UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器CD226レビュー |最小クラス。MacBook Proの充電も2時間以下。これ1つでPCもスマホも充電できちゃう。

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評価:4

バビ
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ごきげんよう。4ポート充電器1つでなんでも充電したい、バビです。

スマホにタブレット、ノートPCにワイヤレスイヤホン。

充電すべきデバイスをいくつも持っている人は、4ポート充電器を選ぶことも多いのではないでしょうか。

コンセント1つで複数台充電できるのでタコ足配線に悩まなくていいというメリットもあります。

ただ、一方で4ポート充電器の場合、4つ全部で充電すると1つずつの出力が落ちて充電が遅くなってしまうデメリットがありました。

しかし!最大100Wクラスの4ポート充電器なら話は別。

今回購入したのは最大100W出力のUGREEN 4ポート急速充電器です。

USB-C×3、USB-A×1の使い勝手の良い配置。

充電器の新素材GaN採用でコンパクトながら、4ポート同時使用でも最大45Wの高出力を維持。

MacBook Pro 16インチ(2019)をわずか1.9時間で100%充電することができます。

バビ
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その他、iPhoneなどのスマホやタブレットなど、ほぼ何でも急速充電できちゃいます。

また、私の調べた範囲では、3C1Aの最大100Wクラスの充電器では最小サイズでした。

ということで、このページでは「UGREEN 100W PD 4ポート急速充電器CD226」をレビューしています。

おおむね悪くないのですが、「充電中、他のポートを使用すると、瞬断を繰り返す」というデメリットがちょっと気になる製品です。

〇 ここがよかった

  • 最大100WでMacBook Proも急速充電できる
  • 3C1Aで4ポート使用でも最大45W出力
  • クラス最小サイズ
  • グレーカラーのデザインも〇

△ ここがイマイチ

  • 充電中、他のポートを使用すると、瞬断を繰り返す

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UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器のスペック・外観

UGREEN Nexode 100W 3C1A GaN Fast Charger

カラーブラック
サイズ縦:6.9 cm 横:6.9cm 幅:3.3cm
重さ約234g
USB-C1/25V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=5A
3.3-21.0V=3A(最大100W)
USB-C35V=3A, 9V=2.44A, 12V=1.83A, 15V=1.47A
3.3-5.9V=3A, 3.3-11.0V=2A(最大22.5W)
USB-A4.5V=5A, 5V=4.5A, 5V=3A, 9V=2A, 12V=1.5A(最大22.5W)
最大出力100W
高速充電規格USB C:PD3.0(PD2.0) /QC4+(QC4.0\QC3.0\QC2.0) /PPS /AFC /Apple 5V2.4A /BC1.2 /FCP /SCP
USB A:SCP /QC3.0 /AFC /FCP /Apple 5V2.4A /BC1.2
サイトUGREEN公式サイト
※赤字は表記と違う実測値

公称のスペックを見ただけでもかなりの優秀さなのが分かります。

ただ、USB-C3は公称値と実測値に若干の違いはありました。

本体カラーはブラックというよりはAppleのスペースグレーのようなややメタリックな濃いグレー。

100W4ポートクラスの充電器の中では、ダントツにデザインがカッコいいです。

表面のメーカーロゴよりも濃い字で「100W」の表記が。

使いやすい、USB-C×3、USB-A×1のいわゆる3C1Aのポート配置です。

出力の高いUSB-C1/2メイン使用して、複数デバイスを同時充電するときはUSB-C3とUSB-Aをサブ的に使うのが効率的。

スペックと各種認証はコンセントのコネクタ側に配置。

サイズは6.9×6.9cmの正方形で、厚みも3.3cmしかありません。

100Wクラス、3C1AのUSB充電器では最小クラスです。

バビ
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私がAmazonで探した限りではこれより小さい製品はありませんでした。

コンセントに挿してみても、このクラスにしてはそれほどスペースをとりません。

重量は公称215gとのことですが、実際測ってみたら約234gありました。

私は自宅で挿しっぱなしですが、持ち歩きを考えている人には約20gの差はちょっと大きいかもしれないのでちょっと注意です。

また、同梱品は本体と説明書のみなので、ケーブルは別途用意する必要があります。

UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器の特徴

UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器の主な特徴は以下の5点。

特徴
  • 最大100Wの高出力でMacBook Proも2時間以内に充電
  • 4デバイス同時に急速充電可能
  • QC4+搭載でスマホが従来の30%以上速く充電できる
  • GaN採用で小型。省エネで高速
  • 多重保護システムで充電器を保護

最大100Wの高出力でMacBook Proも2時間以内に充電

UGREEN 100W PD 4ポート急速充電器の特筆すべき特徴は、単ポート使用時の最大出力が100Wであること。

MacBook Pro 13インチを1.8時間で、 96W出力を必要とするMacBook Pro 16インチでもわずか1.9時間で満充電することができます。

テスターで最大出力を計測。
(このためだけに100W対応ケーブルを買いました。)

100Wを継続して出力できているのを確認できました。

バビ
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凄い!

ちなみに

100W出力で充電するには、100W出力に対応したUSB-Cケーブルが必要です。

私が一緒に購入したのは↓このケーブルです。

ケーブルもコネクタもブラック1色。

コスパが良いのでおすすめです。

4デバイス同時に急速充電可能

UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器は、1ポートのみなら最大100W、4ポート同時使用時でも最大45Wの高出力で充電できます。

各ポートの割り振りはこの図のとおり。

これだけの出力があれば、MacBook Proを充電しながらスマホやタブレットなどの端末もしっかり充電できるので、充電器で埋まったコンセントを解放することができます。

それぞれのポートの利用可能なPDO(電圧と電流の範囲)を確認してみます。

全部の組み合わせをやると膨大なので、代表的なところだけ。

USB-C①のみの場合

  1. Fix:5V=3.0A
  2. Fix:9V=3.0A
  3. Fix:12V=3.0A
  4. Fix:15V=3.0A
  5. Fix:20V=5.0A
  6. PPS:3.3-21.0V=3.0A

※Fixは固定電圧

公称どおりのスペックです、

100Wになるのは、20V×5.0Aのときですね。

USB-C②を単体で使う場合もUSB-C①のときと同様でした。(画像は省略)

USB-C③単体使用時のPDOをチェック。

  1. Fix:5V=3.0A
  2. Fix:9V=2.44A(公称2.5A)
  3. Fix:12V=1.83A(公称1.88A)
  4. Fix:15V=1.47A(公称 表記なし)
  5. PPS:3.3-5.9V=3.0A
  6. PPS:3.3-11.0V=2.0A

こちらは残念ながら公称値と若干のズレがありましたが、このくらいなら体感で違いは出ないので誤差の範囲です。

使うのが1番多そうな、USB-C①と②の2ポート使用時のUSB-C①のPDOも確認してみました。

  1. Fix:5V=3.0A
  2. Fix:9V=3.0A
  3. Fix:12V=3.0A
  4. Fix:15V=3.0A
  5. Fix:20V=3.25A
  6. PPS:3.3-21.0V=3.0A

2ポート使用時でも最大65W出力は、MacBookなどのUSB-C出力でPCを利用する人にはかなり使いやすいんじゃないでしょうか。

QC4+搭載でスマホが従来の30%以上速く充電できる

対応している急速充電規格もチェックしてみました。

まずはUSB-Cの場合です。

USB-C①
USB-C③
  • Apple2.4A
  • USB BC DCP
  • USB PD
  • QC(Quick Charge) 2.0/3.0/4/4+
  • Samsung 5V-2A
  • Samsung AFC
  • Huawei FCP/SCP
  • PPS

ざっくり説明すると、主な急速充電規格にはPD(Power Delivery)とQC(Quick Charge)があります。

PDは、スマホやPC、タブレットなどなんでも充電できる万能充電規格。

QCは、スマホ用のチップを開発している米国Qualcomm(クアルコム)が開発・提供している高速充電技術のこと。

多くのAndroidスマホがQCに対応しています。

QC4+はそんなQCの上位高速充電規格。

バビ
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QC “4+”なので当然QC4、QC3.0、QC2.0があります。

QC4+では、電力効率の向上によって従来のQC3.0と比較して30%以上速く充電可能に。

対応するスマホであれば、最初の5分で5時間分、0〜50%まで15分で充電することができます。

QC4+は、PDの制御方式に準拠。

さらには下位規格のQC3.0、2.0との互換性もあるため、QC4+非対応のスマホでも自動的に最適な電圧で急速充電することができます。

UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器は、QC4+以外にも、SamsungのAFCやHuaweiのFCP/SCPにも対応しているので、あらゆるスマホを急速充電することができます。

GaN採用で小型。省エネで高速

小型でハイパワーの秘密は使用されているIC(集積回路)。

UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器では、シリコンに変わる新素材GaN(窒化ガリウム)によるICを採用しています。

使用しているのは、GaNパワーICをリードする、ナビタスセミコンダクターのGaNFast™ 「NV6125」 。

GaNは、従来のシリコンと比べて電力の変換効率が良いため、熱の発生を抑え、充電器のサイズを小型化し、従来の3倍のスピードでの急速充電を実現することができます。

多重保護システムで充電器を保護

独自の多重充電保護システムより、過充電・過放電・過熱・ショートを検知した際に機器をシャットダウン。

デバイスと充電器本体を保護します。

テスターで100W出力をしばらく続けてみましたが、発熱はあるものの、素手で触れないほど熱くなることはありませんでした。

また、徐々に電流を上げていくと、設定された電流量が0.5Aを超えたところでシャットダウンされました。

バビ
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過電流による保護もしっかりと機能しているようです。

UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器で色々充電してみた

残念ながら私はUSB-C給電できるPCを持っていないので、他の手持ちのデバイスで充電を試してみました。

USB-C①/ iPad Pro 11インチ

15.1V×1.68A=25.37W
バビ
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はやっ!

iPad Proって25Wで充電できるんですね。

いつも15V対応の充電器を使っていないので知りませんでした。

USB-C①/iPhone 13 mini

9.17V×1.64A=15.04W

USB-C①/Nintendo Switch

15.1V×0.18A=2.72W
バビ
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やってみたものの充電100%なので速度が出ませんでした。
でも、15V出力で充電できているようです。

USB-A/iPhone 13 mini

5.09V×1.46A=7.43W

USB-C①では15W出力でしたが、やはりUSB-Aでは少し遅くなります。

UGREEN 3C1A充電器100Wと65Wの比較

少し前に出ていた、同じUGREENの65W4ポート充電器と比較してみました。

100W65W
サイズ(cm)6.9×6.9×3.36.5×6.5×3.3cm
重さ234g172g
4ポート使用時最大45W最大18W
価格6,999円4,280円

驚きなのは今回レビューしているMAX100WのCD226とのサイズの差がわずか4mmしかないこと

それから、4ポート使用時の最大出力が45Wと18Wで大きく違います。

たくさんのデバイスを同時に充電しつつ、PCを充電したい人は100Wタイプじゃないと使い勝手が悪いかもしれません。

逆に普段2ポートくらしか使わないような人は、65Wタイプでも十分だと思います。

UGREEN Nexode 100W PD 4ポート急速充電器を使った感想

UGREEN 100W PD 4ポート急速充電器を実際に使用してみた感想はこんな感じ。

おすすめ度

評価 :4/5。

4.0

〇 ここがよかった

  • 最大100WでMacBook Proも急速充電できる
  • 3C1Aで4ポート使用でも最大45W出力
  • クラス最小サイズ
  • グレーカラーのデザインも〇

△ ここがイマイチ

  • 充電中、他のポートを使用すると、瞬断を繰り返す

100W出力でMacBook Proを急速充電できることも凄いですが、それ以上に4ポート使用時でも最大45Wという高出力で充電できるのが凄い

4ポート使用時の最低出力も10.5Wはあるので、スマホを通常充電するには十分な出力。

バラバラだったUSB充電器もこれひとつにまとめられるので、コンセントを節約できます。

また、Amazonで他に3C1Aの4ポートで、最大100Wの充電器を探してみたのですが、UGREEN CD226より小さい製品を見つけられませんでした。

なので、たぶん最小クラスのはず。

コンセントプラグも折りたためるので持ち運びもしやすいです。

私は持ち歩かずに自宅のコンセントに挿しっぱなしで使うので、特にデザインにはこだわりたいところ。

Appleのスペースグレーっぽい色味でシャープなデザインは、主張が少ないながらもごちゃつくコンセント周りをピシっと引き締めてくれます。

ただ、充電中に他のデバイスの充電を開始すると、電力を再分配するために一瞬充電が切断される現象が数回繰り返されます。

複数ポートの充電器は、電力を再配分するために一旦リセットしないといけないのですが、何度もリセットがかかるのは、ちょっと気になるところ。

とはいえ、これでデバイスがすぐに故障してしまうこともないので、ここが気にならなければおすすめの4ポート充電器です。

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