Anker PowerExpand M.2 SSD ケース レビュー|NVMe・SATA両対応の外付け高速SSDを自作できる。

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評価:4.5

バビ
バビ

ごきげんよう、SSDばかり増えていきます。バビです。

SATA接続のM.2 SSDから、より高速のNVMe接続のSSDに乗り換えたくなったので、Amazonプライムデーで安くなっていたM.2 SSDを購入しました。

手持ちのSSDケースがSATA接続のみの対応だったので、NVMe対応のケースを探していたところ、見つけたのがAnker PowerExpand M.2 SSD ケースです。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースと付属ケーブル

スマホ周りのガジェットのイメージの強いAnker製品の中で、SSDケースはちょっと珍しかったので試しに購入してみました。

NVMeとSATAの両方に対応していて、SSDのサイズも2230~2280すべてに対応

おまけにドライバーなしでフタの開閉ができて中身のM.2 SSDを差し替えやすいから、長く愛用できそう。

ということで、このページでは、そんな万能なSSDケース「Anker PowerExpand M.2 SSD ケース」をレビューします。

バビ
バビ

はじめての外付けM.2 SSDケースにおすすめです。

〇 ここがよかった
  • NVMe、SATA両方に対応
  • SSDのサイズを選ばない
  • 付属のケーブルがしっかりしている
  • ドライバーなしでフタの開閉ができる
△ ここがイマイチ
  • 両面実装基板には非対応
  • やや厚みがある
  • SSDの装着にドライバーが必要

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Anker PowerExpand M.2 SSD ケースの外観・スペック

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースのパッケージ

Anker PowerExpand M.2 SSD ケース

カラーグレー
サイズ約10.9×3.1×1.2 cm
入力ポートUSB 3.1 Gen 2 Type-C
SSD規格NVMe、SATA
M.2 SSD対応サイズ2230/2242/2260/2280
※片面実装のみ
SSDインターフェイスM Key、B&M Key
対応OSWindows 7/8/10
Mac OS 10以降
Chrome OS 84.0以降
Android 9.0以降
iPad OS
転送速度NVMe:最大10Gbps
SATA:最大6Gbps
材質アルミニウム
メーカーAnker

接続方式はNVMeとSATAの両方に対応

M.2 SSDのサイズも2230/2242/2260/2280の全てのサイズに対応しているため、手持ちのM.2 SSDを選ばず外付けにできます。

インターフェースはM Key、B&M Keyに対応のため、B Keyタイプは使用できません。

バビ
バビ

最近のM.2 SSDは、2280サイズ・M Keyが一般的です。

転送速度は最大10Gbps(SATAは6Gbps)となかなかに高速です。
(最近は20Gbpsのケースもありますが、まだまだ高額。)

とはいえ、書き込み/読み込みの速度は中身のM.2 SSDによるところが大きいので、必ずしも10Gbps出るわけではありません。

同梱品は以下のとおり。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースの同梱品
同梱品
  • ケース本体
  • USB-C&USB-A / USB-C 2-in-1 ケーブル
  • ドライバー、ネジ
  • トラベルポーチ
  • 取扱説明書

工具不要の外付けSSDケースもありますが、こちらはドライバーでM.2 SSDをネジどめして固定するタイプ。

ちょっと面倒ではありますが、その分しっかり固定されるというメリットもあります。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースの付属ケーブル

付属のケーブルはUSB-C&USB-A / USB-Cの2-in-1タイプ。

さすがはAnkerのナイロン素材のしっかりした作りのケーブルです。

固く短いケーブルは、持ち運びやすく取り回しがいいので、このケーブルだけで他の用途にも使えます。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケース本体表面

ケースの素材は熱伝導率の高いアルミニウム製。

厚みのあるアルミなので、多少の衝撃でも変形しません。

本体カラーは濃いグレー。

Appleのスペースグレイよりはやや明るい色味となっています。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケース本体裏面

サイズは10.9×3.1cm。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースとTranscend TS-CM80Sとの比較

Transcendと比べると縦の長さはかなり短め。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースの側面

その分、やや厚みがあって丸みのある形状となっています。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースUSB-Sポート

データをやりとりする挿し込み口はUSB-Cタイプ。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケース開閉ロック
Anker PowerExpand M.2 SSD ケースロック解除

底面のロックでケースの開閉を行います。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースの外側と内部
Anker PowerExpand M.2 SSD ケース内部側面

ケースの内部はこのような空洞になっていて、M.2 SSDのサイズに応じて中央の4つのねじどめでSSDを固定します。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケース付属のトラベルポーチ

ケース本体とケーブルをまとめて収納できるトラベルポーチも付属しているので、ケース本体の傷を気にせずバッグに収納することができます。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースにSSDを装着してみた

失敗した。装着できないタイプのSSDもありました。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースに、新しく購入したM.2 SSDを装着します。

が、先に言っておくと、購入するM.2 SSDを間違えました。

バビ
バビ

これについては後述します。

キングストン SSD KC2500 500GB M.2 2280 NVMe PCIe3.0×4 最大3500MB/秒 3D TLC NAND採用 SKC2500M8/500G

今回購入したのは、AmazonプライムデーでセールになっていたKingston(キングストン)のこのM.2 SSD。

最大3,500/2,900MB/秒の読み取り/書き込み速度に惹かれて購入しました。

キングストンテクノロジー
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Anker PowerExpand M.2 SSD ケースにキングストンSSDを装着

取付は簡単。M.2 SSDを挿し込むと、SSDが浮くのでこれを付属のねじでとめます。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースねじどめ

ドライバーでネジどめしながら、なんとなく嫌な予感はしていました。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースに両面SSDを装着
バビ
バビ

んん??

ねじ受けが干渉してSSDがぐにゃんて曲がっててフタが閉まらない!

両面実装タイプのSSDの側面

このM.2 SSDは、チップが両面についている、両面実装タイプ。

そう、Anker PowerExpand M.2 SSD ケースは、両面実装タイプのM.2 SSDケースに非対応なんです。

バビ
バビ

そんなこと、どこにも書いてなかったのに…。


Anker PowerExpand M.2 SSD ケースは、両面実装タイプのM.2 SSDケースに非対応なので、注意です。

(普通にPCにささってるM.2 SSDは、大体片面実装です。)

装着できるM.2 SSDでやり直し

仕方ないのでキングストンのSSDと、ノートPC内のSSDを交換することに。

BIWIN NVMe M.2 SSD

で、取り出したSSDがBIWIN(バイウィン)というメーカー製のこれです。

片面実装タイプのM.2 SSDの側面

こちらはもちろん片面実装タイプです。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースSSD装着した内部側面
Anker PowerExpand M.2 SSD ケースにSSDを装着した内部

片面実装タイプを装着すれば、このようにしっかり固定されて、もちろんケースのフタもちゃんと閉まります。

SSDを装着したAnker PowerExpand M.2 SSD ケースの重さ

ちなみにSSDを装着したAnker PowerExpand M.2 SSD ケースの重さは52.1gでした。

思った以上に軽量です。

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースを使った感想

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースの大きさ

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースを使用した感想はこんな感じ。

〇 ここがよかった
  • NVMe、SATA両方に対応
  • SSDのサイズを選ばない
  • 付属のケーブルがしっかりしている
  • ドライバーなしでフタの開閉ができる
△ ここがイマイチ
  • 両面実装基板には非対応
  • やや厚みがある
  • SSDの装着にドライバーが必要

NVMeとSATAの両方に対応していて、全サイズ装着できる作りなので、余ってるM.2 SSDを簡単に外付けSSDにできます。

さすがは充電器なども手掛けるAnker製だけあって、他とは一線を画すケーブルのつくりの良さでした。

イマイチだったのは、両面実装基板に非対応で、それが公式サイトにもAmazonの購入ページにも記載されていなかったこと。

幸い私はSSDを複数持っているので入れ替えて事なきを得ましたが、ちゃんと注意書きしておかないと間違えてセット購入した人は損してしまうなと。

ドライバーなしでフタの開け閉めが簡単にできますが、SSDの装着にはドライバーが必要です。

最近は工具なしでSSDの装着ができるケースもあるので、ちょっと面倒ではあるかもしれません。

ただ、工具不要のケースだと、SSDがしっかり固定されないなどの不具合があることもあるので、ネジでしっかり固定できる点はメリットと言えます。

読み込み/書き込み速度も計測してみました。

PCに内蔵された状態での速度がこんな感じ。

PC接続時

で、USB-C、USB-Aそれぞれでつないでみると、倍以上の差が出ています。

USB-C接続
USB-A接続

USB-A接続だとちょっと遅め。

USB-C接続で使用するのがよさそうですね。

まとめ

Anker PowerExpand M.2 SSD ケースは、さすが「Anker」ブランドだけあって、コンパクトならが全体的にしっかりした作り。

外付けSSDを自作するのに抵抗がある人にも扱いやすいので、初心者から上級者まで使いやすいSSDケースだと思います。

おすすめ度

評価 :4.5/5。

4.5

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