ちょうど良さの完成形、Google Pixel 10(Frost)実機レビュー|カメラ性能中心|Pro/9aとの比較

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評価:3.5

約3年使用していたGoogle Pixel 7から、2025年8月28日に発売したGoogle Pixel 10に乗り換えました。

“Pro”ではなく、無印の方です。

iPhone 16 Proとの2台持ちで、日常使いはPixel側としています。

普段はあまりスマホのレビューはやらないのですが、せっかく購入したのでレビューしてみたいと思いました。

今回はスペック表とにらめっこするタイプではなく、肩肘張らない感想ベースのレビューです。

それと重要な前提をひとつ。

私はゲームをしませんし、AI関連の機能も使いません。 なので評価の中心は、毎日の使い心地とカメラ周り。

数値より“暮らしのテンポが上がるか”を軸に、良かった点も気になった点も、包み隠さず書いていきます。

〇 ここがよかった

  • 画面が明るくて綺麗
  • Pixelsnapのマグネットで便利
  • 違和感なくサクサク動作する
  • イヤホン・ヘッドホンの音がやたら良い
  • オートでも写真がキレイに撮れる

△ ここは注意

  • 純正カメラアプリの動画制御がひどい
  • コスパ重視なら9aのほうが有利
  • iPhoneより移行がめんどくさい
  • (四隅が丸いのが嫌)
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ガジェットブロガー

バビ

プロフィール

東京在住のガジェット好き会社員ブロガー。 デザイン性の高いガジェット・スマホ・PC周辺機器を、実体験にもとづき200本以上レビューしています。 経験を活かした専門的かつ正直なレビューをお届けします。
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Google Pixel 10の概要

まずはGoogle Pixel 10の特徴とスペックをサッと確認。

主な特徴

  • 明るい屋外でも見やすい画面(120Hz/高輝度Actua OLED)で、真昼の地図や撮影が快適。
  • 遠くも寄りも強いトリプルカメラ(広角・超広角・5倍望遠)で、旅行やイベントの記録が幅広い。
  • マグネット対応のQi2充電で、貼り付くスタンド/車載/モバイルバッテリーがすぐ使える。
  • キビキビ動く+長く安心(新世代チップ×十分なメモリ/OS・セキュリティは長期サポート)。
  • 生活に刺さる装備(おサイフケータイ・防水防塵・デュアルeSIMで回線使い分け)。
  • AIの時短が“すぐ効く”(要約・通訳・文字起こし・写真の編集マジックを端末だけで)。
  • サイズバランス◎(6.3型。片手操作と見やすさの中間がちょうどいい)。

スペック

項目内容
SoC / セキュリティGoogle Tensor G5 / Titan M2 セキュリティコプロセッサ
メモリ / ストレージ12GB RAM / 128GB・256GB
ディスプレイ6.3型 Actua OLED, 1080×2424, 422ppi, スムーズディスプレイ 60–120Hz, Gorilla Glass Victus 2
輝度HDR最大 2,000ニト / ピーク 3,000ニト
背面カメラ48MP 広角 f/1.7 1/2″(OIS, Macro Focus)+ 13MP 超広角 f/2.2 120° 1/3.1″ + 10.8MP 望遠 f/3.1 1/3.2″(OIS, 光学5倍)/超解像ズーム最大20倍
前面カメラ10.5MP Dual PD AF, f/2.2, 超広角95°
動画背面: 4K 24/30/60fps, 1080p 24/30/60fps/前面: 4K 30/60fps/10-bit HDR、各種手ぶれ補正
バッテリー4,970mAh(標準, 最小4,835mAh)
充電(有線)約30分で最大55%(USB-C PPS 30W以上の充電器使用時)
ワイヤレス充電Pixelsnap(Qi2認証)最大15W
防水防塵IP68
生体認証指紋認証 / 顔認証
通信Wi-Fi 6E(2.4/5/6GHz, 2×2 MIMO)、Bluetooth® v6(公式表記)、NFC、Google Cast
位置測位GPS / GLONASS / Galileo / BeiDou / QZSS / NavIC
SIMデュアルSIM:(nanoSIM×1 + eSIM×1)または(eSIM×2)/eSIMは同時2回線有効
対応バンドn77/n78/n79, LTE 1/3/8/18/19/21, 42 等(詳しい対応バンドは公式仕様参照)
FeliCa / おサイフ対応
サイズ / 重量152.8 × 72.0 × 8.6mm / 約204g
素材Corning® Gorilla® Glass Victus® 2(前面・背面)+ アルミフレーム(サテン仕上げ)
OS / 更新Android 16 / 7年のOS・セキュリティ・Pixel Dropアップデート
端子USB Type-C 3.2
カラーObsidian / Frost / Indigo / Lemongrass
同梱物本体、USB-C to Cケーブル(USB2.0, 約1m)、SIMピン
価格(日本)128,900円〜

なんでPixel 10を購入したのか?(実質22,000円で買えた!)

私は2022年の夏に発売してたときにPixel 6から乗り換えて、Pixel 7をメインで使っていました。

iPhone Proと併用していて、普段使いにはPixelの方が使い勝手が良く、次もPixelがいいなとは思っていたのですが、そんなPixel 7もさすがに古くなってきました。

そろそろ別のAndroidに乗り換えようかと思っていたところでちょうどPixel 10の予約が開始。

iPhone 16 Proも持っているので、Proではなく、無印の方でいいのですが、129,800円。高い…。

試しにPixel 7を下取りに出そうとしてみたんですが、買取価格は14,500円にしかならず。
(というか、同じPixelなんだから中古価格よりは高く買い取って欲しい。)

諦めようか思って調べまくったところ、MNPでauの「スマホトクするプログラム」というのを使うと、2年後返却で実質22,000円で購入できることを発見!

月々の支払いは965円(初回は970円)で、auの回線は途中解約もOKです。

ただし、au回線は月8,000円くらいのプランに入らないといけないし、契約事務手数料3,850円も必要なので、実際にはさらに1か月で解約したとしても+13,000円くらいかかります。

なので、本当の総額は35,000円くらいでしょうか。

ですが、Pixel 7のメルカリでの相場が約30,000円なので、手数料を差し引いても私の持ち出しは8,000円程度で済みます。

8,000円で2年間Pixel 10が使えるらいいかな、と思ったので購入することにしました。

デザインと画面

見た目と“手に持った感じ”

Google Pixel 10 Frostのパッケージ

パッケージは最近流行りのサステナブルな感じ。

iPhoneと比べると開封体験のワクワク感は少ないかも。

Google Pixel 10 Frost背面

私は4色の中から薄いグレーっぽく見えたので「Frost」を選んだのですが、実際は薄い青といった感じの色でした。

背面素材は強化ガラス製。

指紋がつきにくい素材とのことですが、まあ、普通につきます。

Google Pixel 10 Frostカメラバー

最初の頃は色々言われていましたが、もはやPixelの代名詞ともなったカメラバーは、Pixel 10でもめちゃくちゃ出っ張っています。

これだけ飛び出してると、ケースなしでの運用はちょっと考えにくいと感じるのですが、逆にカメラ周りをバーの中にガチっと集めることで丈夫そうにも見えるので、一長一短なのかもしれません。

Google Pixel 10 Frost上部

SIMカードスロットは真上に配置。

今まで横にあるタイプしか使ったことがないので、ちょっと驚きました。

右側に空いた穴は環境音(ノイズキャンセル)用マイクで、通話や動画撮影時に周囲の音を拾って、下部マイクと組み合わせてノイズ低減・ビームフォーミングに使われます。

再度フレームは、サテン仕上げによる 航空宇宙グレードのアルミニウム製。

Google Pixel 10 Frost電源・音量ボタン

電源ボタンと音量ボタンは、ディスプレイを正面にして持った時に右側に配置。

音量ボタンは上下が一体になっていて、カメラ起動時はシャッターとしても使用することができます。

Google Pixel 10 Frost下部

下部にはUSB-Cポートと、その両脇には片側はスピーカー、もう片側はマイクが配置されています。

Google Pixel 10 FrostとPixel 7背面
Google Pixel 10 FrostとPixel 7下部

Pixel 7と比べて大きく変わったなと感じたのは、四隅の丸み。

“四角”の外観は丸みを帯び、逆にサイドは丸みがなくなっています。

カメラバー以外はiPhoneぽい見た目だなと感じて、個人的には四角い方が好みでした。

Google Pixel 10 FrostとiPhone 16 Pro
Google Pixel 10 FrostとiPhone 16 Proは角の丸みが同じ

実際、iPhone 16 Proと並べてみるとサイズこそ違うもののなんとなく似た雰囲気があります。

また、角を合わせるように重ねてみたら丸みが完全に一致していました。

iPhoneとPixelの2台使いの私としては、どちらもクリアケースを使うと手触りで判断できなくて紛らわしいです。

Google Pixel 10 Frostの重量

約200g超えで軽量級ではないものの、重心が中央寄りでバランスが良く、片手操作も苦になりません。

Google Pixel 10 Frostの手の収まり

6.3インチとしては横幅72mmで握りやすく、サテン調のフレームが指に引っかかりすぎないちょうど良さ。

とはいえ滑りは中程度なので、私はケースに入れて使う予定です。

前面はフラットガラスなので、ガラス/TPUどちらのフィルムでも端が浮きにくいのも好印象でした。

ディスプレイの見やすさ

Google Pixel 10 Frostディスプレイ

Actua OLEDの120Hz表示は、スクロールの滑らかさと文字のクッキリ感が両立。

屋外ピーク輝度が高く、Pixel 7では画面が見づらかった真夏の直射日光下でも、細かな文字までしっかり視認することができます。

自動輝度の追従も素早く、屋内→屋外の移動で“ワンテンポ待たされる”感じが少ないのが実用的。

色味は標準でニュートラル寄り。

Google Pixel 10とPixel 7のディスプレイ比較

写真はディスプレイの明るさを最大にしたPixel 7(左)と、Pixel 10(右)なのですが、比べるとかなりの違いを感じます。

並べてみて気づいたのですが、フロントカメラのパンチホールが少しだけ大きくなっていて、ちょっと気になります。
(Pixel 7は小さくて映画を全画面拡大でも気にならなくてよかったのですが……。)

スマホが待機状態でも画面が表示されるAODにも対応していて、時計・通知が見やすく、屋外での明るさ制御も自然です。

画面内指紋認証はフィルム越しでも安定し、顔認証との併用でロック解除のストレスを感じないのは、iPhoneよりも気に入っています。

Google Pixel 10とiPhone 16 Proディスプレイの比較

せっかくなのでiPhone 16 Proと画面の表示を比べてみたのですが、Pixel 7の方が明るくて驚きました。
(どちらも同じメーカーの同じガラスフィルムを貼っています。)

装着したケースと保護フィルム

ケース

Google Pixel 10 FrostとMous 超薄型クリアケース(Pixelsnap 対応)

ケースは、Googleストアから「Mous 超薄型クリアケース(Pixelsnap 対応)」を購入しました。

「Smokey Grey Tint」というカラーを選んだのですが、マグネットリングがグレーなだけで、本体はどう見ても透明なブルー。

Mous 超薄型クリアケース(Pixelsnap 対応)Smokey Grey Tint

「極薄」とありますがそれほど薄くはなく、ほとんど曲がらない硬質なPC(ポリカーボネート)素材です。

なかなかの厚みと硬さなので、ちょっとやそっとの衝撃では傷付かなそう。

Google Pixel 10 FrostにMous 超薄型クリアケース(Pixelsnap 対応)Smokey Grey Tintを装着

装着してみると思いの外Frostのカラーとマッチしました。

Pixel 10にぴったりフィットするように作られていて、最初からこういうスマホかと思うほどフィットしています。
(そのせいか、一回装着すると外すのが大変なほどです。)

断崖絶壁のように出っ張っている背面カメラバーとの境界が緩やかになり、カメラバーも保護されるのは良いですね。

硬質ではあるのですが、吸着感のある手触りでグリップ力もあるため、滑り落ちにくい印象。

ウェットな手触りのデメリットとして、指紋は目立ちます。

ガラスフィルム

ガラスフィルムはiPhone 16 Proでも使っている、TORRAS「GlassGo Ultra」にしました。

TORRAS「GlassGo Ultra」for Google Pixel 10

このフィルムの良い点の1つ目は、貼り付けがとんでもなく簡単なこと。

ガイド枠を装着してオレンジの紐を引っ張るだけで静電気によるチリ・ホコリの除去と、フィルムの貼り付けを同時に行うので、不器用な人でもぴったりキレイにフィルムを貼ることができます。

さらに凄いのが、特殊な加工がされていて、指の腹で画面をベタベタ触っても全くと言っていいほど指紋がつきません。

Google Pixel 10ガラスフィルム貼り付け前のディスプレイ
貼り付け前
Google Pixel 10、ORRAS GlassGo Ultra貼り付け後のディスプレイ
貼り付け後

また、ガラスの透明度も高く、貼り付け前と後で画面の見え方がほとんど変わっていません。

そこそこ高いのですが、この値段を出すだけの価値があります。

日常動作の感想

普通にサクサク動く

難しいスペックの話は抜きにして、私の体感としては、やはりPixel 7より少しだけ動作が速くなっていると感じます。

とはいえPixel 7に不便を感じていたわけではないので、「より便利になったかな?」くらいの印象。

ゲームをしないので、あまり負荷のかかることはしないのですが、LightroomでRAW画像を編集しているときに、少し重いかな?と感じる場面はありましたが、基本的にサクサク動きます。

長時間撮影しているとそこそこ熱くなる

レビューのために、真夏に外で写真・動画の撮影を20〜30分連続して行っていたら、そこそこ発熱しましたが、動作がカクつくほどではありませんでした。

なんか音がめちゃくちゃ良い

キレイな画面で動画を見てみようと、ワイヤレスイヤホンをしてDisney +でガンニバルを見ていていてびっくり。

音が信じられないくらいクリアで、臨場感も凄い。

別のワイヤレスイヤホンに変えても同じで、YoutTube Musicでも同じ。

正直、これだけでPixel 10買って良かったなと思えるレベルです。

Pixel 8、9を使ってないので、もしかすると以前からこれくらいの音質だったのかもしれませんが、Pixel 7から乗り換えた私としては驚愕でした。

AIが凄いらしい

のですが、私は使わないので、何がどう良くなったのか、概要だけまとめておきます。

Pixel 10のAIは、従来の「要約・通訳/翻訳・文字起こし・編集マジック」は継続しつつ、Tensor G5+Gemini Nanoで応答が速くなりました。

新たにMagic Cueが端末内情報を横断して先回り提案、通話のVoice Translateは自然な声色で翻訳。

Gemini Liveで会話操作、Pixel Screenshotsでスクショ検索・要約、Camera Coachで撮影前ガイド。

結果、“探さず・迷わず・その場完結”で時短が進化しています。

スマホを使う上でサポートが充実してはいるのですが、今のところどれも用事がないので使っていません。

写真の編集周りではiPhoneに比べるとユニークで面白い機能も多いのですが、実用する場面はないかなという印象です。

文字起こしの精度は、Pixel 7でもかなり高かったので、さらに進化しているのであれば期待できると思います。

Pixel版MagSafe「Pixelsnap」搭載

Pixel 10で私が一番気になっていたのが新たに搭載された「Pixelsnap」。

「マグネット+Qi2ワイヤレス充電」で、要はiPhoneのMagSafeのGoogle Pixel版です。

マグネットリングに対応したワイヤレス充電器やスマホスタンドなどのアクセサリが、リングなしでも使用できるようになりました。

Google Pixel 10 Frostとマグネット式ワイヤレス充電器

とはいえ、Pixel 10を裸で使うことはなく、今までも非正規のリング付きケースを使用していたので、実際の使用感は変わらず。

それでもなんというか、やっと公式化したのが嬉しいです。

とはいえケースを使う場合は、リング付きでないとPixelsnapは使えない点には注意です。

バッテリーと充電

Pixel 10は4,970mAhのバッテリーを搭載。

80%までの充電で、写真と動画を試すために2、3時間撮影しまくって、家でもXを見ていたりしても、就寝前のバッテリー残量は30%以上だったので、電池持ちは悪くない印象です。

Google Pixel 10の有線充電速度

バッテリー残量34%くらいで有線充電してみたところ、25.25Wで充電されていました。

なので、充電器を用意するなら、30Wクラスのものを用意するのが良いと思います。

「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」あたりがコンパクトでおすすめです。

ワイヤレス充電はQi2に対応していて、最大15Wでの充電が可能。

マグネット対応になったので、Qi2対応のマグネットスタンドタイプの充電器があると便利です。

Pixel 10のカメラで色々試してみた(作例)

写真:広角2xと夜景はキレイ

まずはそれぞれのレンズで普通に写真を撮ってみます。

標準の広角(1x(25mm))レンズから。

Google Pixel 10の広角レンズ作例(縦)
1x(25mm)
Google Pixel 10の広角レンズ作例(横)
1x(25mm)

ナチュラルな色味でコントラストもしっかり出ている印象です。

Pixel 10の広角は48MPセンサーですが、標準の写真は4画素を1画素にまとめる“ピクセルビニング(4→1)”+HDR+多枚数合成を前提に処理され、最終出力は12MPになります。

これにより

  • 暗所でもノイズが少ない
  • ダイナミックレンジが広い
  • 手ぶれの“サブピクセル差”を使った超解像が効く

といった“見た目の解像感”を稼げます。

続いて2x。

カメラアプリでは 「0.5、1、2、5」の4つが選択可能ではあるのですが、2倍は広角1xのレンズで中央クロップ+超解像で出力されているので、2倍のレンズがあるわけではありません。

Google Pixel 10の広角2倍での作例(縦)
2x(50mm)
Google Pixel 10の広角2倍での作例(横)
2x(50mm)

個人的に1番使いやすい画角と感じます。

超解像で補正されているからなのか、1xよりもキレイにも感じます。

次は超広角(0.5x(13mm))

Google Pixel 10の超広角での作例(縦)
0.5x(13mm)
Google Pixel 10の超広角での作例(横)
0.5x(13mm)

思った以上に広角で、1枚目は頭の上にあった街灯までフレームインしてきてびっくりしました。

あと、持つ位置を気をつけないとスマホを持つ手まで入ってくることがあります。

超広角は12MPなので、晴れて明るいとそれなりにキレイに撮れますが、暗いとセンサーが小さいのでザラつく可能性があります。

次は望遠(5x(110mm))

Google Pixel 10の望遠での作例(縦)
5x(110mm)
Google Pixel 10の望遠での作例(横)
5x(110mm)

5倍望遠は、10.8MPを12MPにアップサンプルしているので、こういう晴れた屋外ではそれなりに撮れますが、条件が悪いと引き伸ばし感が出やすくなります。

2枚目は若干その感じがある気がします。

最後は最大20倍望遠

Google Pixel 10の20倍望遠での作例(縦)
20x
Google Pixel 10の20倍望遠での作例(横)
20x

20倍望遠は5倍望遠をデジタル処理して拡大するデジタルズームです。

上の塔みたいな直線的なデザインだと比較的にキレイになります。

下の寺の屋根も幾何学的な模様は比較的キレイですが、赤い鬼(?)はぼやけていますね。

Google Pixel 10の20倍望遠での作例(JPG)
JPG
Google Pixel 10の20倍望遠での作例(RAW)
RAW

20倍でRAW撮影した写真と比べて見ると分かりやすいのですが、本来の写りは右で、これがデジタル処理されて左のJPGに整えられています。

続いてポートレートモードも試してみました。

Google Pixel 10のポートレートモードでの作例
ポートレートモード 2x

これも2xで撮影ていますが、かなりキレイです。

ボケ感も自然でこれが1番使えそう。

続いてマクロも見てみます。

Google Pixel 10のマクロモードでの作例
マクロ

これもキレイに撮れます。

Pixel 10のマクロは“寄れる超広角”と“離れて拡大できる望遠”を状況で使い分け、合成と超解像で細部を引き出しています。

次は夜景です。

せっかくなのiPhone 16 Proと比べてみました。

Google Pixel 10の夜景写真の作例
Pixel 10
iPhone 16 Proの夜景写真の作例
iPhone 16 Pro

これはもう一目瞭然ですが、Pixel 10の方が夜景がキレイです。

これはそれぞれの処理の特性の違いで、Pixel 10は夜景モード(HDR+)で多数枚を長時間合成し、手ぶれの微小ズレも活かしてノイズを平均化+細部を復元、影の色も機械学習で自然に整えます。

一方、iPhone 16 Proは動体ブレ回避や色の安定を優先しがちで、露出・ノイズ低減がやや保守的。

結果として、同条件ではPixelのほうが明るくザラつきが少ない“情報量の多い”夜景に見えやすいのが違いです。

iPhoneではゴーストとフレアがありますが、Pixel 10にはありません。

たぶん”ない”のではなく、ソフト側の処理によって”消してる”んだと思います。

ここはどちらが良いというのは一概に言えませんが、Pixel 10の方がキレイに見える夜景を簡単に撮れるとは言えます。

私はほとんど使わないのですが、一応フロントカメラも見てみましょう。

Google Pixel 10のフロントカメラ1xの作例
1x
Google Pixel 10のフロントカメラ0.7xの作例
0.7x

フロントカメラは10.5MPで超広角95°。

0.7倍の方がかなり広角なので使い勝手は良さそうです。

最後に気にする方の多い、食べ物の写真を撮ってみました。

Google Pixel 10の食べ物写真の作例

すみません。そもそも私食べ物の写真を撮るのがド下手くそなのであまり参考にならないかもしれません。

写真に関しては、広角(1倍・2倍)でオートでそのまま撮っても簡単にキレイに見える写真が撮れる、という印象です。

特に2倍とポートレートは撮って出しでもそれなりに雰囲気の良い写真が撮れると感じました。

一応、Lightroomでサッと現像してみた写真もちょっとだけ。

Google Pixel 10の写真をLightroomで現像①
Google Pixel 10の写真をLightroomで現像②
Google Pixel 10の写真をLightroomで現像③

やっぱり2倍で撮った写真は良い感じでした。

そのほかの作例はnoteの方にまとめておいたので、よかったらご覧ください。

その他の作例→ https://note.com/shikamori/n/n923c3a929c64

動画:純正カメラは使えない

動画性能もチェックしてきましたが、正直純正カメラでの撮影は使いものにならないという感想です。

動画は再生後、4K設定にしてください。

動画はすべて4K、24FPSで撮影しています。

まずは普通に広角(1x)での撮影です。

写真と比べると色がぼやけていて、コントラストも弱く、画質も荒く感じます。

次は手ぶれ補正(標準)の性能です。

手だけは固定するよう注意して、普通に歩いてみましたが、まあ、それなりにブレます。

もう少しブレないように注意して歩けばもう少し揺れは軽減できると思います。

次が問題なのですが、5倍望遠での動画です。

とにかく酷い画質。

どうやら純正カメラの制御の問題のようで、おそらく5倍望遠を選んでいるのに望遠レンズを使わず、標準レンズでクロップしているようです。

恐らく手ブレ補正のためにそのような処理をしているんじゃないかと。

ここの制御は純正カメラ任せで操作できないので、状況によってはキレイに撮れることもあるとは思うのですが、さすがに酷い。

ですが、この日は何度試してみも同じでした。

Pixel 7の方がキレイに撮れたので、ここは大きなマイナスポイントです。

じゃあ、こっちで制御してやろうと、試しに、Blackmagic Cameraを使用して、望遠レンズ固定で撮影してみました。

日差しが強いので多少白飛びしているところもありますが、画質の荒さはほとんど気になりません。

もしやと思い、Blackmagic Camearで広角レンズでも撮影してみました。

色もしっかり出ていますし、純正カメラアプリを使うよりも明らかに画質もキレイです。

ということで、Pixel 10の動画は純正カメラアプリは使わない方がいい、と私は結論づけました。
(状況にもよるとは思いますが。)

Pixel 10 Pro、Pixel 9aとの比較

Pixel 10の購入で迷うのは同じシリーズのPixel 10 Proと、一つ前のPixel 9aだと思います。

なので、簡単に比較してみました。

比較表

項目Pixel 10Pixel 10 ProPixel 9a
SoCGoogle Tensor G5Google Tensor G5Google Tensor G4
RAM / ストレージ12GB / 128・256GB16GB / 128・256・512GB・1TB8GB / 128・256GB
画面6.3″ Actua OLED, 1,080×2424, 120Hz, 最大3,000ニト(ピーク)6.3″ Super Actua LTPO, 1–120Hz, 最大3,300ニト(ピーク)6.3″ Actua pOLED, 1,080×2424, 120Hz, 最大2,700ニト(ピーク)
背面カメラ48MP広角 + 13MP超広角 + 10.8MP望遠(5×)/超解像ズーム20×50MP広角 + 48MP超広角 + 48MP望遠(5×)/Pro Res Zoom 100×48MP広角 + 13MP超広角/超解像ズーム8×
前面カメラ10.5MP AF42MP AF13MP
動画背面4K 24/30/60fps背面8K 24/30fps, 4K 24/30/60fps背面4K 30/60fps
バッテリー(公称)4,970mAh4,870mAh5,100mAh
有線充電約30分で最大55%(30W以上のUSB-C PPS使用時)※W数は非公表約30分で最大55%(30W以上)“急速充電”表記(詳細非公表)
ワイヤレス充電Pixelsnap(Qi2)最大15WPixelsnap(Qi2)最大15WQi準拠(W数非公表)
通信 / Wi-Fi5G, Wi-Fi 6E, BT v6, NFC5G, Wi-Fi 7, BT v6, NFC, UWB5G, Wi-Fi 6E, BT 5.3, NFC
SIMデュアルeSIM(同時2回線有効)デュアルeSIM(同時2回線有効)デュアルSIM(nanoSIM + eSIM)
生体認証 / 防塵防水指紋・顔 / IP68指紋・顔 / IP68指紋・顔 / IP68
OS / アップデートAndroid 16で出荷 / 7年アップデートAndroid 16で出荷 / 7年アップデートAndroid 15で出荷 / 7年アップデート
価格128,900円〜174,900円〜79,900円〜

Pixel 9aとの違い

いちばん大きい違いは、総合力のPixel 10か、価格重視のPixel 9aか、です。

Pixel 10は新チップ(Tensor G5)+12GBメモリで処理とAIの余裕があり、カメラも広角・超広角に5倍望遠が加わって遠くをきれいに撮れます。

画面は屋外で明るく見やすく、Qi2の磁気ワイヤレス充電に対応してマグネット系アクセが使えるのも利点。

一方のPixel 9aは価格がぐっと安く、日常の基礎性能やPixelらしい写真体験は押さえつつ、望遠カメラと磁気充電は非対応、画面の明るさや素材は控えめ、処理性能も一段下。

ただし電池容量は9aのほうが大きめ

まとめると――「機能も余裕も欲しいならPixel 10、コスパ優先ならPixel 9a」、という感じです。

価格差およそ5万円というのはかなり大きいので、キャリアの割引なしで購入するならPixel 9aで十分だと思います。

Pixel 10 Proとの違い

ざっくり言うと、カメラ・画面・接続性・メモリが“Pro”の強化ポイントです。

Pixel 10 Proは広角/超広角/望遠のセンサーや画素が上位で、夜景や望遠域の粘りが一段強く、動画機能も余裕があります。

画面はLTPO(1–120Hz)&高輝度のSuper Actuaでスクロールや屋外視認性がよりリッチ。

中身は同じTensor世代ですが、RAMが多めで重作業や長時間撮影の安定性に効きやすい。

さらにWi-Fi 7やUWBなど上位の無線機能を備えるのがProの差分です。

逆にAI体験や基本操作感はほぼ共通で、Qi2の磁気ワイヤレスや防水など日常性は同等

価格差を踏まえると、写真・動画にこだわる/通信環境を最先端で揃えたいならProコスパ良く“Pixelらしさ”を満喫したいなら無印(Pixel 10)が分かりやすい選び方です。

まとめ:Google Pixel 10がおすすめな人

Google Pixel 10(Frost)

ということで、Google Pixel 10をレビューしました。

総合的な私の評価はこんな感じです。

おすすめ度   3.5

〇 ここがよかった

  • 画面が明るくて綺麗
  • Pixelsnapのマグネットで便利
  • 違和感なくサクサク動作する
  • イヤホン・ヘッドホンの音がやたら良い
  • オートでも写真がキレイに撮れる

△ ここは注意

  • 純正カメラアプリの動画制御がひどい
  • コスパ重視なら9aのほうが有利
  • iPhoneより移行がめんどくさい
  • (四隅が丸いのが嫌)

画面が明るくてキレイで見やすく、イヤホンの音質がやたら良いので、動画や音楽を楽しむのに向いています。

マグネットタイプのワイヤレス充電やアクセサリを使ったことがない人は、Pixelsnapの便利さに驚くはず。

写真も難しい設定なしで撮って出しでもそれなりにキレイに撮れると思います。

ただ、一方で、純正カメラアプリの動画の制御は酷いです。

もしかしたら私の撮影環境がたまたま悪かっただけかもしれませんが、正直使う気にはなれません。

また、iPhone→iPhoneと比べると、Pixel→Pixelは、アプリごとの設定やログイン情報が引き継がれず、移行が面倒です。

あとは完全に個人的な感想なのですが、四隅がiPhoneみたいに丸いのが嫌です。

サイズ感も近くて、見ないで手に取る時に判別しづらくなりました。

コスパはPixel 9aの方が良いと思うので、もう少し総合力と余裕が欲しい、という人はPixel 10はおすすめです。

Google Pixel 10がおすすめな人
  • “全部入り”だけど重すぎ・高すぎは嫌:望遠5倍を含むトリプルカメラや高輝度120Hz画面などを、Proほどの価格・重量なしで欲しい人。
  • 屋外でよく使う:ピーク3000ニト級の明るい画面で、日中の地図・撮影・決済を快適にしたい人。
  • マグネット充電やアクセを使いたい:Qi2(磁気)対応で、貼り付け系のスタンド・バッテリー・車載を活用したい人。
  • 長く安心して使いたい:7年アップデート重視で、買い替えサイクルを伸ばしたい人。
  • AI機能を日常で使う:要約・通訳・文字起こし・写真編集など“オンデバイスAI”をサクサク使いたい人。