本記事は広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています。
評価:4
ごきげんよう、おしゃれモバイルバッテリーを探し求めています。バビです。
個人的にモバイルバッテリーの容量は、スマホ1台フル充電+α程度の容量がちょうどいいと思っていまして、
そうなると、10,000mAhクラスくらいが最適。
ただ、10,000mAhともなるとそれなりの大きさ・重さになってしまい、持ち運びづらい上にスマートさに欠けるなと。
そこで先日新作のガジェットチェックをしていて見つけたのが、この「CIO-MB20W-10000」という製品です。
10,000mAhでありながら驚くほどスリムで軽いモバイルバッテリーです。
ただコンパクトなだけではなく、充電出力は最大20Wと、最新のiPhone12をわずか30分で50%充電できてしまうパワフルさ。
コンパクトながら出力ポートはUSB-CとUSB-Aの2つを備えており、2台同時の充電も可能。
おまけにモバイルバッテリー本体への充電も最大18W対応で素早く充電できるため、スマートかつスピーディに仕事をこなしたい人にうってつけの製品と言えるでしょう。
この記事では、そんな10,000mAHクラス、20W対応スリム&軽量モバイルバッテリー「CIO-MB20W-10000」をレビューします。
〇 ここがよかった
- スリムで軽量なので持ち運びやすい
- 最大出力20Wで最新スマホも高速充電できる
- パススルー充電にも対応
- コスパも良い
△ ここがイマイチ
- USB PD仕様に準拠していない
- 黒の質感があんまりおしゃれじゃない
- スリムな分厚みはある
- パッケージに難があった(´;ω;`)
\ 欲しかったモノがお得に買える /
Amazonタイムセール
CIO-MB20W-10000のスペック・外観・パッケージ内容
CIO-MB20W-10000
カラー | ブラック(BK)/ホワイト(WH) |
サイズ | 約 105 × 52 × 25mm |
重さ | 約178g |
入力 | USB-C:(PD3.0)5V=2.4A, 9V=2A, 12V=1.5W(最大18W) Micro-USB:(QC3.0)5V=2A, 9V=2A, 12V=1.5W(最大18W) |
出力 | USB-C :(PD3.0)5V=2.4A, 9V=2.22A,12V=1.5A (最大20W)、(PPS)3.3-11V=2A USB-A: (QC3.0)5V=2.4A, 9V=2.22A, 12V=1.5A (最大18W) USB-A+USB-C:5V=3A |
容量 | 10,000mAh(3.7V) |
パススルー | 〇 |
同梱されているのは以下の3点。
- CIO-MB20W-10000本体
- USB-C to C ケーブル(50cm)
- 取扱説明書
モバイルバッテリー同梱のケーブルとしては50cmは長めなのでちょっとお得な気分。
Lightningケーブルは付属しないので、iPhoneユーザーの方は自分で用意する必要があります。
カラーは黒と白の2色がありますが、私は黒を購入しました。
10,000mAhクラスでは珍しいスリムタイプで、かなり丸みのある円柱に近いデザインです。
iPhone12 miniとiPhone12 Proを両脇に慣れベてみるとそのコンパクトさが際立ちますね。
これだけコンパクトでありながら、最大出力は20Wで、10,000mAhの大容量なのが凄い。
スペックや認証のプリントは裏目にはっきり大きくプリント。
見やすいのはいいですが、デザイン的にはマイナスです。
電池残量を確認するLEDランプとボタンはサイドに設置。
珍しいことに、ボタンを10秒程度長押しすることで、モバイルバッテリー本体のソフトウェアをリセットすることができる設計になっています。
バッテリー残量とLEDランプの表示が合っていないなど、動作が変だな?と思ったら試してみましょう。
こんな機能があるモバイルバッテリーを私は知りません。
本体下部には左からUSB-C、USB-A、Micro-USBの3種類のポートを備えます。
AUKEY製品もそうなんですが、2021年の今、あえて入力のみのMicro-USBをつける意味って何でしょう?ww
いらないとも言えないんですが、この分価格が上がるなら別にいらないかもしれません。
本体上部にはストラップホールも備えています。
これだけ小型だとすぐ落としてしまいそうなので、ストラップを付けるのもありかもしれません。
(個人的には全く不要ですけども。)
見た目どおり、手に持ってみても他の10,000mAhクラスのモバイルバッテリーと比べるとかなり軽いです。
計測してみたら180gぴったりでした。
スリムでコンパクトな上に、缶コーヒー1本よりも軽いので、バッグやポーチに入れて持ち運びやすいのはもちろん、充電しながら楽にスマホを操作することができます。
細長い見た目もちょっと缶コーヒーっぽいですね。
CIO-MB20W-10000の特徴
- 急速充電規格PDとQC対応で最大20Wの充電
- PPS対応で発熱を抑えフルスピード充電
- 2台同時に充電できる
- パススルー充電で本体を充電しながら充電できる
急速充電規格PDとQC対応で最大20Wの充電
CIO-MB20W-10000のUSB-Cポートは、高速充電規格のPD(Power Delivery)3.0に、USB-AはQC(Quick Charge)3.0に対応。
USB-Cは最大20W、USB-Aでも最大18Wの出力でスピーディに充電することができます。
ケーブルでモバイルバッテリーとデバイスをつなぐと充電が自動的に開始されます。
充電中はLEDランプが緑に点灯します。
色んなデバイスの速度を計測してみました。
まずはiPhone12 Proから。
おおむね16~18W程度で急速充電できています。
この出力ならiPhone12を0%の状態から30分程度で50%まで充電することができます。
続いてXPERIA1Ⅱでも試してみました。
こちらも15~18Wの出力で充電されています。
もちろん、よりパワーが必要なiPad Proもしっかり充電することができます。
その他、少し前のワイヤレスイヤホンなどの、低電流デバイスも、USB-C、USB-Aどちらでも充電することができました。
モバイルバッテリー本体への充電も最大18W。
0%から100%まで約3時間で充電することができます。
PPS対応で発熱を抑えフルスピード充電
CIO-MB20W-10000は、PPS(Programmable Power Supply)規格にも対応。
PPSは、出力電圧と電流を小刻みに最適化することで電力ロスをなくし、発熱を抑えより効率的な充電を可能にします。
今のところ公式に対応しているのはGalaxyの一部機種のみ。
ちなみにPPSとはちょっと別ですが、急速充電中に本体が触って分かるほどの熱を持つこともありませんでした。
(ケーブル差込口周りがやや温かくなる程度です。)
2台同時に充電できる
USB-C、USB-Aの2つのポートを備えているため、ケーブルを用意すれば2つのデバイスの同時充電が可能です。
ただし、その場合は充電出力が制限され、15Wを2つのポートで分ける形になります。
それなら、1つだけである程度まで高速充電した後に、もう1つのデバイスを高速充電した方が効率が良さそうです。
パススルー充電で本体を充電しながら充電できる
モバイルバッテリー本体を充電しながらデバイスを充電できる、パススルー充電機能を完備。
CIO-MB20W-10000本体の充電速度は落ちますが、本体を充電しながら、デバイスを充電することができます。
ただし、パススルー充電しながらのデバイス2台同時充電は、可能ではありますが、電力供給が不安定になるので非推奨とのことです。
バッテリーの劣化も激しくなるので、積極的には使用しないほうがいいと思います。
CIO-MB20W-10000の充電性能を検証
急速充電・電圧/電流
CIO-MB20W-10000の充電性能が記載されているスペックどおりなのか簡単に検証していきます。
まずはUSB-Cの対応する急速充電を確認。
- Apple2.4A
- USB PD
- QC(Quick Charge) 2.0/3.0
- PPS
- VOOC
HuaweiのFCP/SCPには非対応でOPPOのVOOCに対応しているのは珍しいかも。
続いでUSB-Cの利用可能なPDO(電圧と電流の範囲)を確認。
- 5V=2.4A
- 9V=2.22A
- 12V=1.67A
- 3.3~11V=2A(PPS)
確かに記載のとおりではあるんですが、厳密にはUSB-Cの規格上、5Vのときは3A以上でないといけないのでそもそも規格違反です。
ただ、これによるスマホなどの機器への不具合はないので、そこまで気にしなくてもいいと思います。
最後にUSB-A出力が対応する急速充電を確認。
- Apple2.4A
- USB PD
- QC(Quick Charge) 2.0/3.0
- Huawei FCP/SCP
- VOOC
(※SamsungはQCと同じです)
USB-AではHuaweiのFCP/SCPも対応しているようです。
実際のバッテリー容量をチェック
テストのため、バッテリーを100%→0%まで放電しました。
放電された電力量は27,455mWh
27,455mWh ÷ 3.7V = 7,420mAh が、実際に使用できるバッテリー容量です。
10~30%程度は充電ロス(変圧などに使われる電力)があるので、公称容量の74%なら悪くない数字でしょう。
CIO-MB20W-10000と10,000mAh 20Wの他製品との比較
CIO-MB20W-10000と同じ10,000mAhクラス、スリム・軽量タイプのモバイルバッテリーを比較してみました。
メーカー | CIO | UGREEN | Anker | RAVPower |
名称 | CIO-MB20W-10000 | PB178 | PowerCore 10000 PD Redux 25W | RP-PB186 |
サイズ | 105×52×25mm | 105.2× 52.8×24.7mm | 107×52×27mm | 111×51×25mm |
重量 | 178g | 185g | 194g | 187g |
最大出力 | 20W | 20W | 25W | 29W |
発売 | 2021年5月 | 2021年3月 | 2021年9月 | 2020年8月 |
価格 | ¥2,728 | ¥3,999 | ¥3,990 | ¥3,399 |
バッテリーセル | リチウムイオン | リチウムポリマー | リチウムポリマー | リチウムイオン |
メーカーによって意外と違いがあります。
RAVPowerは最大出力が高く、タブレットなどの充電にも向いてそうですね。
近いスペックだとUGREENですが、値段はやや高め。
こうして比べてみると、同クラスの中では、CIO-MB20W-10000のコスパが良いことがわかります。
CIO-MB20W-10000を使った感想
CIO-MB20W-10000を使ってみた感想はこんな感じです。
4.0
〇 ここがよかった
- スリムで軽量なので持ち運びやすい
- 最大出力20Wで最新スマホも高速充電できる
- パススルー充電にも対応
- コスパも良い
△ ここがイマイチ
- USB PD仕様に準拠していない
- 黒の質感があんまりおしゃれじゃない
- スリムな分厚みはある
- パッケージに難があった(´;ω;`)
〇 ここがよかった
CIO-MB20W-10000の良さはなんと言っても10,000mAhと大容量ながらスリムで軽量なところ。
軽くてコンパクトなのでバッグどころかポケットに入れても楽々持ち運ぶことができます。
しかも、最大出力は20W。
iPhone12などの最新スマホをスピーディに急速充電することができます。
私は普段AndroidとiPhoneのスマホ2台とワイヤレスイヤホンの計3台のデバイスを持ち歩くので、2台同時充電できるのもありがたい。
個人的にパススルー充電ができる・できないは、モバイルバッテリー選びで重要視したいポイント。
まあ、実際に使う場面はほとんどないのですが、パススルー充電できると旅行中や緊急時にも安心です。
これだけのスペックで3千円以下とコスパも良し。
△ ここがイマイチ
高出力で使いやすくはあるんですが、仕様上USB PDの規格に準拠していません。
最大20Wの場合だと、5V=3Aである必要がありますが、CIO-MB20W-10000は5V=2.4A。
接続した機器がすぐに故障するということはないですが、機器によってはうまく充電できないことがあるかもしれません。
個人的にはそんなに気にする必要はないと思ってます。
個人的にイマイチだったポイントとして、まずは、「黒」の質感がちょっと安っぽい点。
カタチはスリムでコンパクトで好きなんですが、色味と素材感があまりおしゃれじゃないなと。
裏面のスペック・認証表示がはっきりプリントされているところもデザイン的にイマイチなんですよね。
それから、個人的に、スリムタイプよりも、幅広でも薄型のほうが好みなので、同じコンパクトなら薄型にしてほしいなと。
(じゃあ買うなよって話なんですがw)
あと、パッケージの中のCIO-MB20W-10000本体をおさめていたプラスチックが、手元に届いた時点でバッキバキに割れていましたw
Amazonで購入したので、例によって大きめの箱でしっかり衝撃吸収材も入っていたので、配送中というよりは、パッケージングの段階で割れてたんじゃないかなーという感じです。
製品自体に傷はありませんし、性能的にも申し分ない製品だったのでちょっと残念でした。
CIO-MB20W-10000レビューまとめ
スリム・軽量の10,000mAhクラス20W出力のモバイルバッテリー「CIO-MB20W-10000」をレビューしました。
スリムタイプのモバイルバッテリーとしては、最軽量・高出力。
なので、スリムタイプのモバイルバッテリーを探しているなら、これ一択と言えるモバイルバッテリーだと思います。(2021年6月現在)
10,000mAhクラスとしてベストな製品のひとつだと思いました。
こちらもおすすめ