Innergie C6レビュー|クラス最小・最軽量の60W充電器はMacBook・ノートPCにおすすめ

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評価:4.5

最新の半導体素材「GaN(窒化ガリウム)」。

GaN半導体は、従来のシリコン半導体に比べて熱変換効率が高いため、充電器をより高出力化・小型化することができます。

今回レビューするInnergie C6もやはりGaNを採用した、コンパクトでパワフルな急速充電器です。

シームレスで精巧なクオリティの高い外装。

Apple純正の30W充電器と比べて半分以下の大きさで2倍の出力。

他メーカーのGaN充電器と比べても圧倒的なクオリティの高さを感じます。

PD3.0対応でMacBookをはじめ、ほぼ全ての45W,65W USB-C給電のノートPCを充電することができ、さらに、スマホやワイヤレスイヤホンなどの小型デバイスまで、これ1台でOK。

世界トップクラスの電源装置メーカーがGaNを使うとこれほどの充電器に仕上がるのかと、感心するばかりです。

ということで、このページでは、クラス最小・最軽量の60W充電器「Innergie C6」をレビューします。

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この記事は商品提供を受けて作成しています。が、忖度なく本音でレビューしています。

〇 ここがよかった

  • MacBook Pro(13/14インチ)も充電できる
  • パワフルなのにコンパクト&軽量
  • 同クラスでは発熱が少ない
  • 外装のクオリティが高い

△ ここがイマイチ

  • PPS非対応
  • QC4.0非対応
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Innergieブランドについて

Innergieロゴ

「Innergie(イナジー)」は、「Delta Electronics(デルタ電子)」が消費者向けの電子製品と電力ソリューションを提供するため、2008年に立ち上げたブランドです。

デルタ電子は、台湾に本社をおく世界トップクラスの電源装置メーカーで、安全性と品質の高い電力を提供するため、高品質の材料と厳しい生産管理のもとで製品を生産しています。

特に世界中のノートPCのACアダプターで高いシェアを占めているため、誰しもそれとは気付かず一度はデルタ電子のACアダプターを使ったことがあるはずです。

Innergie C6は、Innergieブランドの「One For All 急速充電器」シリーズのひとつ。

One For All 急速充電器シリーズ

One For All 急速充電器シリーズでは、「充電器は1つで十分」をコンセプトにスマホ、ノートPC、タブレット、ゲーム機など、ほぼすべてのデバイスを一つの充電器で充電することができます。

One For All 急速充電器シリーズ レビュー

Innergie C6の特徴・スペック・同梱品

Innergie C6
  1. USB-C1ポート最大60W出力
  2. GaN採用で高出力なのにコンパクト&軽量
  3. プラグ折畳み式で持ち運びも◎
  4. PPS、QC4.0 は非対応
  5. 筐体(外装)の品質が高い
  6. InnerShield™安全保護システム搭載
  7. 91%以上の高変換効率

Innergie C6は、USB-C1ポートタイプの急速充電器です。

最大出力は60Wと、14インチのMacBook Proも充電できるほど高出力。

Innergieとしては初となるGaN半導体を採用し、高出力でありながら驚くほどコンパクトで軽量の設計となっています。

プラグを折り畳むと3×3×6cmまで小さくなるので、持ち運びにも最適。

電源装置のトップブランドによる高い技術力によって、製品自体の品質が良く、高い安全性を備えているのも特徴のひとつです。

これ1台でスマホやワイヤレスイヤホンから、タブレット、ノートPCまで充電することができます。

カラーホワイト
サイズ30.4×30.4×60.0mm(プラグ除く)
重さ85g
ポートUSB-C×1
USB-C5V=3A / 9V=3A / 12V=3A / 15V=3A / 20V=3A (60W Max)
プロトコルPD3.0、Apple2.4A
プラグ折りたたみ式
メーカーInnergie

One For All 急速充電器シリーズはすべてそうですが、カラーバリエーションはホワイトのみ。

約3×3×6cmと、60Wクラスでは驚くほどの小ささで、重さもわずか85gしかありません。

一方、対応プロトコルはPD3.0とApple2.4Aしかなく、最新の充電器に搭載されているPPSやQC4.0には対応していません。

Innergie C6の同梱品
  • Innergie C6本体
  • 取扱説明書
  • 2年間の製品保証

ケーブルは付属しないので、別途用意する必要があります。

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Innergie C6レビュー

高品質&デザイン性の高い外装

Innergie C6は、高品質ポリカーボネート製のシームレスな美しいデザイン。

恐ろしく精巧な作りで、よほど目を凝らして探さないと分からないほど継ぎ目が小さくなっています。

形は細長くスリムな角柱型。

ロゴの文字も印字ではなく、浮き出しとなっているため、全体のデザイン性を損なうことなく調和しています。

各種認証やスペックなどは裏面に印字。

こちらもApple純正充電器に似た薄いグレーの文字を採用しており、デザインへの配慮がうかがえます。

USBポート面はほぼ3cm角で、角の丸みはやや大きめです。

電源プラグはUSBポートの反対面に配置。

折りたたみ式のプラグを引き出しやすいように設計され、見た目にも美しい角の取れた流麗な仕上がりとなっています。

細部までこだわった精巧な外装は、世界トップクラスの電源メーカーだからこそのさすがのクオリティ。

同クラスでは最小・最軽量。プラグも折りたためる

スリムな細長形状のInnergie C6は、およそ3×3×6cmと同クラスでもトップクラスの小ささ。

重さもわずか83.6g(公称は85g)しかなく、こちらもクラス最軽量です。

MacBook AirについてきたApple純正の30W充電器とサイズを比べてみました。

Innergie C6は、出力が倍なのにサイズがほぼ半分しかありません。
(Appleって、なんでもっと充電器がんばらないんでしょうね。)

プラグも折りたたみ式なので、さらにコンパクト化することができ、飛び出したままのプラグでバッグ内の他のデバイスを傷つけることもありません。

最大60W出力であらゆるデバイスを急速充電

テスターを使用してInnergie C6の利用可能なPDO(電圧と電流の範囲)を計測してみました。

1ポート利用時のPDO
  1. Fix:5V=3.0A
  2. Fix:9V=3.0A
  3. Fix:12V=3.0A
  4. Fix:15V=3.0A
  5. Fix:20V=3.0A

公称どおりの5種類のPDOです。

定格電圧のみでPPSには対応していません。

20V時に最大出力60Wとなるので、スマホをはじめMacBook Proのような大型のデバイスも問題なく急速充電することができます。

Innergie 6Cで手持ちのデバイスを色々充電してみました。

iPhone12 Pro

まずはiPhone 12 Pro。

9.00V×1.38V=12.42W

iPhone 12 Proは9V出力で急速充電されています。

Google Pixel 6

8.75V×1.82A=15.93W

Pixel 6も9V出力。

iPhoneと同じくらいの速度で充電されています。

iPad mini

14.8V×0.99A=14.65W

iPad mini(第6世代)では15V出力で充電。

iPad Pro 12.9インチ

14.8V×2.14A=31.67W

iPad Pro 12.9インチ(第5世代)は30W超え。

ようやく最大60Wらしい出力になってきました。

MacBook Air(2022)

19.4V×2.73A=52.96W

そして大本命のMacBook Air(2022)は、50Wを超える出力で急速充電できました。

SOUNDPEATS Mini Pro

5.03V×0.24A=1.21W

低出力での充電となるワイヤレスイヤホン(SOUNDPEATS Mini Pro)も問題なく充電することができます。

「One For All」のコンセプトどおり、スマホからノートPC、ワイヤレスイヤホンなど、あらゆるデバイスをInnergie 6Cひとつだけで充電することができます。

PPS、QC4.0には非対応

次に、テスターでInnergie 6Cで使用できる急速充電のリストをチェックしてみます。

対応しているプロトコルは、PD3.0のみという潔さ。
(Appleの純正充電器がこんな感じです。)

SamsungやHuaweiの独自規格には非対応なので、USB PDの規格には適合しているものの、PD3.0に非対応の一部デバイス(古めのスマホなど)では、充電速度が遅くなってしまう可能性があります。

また、PPSやQC4.0にも非対応。

Galaxyスマホの新しい機種では、PPSでないと最速で充電することができなかったりもするので、あらゆるデバイスを「急速充電」することはできても、「最速充電」にはなっていないこともある点には注意が必要です。

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安全性と変換効率も高い

これだけコンパクトで60W出力ともなると、ずっと使ってたらものすごい熱さになりそう。

発熱量をチェックするため、テスターを使用して長時間60W出力を数十分継続してみました。

流石に60Wなのでそこそこ熱くはなりますが、手で触れないほどではありません。

サイズを考えると、発熱は少ないほう。

Innergieによれば、60W全負荷充電時での動作温度は従来に比べて約5°Cも下げられているとのこと。

発熱があるということは、電力が無駄な熱エネルギーに変換されてしまっているということ。

変換効率の高い充電器の使用は、省エネルギーにもつながり、電気代の節約になるだけでなく、環境への負荷も軽減することができます。

また、Innergieの充電器は、「InnerShield™」という保護機能を搭載。

多重保護システムによって、過熱だけでなく、過電流、過電圧、過負荷、短絡から接続されたデバイスを守ります。

保護機能の実験のため、テスターで徐々に電流を上げていくと、上限値の0.3Aを超えたあたりで充電器が自動的にシャットダウンされました。

万が一の事故からデバイスをしっかりと守ってくれているのが確認できます。

Innergie C-Tケーブルと組み合わせてUSB-CじゃないノートPCも充電できる

使ってるノートPCがUSB-C対応じゃないからInnergie C6を使えない、という人も、別売りの「Innergie C-Tケーブル」があれば大丈夫。

Innergie C-Tケーブルは、様々なメーカーのノートPCに対応した6種類の電源プラグを切り替えることができる、めちゃくちゃ便利なUSB-Cケーブルです。

Innergie C6は、このC-Tケーブルに対応。

USB-C給電に対応していないノートPCでも、電源アダプターなしで充電することができるようになります。

邪魔くさいアダプターなしで、ノートPCもスマホを1つの充電器で充電できるのは革命的。

Innergie C6レビューまとめ:60W高出力なのに超コンパクトだった

Innergie初のGaN採用60W USB-C充電器「Innergie 6C」をレビューしました。

実際に使用してみた感想はこんな感じです。

おすすめ度

評価 :4.5/5。

4.5

〇 ここがよかった

  • MacBook Pro(13/14インチ)も充電できる
  • パワフルなのにコンパクト&軽量
  • 同クラスでは発熱が少ない
  • 外装のクオリティが高い

△ ここがイマイチ

  • PPS非対応
  • QC4.0非対応

デザイン、携帯性、クオリティ、安全性、どれをとっても最高レベルの急速充電器だと言えます。

デメリットとしては、PPSやQC4.0といった最新規格に非対応で、一部Androidスマホでは最高出力での充電ができない可能性があることが挙げられます。

ただ、PD3.0に対応していれば、少なくとも急速充電は可能なので、それほど神経質に気にする必要はありません。

スマホ用というよりは、MacBookなどの45W、65WノートPC充電向きだと思うので、ノートPCもスマホもミニマルに一つの充電器で充電したい人に最適な充電器だと感じました。

ちょうどM2 MacBook Airを購入したところだったので、外出時の充電用に使用したいと思います。

Innergie C6をおすすめしたい人
  • ノートPC用に超コンパクトな充電器が欲しい人
  • 高品質で安全性も高い充電器を使いたい人
  • 手持ちのデバイスを一つの充電器で充電したい人
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