Baseus PowerCombo レビュー|6-in-1 65W PD USB充電器と電源タップが一体化。デスクの電源はこれだけでOK

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評価:4

ごきげんよう、バビです。

デスクトップPC、モニタ、スマホにゲームにタブレット。

これらの機器を充電・給電するのにデスク周りが電源タップやUSB充電器のタコ足でごちゃついたりしていませんか?

そんなデスク周りの電源をすっきりさせてひとつにまとめるのにピッタリの電源タップ&USB充電器が、Baseusから発売されました。

その名もBaseus PowerComboです。

Baseus PowerCombo LED点灯

なんと、USB-C×2、USB-A×2、ACコンセント×2の6-in-1というバケモノじみた電源タップです。

しかも、USB充電器はGaN採用なのに最大65W出力で、4ポート使用時でも最大45Wというハイパワー。

ACコンセントも3つ口タイプなので、プリンタなどのPC周辺機器用の電源としても使用することができます。

今回は、Baseus様から製品を提供いただいたので、Baseus PowerComboをレビューしたいと思います。

この記事はメーカー様からの商品提供を受けて作成しています。が、忖度なく本音でレビューしています。

〇 ここがよかった

  • デスク周りがスリムですっきりする
  • 3つ口コンセントにも対応
  • 4ポート使用時でも最大45W出力

△ ここがイマイチ

  • ケーブルが脱着式じゃない
  • 持ち運びしづらい
  • 「GaN Ⅲ Pro」という名称が謎

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Baseus PowerComboのスペック・外観

Baseus PowerCombo
カラーブラック
サイズ95 × 41 × 30 mm
重さ353g
入力AC 100-125V~,50/60Hz 10A Max
出力1250W Max.(AC 125V/60Hz)
USB-C1/25V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=3.25A(最大65W)
USB-A15V=1A(最大5W)
USB-A25V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 20V=3A(最大60W)
最大出力65W
高速充電規格PD3.0(PD2.0) /QC4+(QC4.0\QC3.0\QC2.0) /AFC /Apple 5V2.4A /BC1.2 /FCP /SCP /PE+
コードの長さ約1.5m
品番CCGAN65-2ACJ
サイトBaseus

USB充電器としては最大65Wなので、MacBook ProなどのノートPCの電源としても使用可能。

電源タップとしても最大1250Wなら、ゲーミングデスクトップ+モニターの電源として使用することもできます。

つまり、これ1つでデスク上の電源がまかなえてしまうということ。

Baseus PowerCombo側面

外観はRAVPower RP-PC136みたいな四角柱で、正方形ではなく、少しだけ横に長く安定性があります。

本体素材は高温耐久のPC(ポリカーボネート)。

デスクトップPCのケースのようなマットな質感なので、デスク周りになじみやすそう。

Baseus PowerCombo

本体上部には「Baseus」のロゴの印字。

また、側面にはBaseusの特徴である、最大出力(65W)のアピールもわすれません。

Baseus PowerCombo 最大ワット数表示

ちなみにこの本体の印字、どちらもちょっとこすったら消えそうな感じです。

Baseus PowerCombo USBポート

USBのポートはUSB-C×2とUSB-A×2の4つを前面に配置。

USB-1だけPD(PowerDelivery)ではないので、差込口の色が違います。

どうやらイヤホン等の小型電子機器やウェアラブル機器専用の低電流用のポートのようで、これをが意識されてないUSB充電器は意外と多いので、細かいところまでしっかり配慮されていることがうかがえます。

Baseus PowerCombo LED点灯

プラグをコンセントに挿すと上部のLEDランプが青色に点灯して、暗がりでも位置を知らせてくれます。

Baseus PowerCombo 側面

いわゆるコンセントの差込口は左右側面にひとつずつ配置されていて、どちらも3つ口コンセントに対応しています。

大きめのアダプターなどが干渉しあうこともありませんし、プリンターなどの3つ口タイプも変換器なしで利用できるのは大きなメリットです

Baseus PowerCombo スペック・認証表示

仕様と認証の表示は本体底部に印字。さっきも書いたんですが、こすると消えてしまうと思うので、たぶん使ってるうちに消えちゃうと思います。

Baseus PowerCombo 電源プラグ接続部

ごん太の電源ケーブルは本体と一体式。

持ち運びには不便ですが、デスクで常設の電源として使用することを考えると、コンセント抜けによるPCダウンなどのトラブルを回避できるので、これがベストなんだと思います。

Baseus PowerCombo コンセント

プラグにはアースも設置されているので、安全面を考慮すると、壁面のコンセントから直接電源を取るのよさそうです。

同梱品は以下のとおり。

Baseus PowerCombo同梱品
同梱品
  • Baseus PowerCombo usb付き電源タップ
  • Baseus 100W (20V5A) USB-C to USB-Cケーブル
  • 取扱説明書

意外だったのが、100W対応のUSB-C to Cケーブルがついてきたこと。

Baseus PowerCombo 同梱USB-C to USB-C 100Wケーブル

しかも、ちゃんと「100W」って書いてるのが地味に嬉しい。

ケーブルを何本も買ってると、一体どれが何ワット対応だったか分からなくなるので、この表記は義務化してほしいですね。

Baseus PowerComboの特徴

2つの給電+4つ急速充電の6-in-1で省スペース

Baseus PowerCombo使用例①

なんといっても最大の特徴は、USB-C×2、USB-A×2、ACコンセント×2の6-in-1設計であること。

しかもUSB充電器はPD 最大65W。

今までたくさんの充電器や配線でごちゃごちゃしていたデスクまわりの電源タップが、これひとつだけでまかなえるので、配線をシンプルにすっきりさせることができます。

4ポート使用でも最大45Wの高出力で充電できる

Baseus PowerComboの4ポートの使用ポートと最大出力をまとめた図は以下のとおり。

Baseus PowerCombo使用ポートと最大出力

4ポート使用時でもUSB-Cは最大45Wで充電できるので、USB-C給電のノートPCも使用することができます。

USB-C1の対応する急速充電を確認。

Baseus PowerCombo USB-C1の急速充電リスト
USB-C1
  • Apple2.4A
  • USB BC DCP
  • USB PD
  • QC 2.0/3.0/4/4+
  • Samsung 5V-2A
  • Samsung AFC
  • Huawei FCP/SCP
  • PPS

QCなど、PD(PowerDelivery)以外の規格に対応しているので、厳密にはUSB-Cの規格違反ではありますが、主だった規格に対応しているので、あらゆるデバイスの急速充電が可能です。

続いてUSB-C2も確認。

Baseus PowerCombo USB-C2の急速充電リスト
USB-C2
  • Apple2.4A
  • USB BC DCP
  • USB PD
  • QC 2.0/3.0/4/4+
  • Samsung 5V-2A
  • Samsung AFC
  • Huawei FCP
  • PPS

なぜかUSB-C1では対応していたHuawei SCPに非対応のようです。(別にいりませんが)

次にUSB-A2です。

USB-A1はPD非対応の低電流デバイス向けで5Wしか出ないので割愛します。

Baseus PowerCombo USB-A2の急速充電リスト
USB-A2
  • Apple2.4A
  • USB BC DCP
  • USB PD
  • QC 2.0/3.0
  • Samsung 5V-2A
  • Samsung AFC
  • Huawei FCP/SCP

最近はUSB-Cにお株を奪われたUSB-Aですが、これならしっかり充電できますね。

また、それぞれのポートの利用可能なPDO(電圧と電流の範囲)を確認してみます。

USB-C1(USB-C2)を単体で使用した場合のPDOがこちら。

Baseus PowerCombo USB-C1/2のPDO
USB-C1 / 2のみ
  • Fix:5V=3.0A
  • Fix:9V=3.0A
  • Fix:12V=3.0A
  • Fix:15V=3.0A
  • Fix:20V=3.25A
  • PPS:3.3-11.0V=5.0A

公称どおり20V×3.25A=65Wとなっています。

4ポート使用時のUSB-C1も確認してみます。

Baseus PowerCombo 4ポート使用時のUSB-C1のPDO
4ポート使用時のUSB-C1
  • Fix:5V=3.0A
  • Fix:9V=3.0A
  • Fix:12V=3.0A
  • Fix:15V=3.0A
  • Fix:20V=2.25A
  • PPS:3.3-11.0V=4.0A

15Vまたは20Vのときに45W出力されます。

複数のポートを同時に使用する時に、充電が2、3回中断されるのが気になりますが、高速充電プロトコルを識別して配電し直すために必要な安全措置なので仕方がないようです。
(複数ポートの充電器では大体このような仕様です。)

GaN(窒化ガリウム)採用でパワフルなのに小型

パワフルなのに省スペースの秘密は、最新の次世代半導体GaN(窒化ガリウム)の採用によるもの。

「 GaN III Pro」という謎のバージョンの記載がありますが、

PCB回路基板の占有面積を更に小さくて、従来の分割型窒化ガリウムの電力密度と効率を突破し、および堅牢性を向上させます。

とのこと。

Baseusの100W 4ポート充電器で、「GaN II Pro」にナビタスセミコンダクターのNV6125というIC(集積回路)が使われていたので、これ以降のバージョンのICを使ってるってことなのかもしれません。

AnkerのGaN Ⅱも結局新しい独自のICを使ったわけではなく、中身の回路を効率化して小型化しただけだったので、「GaN~」みたいな表記をメーカーごとに乱立する風潮はいかがとは思います。
(差別化が難しいところなので言いたい気持ちはわかりますけど。)

それはともかく、6-in-1の充電器・電源タップが10cm以下の大きさにおさまる省スペースで、パワフルかつ安全な設計に仕上がっているのは凄い。

独自技術などによる安全性の高いタップ設計

これだけの電源が集まると、熱暴走による発火等に対する安全対策が気になるところ。

Baseus PowerComboは、ACとDCを独立させ、それぞれで冷却処理を行うため、すべての電源を同時使用したとしても過剰に熱がこもることがありません。

Baseus PowerCombo USB-C1で過電流テスト

試しにUSB-C1で65Wを超える69~70Wの電力放出を1時間くらい行ってみました。

Baseus PowerCombo 使用時もそれほど熱くならない

USB-Cケーブル差込口周りがやや熱くなっているものの、手で触れないほどではありません。

また、「独立設計」というだけあって、AC電源側は冷たいままでした。

さらに、

  • 過電圧保護
  • 内部安全シャッター
  • 耐火性接地保護
  • 過熱保護
  • 短絡保護
  • 過電流保護

といった多重保護システムを搭載。

徐々に電流を上げていくと、上限値の0.5Aを超えたところで自動的にシャットダウンされ、過電流を防いでくれました。

このほか、AC電源はほこり防止シャッター付き。

デスク周りは静電気でとかくほこりがたまりやすいので、発火や感電などの思わぬ事故を防いでくれます。

実はごん太の電源コードもJIS安全基準を守る太さだから。

充電器の耐久性と安全性はバッチリです。

Baseus PowerComboで色々充電してみた

最近メインで使用しているPixel 6をUSB-C1で充電してみます。

Baseus PowerCombo でGoogle Pixel 6を充電

テスターの文字が見えなくなっていますが、8.8V×2.3A=20.24で急速充電されています。

次にiPad Pro 12インチ

Baseus PowerCombo でiPad Pro 12.9インチを充電

こちらは14.6V×2.25A=32.85Wで充電されています。

読書用に使用しているFire HD 8 PLUSも試してみました。

Baseus PowerCombo でFire HD 8 PLUSを充電

4.88V×2.67A=13.0Wでした。
(そもそもFire HD 8 PLUSの充電計測を初めてやりました。)

最後にNintendo Switch。

Baseus PowerCombo でNintendo Switchを充電

14.9V×0.35A=5.22Wと、ほぼフル充電されていたので速度は遅いですが、きちんと認識され充電できていました。

このほか、USB-C1以外のポートに挿したり、複数ポートで計測してみましたが、どのデバイスでも問題なく充電することができました。

ちょっと気になったのはUSB-A1での充電です。

仕様上、USB-A1では常に最大5W出力での充電になるはずなんですが、Pixel 6を充電してみると5Wを超えて充電されていました。

Baseus PowerCombo でUSB-A1は5Wを超えて充電されている

4.89V×1.47A=7.19Wも出ています。

Baseus PowerCombo でUSB-A1で7Wを超えて充電できることを確認

負荷装置でテストしてみましたが、やはり5V×1.5Aくらいまでは問題なく出力できました。

さすがに1.5Aを超えるとシャットダウンされるので安全上は特に問題なさそうです。

Baseus PowerComboを使ってみた感想

Baseus PowerCombo 使用例②

Baseus PowerComboを使ってみた感想はこんな感じです。

おすすめ度

評価 :4/5。

4.0

〇 ここがよかった

  • デスク周りがスリムですっきりする
  • 3つ口コンセントにも対応
  • 4ポート使用時でも最大45W出力

△ ここがイマイチ

  • ケーブルが脱着式じゃない
  • 持ち運びしづらい
  • 「GaN Ⅲ Pro」という名称が謎

ACコンセント×2、USB-C×2、USB-A×2の6ポートが手のひらサイズにおさまっているので、ごちゃつくデスク周りの電源とケーブルをシンプルに整理することができます。

また、ACコンセントは3つ口プラグに対応しているので、ゲーミングPCやプリンタ、コピー機などの大きめの電源が必要な周辺機器の電源確保もOK。

また、4つあるUSBポートも最大65W、4ポート使用時でも最大45W出力なので、MacBookなどのUSB-C給電タイプのノートPCへの給電も可能です。

デスク固定で使うならめちゃくちゃ便利ではありますが、一方で、極太の電源ケーブル1.5mが本体固定なので、重いしかさばるので持ち運びにはちょっと不向きかも。

ただ、脱着式だとPC電源をBaseus PowerComboからとってるときにひっかかって抜けてしまったら大変なので、据え置きで使うならケーブル一体型がベストなんだと思います。

とはいえ旅行先のホテルだと電源の場所が限られてて、充電品がらの作業が不便だったりもするので、室内の好きな場所までケーブルを伸ばして複数デバイスを充電できるから、滞在日数と持っていくデバイスの数によってはありかもしれません。

機能的な不満ではないのですが、個人的に気になるのは「GaN Ⅲ Pro」という名称。

GaN使用の最新ICなのか、IC含めた回路設計を刷新したのかは分かりませんが、名称だけで他のGaN充電器との差別化をはかるやり方は好きじゃありません。

これで100Wだったらいいのになーと思ったんですが、ACコンセントに他のUSB充電器さしたら最強のUSB充電器ができたら最強のUSB充電器になることに気づきました。

Baseus PowerCombo による僕の考えた最強のUSB充電器

手元に4ポート充電器が1個しかなかったからもう片方は普通の1ポートタイプをさしてみました。

最大100W 9-in-1充電器ですw

やろうと思えばこういうこともできてしまうほど拡張性が高いのも便利。

最近はPC周りもACコンセントよりUSB給電の機器が増えてきているので、デスクの電源を一元化して整理するのにベストな充電器だと思います。

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