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評価:3.5
ごきげんよう。できれば充電器はひとつで済ませたい、バビです。
コンセントにも限りがあるし、なるべくならポート(挿し込み口)が複数ついてる充電器を使いたいところ。
ですが、最近はスマホなどのデバイスの充電に必要な出力も上がってきていて、4ポート充電器では十分な出力が出ないこともしばしば。
特にMacBookをはじめとする薄型ラップトップ(ノートPC)では、スマホの倍以上の高出力が必要ですから、複数ポート充電器はあきらめて、しかたなく1ポートで高出力の充電器でコンセントをひとつ埋めてしまったり。
これじゃあコンセントがいくつあっても足りません。
PCもタブレットもスマホも同時に充電したい!というわがままな方(主に私)にご紹介したいのが、こちらの「UGREEN 65W 4 Port 3C1A PD GaN Charger」です。
ご覧のとおりの小型4ポート充電器にもかかわらず、最大出力は65W。
なんと、MacBook Proも急速充電できる出力です。
小型化の秘密はGaN(窒化ガリウム)採用だから。
GaNはシリコンに変わる半導体として、充電器の新たなスタンダードとなる素材です。
合わせて今後の主流となるUSB-Cポート×3、USB-A×1という使いやすさ。
さらにはレッド・ドット・デザイン賞も受賞したデザイン性の高さも魅力のカッコいい充電器なのです。
ということでこのページでは、最大65W充電可能な小型4ポート充電器「UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器CD224」をレビューします。
〇 ここがよかった
- 3C1Aで4ポート使用でも最大18W出力
- レッドドット・デザイン賞受賞のカッコいいデザイン
- コスパが良い
△ ここがイマイチ
- 同タイプでは最小サイズではない
- 3台以上の同時充電では性能を生かせない
- 充電開始時、瞬断する
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UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器のスペック・外観
UGREEN 65W 4 Port 3C1A PD GaN Charger
カラー | ブラック |
サイズ | 縦:6.5 cm 横:6.5cm 幅:3.3cm |
重さ | 172g |
USB-C1/2 | 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3.25A 65W Max |
USB-C3 | 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A 18W Max |
USB-A | 4.5V/5A, 5V/4.5A, 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A 22.5W Max |
最大出力 | 65W |
高速充電規格 | PPS/PD3.0/PD2.0, QC4+/QC4.0/Qc3.0/QC2.0, AFC, FCP/sCP/sFCP PE2.0/PE1.1, BC1.2 |
受賞 | レッド・ドット・デザイン賞 |
サイト | UGREEN公式サイト |
経験上、充電器なんかのガジェットは、大体パッケージの品質と中身が比例します。
正直UGREENというメーカーを知らなかったので、届くまでは内心ドキドキだったんですが、予想外にしっかりしたパッケージで驚きました。
箱だけだったらAnkerよりずっと上質。Apple製品に近いレベルです。
同梱品は、本体と説明書のみ。
説明書には、ちゃんと日本語の表記もあります。
(よくある中華メーカーの崩壊した日本語じゃありません。)
カラーはブラックのみ。
サイズは6.5cm×6.5cmの正方形で、厚みが3.3cm。
GaN採用なのでこのクラスの4ポート充電器ではかなり小型。
重さも172gと缶コーヒーより軽いので、外出時にラップトップと一緒にバッグに入れてもかさばりません。
表面は傷や汚れが目立ちにくいメッシュ加工が施されており、中央に”UGREEN”のロゴが控えめに光っています。
4ポートの内訳は、USB-C×3、USB-A×1で、PD3.0などの高速充電規格にも対応。
USB-Aポートの色はメーカーごとの特色が出ますが、UGREENは紫。緑じゃないんですねw
電源プラグも携帯時に便利な折り畳み式。
外出先でもこれひとつで複数デバイスの電源を確保できて便利です。
もちろんPSE認証も取得しているため、安全に使用できます。
UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器の特徴
UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器の主な特徴は以下の5点。
- 最大65W。PDなどほぼすべての高速充電をサポート
- GaN採用の小型設計
- 3C1Aのデバイス充電専用のつくり
- Red Dot Award受賞の洗練されたデザイン
- もちろん安全性も高いです
最大65W。PDなどほぼすべての高速充電をサポート
なんといっても特筆すべきは小型の4ポートながら最大65Wの高出力であること。
2ポート以上使用する場合は、組み合わせで出力が変わります。
C1 | C2 | C3 | A | 合計 | |
C1のみ | 65W | 65W | |||
C2のみ | 65W | 65W | |||
C3のみ | 18W | 18W | |||
Aのみ | 22.5W | 22.5W | |||
C1+C2 | 45W | 18W | 63W | ||
C1+C3 | 45W | 18W | 63W | ||
C1+A | 45W | 18W | 63W | ||
C2+C3 | 45W | 18W | 63W | ||
C2+A | 45W | 18W | 63W | ||
C3+A | 合計15W | 15W | |||
C1+C2+C3 | 18W | 18W | 15W | 51W | |
C1+C2+A | 18W | 18W | 15W | 51W | |
C1+C2+C3+A | 18W | 18W | 合計15W | 51W |
C1/2使用時は、単体で最大65Wと、MacBook Proも急速充電できる高出力。
2ポート使用は45W+18Wと、一般的なラップトップとスマホを同時に高速充電することができます。
3ポート使用時でも最大18Wと複数デバイスを同時に高速充電できるので、使用するコンセントを節約できるのも嬉しい。
おまけに、高速充電規格はPD3.0に対応しているだけでなく、Quick Charge 4.0/3.0はもちろん、SamsungのPPS/AFC、HuaweiのSCPにも対応し、ほぼすべてのスマホを高速充電することが可能です。
- PD(Power Delivery)3.0/2.0
- PPS
- QC(Quick Charge)4+/4/3.0/.2.0
- AFC(Samsung独自規格)
- FCP/sCP/sFCP(HUAWEI独自規格)
- PE(PumpExpress)2.0/1.1
- BC(Battery Charging Specification)1.2
GaN採用の小型設計
UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器は、半導体にGaN(窒化ガリウム)を採用しています。
GaNは、シリコンの代わりに採用されるようになった半導体の新素材で、シリコンに比べて電気抵抗が低いという特徴があります。
このため、無駄な発熱が抑えられ、エネルギー効率が高くなるため、従来よりもコンパクトかつ高出力を実現しています。
同クラスで最小サイズとはいかないまでも、カードと比べてもこの小ささ。
壁面のコンセントにもコンパクトに収まります。
3C1Aのデバイス充電専用のつくり
ポートはUSB-C×3、USB-A×1の4ポート。
ひと昔前はAとCの数は逆でしたが、今後の主流はタイプCなので、3ポートあるのはかなり便利です。
充電ではなく、「電源」としてUSB-Aを使用するライトなどには向かないかも。
Red Dot Award受賞の洗練されたなデザイン
UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器は、ドイツの国際的なデザイン賞、Red Dot Award(レッドドット・デザイン賞)を受賞。
レーザーテクスチャを用いた表面のメッシュ加工、角を面取りした緩やかなアールによって洗練されたデザインとなっています。
個人的にはマットブラックの質感も安っぽくなくて好みです。
もちろん安全性も高いです
海外製の充電器で特に心配なのは安全性の高さ。
もちろん、UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器は、PSEなどの安全認証を取得済。
独自の多重保護システムによって、過充電・過放電・過熱などを避け、充電器本体とデバイスを保護し、高い安全性も備えています。
また、接続されたデバイスを自動的に識別して、機器に応じた最適な電流を流します。
UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器の性能を検証
急速充電規格などを検証
USB-C1のみ(C2のみ)
まずはUSB-C1のみ使用時を検証。
各種記載どおりの急速充電に対応しているようです。
ただ、PPS 63Wの記載が気になります。C1ポート単体使用時は65Wのはずなんですが。
PDOを見ても最大は21.0V×3.0A=63Wのようです。
C1と同じように動作するC2でも試してみましたが、結果は同じでした。
大差はないし、私は使用しないですが、ちょっともやっとしますね。
USB-C3のみ使用
C3のみでは最大18Wのはずですが、最大24Wの表示ですね。
確かに、15V×1.6A=24Wなので、15V対応の機器の場合は24Wで充電できそうです。
これによって故障することはないので、多い分にはいいかなと思います。
USB-Aのみ
USB-A単体の対応急速充電は以下のとおり。
USB-C1+C2
組み合わせごとに計測するとキリがないので一部だけ。
USB-C1+C2使用時で、C1を計測。
記載どおり、最大45Wになっています。
今後は逆にC2のほうを計測。
こちらも記載どおり18Wまで出力ダウンしていることを確認しました。
その他の組み合わせも計測しましたが、カタログスペックどおりの出力となっていました。
色々充電してみた
手持ちのデバイスを色々充電して計測してみました。
(手元にUSB-C充電のPCがなかったので、スマホとiPadのみ計測です。)
まずはUSB-C1単体でXPERIA1Ⅱを計測。
続いてUSB-C2でiPad Proを充電してみます。
おお!これは速い。
次にUSB-C1でiPad Pro、USB-C3でiPhone12 miniを充電して、USB-C1を計測。
4ポート全部使用して、USB-C1でiPad Proの充電速度を計測。
これでも最大18W出るので、iPad Proの急速充電も楽々ですね。
私はワイヤレス充電パッドを使用することが多いのですが、10Wのパッドを使用するには、少なくとも最大18W出力のUSB充電器が必要です。
USB-C1に最大10W充電のNATIVE UNION Drop Wireless Chargerをつないでみました。
およそ12Vなので、十分ワイヤレス充電できる出力が出ています。
同じくUSB-C3にもつなぎ直してみます。
こちらも14.7V。
同様にUSB-A単体でも最大18W出力なので、ワイヤレス充電パッドも問題なく使えそうです。
4ポート全部を同時に使う場面はあまりないですが、複数デバイス使用時でも高速充電するのに十分な出力が出ているのが分かります。
UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器を使った感想
UGREEN 65W PD 4ポート急速充電器を実際に使用してみた感想はこんな感じ。
3.5
〇 ここがよかった
- 3C1Aで4ポート使用でも最大18W出力
- レッドドット・デザイン賞受賞のカッコいいデザイン
- コスパが良い
△ ここがイマイチ
- 同タイプでは最小サイズではない
- 3台以上の同時充電では性能を生かせない
- 充電開始時、瞬断する
〇 ここがよかった
最近はUSB-C to Cのケーブルも増えてきているので、USB-Cポートが3つあるのは使い勝手がいいですね。
電子機器が増えてきて、それぞれ電源を確保しないといけないのですが、コンセントの数にも限りがあるので、これひとつで4つのデバイスを高出力で同時充電できるのは便利です。
4ポート使用時でも最大18Wなので、スマホとiPadとかスマホ×2でも高速充電できますし。
あと、私は機能面と同じくらいデザイン性にこだわるタイプなので、デザインにもこだわっているのも嬉しいところ。
電源タップに挿してもビシっと決まる、シックな黒が好き。
また、同クラスの4ポート充電器としては、他と比べかなり割安な価格設定です。
似た製品のCIO LilNob Shareと比べて2千円近く安く、見た目もカッコいいので、個人的にはUGREEN 65W PD 4ポート急速充電器をおすすめしたいですね。
△ ここがイマイチ
ただ、サイズとしては、CIO LilNob Shareのほうが一回り小さい設計なので、同クラス4ポート充電器では最小クラスとまではいえない大きさ。
とはいえ、手のひらサイズなので十分コンパクトですし、そこまで気にするほどでもないかと。
また、65Wの3C1A充電器はどれも同じですが、最大65W(実際は63Wっぽい)の出力が出るのは単ポート使用時のみ。
3ポート以上使用した場合には最大18Wまで出力が落ちます。
ただ、18WもあればスマホもiPadも高速充電可能なので、ラップトップを所持していない私としては特に問題なさそうです。
そもそも3ポート以上使って急いで充電しないといけない場面もありませんし。
あと1点気になったのは、1ポート使用時にほかのポートにケーブルを挿して電圧が変わると、瞬間的に充電器がオフになる(瞬断する)こと。
1秒弱充電が停止されてから、充電が再開されます。
ときには瞬断を2回ほど繰り返すことも。
急速充電プロトコルの識別や安全措置のためだとは思うのですが、機器に悪影響がないのか、若干気になるところです。
(4か月ほど使用していて今のところ特に問題はありません。)
あと、それと関係してか、USB-Cポートでは、一部のワイヤレスイヤホンなど低電流デバイスの充電ができません。
AirPods Proは問題なかったのですが、TaoTronicsのワイヤレスイヤホンは充電が途中で止まってしまいました。
たぶん、充電中の電流量が少なくて自動的にパワーオフになるのではないかと思われます。
ただ、これもUSB-Aでは問題なく充電できたので、特に困ることはないかなと。
ちゃんと安全装置が作動している証拠とも言えます。
65W3C1Aタイプの充電器としては悪くない製品なのですが、充電中に他の機器をつないだときに瞬断を繰り返すのが気になります。
デバイスへの悪影響がないとはいえなので、その分☆を2つマイナスしました。
とはいえ、4か月使用して特に不具合は出ませんでしたし、価格も安いので、気にしない人にはいい製品だと思います。
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