2021 iPad mini 6（パープル/Wi-Fi/64GB）をライトにレビュー｜スマホの物足りなさを補う手頃感でさらに快適になった

今さらですが、2021年9月発売のiPad mini（第6世代）を買いました。

今までタブレットは、iPad Pro 11インチ（第1世代）を持っていたんですが、これがとにかく重い。

そもそも私の場合、

1. 電子書籍を読む
2. 家で動画を見る
3. 外出時にちょっとブログを書く

くらいのことしかしないので、11インチもあるiPad Proは明らかなオーバースペックでした。

いや、重くて外に持って出たくないし、家でも手で持ってると疲れるんですよね。

私の使い方だとiPad Airでさえも持て余してしまいそうなので、iPad miniを購入することにしました。

色はパープル。

そんなにガッツリ使うわけではないので、Wi-Fiタイプの64GBをチョイスしました。

実は8インチサイズのタブレットだと、先にFire HD 8 PLUSを持っていて、これが意外に便利だったので同じサイズ感のiPad miniに興味を持ったというのもあります。

しばらくiPad mini（第6世代）を使って、スマホの拡張的にライトに使うにはかなり使い勝手が良いなという感想です。

スマホで「もう少し画面が大きければなぁ」と思う場面で、さっと取り出して入れ替えられるのが大変便利。

ということで、今回は2021年版第6世代iPad mini（パープル/Wi-Fi/64GB）をレビューします。

小難しいスペックとかの話は、ガチのAppleマニアの方々にお任せして、私はライトに個人的な感想を中心にレビューしたいと思います。

色は思ったよりパープルじゃない

同梱品はいつ使うか分からない例のりんごのステッカーと、買った日にしか見ない純正ケーブル&充電器です。

充電器は20Wでした。

iPhoneでは同梱しないんだから、iPad miniでも別にいらないと思うんですけどね。（その分値段下げて欲しい）

色はパープルなんですが、単体で見ると思ったよりも紫感はありません。

が、雰囲気のある絶妙な色味でめちゃくちゃカッコいいです。

各種ボタンは上部に配置。

充電・データ通信用のポートは下部。

LightningではなくUSB-Cです。

しかし、なぜiPad miniがUSB-Cで、iPadがLightningなんでしょうね。

スピーカーは上部と下部に2つずつあるので、横向きで動画や音楽を楽しむときの音質もかなり良いです。

そして、iPadにくっつけて充電すする、第2世代のApple Pencilにも対応しています。

第5世代のiPad miniと大きく変わったのはベゼル（画面のふち）が狭くなったこと。

画面下の物理ボタンはなくなり、iPad Proをそのまま小さくしたようなスマートなデザインになっています。

背面カメラのレンズは1つ。

正直タブレットのカメラってQRコードを読むくらいしか使わないので、写真の画質がどうとかには興味ないです。

本体の色は光によって大きく変わるので、写真だと分かりにくいかもしれませんが、太陽光の下だと、明るい紫色に見えます。

デザインとか質感がかなりカッコよくて、この感じでiPhone作ってくれてもいいのになーと思いました。

iPad mini 6、性能も凄かった

iPhone 13 Proに迫るベンチマーク

体感で使っていてもサクサクなのは明らかなんですが、せっかくなのでGeekbench 5でベンチマークも計測してみました。

手持ちのiPhoneと比べるとこんな感じです。

iPad mini 6もiPhone 13シリーズと同じA15チップを搭載。

さすがにiPhone 13 Proには劣るものの、それに迫るほどの高いスペックであることが分かります。

Touch IDがめちゃくちゃ快適

正直これが1番嬉しかった、指紋認証によるTouch ID。

マスクのせいでiPhoneのFace IDに散々苦しめられてきた（最新のアプデで快適なりましたけど）ので、指を当てるだけでロック解除されるのがとんでもなく快適だと感じます。

私はメインスマホでPixel 6を使ってるんですが、貼っているガラスフィルムのせいなのか、指紋認証の感度が悪くて、イラっとする場面が度々あるのですが、iPad miniのTouch IDはかなり感度がいいのか、今まで一度も解除できなかったことがありません。

ApplePencilも使える

なくてもいいけど、あると便利なのがApple Pensil。

2021年版のiPad miniでは第2世代のApple Pensilに対応しているので、側面にパチっと貼り付けて持ち運ぶことができます。

ただ、iPad miniは最大リフレッシュレートが60Hzなので、120HzのiPad Proと比べると、少しだけペンに少しだけ遅れて描画されるような感じになります。

動画の20秒くらいのところからのスロー再生だと、描画に少し時間がかかっているのが分かるかと思います。

とは言っても、普通に使ってる分には全く気になりません。

たぶん、iPad Proで日常的にイラストやデザインなどを描いている人じゃないと違いは分からないんじゃないかと思います。

本も漫画も読みやすいサイズ感。画面もキレイ

スマホを使っていて不便を感じるのが、Kindleなんかの電子書籍を読んでるとき。

本によっては電子書籍用に最適化されていない場合があって、スマホだと字が小さくて読みにくいことがあるんですよね。

最適化されてても表示できる文字数が少ないから何回もスクロールしないといけなかったり。

そんなときにタブレットはやっぱり優秀。

前は11インチのiPad Proで読んでたんですけど、重くて疲れるから読書するには向いてないんですよね。

8インチくらいがちょうどいい。

iPad miniだと薄くて軽いし、画質も良いから読書がかなり快適です。

横向きで2ページ表示にすると、漫画を読むのにもいい感じでした。

ただ、これだと文庫本より小さくなってしまうので、ちょっと文字が読みにくいかも。

“mini”なので画質をなめていたんですが、そこはさすがApple。

普通にめちゃくちゃキレイです。

採用されているLiquid Retinaは、iPhone SE 3と同じディスプレイ技術。

iPhone 12シリーズはSuper Retina XDRという、さらに上のランクなので、見比べると、ちょっとだけiPhone 12 Proのほうが明るくてキレイに感じます。

ほぼ同じサイズ感のFire HD 8 PLUSと比べると、画質の差は圧倒的でした。

Fire HD 8 PLUSも1万円台にしては優秀なタブレットなんですけど、やっぱりこれだけ値段が違うと、クオリティの差は明白ですね。

ゼリースクロールはそんなに気にならない

この、リフレッシュレートと描画の問題で、いわゆる「ゼリースクロール」という現象が気になるというレビューをよく目にするのですが、結構な速度でスクロールしないと体感できません。

私は本を読むとか、地図を見るとか、動画を見ることがメインで、画面をそんなに頻繁にスクロールするような使い方をしないので、言うほど気にはならないですね。

あえて意識して感じ取ろうとすれば分かりますけど、ゼリースクロールが気になるほどのスクロールをする作業をiPad miniで行うことはちょっと想像できないです。

iPad mini 6のおすすめケース：THE FROST AIR

私のおすすめのケースは、CASEFINITEの超極薄ケース「THE FROST AIR (iPad mini 6)」です。

薄さわずか1mm。

極限まで無駄を廃したデザイン、上質な艶消し技術で「まるで裸」でiPad miniを手にしているかのように手になじみます。

これほどiPad miniと調和する美しいケースは他にありません。

薄型ケースならこれ一択だと思います。

iPad mini 6（パープル）レビューまとめ

発売から少し時間を置いて、使った人の評判を見てから購入したんですが、評判どおり、外出時のQOLが爆上がりするミニタブレットでした。

これがあったらもっといいのになーと思うのは、背面のマグネット。

マグネット式スタンドを貼り付けられると便利だと思うんですが、残念なことにiPad miniにはマグネット機能はありません。

非常に惜しい。

あと、やっぱり他製品に比べると価格が高いです。

Apple製品のクオリティの高さ、デザイン性の高さは認めるんですが、中国メーカーに同じくらいのAndroidタブレットなら2万円は安く買えると思うと、やっぱり割高だなと。

それでもなぜかApple製品には人を惹きつける魅力があるから不思議です。

別にAndroidタブレットでいいじゃんて、頭ではわかってるんですけどね。

サイズ感的にもスペック的にも用途がかなり広い端末なので、iPhoneやスマホに不便さ、物足りなさを感じているなら合わせて持つのにおすすめだと思います。