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評価:3
ごきげんよう、通勤にはワイヤレスイヤホンが欠かせません、バビです。
「Apple Find My」は、「探す」アプリでデバイスの位置情報を確認できるiOSの機能。
今まではiPhoneやAirPods、AirTagなど、Apple製品しか探すことはできませんでしたが、ついにApple以外のサードパーティーにも開放されました。
そしてApple以外で「探す」に対応した完全ワイヤレスイヤホンが、Belkin(ベルキン)から発売。
それが、今回レビューするBelkin SOUNDFORM Freedomです。
BelkinといえばAppleサードパーティーの中でも指折りのおしゃれで良質な製品を生み出すブランド。
私もお気に入りのブランドのひとつです。
探すアプリに対応しているだけでなく、
- Qualcomm aptXコーデック対応
- IPX5準拠の耐水性能
- 再生時間最大36時間(イヤホン本体:8時間、ケース:28時間)
- Bluetooh5.2対応
など、AirPodsよりも2万円も安いにも関わらず、一部機能はAirPods Proを凌ぐ性能となっています。
ということで、このページでは、サードパーティー初の「Apple Find My」対応完全ワイヤレスイヤホン「Belkin SOUNDFORM Freedom」をレビューします。
〇 ここがよかった
- Apple以外で初の「Find My」対応
- 低音が強調された”ドンシャリ”サウンド
- AirPods Proより優れた点が多い
△ ここがイマイチ
- 曲によっては音割れすることがある
- ANCがない
- 接続がうまくいかないことが多い
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Belkin SOUNDFORM Freedom スペック
Belkin SOUNDFORM™ Freedom
カラー | ブラック/ホワイト |
ドライバー | サイズ:7mm PEEK+TPUの二層構造 |
周波数帯域 | 20 Hz – 20 kHz |
再生時間 | 36時間 イヤホン本体:8時間、ケース:28時間 |
充電時間 | フル充電1.5時間 (15分で2時間再生可能) |
充電方法 | USB-C、Qiワイヤレス |
接続 | Bluetooth5.2 |
プロファイル | AVRCP、A2DP、HFP |
コーデック | SBC(iOS)、aptX(Android,Win) |
サイズ | 幅5.4×奥行5.1×高さ3.0cm |
重さ | 約68g |
防水性能 | IPX5準拠 |
メーカー | Belkin |
カラーはブラックとホワイトの2種類。
私はブラックをチョイスしました。
付属品は以下のとおりです。
- Belkin AUC002
- Qi™対応の充電ケース
- USB-A-USB-C®充電ケーブル
- 3対のシリコンイヤーチップ(S / M / L)
- クイックスタートガイド
- 認証情報
残念ながらマニュアルの表記は英語のみ。
ケース表面はAirPodsと同様に光沢のある仕上がりに。
個人的にはマットな方が好みですが、Appleデバイスとの相性はこっちの方がよさそうです。
イヤホンは寝かせてケースへ収納するタイプ。
ケース横の引っ掛かりが少なく、爪をぐっと入れないと開かないので、片手での開閉はちょっと難しいかも。
イヤホン本体はいわゆるうどん型で、ケースと同じく光沢感があります。
イヤホン本体はbelkinらしいシンプルでミニマルなデザイン。
↓↓耳に装着したときは、こちら側が正面にきます。
当然タッチセンサーによってタップでイヤホン操作することもできます。
イヤホン本体はIPX5準拠の防水性能を備えているため、スポーツで汗をかいても、多少の雨に濡れても故障の心配はありません。
ドライバーサイズは7mmですが、PEEK+TPUの二層構造によって、重厚な低音とクリアな中高音を両立。
また、光センサー内蔵で、音楽の再生中にイヤフォンを耳から外すと自動で一時停止して、戻すと自動再生されるのが楽チン。
ここはAirPods Proと同じですね。
通話時に声を拾うマイクはイヤホン前面と伸びたステムの先の2箇所に設置。
このデュアルマイクと、cVc8.0ノイズキャンセリングによって声以外の周囲の騒音を抑制。
クリアな音声を通話相手に届けてくれます。
ケースをオープンすれば自動的にBluetooth接続を開始。
Bluetooth接続試行中は、ステム下部のLEDランプが青く点滅します。
端末上では、「SF Freedm – Find My」と表示されます。
耳に装着するとAirPodsよりもうどんが大きく飛び出しますが、特に邪魔になることはありません。
逆に特別フィット感が優れているというわけでもなく、至って普通の付け心地です。
イヤーチップはS、M、Lの3種類が付属なので、フィットしないようなら他のサイズを試してみてもいいかも。
ケース背面にはワイヤレスイヤホンのリセットやFind Myのオン/オフのための多機能ボタンと、充電用のUSB-Cポートを配置。
充電性のはかなり高く、イヤホン本体の再生可能時間はなんと8時間。
ケースは28時間分充電されるので、合わせると最大36時間もの再生が可能。
これだけの再生時間なのにフル充電に必要な時間はわずか1.5時間。
15分充電するだけで2時間も再生することができます。
通勤・通学だけでの使用なら、週末1回だけの充電でも多いくらいかも。
Qiワイヤレス充電にも対応していて、スタンドに置くだけで充電できるので、いちいちケーブルを抜き差しするわずらわしさもありません。
同じBelkinの2-in-1ワイヤレス充電スタンドにもぴったり。
ブラックのスタンドだとAirPods Proがちょっと浮いてしまうので、同じブラックがハマります。
Belkin SOUNDFORM FreedomとAirPods Proの比較
iPhoneで使用するなら、AirPods Proとのスペック差はどんなもんなのか気になるところ。
外観では、ケースもイヤホンもAirPods Proのほうが小さめ。
AirPods Proのイヤホンは小さいだけでなく、耳にフィットしやすいカーブや細く短いステムなど、高級感のある作りになっています。
さすがにこのあたりは2万円の価格差を感じます。
ただ、AirPods Proも発売から時間が経っているので、イヤホン単体として単純なスペックを比較すると、Belkin SOUNDFORM Freedomのスペックのほうが優れている点も多いです。
belkin | AirPods Pro | |
---|---|---|
ケースサイズ | 幅54mm 奥行51mm 高さ30mm | 高さ45.2 mm 幅60.6 mm 厚さ21.7 mm |
イヤホン重さ | 5.5g | 5.4g |
ドライバーサイズ | 7mm | 4-5mm |
Bletooth | 5.2 | 5.0 |
コーデック | aptX、AAC | AAC |
防水性能 | IPX5 | IPX4 |
ANC | × | 〇 |
再生時間 | 36時間 | 24時間 |
価格 | 9,979円 | 30,580円 |
例えば再生時間は12時間以上belkinが長く、AirPods ProはBluetoothのバージョンも古め。
特に気になるのは音質と遅延に影響するコーデック。
belkinがより低遅延・高音質のQualcommのaptX対応であるのに対して、AirPods ProはAAC。
WindowsやAndroidでも使用するときにより快適に動画や音楽を楽しむことができます。
(iPhoneだと同じAAC接続です。)
だからといってBelkin SOUNDFORM Freedomのほうが間違いなく音質が良いというものでもないので難しいところですが。
Belkin SOUNDFORM Freedomの音質・通話チェック
低音強めのドンシャリで好感だがやや音割れもある
AirPods Proはどちらかというと音全体が聞き取りやすく調整されたクリアなサウンド。
あえて悪く言えば音の情報量が少ない印象の音質だと思います。
一方でBelkin SOUNDFORM Freedomの音質は個性的で、低音がズシンと響くいわゆるドンシャリタイプ。
個人的に低音重視なので、このバランスは好みです。
かと思えばボーカルの音は輪郭のはっきりとした聞き取りやすい音になっています。
全体的に音の輪郭を切り取って分かりやすく強調しているイメージです。
ただ、この切り取りが上手くいかないこともあるようで、曲によってはスネアの音の端やボーカルの高音の際でややジャリジャリしたノイズが聴こえることがあります。
画像をはっきりさせようとしてシャープ率を上げてギザギザした画像になったような感じとでも言いましょうか。
しかも、残念なことにiPhoneなどiOSで使用したときのほうがノイズが大きく、WinやAndroidでの使用のほうがなめらかで聴きやすくなっていました。
デュアルマイクとノイズ除去で通話品質も〇
私個人はイヤホンで通話することはありませんが、一応通話時の音質をチェックしてみました。
Belkin SOUNDFORM Freedomは、デュアルマイク×2の4つのマイクで声を拾い、cVc8.0ノイズキャンセリングによって声以外の周囲の騒音を抑制します。
夜、外に出て、車通りのあるところで通話してみましたが、多少車の音はするものの十分騒音が抑えられ、話し声をしっかりと拾ってくれています。
声が変にこもるようなこともなく、クリアで通話に支障はありませんでした。
これならテレワークにも問題なく使えそうです。
Belkin SOUNDFORM Freedomの遅延チェック
続いて動画再生時の音声の遅延(いわゆる音ズレ)をチェックです。
iPhoneでYouTubeでミュージックビデオやトーク系の配信、Amazon Prime Videoでアニメを見たりしてみましたが、何の違和感もなく楽しむことができました。
AACでもaptXでも、体感ではっきりわかるほどの差はないですね。
ゲームまでは確認していませんが、音ゲー以外のライトゲームなら問題なくプレイできると思います。
「Find My(探す)」を使ってみた
なんといってもBelkin SOUNDFORM Freedomの最大の特徴は、Apple Find Myに対応した初のサードパーティー製ワイヤレスイヤホンであること。
私もここが一番興味のあったところです。
「探す」Appの設定方法はめちゃくは簡単。
まずはケース裏面のボタンを3回押して、Apple Find MyがONなのかOFFなのかを確認します。
音が1回しか鳴らなければ機能がオフになっているのでもう一度3回押してオンにします。
探すAppを開いて
「持ち物を探す」タブを開きます。
「項目を追加」をタップすると
SOUNDFORM Freedomが見つかるので「接続」をタップ。
イヤホンに名前を設定できるので、好きな名前を設定します。
(「紛失モード」を使う場合、他人に見られることも考慮に入れておきましょう。)
使用中の端末のApple IDにイヤホンが登録されました。
登録が終わるとこの画面に。
「終了」をタップして設定終了です。
公式「Belkin AUC002をApple Find Myに接続する方法」
設定後は、Belkin SOUNDFORM Freedomの位置を随時「探す」アプリ上で確認することができます。
また、近くにあってイヤホンが見つからないときは「サウンドを再生」でイヤホンから音を出して場所を確認。
「通知」をオンにしておけば、Belkin SOUNDFORM Freedomの近くに誰かのiOSが近づくたびにApple Find Myネットワークを通じて自分のiOSに通知が表示されます。
また、紛失モードを有効にしておけば、万が一イヤホンを紛失したときの連絡先や見つけた人へのメッセージを入力することもできます。
ただし、探せるのはケースのみ。
イヤホン片っぽ見つからんぞ!
という場面では使えない点に注意です。
Apple Find My全部にいえることですが、他人に持たせて位置情報を追跡できてしまうことは忘れてはいけません。
Belkin SOUNDFORM Freedom レビューまとめ
Belkin SOUNDFORM Freedomをレビューしました。
使用してみた感想としてはこんな感じ。
3.0
〇 ここがよかった
- Apple以外で初の「Find My」対応
- 低音が強調された”ドンシャリ”サウンド
- AirPods Proより優れた点が多い
△ ここがイマイチ
- 曲によっては音割れすることがある
- ANCがない
- 接続がうまくいかないことが多い
「探す」アプリは、家の中でどこに置いたか分からないときに音を鳴らして探せるのは便利だと思います。
機能としては面白いですけど、外出先でなくすことはないと思うので、個人的にはApple Find Myはオフのままで使うことになりそう。
単純にイヤホンとして見れば、低音強めの音質が好みです。
ただ、曲によって音割れというか音の端のジャリジャリが気にることがあるのがちょっと残念。
また、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能がないのも惜しいなと。
Apple Find Myまで使用して探すほどのイヤホンなら、もう少し値段が高くてもANCを搭載してほしかったです。
それから、私のだけかもしれないんですが、
- ケースを開けてもBluetooth接続しようとしない
- Bluetooth接続で検出されない
など、接続トラブルの頻度が高めです。
一度繋がってしまえば音飛びや途切れなどもなく、低音強めのサウンドが快適ではあるんですが、何度かケースを開け閉めしたりするのはちょっと面倒かも。
価格が3分の1で、「探す」アプリも使えて、スペックだけならAirPods Pro超えの部分も多いで、Belkin SOUNDFORM Freedomは、十分AirPods Proの代替イヤホンと言えます。
正直発売から時間の経ったAirPods Proは割高すぎるので、代わりのイヤホンを探している人におすすめです。
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