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今回レビューする「Innergie C4 Duo」はUSB-C2ポート、最大45W出力のちょうどいい充電器。
2ポート使用時でも片方は最大30W出力となるため、例えばMacBook AirなどのノートPCとスマホを同時に充電することができます。
スマホ2台を同時充電するなら20W+20Wのように振り分けて、どちらにも急速充電することが可能です。
MacBook Proを充電するとなると13インチモデルでも最低61W程度必要になりますが、その分充電器のサイズも大型になってしまいます。
45W程度ならサイズもコンパクトで邪魔になりません。
また、ポートごとに出力が決まっているということもなく、繋いだデバイスに合わせて自動で電力を振り分けるので、いちいちどっちにケーブルを挿すんだっけ?と悩む必要もなし。
Innergie C4 Duoを試してみてとても良かったので、しばらく使っていた別のメーカーの2C1Aの3ポート65W充電器と交換することにしました。
何か新しい特別な技術が使われているわけではないのですが、デザイン、品質・技術の高さ、安定性どこをとっても非の打ち所がありません。
もう筐体(外装)の質感からしてモノが違うのが一目でわかります。
ということで、USB-C×2・最大45W出力のUSB急速充電器「Innergie C4 Duo」をレビューします。
PRとは関係なく、久しぶりに手放しでおすすめできる素晴らしい製品でした。
〇 ここがよかった
- 最大45WでMacBook AirとiPhoneを同時充電できる
- 外装のクオリティが非常に高い
- PPS対応でGalaxyなどの対応機種も急速充電
- デザインがおしゃれ
△ ここがイマイチ
- 値段がちょっと高い
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Innergieブランドについて
「Innergie(イナジー)」は、「Delta Electronics(デルタ電子)」が消費者向けの電子製品と電力ソリューションを提供するため、2008年に立ち上げたブランドです。
デルタ電子は、台湾に本社をおく世界トップクラスの電源装置メーカーで、安全性と品質の高い電力を提供するため、高品質の材料と厳しい生産管理のもとで製品を生産しています。
高い技術力があることはもちろんですが、早くから環境保護や省エネルギー化にも取り組んでいて、エネルギー変換効率の高い充電器を製造することで、充電するたびに無駄になるエネルギーを3%削減することができます。
さらに、すべての充電器を100%再生可能エネルギーで製造していて、製造プロセスから発生する廃棄物を100%リサイクルするという徹底ぶり。
製造メーカーとして世界で初めて廃棄物ゼロの第三者認証を取得しました。
Innergie C4 Duoは、そんなInnergieブランドの「One For All 急速充電器」シリーズのひとつ。
One For All 急速充電器シリーズでは、「充電器は1つで十分」をコンセプトにスマホ、ノートPC、タブレット、ゲーム機など、ほぼすべてのデバイスを一つの充電器で充電することができます。
Innergie C4 Duoの特徴・スペック・同梱品
- USB-Cポート×2。ポートを選ばず自動的に最適な出力を振り分け
- 1ポート最大45W。2ポート最大30Wで、ノートPCとスマホを同時充電できる
- コンパクト設計&折畳み式プラグで持ち運びやすい
- 100% 再生可能エネルギーで製造され、電力変換効率が高く、環境に優しい
- PPS対応でGalaxyなどの対応機種も急速充電
- InnerShield™安全保護システム搭載
カラー | ホワイト |
サイズ | 30.4×42.8×45.6mm(プラグ除く) |
重さ | 95g |
ポート | USB-C×2 |
1ポート使用時出力 | 5V=3A / 9V=3A / 12V=3A / 15V=3A / 20V=2.25A(45W Max) PPS:5V -16V 3.0A(45W Max) |
2ポート使用時出力 | 30W+15Wまたは20W+20W |
プロトコル | PD3.0、PD3.0(PPS)、QC3.0、QC4.0、Apple Mode、SFC |
メーカー | Innergie |
- Innergie C4 Duo本体
2023年からパッケージングはプラスチック素材を廃止して簡素化されています。
包装の小型化、物流を効率化で地球への負担軽減を実現しています。
ケーブルは付属しないので、USB-Cタイプのものを別途用意する必要があります。
Innergie C4 Duoレビュー
デザイン性・クオリティの高いシームレスなデザイン
Innergieの充電器といえばこの上質なホワイト一色の洗練されたデザイン。
表面はツルッとしたグレアな仕上がりで、透き通るような純白の100%ポリカーボネートは、まるでボーンチャイナの陶器のようにも見えます。
質感的にはMacBookの純正充電器よりも上質と感じます。
USB-Cポート×2は前面の下側に配置。
程よい距離をとってポートが配置されているため、隣同士のコネクタが干渉することもありません。
筐体の継ぎ目はこの前面のフチのところだけにあって、目を凝らしてよく探さないと見つけられないほどシームレス。
ここまで精巧な筐体の充電器は、Innergie以外では見たことがありません。
折りたたみ式の電源プラグはUSB-Cポートの反対側に配置。
大理石でも切り出したかのように平面で構成されていますが、この面から見た角の辺だけに大きく丸みを持たせているのが印象を和らげています。
スペックの記載と各種認証は、ギリギリ読めるくらい薄いグレーでで底面に印字。
全体的にApple純正充電器と似たカラーリングで、上位互換という印象を受けました。
GaN採用のコンパクト設計&折畳み式プラグで持ち運びにも
サイズは30.4×42.8×45.6mmと、最大30W出力のInnergie C3 DUOと同じサイズ。
Innergie C4 Duoでは、従来のシリコン半導体に比べてエネルギー変換効率の高いGaN(窒化ガリウム)半導体を採用しているため、C3 DUOと同じサイズにも関わらず、最大45W出力を実現しています。
コンパクトな上にプラグは折りたたみ式なので、ポケットに入れて外出先へ楽々持ち運ぶことができます。
重さは約95g(実測96g)と、さすがにC3 DUOよりはちょっとだけ重くなっていました。
ついでにMacBook Air付属の30W出力の充電器と比べてみました。
Apple純正が1ポート30Wなのに対してInnergie C4 Duoは2ポート45Wでしかもコンパクト。
MacBook Airは30W以上の出力でも充電できるし、Innergie C4 Duoなら合わせてスマホも充電できると考えるとApple純正充電器を使う理由が見当たりません。
コンパクトなのでコンセントに挿しても隣のプラグへ干渉することもありません。
余計な装飾がないため配線周りがごちゃついて見えないのも良いですね。
ノートPCとスマホを同時充電できる最大45W出力
テスターを使用してInnergie C4 Duoの利用可能なPDO(電圧と電流の範囲)を計測してみました。
- Fix:5V=3.0A
- Fix:9V=3.0A
- Fix:12V=3.0A
- Fix:15V=3.0A
- Fix:20V=2.25A
- PPS:3.3-16V=3.0A
公称どおりのPDOでした。
15Vと20V時に最大45W出力となるので、MacBook Airなどのノート(ラップトップ)PCへも充電することができます。
PPSにも対応しているため、幅広いデバイスへ適切な出力で充電することが可能です。
手持ちのデバイスを色々充電してみました。
iPhone15 Pro
8.43V×2.26V≒19.05W
iPhone 15 Proもしっかり急速充電されています。
Google Pixel 7
8.93V×2.07A=18.48W
Pixel 7もiPhoneと同じくらいの速度で充電されています。
moto g53y 5G
14.9V×1.03A=15.35W
ワイモバ加入時に1円で手に入れたスマホもちゃんと急速充電されています。
MacBook Air M2 13inch
19.6V×0.01A=26.85W
MacBook Airは充電がほぼフルだったのですが、MagSafe充電で接続すると20V=2.5Aでネゴシエーションされていました。
Nothing ear (2)
4.94V×0.73A=3.61W
ワイヤレスイヤホン(Nothing ear (2))も問題なく充電することができました。
Innergie C4 Duo2ポート使用時の出力は30W+15Wか20W+20Wで、接続したデバイスに応じて適切な出力を自動的に配分してくれます。
2つのポートはどちらも同じで出力の制限はないので、いちいちどちらのポートに挿すべきか考える必要もありません。
試しにiPhone 15 ProとiPad Pro 12.9インチを同時に充電して、iPad Proの充電速度を計測してみました。
iPad Pro 12.9inch & iPhone15 Pro
14.4V×1.92A=27.65W
2ポート使用でも変わらずほぼ30W出力。
30W+15Wの出力になっているようです。
iPhone側は15Wなのでそこまで高速ではないものの、ノートPC(タブレット)とスマホをしっかり同時充電できるのはやはり便利です。
PPSでGalaxyなど対応スマホも急速充電
テスターでInnergie C4 Duoで使用できる急速充電のリストをチェックしてみました。
対応しているプロトコルは、
- USB BC DCP
- PD3.0
- PPS
- QC4+
- Apple2.4A
- Samsung AFC
Samsung AFCと出ていますが、スペックを見るとSamsung SFCに対応しているようなので、おそらくSFCがAFCとして表示されているんだと思います。
SFC自体は、SamsungがPPSをそう呼んでいるだけで、実際には同じものです。
なので、Innergie C4 DuoはUSB PD規格を準拠しており、信頼のおける製品だと感じます。
Galaxyスマホの新しい機種では、PPSでないと最大出力での急速充電に対応していない場合もあるので、Galaxyユーザーにもおすすめです。
保護技術による高い安全性と独自技術による高い変換効率
Innergieの充電器は「InnerShield™」という保護機能を搭載。
多重保護システムによって、過電流、過電圧、過熱、過負荷、短絡から接続されたデバイスを守ります。
テスターで徐々に電流を上げて(過電流を流して)安全装置が作動するか、簡易的に実験してみました。
上限値の0.3Aを超えたあたりで充電器がシャットダウンされました。
また、条件によっては0.3Aを超えなくても最大出力45Wを0.5〜1W超えたあたりでシャットダウンされます。
他社製品と比べても安全装置の遊びが少なく、精度が高いと感じました。
また、最大出力での充電(放電)を数十分続けてみました。
さすが、ほんのり温かくなる程度で全く熱くなりません。
今まで使ってきた同クラスの充電器の中ではトップレベルで熱くなくて驚きました。
Innergieの充電器は変換効率91%以上の高効率に設計されているので、その分無駄な熱が発生しないというのもあるのかもしれません。
効率が良い分環境への負荷が少なく、Innergie C4 Duoを使っているだけで全体として3%のエネルギーの無駄を節約することができます。
Innergie C4 Duoレビューまとめ
InnergieのUSB-C×2 最大45W充電器「Innergie C4 Duo」をレビューしました。
実際に使用してみた感想はこんな感じです。
5.0
〇 ここがよかった
- 最大45WでMacBook AirとiPhoneを同時充電できる
- 外装のクオリティが非常に高い
- PPS対応でGalaxyなどの対応機種も急速充電
- デザインがおしゃれ
△ ここがイマイチ
- 値段がちょっと高い
世界トップクラスの電源装置メーカー、デルタ電子が手掛けるだけあって圧倒的なクオリティの高さです。
40〜45Wクラスの2ポート充電器でこれ以上の製品があったら教えてほしいレベル。
価格はちょっと高めではありますが、クオリティを考えると妥当ではないでしょうか。
2ポート使用時も30W+15Wか20W+20Wで出力されて、MacBook AirとiPhoneを同時充電できるのが便利。
これ以上の出力になるとサイズも大きくなってしまうので、MacBook Air+スマホ、iPad1+スマホのような構成で使う人にはちょうどいい充電器だと感じました。
Apple純正のようにホワイト1色の洗練されたデザイン性の高さも他メーカーにはない、Innergieブランドの良さ。
自宅で使っていた65W3ポート充電器があったのですが、デザインがイマイチだし、2ポートあれば十分なのでInnergie C4 Duoと入れ替えることにしました。
マジでおすすめです。
- ノートPC+スマホなど2つのデバイスを同時に充電したい人
- 製品としてのクオリティの高い充電器を使いたい人
- 洗練されたデザインの充電器を使いたい人
- デバイスごとにポートを選ぶのが面倒な人
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