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【感想・レビュー】ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-|評価・口コミなど

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バビ

おはつにお目にかかります。自動手記人形サービス、バビです。

2020年公開予定の『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。

その上映に先駆けて、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン外伝ー永遠と自動手記人形ー」が、9/6~9/26までの3週間限定公開中です。

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの魅力はなんといっても切なくも優しい物語と、物語の雰囲気を極限まで高めている美しい作画。

痛ましい事件で記憶に新しい京アニの製作ということで、この作品への注目も集まっています。

私も京アニへの売上に貢献せねばと、初日に劇場へ。

美しく繊細な作品の世界に魅了され、めちゃくちゃ感動したので、レビューを記しておきたいと思います。

あらすじ

……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学校。

父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、
白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。

未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。

公式サイト

ちょっぴりネタバレの感想

前半(イザベラの話)

「外伝」と銘打ってはいますが、最初から主人公であるヴァイオレットは登場します。

前半のイザベラの話は、 テレビシリーズと同じような構成。

イザベラの元へデビュタント(貴族の社交界デビュー)を成功させるための家庭教師として派遣され、最初は突き放されるけど、最後には心を開いて友達になるといった感じ。

ヴァイオレットにとってははじめて「友人」という存在になるわけです。

私は誰も泣かないであろう、序盤も序盤、ヴァイオレットがイザベラに大事な人はいるのかと聞かれて、胸のブローチを触りながら目を伏せて、いるけど会えないというようなことを言ったところでちょっと泣きましたw

テレビシリーズで色んな人に出会って、感じて、ヴァイオレットの中に蓄積されていったものが、ちょいちょい 出てくるんですけど、そういうところでも泣きました。

「最初は何も分からなかったヴァイオレットが、ちゃんと人間らしい成長してる」

って思ったらもうダメでしたね。

なんでしょう、もう親心みたいな感じです。

ホッジンズの気持ちがめちゃくちゃ分かります。


たぶんサービスシーン的な入浴シーンとか、髪をツインテールにするシーンとかあったんですけど、「かわわわわわいい!」とか「ヴァイオレットたん、萌え!(*´Д`)ハァハァ」みたいなのは全くなくて、

「ああ、ヴァイオレットちゃん楽しいかい?良かったねぇぇぇぇぇ」

という気持ち。


例によって最初のほうの「閉じ込められてどこにも行けない」とか言っていじけた態度のイザベラにはイラっとさせられるんですが、だんだん心を開いて過去の回想なんかを見ると、案の定好きになっているという。

ド定番のストーリーなんですが、とにかく美しく描かれていて、終始感動しっぱなし。

全寮制の女学校という環境も美しさを際立たせていたと思います。


これまたありがちな「騎士姫さま」と呼ばれて女学生からの人気を集めるヴァイオレット。

デビュタントでは、みんな白いドレスでダンスをするんですが、ヴァイオレットだけパンツドレスなんですよね。

もう、誰?誰がこれ選んだの?

もの凄いグッドチョイスなんだけど。

最後の2人のダンスシーンの美しさときたらもう!

映像もそうですが、音響も素晴らしいので、ぜひ劇場で見て欲しいです。


今回は特別に家庭教師として派遣されたんですが、最後はやっぱり手紙を代筆するヴァイオレット。

イザベラが手紙を出すのは生き別れの妹なんですが、その過去と別れのエピソードのあたりから私はずっと泣いていて、ハンカチが手放せない状態にw

話としてはよくある話なんですが、だからこそ、泣くほど心を揺さぶられていることが不思議でなりません。

「天気の子」のようなズギューンという感動はないんですが、じわじわと身体の内側に波紋が広がっていって、気が付いたらあふれ出してるんですよね。


妹に手紙が渡されたところなんかそりゃあもう大号泣ですよ。

正直ここで終わっても良かったくらい、感動しました。

後半(テイラーの話)

物語は、それから3年後、ライデン市のヴァイオレットの元をイザベラの妹テイラーが訪ねます。

ヴァイオレットが手紙に何かあったら自分を頼れって言ってきたからなんですけどね。

まだ子どものテイラーは郵便配達人にあこがれていて、自分に手紙を届けてくれたベネディクトに弟子入り。

後半はテイラーとベネディクトが主体で話が進行していくので、ようやく「外伝」ぽい感じになってきました。

とはいいつつも、ヴァイオレットが姉のようにテイラーの面倒を見ているため、度々登場します。

もうズルいんですよね。2人でお風呂に入る、同じベッドで寝る、手を重ねる、といった、 3年前にイザベラと一緒にやったことを妹のテイラーとも偶然やることになるっていう。

ここでも離れ離れになった姉と妹を、ヴァイオレットが時間を超えて手紙のように繋いでるわけですよ。

テイラーのターンになってからは、「もういいから早くイザベラに会わせてやってくれや」と思いながらずっと見てました。

やっぱりテイラーもヴァイオレットと手紙を書いて、ベネディクトと一緒に届けにいくことに。

まあ、ここでも当然泣きますよね。

テレビシリーズではそんなにスポットが当たらなくて、イマイチ何考えてるのかよく分からなかったベネディクトですが、めちゃくちゃ好きになりました。


あんまり物語と関係ないからネタバレしますが、最後は孤児のテイラーはエヴァーガーデン家の養子になります。

エヴァーガーデン 家の人、良い人すぎん?というのが一番最後の感想です。

というか、そうなるとヴァイオレットとも姉妹ってことになるので、劇場版にも再登場するのかもしれませんね。


エンドロールは後で差し替えられ、事件の犠牲者全員の名前が入っていたそうです。

知ってか知らずか、エンドロール中に立ち上がる人は誰もいません。

エンドロールが終わると同時に場内にはたくさんの拍手の音が響いていました。

総評

私がヴァイオレット・エヴァ―ガーデンを見たのは、テレビ放映時ではなく、 Netflixの配信です。

とのかく作画が美しいアニメという印象でしたが、視聴しているときには話の起伏の少ない、ゆったりとしたオーケストラのようなアニメだなと思っていました。

話自体はそこまで複雑ではなくて、悪い言い方をすると「よくある話」なんですよね。

目新しい仕掛けがあるわけでも、痛ましいほどの悲しみがあるわけでもない。

なのに、気が付くと涙している。

気が付くとヴァイオレットを心配してしまっている。

そんなアニメでした。


なので、正直劇場で見るほどのことはないかなーとは思いつつ、京アニ事件のこともあったし、3週間の限定公開だし、という珍しさから、初日に映画館に足を運んでみたわけです。


で、観終わった感想としてはですね、

「映画館で見て良かった」

これに尽きます。

まず、とにかく美しい。

全てが美しいんです。

作画がどうとか、動画がどうとか、そんな次元ではなくて、アニメーション、音楽、声優、といったすべての要素が繊細に重なり合って調和して、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」というひとつの世界が構成されているんです。

そう、別の次元に本当に存在している、美しいアニメーションの世界を覗いているような感覚とでも言いましょうか。

「痛ましい事件のあったけど、さすがは京アニだ」

みたいな「この世界の外」のことを考えることは一瞬もありませんでした。

そういうものをこの世界の中に持ち込むのは、何だかこの世界を汚してしまうような、そんなうしろめたささえ感じてしまいます。

「京アニだから」ではなく、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンだから」、是非見て下さい。

アニメーションにおける美しさの極みがここにあると思います。

他の人の評価・SNSの口コミ

他の人はどうだったのかなーと思って見つけたこちらの感想が素晴らしかったです。

Twitterでの感想だと、やはり私同様泣きっぱなしだった人が多いみたいですね。

映像の美しさへの絶賛の声、京アニへの感謝の声を多かったです。

入場者プレゼントとパンフレット

詳しくは公式サイトで確認していただければと思いますが、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン外伝ー永遠と自動手記人形ー」は、数量限定の書下ろし小説の入場者プレゼントがあります。

私は、「リオン・ステファノティスと一番星」でした。

リオン・ステファノティスと一番星

「リオン・ステファノティス」は、テレビシリーズ第6話に登場して、ヴァイオレットと一緒に彗星を見た、天文台の写本課職員です。

どのくらい経っているのかは分かりませんが、彼のその後の物語で、偶然ヴァイオレットと再会するシーンが描かれています。

というか、これ、1週目と2週目でランダムで3冊が配布され、3週目で今回登場したイザベラ・ヨークの小説と全巻収納できるケースがもらえるです。

は?めちゃくちゃ欲しいんですけど。


パンフレットも購入しました。

「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン外伝ー永遠と自動手記人形ー」パンフレット

表紙がめちゃくちゃキレイ。

このまま飾っておきたいレベル。


事件の影響で、2020年1月に公開が予定されていた劇場版は、残念ながら公開延期になりましたが、次回も絶対に見に行こうと思います。

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