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評価:4.5
「ハイレゾ」というものがなんか凄いらしいです。
ハイレゾは要するに、CDよりも高解像度の原音に近い音データのこと。
当然今までの数倍良い音を楽しむことができて、ハイレゾ音源の配信も徐々に増えてきています。
以前はハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンは高額でしたが、徐々に1万円以下で購入できる製品を見かけるようになりました。
今回、レビューする「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」も、日本オーディオ協会の「Hi-Res Wireless」認証を取得した、ハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホンです。
従来方式よりも高音質なLDACコーデックに対応し、さらに、SOUNDPEATS史上で最高のノイズキャンセリング能力を搭載。
ゲーム向けの低遅延モードまでついて、価格は8千円台という驚きのコスパの良さ。
1万円以下のワイヤレスイヤホンで高めの音質を求めるなら間違いなく買いのアイテムです。
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〇 ここがよかった
- LDACコーデック対応でこれまでよりクリアで高音質
- ANCの騒音低減効果が高い
- 専用アプリでイコライザーをカスタマイズできる
- 1万円以下でコスパが良い
△ ここがイマイチ
- ケースがやや大きめ
- iPhoneでは高音質を発揮できない
- 装着センサーがない
- タッチセンサーを誤操作しやすい
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SOUNDPEATS Capsule3 Proの特徴・スペック・同梱品
SOUNDPEATS Capsule3 Proの特徴をまとめるとこんな感じです。
- LDAC高音質コーデックでハイレゾ音源にも対応
- ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングで騒音低減効果大
- 12mmバイオセルロース製振動板による自然で繊細なサウンド
- イヤホン単体最大8時間、最大52時間の音楽再生
- ENCノイズキャンセリングマイク×6でクリアな声で通話
- 低遅延ゲームモード搭載
カラー | ブラック |
ドライバー | サイズ:φ12mm バイオセルロース製の振動板 |
ノイズキャンセリング | ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング 外音取込機能 |
再生時間 | 最大52時間(イヤホン単体8時間) |
充電方法 | USB-C |
接続 | Bluetooth5.2 |
コーデック | LDAC, AAC, SBC |
マイク | 6マイク ENCノイズキャンセリング |
サイズ | イヤホン:33.57×21.53×25.61mm ケース:50.07×67.31×25.9mm |
重さ | イヤホン:約5g ケース:約48g |
防水性能 | IPX4準拠 |
その他 | 装着検知:× 片耳モード:〇 音声アシスタント対応:〇 ワイヤレス充電:× |
メーカー | SOUNDPEATS |
- SOUNDPEATS Capsule3 Pro本体
- イヤーチップ:6(S/M/L)
- USB-C充電ケーブル
- マニュアル
特に注目すべきは、SONYの開発した高音質の、LDACコーデックに対応していること。
これまでのワイヤレスイヤホンでは聴くことのできなかった、CD音質を超えるより原音に近いハイレゾ相当の音源も楽しむことができます。
コーデック:Bluetoothでイヤホンに音データを送るときの圧縮形式のこと
ハイレゾ:従来のCDを超える情報量を持つ高音質音源
SOUNDPEATS Capsule3 Proレビュー
指紋がつきにくいマットなデザイン
ケースはやや光沢を残した指紋のつきにくいマットブラック。
ケースサイズはやや大きめではあるものの、全体に的に丸みがあるためサイズよりコンパクトに感じます。
表面は小さなLEDランプがあるだけのシンプルな外観でしたが、裏面のヒンジ部分にはピンクゴールドのカッコいいメーカーロゴが光っています。
充電用のUSB-Cポートは底面に配置。
分かりづらいですがポートの右側にはペアリングモード時に使用するボタンが配置されています。
滅多に使うボタンではないので、シームレスでケース本体に溶け込んでいるのはいいなと思いました。
底面にも丸みがあるため、縦に自立することはできません。
フタはそれほど硬くはないので、片手での開閉も簡単でした。
イヤホンの形状はインナーイヤー型のスティックタイプ。
イヤホン本体もブロンズに近いピンクゴールドがアクセントカラーとしてあしらわれていて、高級感があります。
上部には片方に3箇所あるマイクのうちで1番大きなマイクがキラリと光ります。
ワイヤレスイヤホンでマイクをあえてデザインに取り入れたものはあまり見かけませんが、これはこれでカッコいいかも。
このマイクのおかげかは分かりませんが、従来品に比べてノイズキャンセリング性能は大きく向上しています。
ただ、逆にこのマイクの大きさのためか、防水性能はIPX4準拠止まりと、SOUNDPEATSの他製品に比べるとやや弱め。
とはいえ多少の汗や雨に濡れても問題ない防水性能となっています。
イヤーピースを取り外したスピーカーもやっぱり同じカラーリング。
ドライバーは12mmと大きめで、振動板はバイオセルロース製を採用しています。
バイオセルロース振動板は、元の音に近い、自然で透明感のあるサウンドになるのが特徴です。
装着した見た目はこんな感じ。
サイドがメタリックなのでもっと目立つかとも思ったんですが、意外に馴染んでいます。
付け心地にも特に違和感はなく、しっかり耳にフィットしていて、嫌な圧迫感などもありません。
ペアリング方法
SOUNDPEATS Capsule3 Proはペアリングも簡単です。
- 接続する端末のBluetooth設定を開く
- SOUNDPEATS Capsule3 Proケースを開ける
- 画面に表示された「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」を選択
- ペアリング完了
一度ペアリングしてしまえばケースを開くたけで、ペアリングした端末と接続されます。
ケースを開けて、片耳を装着したらペアリングが完了しているくらいの速さ。
全く待つことなく、すぐにハイレゾサウンドを楽しむことができます。
ペアリングがうまくいかない場合や、他の端末と接続しなおしたい時は、ケースのボタンを3秒長押しすると、ペアリングモードになります。
サイズはやや大きめだけど重くはない
サイズの比較のためにAirPods Pro(第1世代)と並べてみました。
AirPods Proのケースも決して小さい方ではないのですが、SOUNDPEATS Capsule3 Proのケースはそれよりもさらに一回り以上大きめ。
ですが、重量はケース+イヤホンで50g以下、イヤホン単体でも5g以下と見た目よりも軽量です。
LDACコーデックでクリアで高音質を楽しめる
対応コーデック(データ圧縮方式)は、従来型のSBC、主にiPhoneで使われるAAC、そしてハイレゾ相当に対応するLDACの3つ。
ハイレゾは、従来のCDの約6.5倍の情報量を持つ高音質な音源のこと。
この図のようにCDより細かく音を描画することができるため、ほぼ原音に近い音質を聴くことができます。
ただ、そのためには再生する機器だけでなく、イヤホンもハイレゾに対応している必要があり、有線よりデータ量の少ない無線接続のワイヤレスイヤホンでは、これまでハイレゾ音源を楽しむことはできませんでした。
そこでSONYが開発したのが、LDACという音データの圧縮方式で、これによってハイレゾ相当の音をワイヤレスイヤホンでも楽しめるようになりました。
ですが、LDAC対応のワイヤレスイヤホンは高音質の分値段も1万円を超える高額なものばかり。
そんな中でSOUNDPEATS Capsule3 Proは、1万円以下の低価格帯でLDAC対応という貴重な製品の一つとなっています。
ただし、LDACコーデックは、再生機器側も対応している必要があります。
私の使用しているGoogle Pixel 7は対応していますが、L DAC非対応のiPhoneでは従来どおりのAACでの接続となります。
LDACでのハイレゾ相当音源の音質は1万円以下とは思えないほどクリアでダイナミックです。
音質の傾向はフラットでややボーカルが強調されたクセのないサウンド。
アプリでイコライザーも細かくカスタムできるので、自分好みのサウンドを楽しむことができます。
ただ、iPhoneではAACコーデックにしか対応していないからか、Androidに比べるとやや音質が劣る印象でした。
それでも12mmの大型ドライバを搭載しているため、同価格帯の製品と比べて音質は良い方だと思います。
SOUNDPEATS Capsule3 Proでハイレゾを試してみた
2022年12月現在、ハイレゾ音源を配信しているサブスク(ストリーミング)は、Amazon Music UnlimitedとApple Musicのみ。
Apple MusicをPixel 7にインストールして、ロスレス(ハイレゾ相当)を試してみました。
Apple Music
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なんという音の豊かさ!
「音が豊か」という感覚を初めて味わいました。
クリアとかそういうことじゃなく、何というか音の解像度が高く、音の端の細かなところまでしっかり聴き取れる感じで、音の重なりが強調されて立体的にも聴こえます。
Apple Musicによると、3分間の音楽のストリーミング容量は、従来の高音質でも6MBなのに対して、ロスレスは36MBとおよそ6倍。
だからと言って単純に6倍音質が良いというわけではないですが、データ量が多く音の解像度が上がった分音質が良くなるのは納得できます。
想像以上のノイズキャンセリング性能でかなり静か
SOUNDPEATS Capsule3 Proのアクティブノイズキャンセンリング(ANC)は、ANCの方式でも高度なハイブリッド型を採用。
イヤホン外側のマイクで集音した外部のノイズを打ち消し、 さらに内向きに設置されたマイクで集音した残留ノイズを再度打ち消すことで、 最大43dBという高いノイズ低減性能を実現。
実際、私が普段使用しているNothing ear (1)と比べると、ノイズキャンセリング性能はSOUNDPEATS Capsule3 Proの方が圧倒的に静かです。
この価格帯のイヤホンだと、電車で音楽を聴いていたらANCオンでも多少の走行音が聴こえるものですが、SOUNDPEATS Capsule3 Proの場合、音楽再生中なら走行音は耳を澄まさないと聴こえません。
(もちろん、無音でANCだけなら多少聴こえます。)
ANCだけで見れば、倍以上の値段するイヤホンより高い性能と考えると、恐ろしいコスパの高さです。
イヤホンの操作方法(ちょっと誤操作しやすいかも)
SOUNDPEATS Capsule3 Proのイヤホン操作方法は以下のとおり。
電源オン | 自動:イヤホンをケースから取り出す 手動:左 or 右を1.5秒ロングタップ |
電源オフ | 自動:イヤホンをケースに戻す 手動:左 or 右を10秒ロングタップ |
再生/一時停止 | 左 or 右を素早く2回タップ |
音量+ | 右を1回タップ |
音量- | 左を1回タップ |
次の曲 | 右を1.5秒ロングタップ |
応答/終了 | 左 or 右を素早く2回タップ |
着信拒否 | 着信中、左 or 右を1.5秒ロングタップ |
通話切替 | 通話中、左 or 右を2秒ロングタップ |
ペアリングモード | ケースのボタンを3秒ロングタップ |
音声アシスタント | 右を素早く3回タップ |
低遅延(ゲーム)モード | 左を素早く3回タップ |
ANC・外音取込変更 | 左 or 右を1.5秒ロングタップ |
イヤホンの操作は、他のワイヤレスイヤホンに比べると難しいと感じます。
というのも、センサーの有効範囲が狭いのか、2回タップが難しく、再生/一時停止しようとしたときにタップの位置がズレて音量が変わることがしばしば。
また、次の曲へ飛ばせますが、曲を戻すことができず、左イヤホンを同じように1.5秒ロングタップすると、ANCがオフになってしまったりします。
あと、操作時のアナウンスがちょっと独特で、ホールでのライブのようなエコーの効いた女性の声。
確かに普通にしていて耳に入る声と区別しやすいので、これはこれで分かりやすくて良い気がします。
充電方法は有線(USB-C)のみで最大8時間再生できる
SOUNDPEATS Capsule3 Pro本体の充電は、USB-Cによる有線充電のみ。
残念ながらワイヤレス充電には対応していません。
フル充電状態ならイヤホン単体で最大8時間、ケースのバッテリーと合わせればなんと最大52時間も再生可能です。
とはいえこれはあくまでも”最大”での時間。
ANCのオン/オフや音量の大きさなど、使用環境によって使用できる時間は変動します。
私は通勤の往復と昼の休憩時間、毎日2〜3時間ANCオンで使用していますが、1週間以上充電することなく使用することができています。
SOUNDPEATS専用アプリ
SOUNDPEATS Capsule3 Proのポテンシャルを100%引き出すためには、SOUNDPEATS専用アプリのインストールがおすすめです。
SOUNDPEATS
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インストール後、メールアドレスを登録してログインするとアプリが使用できるようになります。
あとはイヤホンをペアリングした状態でアプリを開くだけで、自動的にペアリングしているイヤホンが表示され、各種操作・設定が可能になります。
ファームウェアアップデート
アプリを入れたらまずは「ファームウェアアップデート」を行ってSOUNDPEATS Capsule3 Proを最新の状態にアプデしましょう。
ホーム画面左上のメニューを開きます。
ファームウェアアップデートを選んで開始すると、数分程度でイヤホンへデータを転送。
イヤホンをケースに戻してフタを閉じた後、再度SOUNDPEATS Capsule3 Proを取り出せばファームウェアアップデートは完了です。
カスタマイズ
また、SOUNDPEATSアプリでは、イヤホンのイコライザーなどの設定をカスタマイズすることができます。
まずはホーム画面左下のカスタマイズアイコンをタップ。
カスタマイズ画面に移動します。
イヤホンタップによる操作だけでなく、ここからもノイズキャンセリングの切り替えやゲームモードのオン・オフを操作することができます。
イコライザー(EQ)では、自分好みの音質へのカスタマイズも可能に。
プリセットでは、デフォルトを含めた全9種類の設定から好みのサウンドを選択することができます。
また、「イコライザー(EQ)カスタマイズ」では、1分ほどの聴力テストを行うことで、AIが自分の聴こえ方に合ったサウンドに自動調整してくれる機能も搭載。
やり方は簡単で、周波数を変えた音が何回か流れるので、音が聞こえた回数を選択していくだけ。
面白そうだったので早速やってみたのですが、私のやり方が悪いのか、出来上がったサウンドは正直今ひとつでした。
私はプリセットの低音強調の方が好みです。
SOUNDPEATS Capsule3 Proはこんな人におすすめ(こんな人はNG)
SOUNDPEATS Capsule3 Proをおすすめしたいのはこんな人。
- LDACコーデック対応Androidスマホを使っている人
- Apple MusicかAmazon Music Unlimitedを利用している人
- 1万円以下でハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 電池持ちのいいワイヤレスイヤホンを探している人
- ANCの効きの良い高コスパイヤホンを探している人
SOUNDPEATS Capsule3 Proの最大の特徴はやっぱりハイレゾ対応でCD以上のクオリティの音質を楽しめること。
なので、やはりLDACコーデックでBluetooth接続できるAndroidスマホなどのデバイスを使っている人にこそ試してみてほしいですね。
逆におすすめしないのは、iPhoneユーザーの方。
残念ながらiPhone単体ではハイレゾに対応していないため、SOUNDPEATS Capsule3 Proの性能を十分生かすことができません。
とはいえ、8千円台のワイヤレスイヤホンとしてはANCの利きが良く、音質も良い、コスパの高いイヤホンなので、ハイレゾほど音質にこだわらないのであれば、iPhoneユーザーでも損はしない製品だと思います。
SOUNDPEATS Capsule3 Proレビューまとめ
ということで、SOUNDPEATS Capsule3 Proをレビューしました。
私の個人的な評価はこんな感じです。
4.5
〇 ここがよかった
- LDACコーデック対応でこれまでよりクリアで高音質
- ANCの騒音低減効果が高い
- 専用アプリでイコライザーをカスタマイズできる
- 1万円以下でコスパが良い
△ ここがイマイチ
- ケースがやや大きめ
- iPhoneでは高音質を発揮できない
- 装着センサーがない
- タッチセンサーを誤操作しやすい
すみません。
高音質のハイレゾとか言っても8千円そこそこのイヤホンじゃどうせ大したことないと思ってました。
いや、凄いです、SOUNDPEATS Capsule3 Pro。
ワイヤレス充電とか、装着センサーとか、イヤホンのスライド操作とか、あったら便利だけどなくてもいい機能がない代わりに、価格を抑えサウンド面に全振りしてる気がします。
LDAC対応でハイレゾ相当の豊かなサウンドを楽しめるだけでなく、ANCの効きも良く、1万円を超える価格帯のイヤホンでもこのクオリティのワイヤレスイヤホンに出会うのはなかなか難しいんじゃないでしょうか。
私はドンシャリ系のサウンドが好きなので、SOUNDPEATS Capsule3 Proのフラットでボーカルが強調された感じの音質は今ひとつだと思ったんですが、イコライザーで自分好みの音にカスタマイズできるのも高ポイントでした。
しかし、ハイレゾサウンドがここまで良いとなると、次のイヤホンはLDAC対応以外考えられなくなりますね。
とはいえハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンはまだまだ高級品ばかり。
この価格帯でハイレゾ相当の音を味わえるワイヤレスイヤホンの選択肢は少ないので、ハイレゾ対応イヤホンの入門機として、SOUNDPEATS Capsule3 Proをおすすめしたいと思います。
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