない人

おすすめな人
  • 最先端のガジェットやウェアラブルデバイスにいち早く触れてみたい人
  • 「Hi Rokid, これは何?」のような、AIとの新しい体験を楽しみたい人
  • 海外旅行や語学学習で、リアルタイム翻訳・字幕を使ってみたい人
  • 普段からメガネをかけていて、自然な見た目のスマートグラスを探している人
  • スマホを取り出さずに、撮影・検索・翻訳を「視界の中」で完結させたい人
おすすめしない人
  • 一日中つけっぱなしで、バッテリーを気にせず使いたい人
  • スマホ級の高画質なカメラを求めている人
  • 完成された安定動作を最優先したい人(現時点ではアップデート途上の部分もあります)

Rokid スマートAIグラスを公式サイトでチェック

Rokid スマートAIグラス(Rokid Glasses)とは?何ができるデバイス?

Rokid Glasses折りたたんだ状態

Rokid スマートAIグラスは、2014年設立のグローバルテクノロジー企業「Rokid(ロキッド)」が手がけるメガネ型のAIウェアラブルデバイスです。
2026年2月にMakuakeで先行販売を開始し、最終的に応援購入総額6億円以上を集め、Makuake歴代応援購入金額1位を記録しました。
現在は、2026年7月10日(金)11:00の正式発売に向けて予約販売が行われています。

「AIグラス」は、その名の通りAIアシスタント機能を利用できるメガネ型デバイスのこと。
Rokid スマートAIグラスでできることを、ざっと挙げるとこんな感じです。

  • 目の前のものをAIに聞く(「Hi Rokid, これは何?」で物体認識・解説)
  • リアルタイム翻訳(相手の言葉を視界に字幕表示、看板やメニューも読み解く)
  • ハンズフリー撮影(一人称視点の写真・動画をボタンひとつで)
  • 文字起こし・議事録(話した内容をテキスト化して記録)
  • テレプロンプター/ARナビ/通知表示/音楽再生

要するに、イヤホン・レコーダー・メガネ・カメラ・翻訳機が1台にまとまったような一本。
それでいて重さは約49gで、「世界最軽量クラス」をうたうフル機能AIグラスです。
実物はブリッジ部にディスプレイ、フレームにカメラが仕込まれているだけで、パッと見はほぼ普通のメガネ。
この「日常に溶け込む見た目」と「全部入りの中身」のギャップこそ、私がこのデバイスで一番おもしろいと感じたところでした。

Rokid スマートAIグラスの特徴とスペック

Rokid スマートAIグラスの主な特徴

  1. 49gの世界最軽量クラス。見た目はほぼ普通のメガネで、日常に溶け込む
  2. 両眼Micro LEDディスプレイ+回折光導波路で、視界に情報を重ねて表示
  3. GPT-5・Geminiなど複数のAIを選べるオープンエコシステム設計
  4. 「Hi Rokid, これは何?」で目の前のものをAIが解説
  5. 89言語以上のリアルタイム翻訳(主要6言語はオフラインでも利用可)
  6. 1,200万画素のSony製カメラで、一人称視点(FPV)のハンズフリー撮影
  7. 文字起こし・議事録、テレプロンプター、ARナビなど機能が幅広い
  8. 装着・取り外しの検知で自動電源ON/OFF、20分で約80%の急速充電

特にAIを自分で選べるのは他社にない強み。
Rokidは自社モデルにこだわらず、ChatGPT(GPT-5)やGeminiなど複数のモデルを専用アプリから切り替えて使えるようにしています。

Rokid スマートAIグラスのスペック

項目内容
本体重量約49g
サイズテンプル長155.5mm、レンズ幅49mm、ヒンジ間距離146.3mm、フレーム高さ44.4mm
ディスプレイ両眼 Micro LED(モノクログリーン)
光学技術回折光導波路技術(デュアル光導波路構造・透過率 約90%)
解像度640×480ドット
最大輝度1,500ニット(明るさ10段階)
視野角(FOV)約30度/映像は5m先に焦点
プロセッサQualcomm Snapdragon AR1 Gen 1+NXP RT600
RAM(メモリ)2GB
ROM(ストレージ)32GB
カメラSony製 1,200万画素/画角109°/F2.25、3042×4032
マイク・スピーカー指向性マイク4基/スピーカー2基
通信Wi-Fi/Bluetooth
バッテリー210mAh内蔵
駆動時間(公称)通常8〜10時間/音楽再生5〜6時間/通話約4時間/連続翻訳2時間/連続動画撮影約30分
充電20分で約80%の急速充電(マグネット式専用ケーブル)
AIモデルGPT-5・Geminiなど複数から選択可
翻訳89言語以上(主要6言語はオフライン対応)
レンズ厚さ1.7mmの薄型/マグネット式クリップオンで度付き対応
フレーム素材アルミニウム・マグネシウム合金/エアノーズパッド
その他傾き検知、IMUセンサー
保証購入日から1年間の限定保証

両眼のMicro LEDディスプレイは640×480の解像度で情報を表示し、デュアル光導波路構造で約90%の透過率、最大輝度は1,500ニット。
翻訳は89言語以上に対応し、日本語・英語・中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語の主要6言語はオフラインでも使えるので、地下鉄や海外のSIMなし環境でも安心です。

一点だけ正直に言うと、公称の駆動時間は「使い方次第」というのが実感でした。
バッテリーは210mAhで、画面輝度を上げてAI機能をフルに使うと消費はかなり速くなります(詳しくは後半の「気になったところ」で)。

Rokid スマートAIグラスの同梱品

箱を開けて入っているのはこちらです。

Rokid Glasses同梱品
  • スマートAIグラス本体
  • ケース(非充電式)
  • マグネット式充電ケーブル
  • レンズクリーナー
  • 付替用ノーズパッド
  • 取扱説明書

用途を広げたい人向けに、別売アクセサリーも用意されています。
充電しながら使える「カプセル充電器」、収納して充電できる「ポータブル充電ケース」、クリップオン式フレーム、クリップオン式サングラスなどです。

度付きで使いたい人は要チェック。
レンズは度なし仕様での販売で、度付きレンズは公式提携アイウェア専門店「JUN GINZA」(東京・銀座)で対応度数の範囲内で作成できます(別途有料)。
私は今回コンタクト併用で使いましたが、度付きレンズを足すとその分重くなる点は、購入前に知っておくと安心です。

Rokid スマートAIグラスを実際に使ってみたレビュー

ここからは、実際にRokid スマートAIグラスを使って感じたことを、機能ごとに正直にレビューしていきます。

見た目はほぼ普通の黒縁メガネ。かけ心地も自然

まず驚いたのが、見た目です。

Rokid Glassesフレーム斜め前

「AIグラス」と聞いて身構えていたのですが、実物は少し太めの黒縁メガネといった印象で、ガジェット感はかなり控えめ。

Rokid GlassesとMoscotレムトッシュ正面比較

普段かけてるブラックフレームのメガネと並べてみてもほとんど違和感がありません。

Rokid GlassesとMoscotレムトッシュ上から比較

ですが、上から見てみるとフレームが太くて大きいです。
また、Rokid Glassesはレンズが曲面ではなくてフラットな構造。

Rokid Glassesノーズパッド
Rokid Glasses左側面

フレームにはアルミニウム・マグネシウム合金が使われ、鼻当ては弾力性の高いエアクッション構造。

Rokid Glassesチタン合金製ヒンジ

ヒンジは高精度のチタン合金製。

Rokid Glasses装着イメージ

かけ心地は普通のメガネとほとんど変わりません。

私は普段から黒縁の太フレームメガネをかけているので、視界にもほとんど違和感がなく、外から見た印象も普段とあまり変わらないくらいでした。
レンズ内のディスプレイは、正面からだとほとんどわかりませんが、上の写真のように角度によっては「そこに何かあるな」というのがわかる感じです。

Rokid Glasses画面点灯時のレンズ

ディスプレイがONの状態だと、角度によって緑に光っていることがわかります。

Rokid Glassesの重さ

重さはわずか49g(実測52.2g)。
手に持つと「ちゃんと中身が詰まっている」感触はあるものの、かけてしまえば気になりにくいレベルです。

「スマートグラスは日常でかけるにはちょっと…」と見た目で敬遠していた人こそ、実物を見ると印象が変わると思います。

装着・取り外しで自動電源ON/OFF。この手軽さが地味に効く

Rokid Glassesをケースイン

地味ながら、使ってみて一番「楽だな」と感じたのがこれ。
Rokid スマートAIグラスは装着・取り外しをセンサーで検知して、自動で電源がON/OFFされます。

かければすぐ使えて、外せば勝手に切れる。
電源ボタンを長押しして…といった儀式がいらないので、「ちょっと使ってサッと外す」という使い方がストレスなくできます。
急速充電も優秀で、20分ほどで約80%まで回復してくれるため、出かける前の短時間でサッと充電しておける手軽さもありがたいポイントでした。

「Hi Rokid, これは何?」で目の前のものを調べられるのが楽しすぎる

Rokid Glassesで前にあるものを聞く

そして、このデバイスの主役。「Hi Rokid, これは何?」と話しかけると、カメラが捉えた目の前のものをAIが解析して、文字と音声で同時に教えてくれます。
料理でも、観光スポットでも、歴史的な建物でも、視線を向けて聞くだけ。
これがもう、楽しすぎました。

Rokid スマートAIグラスはGPT-5とGeminiなど複数のAIモデルに対応していて、専用アプリから使いたいAIを選べます。
一般的な質問なら受け答えは十分に賢く、ひとつの話題を掘り下げて聞き返すような会話もできました。

わざわざスマホを取り出してカメラを向けて…という動作が丸ごと消えて、「気になった瞬間に、見たまま聞く」ができる。
この体験は素直に近未来を感じて、しばらく色々なものに「これは何?」と聞いて遊んでしまいました。

AIの声が落ち着いていて聞き取りやすい

AIの受け答えで印象的だったのが、声の良さです。
落ち着いたトーンで聞き取りやすく、長く聞いていても疲れない、耳なじみのいい声です。

日本語の読み上げも、漢字の読み方がときどき微妙になることはあるものの、全体としてはかなり自然。
合成音声にありがちなカクつきが少なく、「AIと会話している」というより「落ち着いた人が隣で教えてくれている」ような感覚で、近未来感がすごいです。
この声のクオリティは、AIグラスを日常的に使ううえで想像以上に効いてくる部分だと思いました。

作業中でも視界に通知が浮かぶ。情報の入り方が新しい

Rokid Glasses画面点灯時のレンズの見え方

ディスプレイ搭載グラスならではの体験がこれ。
作業をしていると、スマホの通知がスッと視界に入ってきます。

通知を確認するために、いちいちスマホを手に取ったり、視線や顔を動かしたりする必要がない。
LINEなどであればスマホ上と同じように、相手やメッセージの冒頭が見れるので、目の前の作業を続けたまま返信の要否を確認することができます。
この「視線を動かさずに情報が入ってくる」感覚がとんでもなく便利で、近い未来ではきっとこれがスタンダードになるんだろうと感じました。
テンプル部分のタッチ操作も、最初こそ戸惑いますが、慣れてしまえば簡単です。

リアルタイム翻訳は「耳で原文・目で訳文」が想像以上に快適

Rokid スマートAIグラスは89言語以上のリアルタイム翻訳に対応し、相手の言葉を聞くと視界に日本語字幕がリアルタイムで表示されます。
主要6言語(日本語・英語・中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語)はオフラインでも使えるので、海外のSIMなし環境や地下鉄でも安心です。

Rokid Glassesリアルタイム翻訳

使ってみて「これはいいな」と思ったのが、翻訳が文字で出ること。
イヤホン型の翻訳機のように音声で訳が返ってくると、原文の声と訳の声が重なってニュアンスが読み取りづらいことがあります。
でもRokidは、原文は耳で聞きながら、翻訳は目で確認できる。
この「耳と目の役割分担」が驚くほど自然で、話し手の話し方や感情も感じ取りやすいです。
海外旅行や語学学習で、じわじわ効いてくる便利さだと感じました。

字幕機能で会話を整理&あとから見返せる

Rokid Glasses字幕

翻訳とは逆に、自分たちが話している内容をそのまま字幕にしてくれる機能も面白いです。
話した言葉が目の前にテキストで出てくるので、耳と目の両方で内容を確認でき、頭の中で話が整理しやすくなります。

さらにありがたいのが、字幕が履歴として残ること。
あとから「あのとき何を話したっけ」と会話の内容を見返せるので、打ち合わせやメモ代わりにも使えます。
聴覚だけに頼っていた情報に視覚というサポートが加わるだけで、こんなに安心感が違うのかと実感しました。

テレプロンプター機能はプレゼン前の心強い味方

地味に「これは刺さる人には刺さるな」と思ったのが、テレプロンプター機能。
目の前に原稿が表示され、しかも読み上げのスピードに合わせて自動でスクロールしてくれます。

つまり、手元やカンペに視線を落とさずに、正面を向いたまま話せるということ。
私自身は普段プレゼンをする仕事ではないのですが、発表やスピーチ、動画撮影の前などに使えば、かなり心強い機能だと思います。
原稿を視界の中に置けるというのは、想像以上に便利な発想でした。

ボタンひとつで「見たまま」を撮れるカメラが楽しい

Rokid Glassesカメラ

フレームには1,200万画素のSony製カメラが搭載されていて、フレーム右側のボタンを押すだけで、一人称視点(FPV)の写真・動画が撮れます。

Rokid Glassesボタン

スマホを取り出す必要がないので、「撮りたい」と思った瞬間をそのまま残せるのがとても面白い。

Rokid Glassesで撮影した写真①
Rokid Glassesで撮影した写真②

レンズはかなり広角で視界全体が撮影されます。

Rokid Glassesアプリ、写真設定画面

写真も動画もアプリからの設定で縦横どちらでも撮影することができます。

特に面白かったのが、歩きながらの動画撮影です。

自分が見ているけれど意識していなかった景色を、あとから見返せるのが楽しくて。
しかも、意外なほど映像のブレが少ないんです。「人は歩くとき、意外と頭が揺れていない」って本当なんだな、と妙に感心してしまいました。

写真・動画とも画質は思ったほど悪くなく、SNSや記録用途なら十分。
ただし写真は画角の調整が難しいので、あくまで「見たままをサッと記録する」ためのカメラという位置づけです。
スマホカメラの完全な置き換えを期待すると少し違いますが、「体験を逃さず残す」道具としては最高に手軽でした。

地図でのナビゲーションが思った以上に便利

Rokid Glassesナビゲーション表示スクショ

Rokid GlassesはGoogleマップとの連携で視界にガイドと地図を表示することができます。
これもまた使いこなせばめちゃくちゃ便利。

スマホの地図アプリだと、道順を確認するのにいちいち立ち止まってスマホを開かないといけないのが地味に面倒です。
歩きスマホは危ないですから。

ですが、Rokid Glassesならその必要がありません。
目の前に道順も地図も表示されるので、ただ真っ直ぐ前を見て歩いているだけで目的地に行くことができます。

目的地の設定はスマホアプリはもちろん、目的地の設定も「Hi, Rokid」でAIに呼びかけて始めることができます。

スピーカーの音が良く、オープンイヤーイヤホン代わりになる

正直、一番いい意味で予想を裏切られたのがスピーカーです。

Rokid Glassesスピーカー

スピーカーはテンプル中央の下部に配置され、Rokid Glassesをかけるとちょうど耳の前にきます。
これが思っていた以上に音が良く、音楽再生ならオープンイヤー型イヤホンの代わりになるレベル。

Rokid Glassesタッチパッド

テンプルのタッチ操作で再生・停止もできて、BGMを流しながらの「ながら作業」がとても快適でした。

メガネをかけるだけで、AIアシスタントもディスプレイもスピーカーも使える。
この「1本で完結する」感覚は、使えば使うほど便利さが分かってきます。
(※スピーカーは剥き出しの構造なので音漏れはします。この点は後述の「気になったところ」で正直に書きます。)

バッテリーの充電は専用コネクタで

Rokid Glasses充電コネクタ

バッテリーの充電は左側テンプルのフックの先、内側に専用コネクタがついています。
差し込みではなく、マグネットでピタッとくっつくタイプ。

Rokid Glassesを充電

珍しいのが反対側がUSB-Cメスになっていること。
USB-AとかUSB-Cのオスタイプが普通ですが、なるほど、これなら手持ちのケーブルを活かせるので合理的です。

Rokid スマートAIグラスを使って気になったところ

ここまで良かった点を中心に書いてきましたが、正直に「ここは気になった」という部分もあります。

  • 画面輝度を上げるとバッテリー消費がかなり速い
  • 長時間かけると少し疲れる(度付きレンズ追加時はさらに)
  • スピーカーが剥き出しのため音漏れする
  • 呼びかけ・AIショートカットにはコツと慣れが必要
  • センサー起因の誤作動が時々ある
  • ネットが不安定だとAIが答えてくれないことがある

バッテリー消費は速め。「スポットで使う」デバイス

一番気になったのがバッテリーです。
特に画面輝度を上げているときの消費が速く、AIと会話している時や動画撮影時は「1分で1%減る」ような場面もありました。
晴れた屋外では輝度を上げないと見えづらいので、「見やすさ」と「電池持ち」がトレードオフになります(室内なら輝度をだいぶ下げてもしっかり見えるので、消費は抑えられます)。

使っていて感じたのは、これは「一日中つけっぱなしにする」デバイスではなく、必要な場面でスポット的に使うデバイスだということ。
翻訳したいとき、撮りたいとき、AIに聞きたいときにサッと使う——そういう付き合い方がしっくりきます。

Rokid Glasses別内付属品

丸一日フル活用したい人は、別売のカプセル充電器やポータブル充電ケースを併用するのが現実的だと思います。

長時間かけると少し疲れる。度付きレンズ追加時は要注意

かけ心地は普通のメガネとほぼ変わらない、と前半で書きました。

内側から見たRokid Glasses

ただ、ずっとかけ続けていると、通常のメガネより少しだけ重さを感じて疲れてくる場面はありました。
たぶん、通常のメガネと比べて中身が詰まっているのと、バランスが前寄りに設計されているからかなと。

私は今回コンタクト併用で使いましたが、ここに視力補正用の度付きレンズを足すと、その分さらに重くなります。
度付きで検討している人は、この重さの増加は頭に入れておいた方がいいと思います。

スピーカーが剥き出しなので音漏れはする

スピーカーの音質が良い、というのは前半で書いた通り。
ただ構造上、スピーカーが剥き出しのため、音漏れは当然あります。
イヤホンとは比べものにならないくらい漏れるので、静かな場所や公共の場では音量に注意が必要です。
他媒体のレビューでも、静かな環境だと音量スライダーが3割程度でも音漏れする可能性が指摘されていました。
あくまで「周囲を気にしなくていい環境で音楽やBGMを楽しむ」使い方が向いています。

操作は少し慣れが必要(慣れればスムーズ)

操作は慣れると簡単、と書きましたが、慣れるまでは少し戸惑う部分もあります。
まず、周囲の音が大きいと「Hi, Rokid」の呼びかけを拾ってもらえないことがあり、これはちょっと悲しくなります。

また、AIショートカットの反応がなかなか良くないことも。
テンプルのスライダーが細くて位置を掴みづらく、2本指タップが最初は難しく感じました。
ここは完全に慣れの問題だとは思いますが、最初の数日はコツを掴むまで練習が必要かもしれません。

まれに意図しない動作をすることも

これはおそらくセンサーまわりの問題ですが、動画撮影中に設定した時間より前に停止してしまったり、意図せず写真が撮られてしまったりすることが、数回ありました。
頻発するわけではないものの、「あれ、今勝手に撮れた?」という場面がたまーにあります。

ネットが不安定だとAIが答えてくれないことがある

オフライン対応の翻訳などもありますが、AIとの会話まわりは通信環境に左右されます。
外で使っていると、ネットが不安定なのかAIが回答をくれず、繰り返してもうまくいかない、ということがありました。
安定した通信環境がある場所ほど、真価を発揮するデバイスです。

【使う前に】カメラ搭載モデルを気持ちよく使うために

Rokid スマートAIグラスはカメラを搭載しているので、使う場面への配慮があるとより安心して楽しめます。

Rokid Glasses撮影中のライト点灯

撮影中は反対側のライトが点灯し、周囲に撮影中だと伝わる仕組みになっています。
とはいえウェアラブルカメラのマナーはまだ発展途上なので、電車や店内などでは撮影を控える、撮りたい場面でだけ使う、といった使い方を心がけると、自分も周りも気持ちよく使えます。

Rokid スマートAIグラス レビューまとめ

Rokid Glasses

ここまで、Rokid スマートAIグラスを実際に使って感じたことを、良い点も気になった点も正直に書いてきました。
最後に、あらためて全体を振り返ります。

このデバイスは、「誰もが絶対に必要」というタイプのものではありません。
バッテリーの消費は速めで、センサーやネット接続まわりでたまに動作が不安定になることもあり、まだ荒削りな部分は正直にあります。

それでも私は、使っていて心から「楽しい」と思えるデバイスでした。
「Hi Rokid, これは何?」で目の前のものを調べられるワクワク感、落ち着いたAIの声、視界に浮かぶ翻訳字幕や通知——ひとつひとつが、確かな近未来を感じさせてくれます。
翻訳・字幕・テレプロンプター・ハンズフリー撮影と機能の幅も広く、使う人のアイデア次第でどんどん便利になっていく懐の深さがあります。

こんな人に、Rokid スマートAIグラスはおすすめです。

  • 最先端のガジェットやウェアラブルにいち早く触れたい人
  • AIとの新しい体験を、日常の中で楽しみたい人
  • 海外旅行や語学学習で、リアルタイム翻訳・字幕を使いたい人
  • 普段からメガネをかけていて、自然な見た目のスマートグラスを探している人

発展途上の部分も、今後のファームウェアアップデートで良くなっていきそうな伸びしろを感じます。
Rokidはこれまでにも300回以上のアップデートを重ねてきたとされ、SDKや開発者コミュニティも整備しているメーカーなので、「育っていくデバイス」としての期待も持てます。

メガネ型デバイスに限らず、これからさまざまなウェアラブルデバイスが登場してくるなかで、Rokidはメガネ型の最先端を走る一本。
「そういう最先端のテックに、いち早く触れてみたい」——そんな人には、間違いなく刺さる一本だと思います。

Rokid スマートAIグラスを公式サイトでチェック

Rokid スマートAIグラスの発売日・価格・購入先

最後に、購入を検討している人向けに、価格や購入先の情報をまとめておきます。

項目内容
製品名Rokid スマートAIグラス(Rokid Glasses)
価格109,990円(税込)
発送時期2026年7月10日以降、注文順に順次発送
販売元フューチャーモデル株式会社
保証1年間製品保証/30日間返品保証

公式サイトの「全額予約プラン」では、執筆時点でカプセル充電器(16,390円相当)+発売記念の限定ギフト+優先発送という先行予約特典が付いています(内容は変更される場合があるので、最新情報は公式サイトでご確認ください)。
実物を試したい人向けに、蔦屋家電+二子玉川店や一部のソフトバンクショップなどで、無料の体験コーナーも順次拡大中です。

【補足】ポイント・サブスクについて

購入前に知っておきたい点として、料金体系にも触れておきます。
本体を買えば、カメラ・音楽再生・テレプロンプター・オフライン翻訳(主要6言語)・音声コマンドなど、ほとんどの基本機能は追加料金なしで使えます。

一方で、一部の高度な機能(89言語のオンライン翻訳、AI音声文字起こし、Googleナビ)は「ポイント」を消費する仕組みです。
本体購入で毎月100ポイントが無料付与されるため、毎月一定の範囲は無料で試せますが、ヘビーに使う人は月額サブスクやポイント追加購入プランを検討する形になります。
この「従量課金的な部分」は、購入後の使い勝手に関わるので、頭に入れておくと安心です。