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評価:4.5
ワイヤレスイヤホンの1万円の壁ってほんと高いです。
正直、1万円以下の製品はANCの効きは悪いし、無理にコストを抑えているせいなのか、音質もよろしくない製品がほとんど。
なので、今回SOUNDPEATS様からANC搭載のSOUNDPEATS Mini Proのレビュー依頼をいただいたときも、
「どうせ微妙な性能で安いだけのイヤホンだろうから、レビューしづらいんだよなー。」
と思っていました。
SOUNDPEATS Mini Proは、私が普段使っているイヤホンのほぼ半額で買えちゃいますからね。
ですが、実際しばらく使ってみて、その性能の高さに驚かされました。
ANCの効きもそこそこだし、安イヤホンにありがちな音のこもりも割れもありません。
むしろ、中高音域の伸びの良い、クリアで自然なサウンドです。
これが6千円台というのはおかしい。
コスパが異常に良すぎて、メーカーのサイトで何回も値段を確認してしまいました。
ということで今回は、SOUNDPEATSの異常に高コスパなアクティブノイズキャンセリング搭載ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Mini Pro」をレビューします。
記事の最後に当ブログ限定の5%offクーポンもありますので、ぜひご活用ください。
〇 ここがよかった
- ANC搭載なのに6千円台の高コスパ
- aptX Adaptive対応の高音質
- 片耳モードにも対応
- ケースがコンパクト&おしゃれ
△ ここがイマイチ
- ワイヤレス充電非対応
- 操作がやや難しい
- 専用アプリ・イコライザ―がない
- 装着センサーがない
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SOUNDPEATS Mini Proの特徴
SOUNDPEATS Mini Proの特徴をまとめるとこんな感じです。
- 「VGP 2022 SUMMER」金賞&コスパ大賞を受賞
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載
- aptX Adaptive対応で音質が高い
- バイオセルロース製振動板による自然で繊細なサウンド
- 最大21時間の音楽再生
- cVc8.0ノイズキャンセリングで通話もO.K
- 防水性能IPX5準拠
ANCだけでなく、aptX Adaptiveコーデックにも対応してて6千円台(クーポン利用で5千円台)は価格が安すぎます。
AirPods Proと比べると4倍くらいの価格差がありますが、性能的には1.5倍も開きがありません。
いくらなんでもコスパが良すぎだろうと思っていたら、VGP 2022 SUMMERワイヤレスイヤホン部門でコスパ対象を受賞していました。
(「VGP」は、国内最大級のオーディオビジュアル機器の総合アワードです。)
そりゃそうですよね。
aptX Adaptiveは、従来のAACやSBCと比べて、高音質、低遅延、音途切れに対する接続性能を兼ね揃えた最新コーデック。
AirPods Proなどの2、3万円するワイヤレスイヤホンでも対応している製品はまだありません。
aptX Adaptiveの凄さは音質だけでなく、その接続性能にあります。
無線受信環境に合わせてビットレートを自動調整することで音途切れを回避し、さらに、音楽再生や動画視聴、ゲームなどの使用環境に合わせて自動的に低遅延モードに切り替わります。
ただし、その性能を最大限発揮するためには、再生機器(スマホ)側もaptX Adaptiveに対応している必要があるのですが、XperiaやGalaxyなどの一部スマホでしか体験することができないのが残念。
要するに次世代コーデックということで、SOUNDPEATS Mini Proが搭載しているのはかなり凄いことです。
SOUNDPEATS Mini Proのスペック・パッケージ
カラー | ブラック/ホワイト |
ドライバー | サイズ:φ10mm バイオセルロース製の振動板 |
チップセット | Qualcomm QCC3040 |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング 外音取込機能 |
再生時間 | ANCオン:21時間(イヤホン:5時間) ANCオフ:25時間(イヤホン:7時間) |
充電方法 | USB-C |
接続 | Bluetooth5.2 |
プロファイル | HSP, HFP, A2DP, AVRCP |
コーデック | aptX-Adaptive, aptX, AAC, SBC |
マイク | 2マイク cVc8.0ノイズキャンセリング |
サイズ | ケース:幅60×奥行24×高さ45mm |
重さ | イヤホン:4.97g ケース:37.5g |
防水性能 | IPX5準拠 |
その他 | 装着検知:× 片耳モード:〇 音声アシスタント対応:〇 ワイヤレス充電:× |
受賞 | |
メーカー | SOUNDPEATS |
カラーはブラックとホワイトの2色。
私はブラックをチョイスしました。
チップセットはQualcommの最新チップQCC3040を搭載。
QCC3040は、
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)
- Qualcomm TrueWireless Mirroring(片耳モード)
- aptX Adaptiveコーデック
に対応しています。
なので、SOUNDPEATS Mini Proは、いわゆる低価格帯のワイヤレスイヤホンでありながら、ANCを搭載。
可聴域で最大35dBというノイズ低減効果を実現しています。
また、現行最上位となる「aptX Adaptive」コーデックに対応、
片方だけ装着していても使用できる、片耳モードにも対応しています。
同梱品は以下のとおり。
- SOUNDPEATS MINI Pro本体
- イヤーチップ:6(S/M/L)
- USB-C充電ケーブル
- マニュアル
イヤーチップはMが装着されているので、好きなサイズに変更することができます。
耳穴にしっかりフィットしないとノイズキャンセルの性能が落ちるので、意外と大事なポイント。
ワイヤレス充電には非対応ではあるものの、その分37.5gと恐ろしいほど軽量になっています。
イヤホン本体の重さはわずか4.8g。
ANCオンで5時間、オフで7時間の連続再生が可能ということなので、イヤホンの重さからすると標準的な時間です。
イヤホンの防水性能はIPX5準拠なので、汗をかいても雨に濡れでも大丈夫。
その他、音声通話はもちろん、音声アシスタント(GoogleアシスタントやSiri)にも対応しています。
SOUNDPEATS Mini Proのデザイン
ケースは光沢がまったくない、マットな質感でスタイリッシュな印象。
角のない卵のような丸みのある形状と、さらりとした手触りで、手の中でずっと触っていたくなる気持ちよさです。
指紋が目立ちにくいのも好き。
表面に刻まれた控えめなロゴもおしゃれ。
底面にも丸みがあるため、自立はしないタイプです。
フタは引っ掛かりがないので、片手で開けるのはやや難しめ。
ただ、開閉時にフタが「パチン」とマグネットで閉まる感触は程よい強さで心地良いです。
自立しないタイプで充電用のUSB-Cポートは背面にあるのは珍しいですね。
縦置きでは自立できないので、充電中はぷらんと浮いてしまいますが、そこはご愛敬。
イヤホンは寝かせて収納するタイプ。
イヤホンのロゴのある部分が、タップで操作するときのタッチボタン部分です。
イヤホン本体は、ケースとは別の光沢のある質感で、やや高級感に欠けるのが惜しいですね。
ケースと同じ質感ならカッコいいのに。
SOUNDPEATSのマークの印字も「SOUNDPEATS T2」みたいに、黒系の控えめの感じのほうがカッコいいかなと思いました。
とはいえ、私がやたらデザインにこだわっているだけでワイヤレスイヤホンのデザインとしては標準的だと思います。
イヤーピースを外したスピーカー部分はこんな感じ。
10mmドライバーでANC対応、5時間の電池もちと考えると、かなり軽くてコンパクトだと思います。
SOUNDPEATS Mini Proを使った感想
コンパクトでおしゃれなデザイン
イヤホン本体のデザインは6千円台のイヤホンという感じですが、ケースはマットな質感、ころんと丸みのある形状がミニマルでかなりカッコいい。
ケースだけ見ると高級感があるので、最新iPhoneと合わせてもデザイン負けしません。
この価格帯のケースデザインでは1番かも。
軽めだが思ったよりしっかり効くANC
低価格帯のワイヤレスイヤホンで気になるのはANC(アクティブノイズキャンセリング)性能ですよね。
通勤時にしばらく使用して確認してみました。
まず、イヤホンを装着した時点で密閉されて外の音は3割くらいカットされます。
ANCをオンにすると、さらに+3割ほどカットされ、外音は6割減くらいになっている印象です。
人の話し声は小さく聞こえる程度で、電車内で音楽を聴いていて、特に外の音が気になるということはありません。
ANCが効きすぎると、耳が詰まったような感じで苦手とう人にはちょうどいいかも。
価格を考えると、十分なANC性能だと思います。
合わせて外音取り込みモードも搭載。
高いイヤホンでも、外音取り込みで音が変に強調されている製品もありますが、SOUNDPEATS Mini Proは生音に聞いているのに近い、自然な音質で違和感なく使用することができます。
クリアで透明感の高い音質
SOUNDPEATS Mini Proでは、10mmドライバーとバイオセルロース製の振動板を採用。
バイオセルロース振動板を使用すると、元の音に近い、自然で透明感のあるサウンドになるんだとか。
確かに、中高音域の伸びが良く、変にチューニングされていない自然でクリアで繊細な音質です。
この価格帯のイヤホンで音のこもりや割れがないというだけでもかなり優秀。
1万円台のイヤホンでも、SOUNDPEATS Mini Proほどの音質を実現できていない製品は多いので、この価格帯で良い意味で普通に聴けるというのはちょっと驚きでした。
動画再生の遅延もなく、臨場感も十分
aptX Adaptiveを採用しているため、動画再生時の遅延(音ズレ)もまったくなく、快適に動画を楽しむことができました。
(ただ、私のGoogle Pixel 6は、aptX Adaptiveには非対応なので、aptX HDで接続されていました。)
特に驚いたのが映画視聴時。
よくあるヘリコプターが画面の端から端へ飛ぶシーンで、ちゃんと音がその方向に流れていく、立体的なサウンドが再現されていて、臨場感たっぷりです。
ゲームを楽しむ場合もゲームモード(低遅延モード)によって、レスポンスを高めることが可能。
個人的に音楽よりも動画視聴時のほうがSOUNDPEATS Mini Proの性能を発揮できている気がします。
タップ操作はやや難しい
SOUNDPEATS Mini Proのイヤホン操作方法は以下のとおり。
電源オン | イヤホンをケースから取り出す 左 or 右を1.5秒ロングタップ |
電源オフ | イヤホンをケースに戻す 左 or 右を10秒ロングタップ |
再生/一時停止 | 左 or 右を素早く2回タップ |
音量+ | 右を1回タップ |
音量- | 左を1回タップ |
次の曲 | 右を1.5秒ロングタップ |
応答/終了 | 左 or 右を素早く2回タップ |
着信拒否 | 着信中、左 or 右を1.5秒ロングタップ |
通話切替 | 通話中、左 or 右を2秒ロングタップ |
ペアリングモード | 左 or 右を6秒ロングタップ |
音声アシスタント | 右を素早く3回タップ |
低遅延(ゲーム)モード | 左を素早く3回タップ |
ANC・外音取込変更 | 左 or 右を1.5秒ロングタップ |
イヤホンの操作は、他のワイヤレスイヤホンに比べると難しいと感じます。
というのも、イヤホン本体が小さいので、2回タップが難しく、再生/一時停止しようとしたときにタップの位置がズレて音量が変わることがしばしば。
また、次の曲へ飛ばせますが、曲を戻すことができず、左イヤホンを同じように1.5秒ロングタップすると、ANCがオフになってしまったりします。
ただ、操作感度自体は悪くないので、慣れればそこまでストレスは感じないかもしれません。
SOUNDPEATS Mini Proレビューまとめ
ということで、SOUNDPEATS Mini Proをレビューしました。
使用した感想をまとめるとこんな感じです。
4.5
〇 ここがよかった
- ANC搭載なのに6千円台の高コスパ
- aptX Adaptive対応の高音質
- 片耳モードにも対応
- ケースがコンパクト&おしゃれ
△ ここがイマイチ
- ワイヤレス充電非対応
- 操作がやや難しい
- 専用アプリ・イコライザ―がない
- 装着センサーがない
おすすめ度は、値段を含めての評価です。
ANC搭載で音質もそこそこ良くて、aptX Adaptive対応なのに6千円台(クーポン利用で5千円台)というのは、とんでもないコスパの良さ。
VGPでコスパ大賞をとるだけのことはあります。
ワイヤレス充電非対応、専用アプリがない、装着センサーがないなどをイマイチな点として挙げてますが、この価格帯ではついてないのは当たり前ですし、余計な機能の分をイヤホン自体の性能へ振ったと考えると、好感が持てます。
今のところ同価格帯でこれ以上のワイヤレスイヤホンはないので、1万円以下のノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンを探している人にはぜひともおすすめしたい製品です。
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