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評価:5
音質はそこそこでいいからデザイン性の高いワイヤレスイヤホンが欲しいです。バビです。
ワイヤレスイヤホンて、細かな違いはあれど、ステムが伸びてるか伸びてないかが違うくらいで、デザインに大した違いがないというのが正直な私の印象です。
音質に大したこだわりもないので、デザインが良ければ音質とか操作性はそこそこでもいいと思っています。
でも、肝心のデザインに満足できる製品というものにただのひとつも出会うことができませんでした。
ですが、何気なく見ていなインスタでついに理想的なワイヤレスイヤホンを発見!
それがこちらの「Nothing ear (1)」です。
形状はAirPodsのようないわゆるうどん型ですが、スケルトン×ホワイトに赤いドットのアクセントという、めちゃくちゃ尖ったデザインは、まるで現代アートのよう。
音質は1万円台のイヤホンとしては値段相応で特筆すべき点はありませんが、逆に言えば欠点らしい欠点もありません。
私のように、音質に強いこだわりはなく、デザイン性を重視したいという人にぜひともおすすめしたいANCワイヤレスイヤホンです。
ということで、世界一おしゃれなワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1)」をレビューしたいと思います。
〇 ここがよかった
- デザインが圧倒的におしゃれ
- イヤホン操作で音量調整できる
- ワイヤレス充電対応
- 低音の響きが良い
△ ここがイマイチ
- ケースサイズがやや大きい
- 傷付かないか心配
- ANCがバグるときがある
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Nothing ear (1) の特徴
Nothing ear (1) の特徴をざっくりまとめるとこんな感じ。
- こだわりの高いデザイン性
- 11.6mmのパワフルなドライバー
- ANC・外音取込機能搭載
- イヤホン重量4.7gの軽い付け心地
- Teenage Engineeringによるチューニング
- 装着検知機能で自動再生/停止
- イヤホンスワイプによる音量調整
- 専用アプリあり
ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載の10,000円台のワイヤレスイヤホンとしては標準的な性能です。
特筆すべき点としては、スウェーデン・ストックホルムの人気電子楽器メーカーのTeenage Engineeringがサウンドのチューニングをしていること。
デフォルトでは高音域がクリアで、専用アプリのイコライザーで低音域を出すと、かなり良い感じの音になりました。
また、イヤホンを上下にスワイプすることで音量を調整することができるのは、他のイヤホンではあまり見ない便利な機能です。
Nothing ear (1) のスペック・パッケージ
Nothing ear (1) スペック
カラー | ホワイト/ブラック |
ドライバー | サイズ:φ11.6mm チューニング:TEENAGE ENGINEERING |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング 外音取込機能 |
再生時間 | ANCオン:24時間(イヤホン:4時間) ANCオフ:34時間(イヤホン:5.7時間) |
充電方法 | USB-C、Qiワイヤレス |
接続 | Bluetooth5.2 |
プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
コーデック | AAC, SBC |
マイク | 3マイク cVc8.0ノイズキャンセリング |
サイズ | イヤホン:幅2.15×奥行2.89×高さ2.35cm ケース:幅5.86×奥行5.86×高さ2.30cm |
重さ | イヤホン:4.7g ケース:56.8g |
防水性能 | IPX4準拠 |
その他 | 装着検知:〇 片耳モード:〇 音声アシスタント対応:〇 |
メーカー | Nothing |
私が購入したときはホワイトのみでしたが、最近ブラックも発売されています。
(でも、白のほうが絶対カッコいいと思ってます。)
パッケージからすでにめちゃくちゃカッコよくてテンションが上がります。
ちなみにこのパッケージ、開封時にはピリピリと破らないと開けられないタイプなのでちょっと躊躇してしまいました。
開封すると中から厚みのあるシルバー内箱が。
さらにその中はオールブラックの内装で高級感があります。
同梱品は一般的なワイヤレスイヤホンと同じですが、特徴的なドットのロゴデザインが各所に印字されているのもおしゃれ。
- ワイヤレス充電対応ケース
- USB-A-USB-C充電ケーブル
- 1+2対のシリコンイヤーチップ( S / M / L)
- マニュアル&安全情報
ケーブルは両方USB-Cが良かったなーと思ったんですが、、こちらもケーブル部分がスケルトンになっていてこれだけでも1つの製品として売り出してほしいくらい。
イヤホンをおさめたケースの重さは67g。
イヤホン本体の重さは公称では4.7gとのことでしたが、実際測ってみると5gぴったりでした。
それでもANC搭載のワイヤレスイヤホンとしてはかなり軽いほう。
もちろんワイヤレス充電にも対応。
充電中はランプが赤く点灯します。
Belkinの2-in-1充電スタンドと合わせてもカッコいい
Nothing ear (1) のおしゃれで美しいデザイン
なんといってもケース収納時の中身が見えるこのデザインが最高。
ケース素材は透明なアクリル樹脂製です。
サイズは5.86cm角の真四角で、ワイヤレスイヤホンとしてはやや大きめ。
ポケットに入れるとちょっと邪魔くさいかも。
厚みは2.35cm。
銀色の部分はフタが開かないようにとめておくマグネットになっています。
デザイン性重視のためか、開け口側は指を引っ掛ける溝などはないので、片手で開けるのはちょっと難しいですが、デザインが崩れるくらいならそんなものは不要でしょう。
Bluetooh接続時に使用するボタンと、USB-Cポートは正面向かって右側に配置されています。
イヤホンにR・Lの表記はなく、それぞれ赤丸と白丸で区別されています。
刻まれた「NOTHING ear (1)」のドットロゴと、外音を取り込む穴の開いたメタリックなシルバープレートが絶妙にマッチ。
惚れ惚れするカッコよさ。
ステムの外殻はスケルトンで内部をあえて見せているのもカッコよすぎ。。
イヤホンの音質を左右するドライバーサイズは11.6mmと大きめ。
このサイズならよほど酷いチューニングでなければ音質が悪いということはまずありません。
イヤホンを取り出したケースにも、デザインの手をゆるめません。
イヤホンなしでフタを閉めると、ケースの凹凸による光の屈折で、底にある赤丸が浮かび上がっているように見えるデザインとなっています。
また、ケース中央のくぼみはデザインかつ、指の引っ掛かりでもあって、なぜだかついつい触りたくなってしまうから不思議。
とくにかくデザイン性に関して、全くもって隙がなく、シンプルに見えて細部まで徹底的に計算され尽くされているのを感じずにはいられません。
Nothing ear (1)を使った感想
Bluetooth接続は速く・途切れない
デバイスとの接続はBluetooth5.2で、コーデックはAACとSBC。
一度設定してしまえば、ケースから取り出して、耳に装着するまでの間に接続は完了するので、すぐに音楽を再生することができます。
朝の駅などの人混みでは一瞬音が途切れることはたまにありますが、それ以外で接続が途切れたり、うまくいかないこともありません。
音質は高音域がクリアで低音も響く
今はNothing ear (1)を通勤時に毎日使用しています。
大きさ的にポケットでかさばるかと思ったんですが、他のワイヤレスイヤホンと大差ありませんでした。
音質の特徴として感じたのは、イヤホンの見た目どおり、とにかくクリアということ。
高音域では音の先端までぼやけることなくしっかり聴こえます。
専用アプリからイコライザ―で低音を上げると、低音も音割れすることなくしっかり響く、いわゆるドンシャリ系のサウンドに。
見た目の印象と音質がぴったり一致するイヤホンというのも面白いです。
1万円台のイヤホンとしては十分満足のいく音質だと思います。
ANCは軽め。外音取込はイマイチ
ANC(アクティブノイズキャンセリング)は、強度を「ライト」と「マックス」から選ぶことができます。
ですが、マックスにしてもAirPods Proなんかに比べると軽め。
私はANCの耳が詰まる感じが好きじゃないので、ちょうどいい塩梅です。
雨音や電車乗車中の走行音など、外部の細かな雑音はカットされますが、道路脇での車の走行音やホームを通過する電車の走行音は3分の2くらいカットされている印象です。
音楽を聴いている間はそれらもほぼ聴こえなくなるので、これくらいが丁度いいんじゃないかと思います。
外音取込機能も使ってみましたが、これはイマイチかもしれません。
音をクリアに聴かせるためなのか、雑味を削ってやたらとシャープな音で入ってくるので、人の声なんかはちょっと気持ち悪く聞こえてました。
とはいえ外音取込機能って、「外で音楽を聴きながら歩いてるときに危険がないように外の音も聞こえるよ」というものだと思ってるので、この機能がついてるだけでも十分だと思います。
イヤホン操作は感度が良い
イヤホンによる操作はシンプル。
音楽再生
再生/一時停止 | 左 or 右を2回タップ |
次の曲 | 右を3回タップ |
前の曲 | 左を3回タップ |
ANC・外音取込変更 | 左 or 右を長押し |
音量+ | 左 or 右を上にスライド |
音量- | 左 or 右を下にスライド |
通話
応答/終了 | 右を2回タップ |
通話拒否 | 右を長押し |
このうち、3回タップと長押しは少しだけカスタマイズができます。
ステムをスライドすることで音量調整できる機能のあるイヤホンを初めて使ったんですが、これは便利です。
ぜひほかのイヤホンにも搭載してほしい。
センサー感度も良く、使っていて誤操作でイライラすることもありません。
イヤホン装着検知のセンサーがついていて、付け外しで音楽の再生/停止ができるのも便利です。
また、片方ケースに入れたままの状態なら、片耳モードで使用することもできます。
専用アプリの機能は最低限
Nothing ear (1)にはiPhoneとAndroid両方で専用アプリが用意されています。
ear (1)
Nothing Technology Limitedposted withアプリーチ
アプリの画面もスタイリッシュでカッコいい。
「聴く」ではイコライザ―とANCの設定、「タッチ」ではイヤホン操作の一部をカスタマイズできます。
ノイズキャンセリングはライトとマックスの2種類から選択が可能。
ノイズキャンセリング以外にも「外音取り込みモード」を使用することができます。
イコライザ―は簡易的なもの。
個人的なおすすめは「More Bass」。
デフォルトでは高音域がクリアなサウンドですが、More Bassに設定することで低音域もしっかり響くドンシャリ系のサウンドになります。
イヤホン操作の設定で変更できるのは、「トリプルタップ」と「長押し」だけ。
しかも選択肢はかなり少ないので、この設定はほとんど存在する意味がありません。
詳細設定では、「装着検知のオン/オフ」「遅延設定」「イヤホンを探す」「ファームウェアの更新」などを設定できます。
一応低遅延モードの選択もできますが、比べてみて体感で分かるほどの違いは感じませんでした。
また、「イヤホンを探す」は、ペアリング中のイヤホンを鳴らすだけの機能なので、使いどころは全くないだろうと思います。
買ったらまずファームウェアの更新を
他の人のレビューを見ていると電池消費がおかしいなどの不具合を見かけるのですが、私はそうしたトラブルは一切ありません。
たぶん、購入したのが発売してからしばらく経った後なので、アップデートで改善してるんじゃないかと思います。
なので、購入したらまずファームウェアのアップデートを真っ先にやりましょう。
専用アプリから長くとも10分程度で終了します。
最初は対応していなかった、SiriやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントにも、アップデートで対応するようになりました。
Nothing ear (1)とAirPods Proの比較
Nothing ear (1)をAirPods Proと比較してみました。
Nothing ear (1) | AirPods Pro | |
---|---|---|
ケースサイズ | 幅58.6mm 奥行58.6mm 高さ23.0mm | 高さ45.2 mm 幅60.6 mm 厚さ21.7 mm |
イヤホン重さ | 4.7g | 5.4g |
ドライバーサイズ | 11.6mm | 4-5mm |
Bletooth | 5.2 | 5.0 |
コーデック | AAC, SBC | AAC |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
ANC | 〇 | 〇 |
再生時間 | 24時間 | 24時間 |
価格 | 12,650円 | 30,580円 |
ケースサイズは圧倒的にAirPods Proのほうが小さいですが、イヤホン本体の重さはNothing ear (1)のほうが軽め。
AirPods Proはだいぶ前に発売しているので、Bluetoohのバージョンも古めですね。
Nothing ear (1)は高音域がクリアで強調されたサウンドであるのに対して、AirPods Proはフラットで特徴のない、聞き取りやすいサウンド。
どちらも音が悪いということはないので、どちらがいいというのは好みの問題かなと。
ANCの強度はやはりAirPods Proのほうが圧倒的に高く、ここに価格の差を感じます。
個人的に私はANCが強すぎると圧迫感を感じてしまうので、Nothing ear (1)のANCくらいがちょうどいいです。
Nothing ear (1)レビュー まとめ
Nothing ear (1)をレビューしました。
使用してみた感想をまとめるとこんな感じ。
5.0
〇 ここがよかった
- デザインが圧倒的におしゃれ
- イヤホン操作で音量調整できる
- ワイヤレス充電対応
- 低音の響きが良い
△ ここがイマイチ
- ケースサイズがやや大きい
- 傷付かないか心配
- ANCがバグるときがある
特筆すべき点はなんといっても緻密に計算され尽くされたデザイン。
これを超えるデザインのワイヤレスイヤホンは今後出ることはないんじゃないでしょうか。
このデザインなら音質は普通に聴ければ別にいいと思ってたんですが、音質もなかなかのもの。
ANCは弱めですが、強すぎるANCは好きではないので、そこも私好みです。
スマホを取り出さなくても、イヤホンの本体をスライドすることで音量調整できるところも地味に便利でした。
この見た目だとワイヤレス充電はできないだろうと思い込んでいたので、ワイヤレス充電器に置いてランプが点いたときは思わず声が出ました。
このデザインと機能性の代償として、ケースサイズが一般的なワイヤレスイヤホンに比べてだいぶ大きいのがデメリット。
とはいえポケットに収まらないほどではないので、デザイン面で得られるメリットを考えると、全く気になりません。
ただ、スケルトンのケースなので、使っていくうちに細かい傷がついて曇っていかないかちょっと心配ではあります。
なので、ポケット内に入れるときは他のものは入れないようにしています。
あと、気になったのが、ANCオンの状態で踏切前で電車の通過待ちをしていたとき、音がカットされるどころか逆に増幅されたこと。
この現象に何回か遭遇していて、顔の向きを変えるとおさまりました。
このバグみたいな現象は、この特定の場面・角度でしか発生していませんが、なかなかの轟音なので最初はかなり驚きました。
正直、これ以上のデザインのワイヤレスイヤホンが今後出てくるとは思えないので、たぶんよほどのことがない限り新しいイヤホンを買うことはないでしょう。
(レビュー用に買ってみたりするかもしれませんけど。)
「音質がそこそこ良くてデザインのカッコいいイヤホンを使いたい」
という人なら間違いなく満足できるワイヤレスイヤホンだと思います。
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