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スケルトンデザイン&冷却ファンが良い、SHARGE ICEMAG 2 レビュー|Qi2 Magsafe対応モバイルバッテリー

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評価:4.5

マグネットでピタッと貼り付き、従来の2倍の出力の最大15Wでワイヤレス充電規格「Qi2」が一般化してきました。

ケーブルなしでも高速で充電できるようになって便利になったのですが、モバイルバッテリーの場合、構造上スマホの約3分の2を覆うため、発熱量が大きいのが課題です。

リチウムイオンバッテリーは熱に弱いので、スマホはある程度温度が上昇すると充電の出力を下げるなどの制御をかけます。

結果、せっかくQi2対応なのにそれほど充電が速くない、ということも。

今回レビューするSHARGE ICEMAG2は、世界で初めてアクティブ冷却ファンを内蔵。

アルミプレートの放熱とファンによるエアフローによってモバイルバッテリーの発熱を抑え、スマホの発熱も抑える設計です。

Qi2の15Wワイヤレス充電に加え、有線では入出力30Wの高出力でデバイスもモバイルバッテリーも高速充電が可能。

SHAREGEらしいスケルトン設計とRGBファンによるフューチャリックなデザインも個性が光ります。

今回はそんなSHARGE ICEMAG2をえレビューします。

機能性は抜群なので、デザインが刺さる人は迷わず買い、のQi2 モバイルバッテリーです。

〇 ここがよかった

  • スケルトンデザインがかっこいい
  • RGBファンとアルミプレートで放熱性が高い
  • Qi2対応でワイヤレス最大15Wの高速充電
  • 有線も最大30Wで高速充電

△ ここは注意

  • ファンの音が気になる
  • 2台同時充電&パススルーは出力弱め
  • ファンのRGBはオフにできない
  • iPhoneケースによっては干渉する

PR この記事はメーカーから商品提供を受けて作成しています。が、忖度なく本音で自由にレビューさせてもらっています。

この記事の著者

ガジェットブロガー

バビ

プロフィール

東京在住のガジェット好き会社員ブロガー。 デザイン性の高いガジェット・スマホ・PC周辺機器を、実体験にもとづき200本以上レビューしています。 経験を活かした専門的かつ正直なレビューをお届けします。
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SHARGE ICEMAG 2の特徴とスペック

  1. 世界初アクティブ冷却ファン搭載Qi2モバイルバッテリー
  2. デザイン性と機能性の同居するミニマルなスケルトンデザイン
  3. Qi2 最大15WのMagSafeワイヤレス充電に対応
  4. USB-C出入力最大30Wの高速充電対応でデバイスへの給電も本体の急速リチャージも可能
  5. 高回転ファン+アルミ背面プレート内蔵でバッテリーを冷却
  6. 有線・無線の2台同時充電 & パススルー充電が可能
  7. ワイヤレスイヤホン・スマートウォッチなどの低電流デバイス充電も可能
項目内容
バッテリー容量10,000mAh / 36Wh
定格容量6,000mAh(5V⎓3A)
変換効率≧70%
ワイヤレス充電出力5W / 7.5W /15W
USB-C出力5V⎓3A、9V⎓3A、12V⎓2.5A、15V⎓2A、20V⎓1.5A(最大30W)
USB-C入力5V⎓3A、9V⎓3A、12V⎓2.5A、15V⎓2A、20V⎓1.5A(最大30W)
対応プロトコルQC3.0、PD2.0、PD3.0、Apple5V/2.4A、BC1.2、AFC、FCP、PPS、SCP
サイズ108mm×70.5mm×19.7mm
重さ約220g

SHARGE ICEMAG 2同梱品
同梱品
  • モバイルバッテリー本体
  • USB-C to USB-Cケーブル
  • 取扱説明書

SHARGE ICEMAG 2 レビュー

スケルトンデザインの外観がカッコいい

SHARGE ICEMAG 2

SHARGE ICEMAG 2で特に目を引くのは、なんといっても内部の基盤は一部見えるスケルトンボディ。

多くは放熱用のアルミプレートで覆われ、その上をクリアのプラが覆っています。

SHARGE ICEMAG 2 スケルトン内部

透けて見える基盤の右の丸が、熱を外へ逃すために設置されたRGBファンです。

(「3R3」と書かれたパワーインダクタというパーツは、公式の写真では「4R7」でした。どちらが良いというわけではないのですが、製造ロットによって違うのかもしれません。)

SHARGE ICEMAG 2 USB-Cポート
SHARGE ICEMAG 2 上部

USB-Cポートとマルチボタンは側面下部に設置。

上部には製品名の「ICEMAG 2」が印字されています。

厚み19.7mmは、MagSafe対応10,000mAhクラスのモバイルバッテリーとしては標準的な厚みです。

SHARGE ICEMAG 2サイド①
SHARGE ICEMAG 2②

サイドにはRGBファンの風の流れを生み出すための旧排気口が両サイドに設けられています。

本体の素材感はサラサラとした手触りのマットホワイト。

SHARGE ICEMAG 2ワイヤレス充電面

スマホと接触する面、下部には反対面と同じく放熱用のアルミプレートが設置されていて、触るとひんやりしています。

気になったのはマグネットリングの真ん中に「Qi2」の認証ロゴがないこと。

どうやら製造後にQi2認証を取得しているらしく、Qi2対応ではあるのですが、ロゴの印字が間に合わなかったようです。

なので、製造ロットによってはQi2ロゴがある製品もあるのかもしれません。

SHARGE ICEMAG 2スタンド

また、SHARGE ICEMAG 2はスタンドも設置されています。

MagSafeモバイルバッテリーを卓上でスマホ画面を上にして置いていると、思ったより不安定になりがちなので、スタンドがあるのは便利です。

SHARGE ICEMAG 2の重さ

重さは約220gなのでなかなかずっしりきますが、10,000mAhクラスのモバイルバッテリーならこんなものでしょう。

SHARGE ICEMAG 2のサイズ感

サイズも大きめでずっしり重みみはあるものの、サイドのマットホワイトの部分は滑りにくく、スマホを充電しながらの操作でもツルッと落とすことはなさそうです。

RGB冷却ファンとアルミプレートによる放熱設計

SHARGE ICEMAG 2 RGBファンON

SHARGE ICEMAG 2の機能面での最大の特徴は、世界で初めてRGBファンによるアクティブ冷却機能を搭載したこと。

“RGB”の名前のとおり、充電時にゆっくり七色に変化しながら光ります。

個人的には光は別にいらないのですが、オフにはできない仕様。

まあ、好きな人は好きかもしれません。

ファンの回転で生み出された風と、両サイドに配置された吸排気口によってエアフロー作って排熱することができます。

ただ、小型ファンが高速で回転するので、ファン音は思ったよりも大きく、ベッドルームや図書館のような静かな空間では少し耳障りかもしれません。

SHARGE ICEMAG 2アルミプレート

ファンのある表面の多くが熱伝導率の高いアルミで覆われ、また、スマホと接触する面にもアルミプレートを配置。

ファンとアルミプレートの相乗効果で、Qi2の最大の弱点である発熱による充電速度の低下を抑え、より高速でのワイヤレス充電を目指します。

実際に使ってみると、ICEMAG2は他のMagSafeモバイルバッテリーと比べて表面温度が高め。

内部の熱が排熱されているんだと思われます。

ただ、充電開始してしばらくはアルミプレートも冷たいため、スマホ内部の温度上昇を抑えられますが、時間が経つとスマホもモバイルバッテリーも熱を持つので、スマホの冷却に対する効果は薄そうです。

とはいえ、Qi2の発熱は思った以上なので、排熱対策はないよりは絶対にあったほうがいいです。

Qi2対応マグネット式で最大15Wワイヤレス充電

SHARGE ICEMAG 2でiPhone 16 Proを充電

今や当たり前になってきたマグネットによるワイヤレス充電、iPhoneでいうMagSafe。

ICEMAG 2も、iPhoneの背面に雑に近づけるだけで、マグネットでピタッと自然と位置を合わせて充電が開始されます。

SHARGE ICEMAG 2をiPhone 16 Proに貼り付け

iPhone 16 Proでケースをつけた状態でICEMAG 2を縦にして貼り付けても、カメラへの干渉はありませんが、下の方はわずかに飛び出します。

10,000mAhと、容量も大きいので結構な厚みもあります。

SHARGE ICEMAG 2による充電中の手持ち感

充電しならが操作するには片手では難しく、持ち上げるときはICEMAG 2だけを持って、もう片方の手で画面操作する感じになります。

iPhone 16 ProをSHARGE ICEMAG 2で縦置き充電

磁力も強いので、よほど強い衝撃でなければiPhoneが剥がれ落ちることはないでしょう。

iPhone 16 ProをSHARGE ICEMAG 2で横向きにするとカメラガードに干渉する

縦状態では問題ないのですが、横向きにiPhone 16 Proを貼り付けようとしたら、ケースのカメラガードに干渉して貼り付けることができませんでした。

SHARGE ICEMAG 2でiPhone 16 Proを横向き充電(スタンド使用)

ケースを外したら横向きでも問題なく貼り付けることができました。

ケースによっては干渉することがある点には注意が必要です。

SHARGE ICEMAG 2でGoogle Pixel 10をワイヤレス充電

ついにデフォルトでもマグネットワイヤレス充電(PixelSnap)に対応したPixel 10でも貼り付けてみました。

こちらはアプリで充電速度も計測してみます。

SHARGE ICEMAG 2のGoogle Pixel 10のワイヤレス充電速度

5V × 2.61A = 13.5Wと、15W MAXに近い速度で充電できています。

試しに0%→80%まで、iPhone 16 ProとGoogle Pixel 10をワイヤレス充電して、時間とバッテリー残量を記録してみました。

時間iPhone 16 ProPixel 10
10分9%5%
20分22%11%
30分31%17%
60分53%
90分73%
101分80%

iPhone 16 Proについては、冷却機能のないQi2モバイルバッテリーと比べて、わずかに充電時間が速いです。

場合によっては発熱で充電が停止されることもあるのですが、そんなこともなく、80%までノンストップで充電することができました。

もちろん、容量は10,000mAhあるので、この時点でもICEMAG2のバッテリー残量は25%以上残っています。

一方でPixel 10の充電は、最初こそ15W近い出力だったものの、数分で速度が低下。

Pixel 10自体がちょっとの発熱でもすぐに充電出力を絞ってしまう設計なので、30分経っても17%しか充電できなかったため、この時点で計測をやめることにしました。

ICEMAG 2のせいではなくPixel 10側の問題ですが、Androidは機種によって十分な速度で充電ができないことがあります。

なので、どちらかといえばiPhoneユーザーにおすすめです。

有線入出力最大30Wでスマホもモバイルバッテリー本体も高速充電

ICCEMAG 2は、ワイヤレス充電だけでなく、USB-Cによる有線充電も高速です。

テスターで使用可能な急速充電プロトコルを調べてみました。

SHARGE ICEMAG 2の急速充電プロトコル
急速充電のリスト
  • USB BC DCP
  • PD3.0
  • PPS
  • QC4+
  • Apple2.4A
  • Samsung AFC
  • Huawei FCP / SCP

PD3.0対応でPPSにも対応しているので、一般的なスマホはほぼ全て急速充電が可能です。

次に利用可能なPDO(電圧と電流の範囲)も確認してみます。

SHARGE ICEMAG 2のPDO
PDO
  1. Fix:5V=3.0A
  2. Fix:9V=3.0A
  3. Fix:12V=2.5A
  4. Fix:15V=2.0A
  5. Fix:20V=1.5A
  6. PPS:5.0-11.0V=2.75A

公称どおりのPDOです。

手持ちの色々なデバイスの充電を試してみました。

SHARGE ICEMAG 2によるiPhone 16 Proの有線充電速度

iPhone 16 Pro

14.96V×1.909A ≒ 28.40W

SHARGE ICEMAG 2によるGoogle Pixel 10の有線充電速度

Google Pixel 10

8.790V×2.735A ≒ 24.04W

SHARGE ICEMAG 2によるiPad(A16)の有線充電速度

iPad (A16)

14.88V×1.904A ≒ 28.34W

どのデバイスも、最大30Wに近い出力でしっかり充電されています。

SHARGE ICEMAG2は、これに加えて、少し前のワイヤレスイヤホンや、スマートウォッチなどの低電流デバイスの充電にも対応。

ボタンを3秒以上押すと、バッテリー残量のLDEランプが順に光って、低電流デバイスモードがオンになります。

SHARGE ICEMAG 2によるワイヤレスイヤホンの有線充電速度

ワイヤレスイヤホン

5.036V×0.373A=1.878W

私のワイヤレスイヤホンは低電流デバイスではないですが、こちらも問題なく充電することができました。

SHARGE ICEMAG 2は出力最大30W

また、SHARGE ICEMAG 2は、他のデバイスへの出力だけでなく、モバイルバッテリーを充電する入力も最大30W対応。

10,000mAhの大容量ですが、最大30W以上対応の充電器を使えば、およそ1時間30分でフル充電することができます。

ICEMAG 2充電時も、バッテリーの発熱による劣化を防ぐため、ちゃんとファンが回転するのも嬉しいですね。

パススルー&2台同時充電にも対応だが、出力は弱め

SHARGE ICEMAG 2は、モバイルバッテリーを充電しながら、そのモバイルバッテリーでスマホなどを充電する「パススルー」充電に対応。

また、ワイヤレスと有線で同時に2台のデバイスの同時充電にも対応しています。

SHARGE ICEMAG 2の2台同時充電時の急速充電プロトコル

ただし、その場合の充電出力は弱め。

ワイヤレス充電しながら有線充電の急速充電プロトコルを確認したところ、急速充電対応ではなくなっていました。

SHARGE ICEMAG 2の2台充電時の速度

実際に2台同時充電してみると、有線は9.7W、ワイヤレスは4W程度しか出力されていないので、おそらく合計15Wになっているのだと思われます。

ICEMAG 2を充電しながらスマホをワイヤレス充電した場合も充電速度はかなり遅かったので、特別な事情がない限り、1台ずつ充電する方が、結果的に速く充電できると思います。

まとめ:SHARGE ICEMAG 2がおすすめな人

SHARGE ICEMAG 2

ということで、SHARGE ICEMAG 2をレビューしました。

実際に使用した私の評価は以下のとおりです。

4.5

〇 ここがよかった

  • スケルトンデザインがかっこいい
  • RGBファンとアルミプレートで放熱性が高い
  • Qi2対応でワイヤレス最大15Wの高速充電
  • 有線も最大30Wで高速充電

△ ここは注意

  • ファンの音が気になる
  • 2台同時充電&パススルーは出力弱め
  • ファンのRGBはオフにできない
  • iPhoneケースによっては干渉する

いくつかのQi2対応モバイルバッテリーを使っていて思うのは、発熱の問題が思った以上に深刻であること。

そのせいで十分な速度で充電できないモバイルバッテリーが多い中、RGBファンとアルミプレートによる冷却で高速ワイヤレス充電を維持できるのが素晴らしいと感じました。

ワイヤレスだけでなく、有線での充電も30Wと高出力で、大容量10,000mAhなので、ICEMAG 2ひとつあれば外出時のあらゆる場面に対応できるのも、ICEMAG 2の魅力です。

デメリットらしいデメリットはファンの音が気になるくらい。

あと、個人的にファンのRGBをオフにできるとさらに良かったのですが、それ以外の完成度はかなり高いです。

以上を踏まえてSHARGE ICEMAG 2がおすすめなのはこんな人です。

おすすめな人
  • iPhone 15以降など、Qi2対応スマホユーザー
  • 機能面だけでなくデザインにもこだわるガジェット好き
  • 手持ちのマグネット式モバイルバッテリーの速度に不満がある人
  • ワイヤレスも有線も高速で充電したい人

特にiPhoneユーザーにはおすすめしたい製品です。

MagSafe対応モバイルバッテリーを使っていて、十分な速度が出なかった人、発熱が気になるひとにはぜひ使ってみてもらいたいと思いました。